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カテゴリー"その他の東洋文学"の書籍一覧

      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.7
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      • 【まずは『千夜一夜物語』のことから。『千夜一夜物語』ってどんな物語?】
         本シリーズは全11巻と大変長く、収録されているお話も非常に多数に上ります。
         いつものようにお話の内容をご紹介しているとそれはそれで大変なので、どちらかというと、『千夜一夜物語』の特徴、どういう物語なのかという当たりに焦点を当て、時には収録されているお話の内容にも立ち入ってレビューしていきたいと思います。

         それでは、最初のレビューは、そもそも『千夜一夜物語』ってどんな物語なの?という辺りから書いてみようと思います。

         『アラビアン・ナイト』、『千夜一夜物語』と言えば、日本では、『船乗りシンドバッドの冒険』や『アリババと40人の盗賊』などのエピソードで知られていますが、それはごくごく一部のエピソードに過ぎません。
         ご存知の通り、この膨大な物語は、女性不信の権化たるシャーリヤル王が夜伽をした女性を翌朝には殺してしまうため、何とかこの暴虐を止めようとするシャーラザッドとその妹のドゥニザッドが王の夜伽に名乗り出て、毎晩王に数奇なお話を聞かせ、王にその続きを聞きたがらせることにより殺戮を止めるという構成になっています。
         毎夜ごと語られる物語が、すなわち『千夜一夜物語』なのですね。

         で、この『千夜一夜物語』には沢山の版があります。
         最初に欧州に翻訳されたガラン版(でも不完全)、挿絵の豊富なレイン版(しかし家庭向き、子供向きを意識したために削られた部分も多々有り)、一番完全に近いとされるバートン版などなど。
         ご紹介するシリーズはこのバートン版なのです。
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        2021/07/13 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      朝鮮詩集
      5.0
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      • 金素雲という人が1940年、つまり戦前に、1905年から1940年に出された朝鮮の詩人の詩を集めて、日本語に翻訳した本。

        もうだいぶ前にブックオフで百円で手に入れて、本棚に入れっぱなしになっていた。
        てっきり歴史的な詩集と思ったら、意外と近代の作品ということで、買った当初は興味が持てず、本棚に眠っていた。

        ふと他に何も読む気がしないので、今日本棚を眺めていて、何気なく読み始めたのだけれど、読み始めて驚いた。
        非常に新鮮で、わかりやすく、面白く、豊かな詩の世界がそこには広がっていた。

        四十人の詩人のさまざまな作品の詩集なので、それぞれに個性はもちろん違うのだけれど、なんといえばいいのだろうか。
        近代の作品であるのと同時に、朝鮮の深い伝統的な詩心がちゃんとある気がするし、それに何より、どの詩もすばらしい日本語に訳して生かしきっている訳者の金素雲の日本語力がすごすぎる。

        本の後ろについている詩人たちの短い略歴を見ると、その多くは日本の大学に留学経験のある人がほとんどのようである。
        朝鮮半島にとっては、植民地時代という、たぶん日本人からは想像がなかなかできない困難な屈曲を伴った時代だったのだろうけれど、とても豊かな精神はちゃんとそこにもあったんだなぁということを、この詩集を読んでいて感心させられた。

        また、本の後ろの方についている解説によると、この本の出版に際して、随分と訳者の金素雲は朝鮮総督府との間で苦労し、結局後半三分の一ぐらいは当時は出版できなかったようである。
        その一方で、戦後になると、日本文化に媚びたと糾弾されもしたらしい。

        そうこう考えると、非常に稀有な、貴重な一冊なのかもしれない。
        この一冊ができあがるためには、大変な苦労があったのだろう。

        一方で、そうした背景を抜きにして、純粋に文学として見た時にも、この本はとても素晴らしい詩集だと思う。
        岩波が文庫におさめた識見はたいしたものだと思う。

