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1969年8月発行の書籍

人気の作品

      マクベス

      シェイクスピア

      新潮社
      カテゴリー:戯曲
      4.0
      いいね!
      • 戯曲。
        演劇見たことないけども、
        こういう内容は
        やっぱ「大人の童話」「大人の活字(絵)本」
        みたいな感じがします。

        あまり活字としては薄いページ数だけども、内容は濃い。

        なので、

        活字ともなればやはり、読書中の頭に思い描く空想世界がとても鍛えられる気がします。

        と、同時に、人を騙すだの、悪を働けば、良心の呵責など、幻覚を見たり、猜疑心だったり、精神が崩壊する。

        欲も怖い。

        なので、自分が子供だったらそこまで深く考えれるかわからない。大人になった今、突き刺さるなにかがあるような気がする。

        隣の芝は青くみえる。

        自棄になる。

        社会に生きるといろいろあるけども、

        マクベスの世界も社会組織なわけで、やっぱ考えさせられる。

        真面目が一番かな~~~

        後ろめたい人生は送りたくないね! 
        >> 続きを読む

        2018/04/22 by ジュディス

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      刺青

      谷崎潤一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 「刺青・秘密」 新潮文庫 谷崎潤一郎

        遡れば約一年半ほど前のこと。通信制高校生である私は、国語の授業で日本の古典文学に目覚めました。
        それに連なる形で近代日本文学に関心が湧いた私は、三島由紀夫の「金閣寺」を読み、その「日本語」で表現された豪華絢爛な文章の「妙」に触発され、日本の純文学を耽読するようになります。
        しかし、この「谷崎潤一郎」という作家は、日本の文学を語る上で避けては通れないとは思っていましたが、この作家だけは避けていました。なぜならば私は「クリスチャン」であるからです。

        谷崎のウィキペディアを徒然と覗いてみた私は、妖しい、倒錯した世界観を構成する単語の並ぶ作者の情報を見て、「これは、クリスチャンとして読んではいけない。」と、馬鹿に真面目に心に決めていました。
        ですが、待ち時間に書店に行き、谷崎の処女作の収録された、新潮文庫出版の本書、「刺青・秘密」を手に取ると、その表紙カバー(梅の花でしょうか)の妖艶さから、まず魅了されてしまい、「処女作だけ、読んでみて判断しよう。」と、本書を読むことと相成ったのです。 「きっと倒錯しきった耽美主義の世界が描写されているにちがいない。」、そう決め込んでかかっていた私は、表題作である「刺青」「秘密」以上に、本書収録の「異端者の悲しみ」に、いたく共感してしまったのです。

        主人公の章三郎は、東京帝国大学の文学科の学生ですが、ろくに通学もせず、実家である日本橋の八丁堀の二階で、親への反抗手段としてだらだら午睡したり、ふらふらと遊び呆けたりして暮らしています。
        そして、根拠のない自信、「俺には、とてつもない芸術の才がある! 今に見ていろ、お前らのような健常な、幸福者をアッと言わせてやるからな。」、そんな風に己を鼓舞するのですが、いざ原稿の前に膝を正しても、すぐに女のことを考えたり、酒のことを考えたりと、とにかく怠惰な若者です。
        私が「いたく共感した」というのは、私がかつては、クリスチャンになる前は章三郎のような若者であったからです。特に下記に引用する作中の地の文に「いやあ、似てる、俺と似ている。」と、嘆息のような笑みが浮かびました。

        ーーー閑寂な孤独生活に憧れる瞑想的な心持ちと、花やかな饗宴の灯を恋い慕う幇間的な根性とが、常に交互に起こって居た。友達の金を借り倒して、世間へ顔向けが出来なくなると、彼は暫く韜晦して八丁掘の二階に屏息したり、漂白の旅に上ったりする。そう云う時に彼は自分を非常に偉大な人物であるかの如く己惚れる。ーーー

        さすがに友達の金を借り倒してフラフラできるほどの「不道徳的器用さ」を私は持っていませんが、約二年前、今よりまだ落ち着きのなかった時分、インターナショナルなたこ焼きパーティーの席で、アメリカ人女性に「これ、飲め!」と言われて差し出されたのは、タコのドリップ、ドブの水のように混濁した色の「タコ汁」で、そこで私の心には、上記の「幇間的な根性」がふつふつと出しゃばってきた末に、その「タコ汁」を飲みほしてしまったのでした……。
        そんな下品な「幇間的」な振る舞いをしたかと思えば、「閑寂な孤独生活に憧れる瞑想的な心持ち」で、本の虫になっている時の自分、短歌を詠む、何か作品を創っている時の自分をして「非常に偉大な人物であるかの如く己惚れる」、鉄面皮な、厚顔無恥な「自我」が、「へりくだりなさい」というキリスト教倫理とせめぎあうようにして相対し、いざ自分よりも優れた同世代の人々、自分よりも本気で人々の事を考え、祈っているクリスチャンの人々の輪に入ると、「俺は一体全体、人生について何も分かってないじゃないか。自分の創る作品だって、所詮は狂言綺語じゃないか。人生の何に役立つのだ。」と、「自惚れ」の生じた自分を恥じるという、章三郎同様、なんとも七面倒臭い性格をしているのです。

        そして、河盛好蔵氏の解説を読んで初めてわかったことですが、この「異端者の悲しみ」は、大正六年(1917年)に発表された作らしく、この時代にもこのような、ある意味で「とても若者らしい不器用な若者」はいたんだなあ、という思いに駆られました。
        それ以上に驚いたのは、この作品は作者、谷崎潤一郎の「半自叙伝」の中編小説であり、そのことを知った私は、谷崎潤一郎という人物に親近感を抱いてしまいました。

