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      1.0
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      • 2012年1月現在1話しか読めていない。
        とうとうその後も読まずに終了。後年、テレビでアニメ版を見たら声をあげて笑っていたので、ひょっとしたら読み聞かせるのが早かったのかもしれない(5歳当初)。 >> 続きを読む

        2015/02/25 by ぶぶか

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      生きがいについて

      神谷 美恵子

      4.0
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      •   探しものは何ですか? 見つけにくいものですか?♪
          カバンの中も机の中も 探したけれど見つからないのに♪

         
         この曲をはじめて聞いたときは年端のいかない子供だった。もちろん、探しものが何か分からなくて当然、焦りも不安もなく、ワクワク感さえあったかもしれない。が、そうこうしているうちに、探しものが見つからないまま、ついに45歳を迎えた自分におどろき呆れた。いったい、いつまで探しつづけるのだろう?
         この探しものは、ある意味では「生きがい」と呼んでもよくて、この頃は、生きがいについて思慮をめぐらすといった末恐ろしいことをしている。
         
         このまえ図書館に行ったとき、何の気なしに背表紙のタイトルを指でなぞりながら歩いていたら、ある一冊の本のところで指がピタッと止まり、我に返ったときには椅子にもたれてページを繰っていた。その本の名は『生きがい喪失の悩み』。著者は『夜と霧』で知られるV・E・フランクル。ちょっと情けないが、分かるようで分からなかった。いや、分かりたくなかったのかもしれない。というのも、年月をかさねて探しものが出てこない代わりに加齢臭が出てきたらしく、寝具から生乾きのような臭いがすると言われ、かなり落ち込んでいるんです。洗濯物といっしょに干からびて死んでやる~。
         しかしね~、ぼくは体臭ケアにはすごく気を払っていて、つい最近も、仕事で遅くなった帰りに普段は座らない電車の座席に腰を下ろすと、隣にちゃんと若い女性が座ってきたので(この喜びは中年男にはひとしおだ)、やった~、まだぼくも大丈夫なんだあ~と思った矢先の生乾き。辛いです。
         
         さて前振りはこのくらいにして、本題に入りましょう。
         著者は神谷美恵子さん。美智子さまの相談役をしていたことや、ハンセン病の治療に従事したこと、ヴァージニア・ウルフ研究、多岐にわたる翻訳活動(マルクス・アウレリウスの『自省録』など)で知られ、いわゆる熱烈な支持者も多い伝説的な人である。若いころ読んだときは、やや優等生すぎるところが鼻持ちならなかったけれど、今になって読み返してみると滋味に富む一冊と認めざるをえない。ただ、功利的な思惑から手を出さないという条件付きだけれども。
         本の内容は、「生きがい」の定義のようなことから、生きがいを見失った状況の考察まで幅広い。古今東西の広範にわたる文献が引用されるので、焦らずに時間をかけて読みたい(予備知識は必要ありませんが、読みとおすには根気がいるかも)。
         ちょっと目次を引用しましょう。

         1 「生きがい」とは
         2 感情としての生きがい感
         3 生きがい感と幸福感
         4 やりたいことと義務
         5 生きがいを求める心
         6 生きがいの特徴
         7 生きがいのさまざま
         8 生きがい喪失の苦悩
         9 運命への反抗から受容へ
         10 精神のよろこびを感じとる心
         11 生きがいの大切さ

         
         まず冒頭に、「生きがい」という単語は日本語固有のものとあるのでビックリした。おそらく全ての言語を調べたわけではないので、主要な言語にはない、という意味合いだろう。しかし、それでも衝撃である。
         4章の「やりたいことと義務」は、要するに、自己実現と仕事(勤労や家事、育児)の両立について。これはむずかしいですね。ぼくは、仕事にやりがいを感じたことがないので、仕事に生きがいを見出すなぞ考えたこともありません。腹蔵なくいえば、「生きがい」を感じたことがないのかもしれない(一滴も水の出ない雑巾のように絞りだすなら、やっぱりカミさんかなあ~。う~ん、この辺はむつかしい ┐(^-^;)┌さぁ・・?)
         
         どうしてこうなっちゃったか、ちょっと内省の旅に出てみると、自己満足を軽視しすぎたのが不味かった気がする。これは仕事にかぎらない。趣味でもそうで、若いころから読書以外に趣味はなかったし、その読書も、ただの息抜きでしかなかった。いや、息抜きではなく、虚栄心を守るための手と眼の運動にすぎなかったともいえる。なにせ、物知らずではミゼラブルな村にいたので、知ったふりをするのに忙しかったのだ。これでは映画もろくに楽しめない。だれが映画を教養の世界に連れ込んだのだろう?
         
         その一方で、ただの自己満足でとどまるのもいただけない。先ほどの反動かしらぼくはアニメにハマってしまったけれど、さすがにこれを生きがいと呼ぶのは気後れする。たとえ秋に放送されるものが待ち切れなかったとしても(もちろん、アニメを観ることが生きがいだとしても他人から批難される謂れはないと信じたいが)。
         もし、「生きがい」を見出すところがあるとすれば、それは家族や家庭だと個人的には思います。月並みな考えですが。そもそも生きがいについて考えることは勝ち目のない戦であり、この本の結びも、
        「あなたは生きているだけで野の花とおなじようにすばらしい」
        と読者に語りかけておわり。しかしこの言葉は決して軽くなく、神谷さんは、そういった状況下で生きる人たちと真摯に向き合った上で、やはりこう言うしかなかったのでしょう。
         生きがいについて、あーだこーだと愚痴ることができるのは、幸せなのかもしれない、まして生乾きなんかで落ち込んでいられないぞ! とめずらしく前向きな気持ちになりました (≡^∇^≡)ニャハハ
        >> 続きを読む

        2015/08/21 by 素頓狂

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      おだんごぱん ロシア民話
      福音館書店
      3.0
      いいね!
      • オチの不条理さに納得いかない様子。

        2015/12/06 by ぶぶか

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