        特に心に響いた作品は、私にとっては「桐の葉」と「その人」という詩だった。


        「桐の葉」   韓龍雲


        風のない空から 垂直に波紋を描いては静かに舞ひ散る桐の葉――、あれは誰の跫(あしおと)でせう。

        霖雨(ながあめ)の霽(は)れ間を 西風に吹き追はれる黒雲の崩れた隙間から ちらりとのぞいた蒼い空――、あれは誰の瞳でせう。

        花もない大木の 苔古りた肌のあたりに 仄(ほの)かにこもるえいはれぬ香り――、あれは誰の息吹きでせう。

        源を知る人もない遠い山あひから流れては 河床の小石転(まろ)ばすせせらぎの音――、あれは誰の歌声でせう。

        蓮(はちす)の踵(かがと)で涯しない海を踏み 紅玉の掌で西空を撫でさする落日の粧ひ 遠茜(とほあかね)――、あれは誰の詩なのでせう。

        燃えくづれ 燃えつきては またしても炎ゆらぐ 消ゆる日のない心の嘆き――、これは誰の夜を護る か細い灯(ともしび)でせう。



        「その人」   朴八陽


        朝な朝な わたしはその人に行逢ふ
        うつくしく聡明なその人に、
        微笑のただよふその口もとに 朝の光が照りそふとき
        え知らぬ幸福にわたしは酔ふ。


        その人は怒りを知らない、
        その人は渝(かは)らぬ親しさで話しかける、
        その人は貧しきを卑しめず、
        その人は富めるを畏れない。


        いつも白い木綿の身づくろひは、
        その人の心根のやうに浄くすがすがしい、
        その人は働きながら書物を読み
        人に逢へば腰をかがめて挨拶する。


        その人は湖水のやうにもの静かで、
        その人は生帛(きぎぬ)のやうにやはらかで、
        その人は兄弟のやうに温く、
        その人は学者のやうに知慧深い。


        ついぞ愁ひを知らぬその人、
        大空のやうに心のどかなその人、
        澄み透った瞳に知慧はかがやき
        引きしまった口もとに微笑の宿らぬ日とてはない。


        朝な朝な わたしはその人に行逢ふ、
        うつくしく浄らなその人に。
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        2013/02/07 by atsushi

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      アイヌ神謡集 (岩波文庫)
      4.0
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      •  アイヌ民族の神様の話に
        どういったものがあるのか知りたくて
        こちらを読んでみました。
         
         アイヌ民族は文字を持たなかったため、
        先祖代々 口伝で伝えられてきていたものが
        失われてしまわぬよう、
        日本語になおして記述し
        できるだけ音を正確に残そうと
        ローマ字表記を併用した
        工夫を施した筆者の才能に感服します。
         
         物語り自体は非常に簡潔です。
        神様は時にフクロウであったり狐であったり
        海の神様であったりしますが、
        いずれの話もアイヌが自然と共棲していて
        それらを大切にしていた様子が伝わってきます。

         実は、一時期そうではなかったことがあったことを
        悔いて改めた様子などが出てくるのも面白いです。
        まさに昔の行いの反省を
        後世に言葉で伝えようとしたものなのでしょう。
         
         非常に興味深い作品なのですが、
        せっかくのローマ字表記を読んでみても
        音しかわからないため
        本当のアイヌ語の響きをうかがい知れないことが
        無性に残念でした。
         
         YouTube で検索してみても
        正直いまいちピンと来なかったため、
        いつか本当の神謡の響きを聞いてみたいなと思います。
        >> 続きを読む

        2018/05/27 by kengo

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      雪

      宮下遼 , PamukOrhan

      4.0
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      •  トルコ北東部、アルメニア国境近くの街、カルス。何ものかに殺害された前市長の後任を決める市長選と、相次ぐ理由の不明な少女たちの自殺を取材するためにカルスにやってきたKaは、学生時代の友人イペキに再会し、恋に落ちます。
         イペキの元夫で市長候補のムフタル、明日の出来事を記事にする地元紙《国境の街》を発行するセルダル、オールドリベラリストを自称するイペキの父トゥルグト、イスラム主義のカリスマ的指導者〈群青〉、その愛人でイペキの妹カディーフェ、世俗主義に反抗してスカーフを脱がない彼女に憧れる学生ネジプ、Kaがさまざまな登場人物に出会い、さまざまな考え方に翻弄されているうちに、雪は降り積もり、街は外部との交通を遮断され、そこで起こる旅廻りの役者スナイ・ザイムによるクーデター……物語は目まぐるしく動いているはずなのに、不思議な静けさが漂っているのは、絶え間なく降りしきる雪のせいでしょうか。
         
