こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


1955年11月発行の書籍

人気の作品

      細雪

      谷崎潤一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね! KEMURINO
      • 「細雪」はいつか絶対読むと思っていた自分の課題図書。
        最近はとても良い本に巡り合うことが多く、その流れで満を持して…!だったのですが、読むのになんと1カ月以上かかりました。

        というのも、大きな事件が起きるわけではなく、今まで私が読んできた作品のように登場人物に癖があるわけでもなく、日常がとても丁寧に描かれているだけなのです。なので、「読むのが止められないー!」といったことにならず、隙間時間にほんの数ページ(場合によっては数行)読んで…といった読書になったからでした。

        四人姉妹のうちの幸子、雪子、妙子を中心に生活ぶりや縁談のあれこれ、街並みや当時の流行、洋服など、当時の情景が目に浮かぶようです。
        文体も美しくて彼女らの台詞などもとても楽しい。

        それでも特に大事件が起こらないストーリーは最初、正直退屈でした。でも上巻を読み終わる頃にやっと登場人物たちに親しみを感じるようになり、ページを捲るのが楽しくなりました。中巻、下巻を読み終わる頃にはもっともっと好きになりそうです。
        >> 続きを読む

        2017/11/07 by chao

      • コメント 12件
    • 他4人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      細雪

      谷崎潤一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.1
      いいね! KEMURINO
      • 細雪。読んでよかった。

        最後まで読んで、ただ仲の良い姉妹というだけでなく、小さなことから事件に至るまで様々な場面での会話や行動を通じて、良いところもそうでないところも知って、イヤだなと思うこともあったけれど、それも全部ひっくるめて彼女たちが好きで、鶴子、幸子、雪子、妙子、みんな幸せになってほしいなぁと心から思う。まるで、古くからの友人みたいな感覚。まだまだ読んでいたいし、時代としてはこれから戦争で大変なことになっていくはずだから彼女たちがとても心配。小説だからこれで終わりなんだけれど、ずっと彼女たちがコロンバンでお茶をしたり、手紙のやりとりをしたり、お花見をしたり、変わらずいきいきと生き続けているような気がしてならない。ラストは悲しい出来事もあったし、良かったと思えることもあったけど、結末ありきの小説ではないから、それは大きなことではない気もする。

        幸子は谷崎純一郎の奥さまがモデルになっているのだとか。
        それにしても、ここまで女性を描けるのはスゴイと思う。

        この四姉妹が好きなのはすでにレビューした通りだけど、細雪の文章もとても好き。
        読み終わってしまうのがとても惜しい。
        退屈だなぁと思って読んだ上巻。今改めて読むととても楽しく読めそう。

        下巻単体でいうと☆4かなぁと思うけど、トータルでは文句なしの☆5です。
        >> 続きを読む

        2017/12/14 by chao

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      細雪

      谷崎潤一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね! KEMURINO
      • 上巻を読み始めた時は数ページずつちょこちょこ読んでいた細雪。
        中巻に入ってからは面白くて読むのをなかなか止められず、久しぶりに寝不足覚悟で夜中読んだりしました。

        「日常生活を描いているだけ」と上巻でレビューをしましたが、中巻では大雨による洪水が起きたり、自由奔放でたくましい四女妙子の周りで事件があったりと、日常生活を超えたストーリーの起伏がありました。でも、面白いと思えているのは、ストーリーに起伏があったからではなく、私が細雪の世界観に入り込んだからだと思います。本を開くとそこには細雪の世界がたしかにあって、鶴子、幸子、雪子、妙子とお春どんや啓坊やシュトルツ夫人といった人たちが生きている。彼らが彼らの意思で生きているとしか思えない。その世界を表現する会話や文章も本当に良くて。読み始めは上中下巻は長いな…と思っていましたが全く飽きません。

        ☆5にしたかったのですが、妙子の結婚について、家柄や世間体を気にする幸子や雪子の考え方を少しイヤだなと思ってしまって☆4。でもこういう気持ちになるのも、物語に心が入っているからこそ。それに、おそらくこの時代ではやっぱり幸子や雪子の考え方の方が普通なんだろうな。。

        中姉ちゃん、雪姉ちゃん、こいさんたちの幸せを願いつつ下巻へ…

        と、読み始めようとした瞬間、下巻が手元にないことに気が付いた!
        自分のバカー!!!
        >> 続きを読む

        2017/11/24 by chao

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています

出版年月 - 1955年11月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本