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1951年12月発行の書籍

人気の作品

      卍

      谷崎潤一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 女友達をも夢中にさせる美しい女性を中心としたストーリーです。

        いかにも谷崎作品!という印象の作品でした。

        主人公がことの経緯を話していて、それをふんふんと聞いているような感覚で読み進めていくと、だんだんなにかがおかしい…というか気持ち悪い。。。谷崎潤一郎ってそういう人物を描くのが本当に上手いと思います。

        言葉を選ばずに言うならばもう出てくる人々「変態!」としか思えないのですが、でも読んでいて面白い。主人公が大阪弁でしゃべっているのもまたいいんです。ただ事ではないことを語っているのに、なぜかユーモラスを感じるというか、柔らかい雰囲気がある。

        あっと言う間に読んでしまいました。
        >> 続きを読む

        2019/10/10 by chao

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      ぼく東綺譚 (新潮文庫)

      永井 荷風

      5.0
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      •  少なくとも暦が一周するくらい年の差がなければ、自分の文章を磨くための手本にはならない、とわたしは考えている。世代や時代が変わると、それだけ書き言葉は変わっていく。話し言葉はあまり変わらない。わたしたちが江戸時代にタイムスリップしても、タイムスクープハンターのように普通に会話できると聞いた。それほど、書き言葉に宿る精神は独立しているし、それを味わうには冴えた語感が必要となる。故に、文体感覚を鍛えたければ、文士の名に恥じぬ人を訪ねることになる。
         わたしの好みは永井荷風。美文調にすぎる人は虫が好かない。おやっ、荷風は美文調ではないか?と異議が飛んできそうだが、荷風の美文は銀閣のような美であり、「枯淡」で「雅馴」な風情に、「茶目っ気」(これが大事)が加わる名人芸だ。つい背伸びして、どうにかして何か吸収したくなる。『濹東綺譚』を繰りかえし熟読する。たとえ月夜に提灯であっても、星空を仰げれば十分だ。
        『濹東綺譚』を愛読する訳には、わたしのE・M・フォースター好きも深く関係する。この小説の一節に
        「小説をつくる時、わたくしの最も興を催すのは、作中人物の生活及び事件が展開する場所の選択と、その描写とである」
        とある。フォースターも又、場所による啓示を受けた作家なのだ。詳しい解説は塩田伊津子さんの『E.M.フォースターと「場所の力」』に譲るが、フォースターが場所の力を小説に込めたことと、荷風の場所に重きをおく姿勢との共鳴はいたく感慨深い。しかも二人とも1879年生まれ。これはどういうことだろう?できることならフランス語を習得して、眺めのいい部屋に二人を招き、文学談義に花を咲かせてみたい。
        >> 続きを読む

        2015/03/05 by 素頓狂

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