         今年もまた、村上春樹がノーベル文学賞を逃したことが話題になっていますね。ブックメーカーの予測もあまりあてにならないようです。
         さて、ブックメーカーのラドブロークスが、ずばり的中させてその名を挙げたのが、2006年、このオルハン・パムクの受賞でした。
         
         今回は、月うさぎさんの手法に倣い、小見出しを並べてみたいと思います。この作品の場合、わたしがあれこれ書くよりも、そのほうがずっと面白さが伝わりそうですので。

        01 雪の静けさ──カルス到着
        02 わたしたちの街は安全ですよ──遠い地区
        03 神の党に清き一票を──カルスの貧困とその歴史
        04 本当に市長選や自殺した女の子たちのためにやって来たの?──〈新しい人生〉菓子店にて、Kaとイペキ
        05 先生、一つお伺いしても──殺人犯と被害者の最初で最後の会話
        06 愛、宗教、そして詩──ムフタルの悲しい物語
        07 イスラム主義者なんて、西欧人とか世俗主義者がつけた名前に過ぎません──党本部と警察署、そして街角
        08 自殺をするのは罪だ──〈群青〉とロスタムの物語
        09 失礼ですが、あなたは無神論者ですか?──自殺など思いもよらない不信心者
        10 この詩はなぜ美しいのか?──雪と幸福
        11 ヨーロッパには別の神がおわすと?──Kaと長老
        12 神がいないのなら、貧しい人たちが味わう苦しみにはいったいどんな意味があるんでしょうか?──ネジプとヒジランの物語
        13 自分の信仰について無神論の人とは議論したくはありません──雪の下、カディーフェとの散策
        14 どうやって詩を書いていらっしゃるんですか?──晩餐、愛とスカーフ、そして自殺について
        15 誰しも、生きているうちに叶えたい願いってのを持ってる──国民劇場にて
        16 神なき地──ネジプの目にした光景とKaの詩
        17 『祖国、あるいはスカーフ』──チャドルを焼いた少女にまつわる演劇
        18 撃つな、弾が入ってるぞ!──ステージの上の革命
        19 雪って、なんて美しく降るんだろう──革命の夜
        20 祖国と同胞に栄光あれ!──夜、Kaの就寝中から早朝にかけて
        21 でも、僕は誰も知りません──Ka、寒々しく恐ろしげな部屋へ
        22 まさにアタテュルクを演じるのにふさわしい男──スナイ・ザイムの軍歴と現代演劇のキャリアについて
        23 大切なのは理性や信仰心じゃなくて生き方そのものなんだよ。神だってそれがわかる程度には公正だろうよ──スナイと司令部にて
        24 僕はKa──六角形の雪の結晶
        25 カルスで唯一、自由な時間──Kaとカディーフェ、ホテルの部屋にて

         読んでみたくなりませんか?
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        2014/10/11 by 弁護士K

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      雪

      宮下遼 , PamukOrhan

      4.0
      いいね!
      •  オルハン・パムク、唯一の政治小説、なのだそうです。
         トルコは国民の99%がイスラム教徒でありながら、政治的には世俗主義を国是とし、ヨーロッパの一員たるべくEUへの加盟を目指している国です。その政治情勢は複雑で、クルド人問題も絡み、理解するのは容易ではなさそうです。
         しかし、この「政治小説」は、読者に対してその政治情勢を説明するものでもなければ、作者自身の政治的見解を表明するものでもありません。雪で閉ざされたカルスの街を支配するスナイ・ザイムのクーデターも、何らかの政治的目的で理解することはできないものであり、主人公であるKaの関心も、イペキとの恋を成就し、ともにフランクフルトに戻ることだけです。
         事件と語り手の距離がなんだか遠いものに感じられるのは、そのせいなのかもしれません。地元紙「国境の街」の記事どおりスナイ・ザイムは舞台上で銃弾に倒れるのか、街中の注目を集める中カディーフェはスカーフを脱ぐのか、そういった関心が最高潮に達するはずのクライマックスも、どこか他人事じみています。

