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1967年5月発行の書籍

人気の作品

      ぐりとぐらのおきゃくさま

      中川李枝子 , 山脇百合子

      福音館書店
      3.0
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      • 森で雪合戦をしていたのねずみのぐりとぐらは、雪の上に、おかしなあなをみつけました
        今回のぐりとぐらはちょっとミステリータッチ。ひょっとしてホラー? ((((;゚Д゚))))

        「やあ、おとしあなだ」「あそこにも、ここにも」「いや、これは おとしあな じゃない。あしあとだぞ」
        謎の足跡を追跡していくと、林の入り口に雪だるまと1軒の家が現れます。
        「ずいぶん、とおくまできたようなきがするなあ」と、ぐり。

        大丈夫なのか?ぐりとぐら!?

        「ここ、ぼくたちの うちじゃないか」
        ええっ?!(*゚Д゚*)ェ… ですよね?君たちなんておマヌケなの。

        しかしまだ先があります。

        玄関をあけると留守中に誰かが来た気配があります。

        まず大きな長靴が、壁には金ボタンのついた真っ赤なオーバーと真っ白なえりまきがかけてあり、暖炉の前には手袋と靴下が。そしてなにやらとてもおおきな怪しい袋。
        二人は部屋を探しますが、誰もいません。

        まあ… わかりますよね。続きは言わなくても。
        でも絵本の中には「サンタさん」という言葉は出てきませんよ。

        最後はお待ちかね。森の仲間のパーティーです。
        ライオンはピアノを弾き猫がラッパを吹いて。ゆったりくつろいだ雰囲気がとっても暖かムードです。
        「ぐりとぐら」では「このカステラが食べたい!!!」でしたが、
        この本では「このパーティーに出たい!」です♪


        さてみんなで食べてるクリスマスケーキ。これがドーム型で超特大サイズ。
        チョコレートクリームがとろりとたっぷりかかっていて、天使やモミの木がてっぺんに飾られていて
        生クリームのデコレーションに、「おめでとう」の文字まで入っています。
        やっぱ、ぐりぐらにはとびきりおいしいおやつが欠かせないのですね。

        お料理上手さんもたくさんいらっしゃるみたいです。
        ネットで「ぐりとぐら」「クリスマスケーキ」で検索すると、たくさんの力作がヒットします。
        これなら作れそう。と思えるところもぐりぐらケーキのポイントなんですよね。

        ああそうだ、私も今夜クリスマスケーキ、食べようっと。

        ☆*Merry X’mas*☆
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        2015/12/24 by 月うさぎ

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      朱子学と陽明学

      島田 虔次

      岩波書店
      カテゴリー:中世思想、近代思想
      4.0
      いいね!
      • 本書は儒教の中でも特に日本に強い影響を与えた朱子学と陽明学について詳細に論じている本です。このような新書を読むと、一昔前の新書は新書としての質が保たれていたなと思います(本書の刊行は1967年)。
         朱子学は南宋の時代に成立するのですが、この時代は仏教・道教が盛んであった時代であり、儒教は少し日陰者でした。一般に朱子学は仏教・道教の影響が強く、儒教が仏教化したと批判されます。たとえば、朱子学の「理」のような説は、仏教的な論理の貫徹を目指す思想だ、あるいは「道統」の説は仏教の「伝燈」の説そのものだとか、「静座」は座禅そのものだとか。しかし筆者の立場はそれとは異なります。確かに仏教の影響はあるが、多くは仏教以前から中国で生まれてきた思想の流れを発展させたものであり、必ずしも仏教・道教だけの影響とは言い切れないとして、朱子以前の思想家を紹介しながら、朱子学の源流を明らかにしていきます。後半は朱子学から発して全然違う方向へ発展を遂げた陽明学について語っていきます。陽明学は極端な理想主義を掲げ、孔子すら否定してもよいとさえ言います。自分が正しいと思ったことが正しいと言いかねない危うさを抱えて、しかもそれを実行することを目指していき、危険思想とされていくのです。日本では知っての通り、幕末の維新の思想的背景となっていくのです。
        >> 続きを読む

        2013/10/31 by nekotaka

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      平将門

      海音寺 潮五郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 歴史小説が大好きで、折にふれて海音寺潮五郎の作品をよく読んでいますが、今回は久し振りに本棚で眠っていた「平将門」を再読しました。

        海音寺潮五郎はこの小説の執筆の動機として、戦後の歴史小説が題材的な制約を受けていた時期、知り合いの編集者から吉川英治が「平の将門」を書き始めた事を聞かされ、自分ならこう書くといった事が作品執筆の端緒となったと語っています。

        そして、その時、海音寺が意図したのは、まず作品化の大前提として「将門記」に記述されている事を枠に、その中で時代錯誤にならない形のフィクションの創造を第一とし、将門の乱の発生原因を"土地問題"、すなわち、地方の地主間の土地争いと中央貴族と地方豪族との争いの双方、及び、京都貴族の観念的な政治意識と地方豪族の現実的な政治意識の食い違い、更には、藤原氏の専権壟断に対する不平不満、そして、最後に神託なるものに対する日本古代の強い信仰の四点に絞って作品を構築する事であったとも語っています。

        そして、海音寺が語っていた事柄の結果として、日本の古代国家が律令制から荘園制へと移り変わっていく中で、様々な矛盾に対する"怒りの具現者"としての平将門が、中央と地方という問題を絡めた政治的・経済的な側面を担い、極めて立体的に浮かび上がってくる事になるのだと思います。

        平将門と言えば、日本史の授業で、平安中期、東国にあって叛乱を起こし、関東の独立を図った人物として習いましたが、とにかく様々な伝説と共に英雄視されている人物でもあるんですね。

        現在も東京の大手町には将門の首塚があり、神田明神は将門の"怨霊を鎮める"ために建てられたものであるとも言われていますからね。

        しかし、戦前・戦中の"皇国史観"が盛んであった頃、この坂東八か国を席巻した東国の新皇は、足利尊氏と並ぶ"逆賊"の典型とされていました。この作品は、そうした偏った味方を覆しつつ、作者が"時代錯誤にならない形"でと言ったように、安易な現代的解釈に陥る事なく、あくまでも当時の歴史の中の人物として将門を位置づけているところが素晴らしいと思います。

        この小説「平将門」は、常々、"歴史は解釈である"と語っている海音寺潮五郎という、確固とした、歴史的視点を持った作家が、従来の偏った史観にとらわれる事なく、自由闊達に"叙事詩的な歴史小説"という形で、合理主義と心理主義で行き詰った現代の小説に、鮮やかな"アンチテーゼ"を示した作品であると思います。



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        2016/09/10 by dreamer

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