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1958年7月発行の書籍

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      雲の墓標

      阿川 弘之

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 「永遠の0」を読んだので思い出して読んでみた。

        若い頃に読んだときは、感傷的な読み方で、主人公の吉野が次第に死を肯定して特攻機に乗る、友人の藤倉は批判的でありながら、事故死をする。学府から離れた若い死に胸が詰まった記憶がある。

        戦後も遠くなったといわれ、自由を謳歌できる世代が育っている今、読んでみるとまた違った感慨がある。

        戦争の経過や、戦況は「永遠の0」でも少しは理解できるが、海軍予備学生は、兵学校卒には軽く見られ、命を兵器にする。

        学生生活(学問)に心を残しながら、次第に感化されていく様子が痛ましい。

        渦中にあればこのように、自ら命を捨てることを次第に肯定するようになるのだろう、敵機に向かって突っ込んで、命を捨て未来を絶つことも厭わなくなるのだろう。

        こういった気持ちは、平和になった今やっと気づくものなのだろう。

        人権・自由が保障されている今、放縦ともいえる生き方さえ許されている。
        こういう本を読むことで、改めて自分を考える時間を持つことになった。

        薄い文庫だが、読むことで記憶も薄れ掛けてしまいつつある、日本でも戦争があった事実を、振り返ってみた。
        >> 続きを読む

        2014/10/28 by 空耳よ

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