         思えば、クーデターそのものの発端からお芝居なのか現実なのかがなかなか区別がつかず、その終焉もまた然り。人々がそれを観客席から、あるいは自宅の居間でケーブルテレビの映像を通じて見守っているというこの小説のシチュエーションは、トルコの政治を描いたものというよりは、現代の世界そのものを描いたものともいえます。

        26 我々と神をかくも強く結びつけているのは貧困ではない──西欧に対する〈群青〉の声明
        27 辛抱するんだよ、娘さんや。カルスから応援しているからね──Kaは共同声明に参加するようトゥルグト氏を説得する
        28 待たされる苦痛と愛とは別ものよ──Kaとイペキ、ホテルの客室にて
        29 僕に欠けているもの──フランクフルトにて
        30 次はいつ会える?──つかの間の幸せ
        31 我々は馬鹿ではない、ただ貧しいだけだ──ホテル〈アジア〉の秘密会合
        32 無理ですよ、身体の中に二つの魂があるんですから──愛、どうでもいいこと、〈群青〉の失踪について
        33 カルスに不信心者あり──銃撃への恐怖
        34 カディーフェも承知しないだろう──仲介者
        35 僕は誰のスパイでもない──Kaと〈群青〉、独房にて
        36 まさか、本当に死なれるつもりじゃありますまい?──人生と芝居、芸術と政治の間の駆け引き
        37 今夜、セリフを語るべき者はただ一人、カディーフェの髪だけよ──最後の公演の準備
        38 べつにあんたを悲しませたいんじゃないんだぜ──強引な招待
        39 一緒に泣くよろこび──Kaとイペキ、ホテルにて
        40 二重スパイってたいへんなんですってね──途中で投げ出された章
        41 誰しも雪の結晶を持っている──失われた緑色のノート
        42 トランクの用意をするわ──イペキの視点
        43 女は誇りのために自殺するんです──最終幕
        44 いまじゃあ、この街にあの人を好きな人なんていませんよ──四年後、カルスにて

         なお、主人公Kaの本業は詩人です。事件の合間に訪れる詩想に導かれ、「自殺と権力」、「この世の果て」、「神なき地」等、19篇の詩を書いています。その詩を書いたノートは失われましたが、その19篇を想像、記憶、理性という三つの軸で構成された雪の結晶図に従って配置されたメモが残りました。
         率直にいって、このメモが何を意味しているのかわたしにはまったく分かっていないのですが、そういった観点から読み直してみると、また違う作品像が浮かびあがるのかもしれません。
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        2014/10/12 by 弁護士K

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【千夜一夜物語はメタな物語である】
         1巻目のレビューでは、そもそも『千夜一夜物語』とは?について書いてしまったので、文庫の第1巻目に収められているお話のご紹介ができませんでした。
         データ的な意味で書いておきます。

         第1巻に収録されているのは『シャリヤール王とその弟の物語』、『商人と魔神の物語』、『漁師と魔神の物語』(例の魔法の壺に封じ込められた魔神のお話がここに出てきます)、『バグダッドの軽子と三人の女』(だんだんなまめかしいお話が出てきます)、『三つの林檎の物語』、『ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサンの物語』、『せむし男の物語』です。

         2巻目もご紹介しなければなりませんね。
         『せむし男の物語』の続きから始まり、『ヌル・ディル・ディン・アリと乙女アニス・アル・ジャリスの物語』、『恋に狂った奴ガーニブ・ビン・アイユブの物語』が収められています。

         『千夜一夜物語』全体に共通して言えるのですが、メタな構成が非常に多いです。
         そもそもが第1巻のレビューで書いた通り、シャーラザッドの寝物語なのですが(つまり、シャーラザッドが王に語り聞かせている物語)、その物語の中で、登場人物が作中でまた別の物語を話し始めるというパターンが多用されています。
         つまりそもそもの物語が入れ子構造になっているのですね。
         ひとしきり登場人物の話が終わるとまたシャーラザッドが語る場面に戻る(というか全部シャーラザッドが語っているのですが)というパターンです。

         しかも、シャーラザッドが語る物語自体も入れ子になっている事も多々あるのです。
         これも『千夜一夜物語』の特徴の一つではないでしょうか?
        >> 続きを読む

        2021/07/14 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【美男美女ばっかり!】
         第3巻には色々なお話が収録されていますが、白眉は『オマル・ビン・アル・ヌウマン王とふたりの息子シャルルカンとザウ・アル・マカンの物語』ではないでしょうか。
         ともすると色恋沙汰に終始してしまう物語がここまでは多かったのですが、『オマル……』はそれよりも物語全体の構成がしっかりしており、勇壮な戦闘場面も織り込まれていてなかなか読み応えがあります。
         3巻目までの中では私のイチオシがこの物語です。

         さて、では『千夜一夜物語』の特徴的なところを今回も書きますね。
         それは美男美女ばっかり出てくること!
         どのお話にも絶世の美男美女が出てきます。
         じゃあ、さっきのお話の美男美女とどっちがきれいなのよ!とのツッコミはご容赦を。
         そういうお話です。
         そういう絢爛豪華さみたいなのもアラビアンナイトなのではないでしょうか?
        >> 続きを読む

        2021/07/15 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

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      • 【そんなに簡単に首チョンパ!】
         千夜一夜物語を読んでいて、繰り返し語られるシチュエーションがあります。
         それは類型的とも言って良いほどに。
         そんなアラビアン・ナイトの特徴のいくつかを書いてみましょう。

         その一つは、いともあっさり人を殺すこと。
         たいした理由もなく(と、現代の私たちには思えるのだけれど)首をはねてしまいます。
         しかも十分な調査もなく、ひとときの感情にまかせて。
         いとも『死』が軽いのですよね。

         それは自ら死を選ぶ場合もそうです。
         死刑と分かっていても無実の罪を背負い、あるいは真犯人でもあっさりと名乗り出ます。
         あるいは極めて理不尽な理由で殺されることになってもすんなり受け入れてしまいます。
         
         これは死生観の違いなのでしょうか。
         あるいは絶対神アラーがそう定めたからなのだと受け入れられるという心境?
         とても現代の私たちからすればトンデモな話なのですが、そういうところもベースになっている千夜一夜物語なのでした。
        >> 続きを読む

        2021/07/16 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

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      • 第11巻です。
        どうも、第5巻と表紙を見間違えてしまったようです。
        内容を差し替えて読んで下さい。
        ここ、本当に不親切で、本の表記に何巻なのかまったく出てこないので、表紙絵で判断するしかないのだけれど、それがまた小さい。
        この点は改善して欲しいなぁ。

        【1001番目の夜】
         長らくレビューを続けてきたバートン版千夜一夜物語も遂に最終巻となりました。
         この巻で1000と1の夜が完結致します。

         さて、最後の夜、物語を語り終えた後、どうなったかと言うと、これまで毎夜、夜伽をつとめた姫を殺し続けてきたシャーリヤル王は、シャーラザッドをお后に迎えることとしたのです。
         そして、二人の間には何と3人の子供が既にもうけられていたそうな(そこの人!……計算が合うのか?……と数えたりしない!:笑)。
         めでたし、めでたしで終わる大変長い物語でした(なにせ、ちくま文庫版で全11巻!)。

         さて、これからアラビアン・ナイトを読んでみようかとお思いの方、どうせ読むならこのバートン版をお勧めします。
         他の版は抄訳だったりもしますし、何よりもバートン版は大変詳しい註がつけられており、イスラムの文化・風習についても言及されていますので、興味もひとしおではないかと思います。

         確かに長い物語ですが、世界的にここまで有名な物語ですから、ゆっくりと時間をかけて楽しまれてはいかがかと思います。
         ちなみに、訳者のバートンは69歳の生涯を遂げたそうですが、何と!奥様の手によりミイラにされて、母国英国のアラビア式墳墓に祀られているそうですよ(びっくり!)。
        >> 続きを読む

        2021/07/23 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【やたらに気前が良い】
         このレビューは、収録されている個々のお話のご紹介というよりは、アラビアン・ナイトならではのトピック、特徴を書いています。
         その続きです。

         全編を通じてみなさんやたらに気前が良いのです。
         中には吝嗇家も出てきますが、回教の教えでは吝嗇はよろしくないのでしょうか。
         何の義務も無い相手に非常に親切なばかりか、本当に気前よくお金や財産を与えてしまいます。
         他方で、それが放蕩につながってる場面もあるのですけれど。

         現世でいくら財産をため込んだところで無駄なことだという教えがうかがえるお話もありますので、そんな教えが物語の中に出てきているのかもしれませんね。
         あるいは、砂漠という大変厳しい環境では、水など与えられるものは与えなければお互いに生きていけないというようなことも根っこにはあるのかもしれません。
        >> 続きを読む

        2021/07/18 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

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      • 【七つの海の男だぜ!】
         バートン版千夜一夜物語については、各巻ごとに色々なトピックについてレビューさせていただいていますが、本巻にはあの有名作『シンドバッド7つの冒険』が収録されています。
         この千夜一夜物語は全11巻ということもあって、全く知らないお話の方が多いのですが、シンドバッドの様に、私たちになじみ深い物語ももちろん収録されています。

         ところが!知っているはずのシンドバッドの物語も、原典には様々なエピソードが満載で、例えばまるで『子泣きじじい』のようなものにとりつかれてしまうシンドバッドなんていうエピソードもあったりします。
         う~んなかなか深い。

         私、シンドバッドというと、子供の頃、『冒険少年シンドバッド』(確かこんな名前だったと思う)という米制作(ハンナ・バーベラ?)のアニメが好きで結構見ていました。
         確か、マジック・ベルトという腰に巻いたベルトを、ウエストがすっごく細くなるまで引っ張って締めると怪力が出るという設定だったと思いますのよ。

         その他、第7巻に収録されているお話は、『真鍮の都』、『女の手管と恨み』、『シュダルとその兄』、『ガーリブとその兄アジブの身の上話』です。
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        2021/07/19 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【華麗な戦闘シーンもあるのだよ】
         アラビアン・ナイト・レビューその8巻目です。
         アラビアン・ナイトでよく出てくるシチュエーションは、艶笑譚や冒険物語なのですが、中にはかなりの戦乱物語もあります。

         第7巻から第8巻にかけて繰り広げられる物語がまさにそれで、『ガーリブとその兄アジブの身の上話』はなかなか読み応えがあります。
         魔神までも軍勢に加えたかなり壮大な戦闘が繰り広げられるシーンがあって、ここはそれなりに読ませます。

         個々の記述は総じて淡泊なのですが、そこを補うのは皆さんの想像力。
         土煙を上げて迫り来る大群や、空高くから刀を打ち振るう魔神の姿をイメージできればとても良いかも。
         王だって、寝物語を聞きながら想像力で補っていたわけですから、読者も想像力をたくましくして楽しむのが吉です。

         私が通読した中でも、一、二を争う華麗な戦闘絵巻が繰り広げられるのがこの『ガーリブとその兄アジブの身の上話』なのです。
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        2021/07/20 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【寝物語としての大人のアラビアン・ナイト】
         大体物語全体の設定がそうなのですものね。
         王の夜伽をするために侍る姉妹。姉のシェヘラザードが語る千と一夜の物語という構成がこの作品の大きな枠になっています。

         では、毎夜語られるお話はほぼ均等の長さなのかと言えば、実はまるでばらばら。
         とても長~く語られる一夜があるかと思えば、とある夜は本当にさわりだけしか物語が無い夜もあったりします。

         うがった史学者は、お話が短い夜は「他にすることがあったのだろう」などという分析をしたりもしているそうですよ(苦笑)。

         そう。もちろん『閨房』文学なのですね。
         ちょっとその辺りにまで踏み込んで書いてしまうと、日本語って結構豊富なものなのだなぁと思いもしました(いや、まあ、そういう場面の描写も結構出てくるのですよ……さすがにバートン版は大人のアラビアン・ナイトだわ)。

         そこは訳者さんの力量なのでしょう。
         初めて知った言葉も沢山ありましたが、でも意味は分かりました。
         なるほどねぇという上手い訳だったのかもしれません。
         さて、どんな風に、その辺りの微妙な事柄を訳しているかはここではとても書けませんので是非ご一読を。
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        2021/07/21 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【相容れない価値観も】
         アラビアン・ナイトはイスラム教世界のお話なので、キリスト教徒に対しては『偶像崇拝者』として敵対しますし(とはいえ、宗教史的にはイスラム教はキリスト教にもかなりの影響を与えていて、かぶるお話もあるんですけれどね)、拝火教(ゾロアスター教)も異教として敵対します。

         そんな宗教観のせいかどうかは分かりませんが、私たちから見ると「何で?」となる展開もみられます。
         たとえば、とある逸話では、商人の妻に横恋慕した放蕩男が妻に言い寄り、妻もその男を受け入れて夫の留守を良いことに浮気三昧にふけります。
         夫が長旅から帰ってくることになるや、妻は一計を案じ、間男を夫に取り入らせて家に出入りできるように仕向けたりもします。
         いよいよ二人の関係に気づいた夫は二人の仲を裂くべく、妻を連れて旅に出てしまいます。

         悲しんだ間男は様々な手段を弄して妻を取り返そうとし、妻もその計略に手を貸します。
         最後には妻は夫を棄てて間男の元に走り、あろうことか夫を無実の罪で訴えて、4人の裁判官を色香に迷わせてそれぞれの妻になると嘘の約束をし、それらの裁判官による裁判によって夫を殺してしまうという展開。
         一応これで「めでたし、めでたし」というカタチになっているのだけれど、商人の夫が可愛そうですよね~(最後の方は妻を逃がさないために足かせをはめたりもするのですけれど、その程度のこと)。
         これで良いのか?

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        2021/07/22 by ef177

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      千夜一夜物語 バートン版

      大場正史 , リチャード・フランシス・バートン

      3.0
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      • 【気絶しやすい体質?】
         千夜一夜物語のトピックレビューの続きです。
         こ~んな面白いところがあるんですよというご紹介なのですが、今回は『気絶』について。
         あっちでバッタン、こっちでバッタン、まぁ、よく気絶しまくってます。

         大体は離ればなれになった恋人同士がようやく巡り会ったり、親子がめぐりあったりしたシーンの描写なのですが、まずは気絶します。
         二人とも。
         それだけ大きな喜びなのだということかもしれませんが、ヒトってそんなに簡単に気絶しますかねぇとかツッコムのは無しですよ。

         しかも、恋人同士だった場合、気絶から目が覚めた後、そのまんまコトに及んでしまったりもします(この辺りの艶っぽい表現についてはまた後の巻で書きますね)。
         こういう辺りから推察するに、気絶すると書かれていても、それは本当に気を失ってしまっているというよりも、そういう感情の高ぶりを表現していると読む方がよさそうです。

         そういうある意味でおおらかな描写を楽しむのも千夜一夜物語の面白さの一つかもしれません。
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        2021/07/17 by ef177

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      世界でいちばん大切な思い

      笛木優子 , イミエ

      4.0
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      • じーんと心に響いて、読み終わって泣きそうになりました。

        2017/03/07 by ふみえ

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      ハル 哲学する犬

      Barunson. , クォンデウォン , 蓮池薫

      3.0
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      •  哲学書ではありませんが、
        それっぽいテイストをもった
        詩集のような本です。

         韓国の詩人さんの作品を
        蓮池薫さんが和訳したものです。

         絵本のように
        かわいらしい絵がほどこされており、
        著者の世界観に入っていくのを手助けしてくれます。

         内容は好き嫌いがあるというか
        ひろいにくいものもあると思いますが、
        私はとにかく絵が気に入りました。
        ほんわかあたたかく、そして寂しげ。
        詩の情緒ですね。
        なんとなく★3つです。
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        2015/02/03 by kengo

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      おじいさんのぼうし

      Parrocha-DoctoleroBeth , こうむらしほこ , GatmaitanLuis P

      4.0
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      • フィリピンの絵本。

        戦争中は、日本の兵隊と友達だったという思い出を話してくれるおじいさん。
        面白くて、優しいおじいさんだが、ある時から物忘れがひどくなり、ついに孫である主人公のこともわからなくなってしまう。

        認知症の祖父を、それでも愛し続ける孫。
        人の死と生は、大きな樹がやがて枯れても、その実から新しい樹が育っていくようなものだと、優しく諭す親。
        そして、最後には再び一度孫のことを思い出して名前を呼んでくれた祖父。

        老いや認知症という難しいテーマを、よく絵本にしてあったと思う。
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        2013/06/22 by atsushi

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      ユダヤ・ジョーク人生の塩味

      ミルトス

      5.0
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      • 今日、『ユダヤ・ジョーク 人生の塩味』を読み終わった。
        最近ちょっとずつ読んでいたのだが、とても面白かった。

        ユダヤ人は冗談が好きなようで、この本にはそのエッセンスが詰まっていたのだけれど、しばしばとても笑わされたし、なんというか、笑いを通してユダヤ人の歴史が垣間見えた気もした。
        しばしばブラックなユーモアも多かった。
        ユダヤの抱えてきた困難な歴史と、それを咄嗟の知恵で生き抜いてきた様子もうかがえた。
        いかなる人生の辛苦も笑い飛ばす逞しさも感じた。

        いくつも笑える話はあったけれど、以下の三つの話は特に心に残った。

        一つは、こんな話。
        ナポレオンが諸君の願いごとを何でもかなえよう、とある時に兵士たちに向かって言った。
        ポーランドの兵士は祖国を。スロヴァキアの兵士は土地を。ドイツの兵士はビール工場を。それぞれ願った。
        それに対し、ユダヤ人の兵士は「今晩の食事に大きなニシンを一匹ください。」と願い、ナポレオンは即座にかなえてくれた。
        他の兵士たちが何でもかなえてくれると言ったのに馬鹿だなぁとユダヤ人の兵士に言うと、いずれ誰が賢く誰が馬鹿だったかは気づくよ、私は少なくともニシンを一匹確実に手に入れたんだから、と言ったという話。
        ユダヤ人の現実主義がうかがわれる。

        もう一つは、こんな話。
        ある人が神さまに向かって、神様、あなたにとって人の百万年は人にとってのどれぐらいでしょうか、と尋ねた。
        すると神さまは、一分間ぐらいだね、と答えた。
        さらに、そのある人は、神さまに向かって、それでは神さま、あなたにとって人の百万ドルは人にとってのどれぐらいでしょうか、と尋ねた。
        すると神さまは、そうだな、一セントぐらいだな、と答えた。
        それでは、その一セントを私にください、と人は言った。
        すると神さまはこう答えた、わかった、それでは一分後に。

        もう一つは、ある人がノアの箱舟から学んだこと、として挙げられていた以下の十一のこと。

        一、舟に乗り損なうな。
        二、われわれは同じ船に乗っていることを忘れるな。
        三、先だって計画せよ。ノアが箱舟を造ったとき、雨はまだ降っていなかった。
        四、元気を保て。六十歳の時に、誰かがでっかいことを頼みに来るかもしれない。
        五、批評に耳を傾けるな。しなくてはならない仕事をやりつづけよ。
        六、高い地面に未来を築け。
        七、安全のためには、ペアで旅せよ。
        八、スピードはつねに有利とはかぎらない。カタツムリもチーターと一緒に乗っていた。
        九、ストレスに悩むときは、しばらく漂っているがよい。
        十、覚えておくこと、箱舟はアマチュアが造ったが、タイタニック号はプロが造ったのではなかったか。
        十一、どんな嵐が襲っても、神が一緒なら、いつでも虹が待っている。


        三つとも、単なるジョークというより、考えさせられる話だった。

        他にももっと単純に笑い転げるいろんな、かなりきわどいジョークもたくさんあった。

        やや大人のテイストの、ブラックでビターなジョークも多いけれど、多くの人にお勧めした好著。
        >> 続きを読む

        2013/06/18 by atsushi

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