        この他にも「二人の稚児」という、「浮き世」を、「この世」をほとんど知らずして比叡山延暦寺に引き取られ、それ以来、勤行に修行を重ねて育った、二人の少年が抱える、未だ見たことのない「浮き世」「女人」と「仏道信仰」への葛藤を描いた作品も、とても豪奢な文章・物語の調べとなっており、多数の仏教用語や、その経典の示す世界観の描写も、注解と合わせて読むことで、日本の仏教の、その片鱗を見ることが出来るので、クリスチャンである自分としては、こういった作品は大変勉強になりますし、とても興味深いです。

        口語における日本語はもちろんのこと、江戸の下町方言、江戸落語のような語り口の作品、そして、文語と、ありとあらゆる日本語を超絶技巧で展開し、幅広い芸術や風俗の知識をふんだんに馳駆して作品の世界観を構築する「谷崎文学」の世界は、あまり立ち入らぬ方が吉とは知りながらも、今後も立ち入ってしまいそうな「鍵」を、私に持たせた本書でした。
        >> 続きを読む

        2018/11/30 by KAZZ

    • 他1人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)

      ロレンス・スターン

      3.0
      いいね!
      • 【寄り道文学の迷作?】
         まっこと奇っ怪な本でございます。
         トリストラム・シャンディという主人公の自伝の体裁を取っているのですが、この自伝の始まりはまだ当の本人がお母さんのお腹の中にいる頃から始まります。
         そんな伝記あるかい!(しかも、生まれるまでがまた長いこと)。

         かの夏目漱石をして「海鼠のような」と激賞された作品です。
         え? どんなストーリーなのかって?
         ストーリーはね……ありません!

         話はあっちへ行き、こっちへ行きで、主たる筋(そんなのそもそもあるの?)から外れまくり、寄り道しまくりです。
         その道程はまるでうねうねとくねる蛇のよう。
         ストーリーを追うなどという読み方は通用しません。

         大体、この作品に登場する人たちが揃いも揃って困った人たちなんです。
         トリストラムの父親ウォルターは、生まれる子供を完璧な子供に育て上げようとの壮大な野心を持ち、命名からして懲りまくり。
         本当は「トリスメジスタス」(ヘルメス・トリスメギストスにちなんだ名前ですな)と名付けようとしたのですが、そんなややこしい名前なんて覚えられない女中のおかげで「トリストラム」(憂鬱とか哀しみという意味)の名前になっちゃうんです。

         叔父のトゥビーは退役軍人なのですが、狂気の軍事マニアです。
         かつて自分が従軍した戦いを再現したいがために、そして凝りに凝った築城術を実践するために、部下のトリム伍長と共に庭の一角に巨大な模型を作り出す有様。
         そんなこんなの内に、トゥビーは隣に住む妖艶な(?)未亡人と滑稽な色恋沙汰をおっ
        始めてしまったりもします。

         で、そんな血筋を受け継いでいるトリストラムですから、自らの自伝(つまり本書)も完璧なものでなければならないと考え(だから自分が精子だったところから始めるのですね)、微に入り際を穿ち書きまくるわけです。
         どーでも良いだろうそんなこと! という話が満載です。
         こういうマニアックに懲りまくっていることを、作中では「道楽馬」と呼んでいるのですけれどね。

         牧師さんが亡くなった時、その死を悼むとしてページ全体が真っ黒に塗り潰されていたり、よく分からないぐねぐねした模様が書き込まれていたり、読者の想像で埋めて欲しいとして単に白紙のページだけが挿入されていたり……

         誰か止める者はいないのか!
         いません(きっぱり)。
         もう、これはあきらめて読み続けるしかないという恐ろしい作品なのです。

         さあ、「もうどうにでもな~れ!」という覚悟を決めてページをめくり始めてみましょう。
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        2019/07/29 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      おさじさん

      東光寺啓 , 松谷みよ子

      童心社
      カテゴリー:芸術、美術
      3.0
      いいね!
      • 赤ちゃんおすすめ絵本でたまに見かけていたことと、テッパン絵本「いないいないばあ」と同じ著書の方の絵本だったので、離乳食が始まる娘に読み聞かせしました。

        6ヶ月になるかならないかの娘にはちょっと早かったこともありすぐに飽きてしまいました。でも時期が悪かっただけではないように思います。とても音読しづらいのです。絵本は言葉のリズムがとても大切だと思うのですが、この絵本は何度読んでも読みづらく、詰まったり読み間違えてしまうのです。。

        この絵本はもう読まないかなー。

        *移動図書館
        >> 続きを読む

        2016/04/01 by mon-bebe

    • 3人が本棚登録しています
      おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)

      あまん きみこ

      ポプラ社
      3.7
      いいね!
      • 善悪、白黒はっきり分けることのできない、人間の機微を表現されていると思います。買って本棚に入れておきたい本。 >> 続きを読む

        2015/11/17 by awa

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランドの絵本)

      マリア・テルリコフスカ

      福音館書店
      3.5
      いいね!
      • とってもカワイイ、お水のしずく。

        村のおばさんのバケツから飛び出した、しずくちゃんの旅が始まります♪

        お医者さんに行ったり、クリーニング屋さんに行ったりと旅を続ける、しずくくん。

        一緒に冒険していると、水蒸気になってお空に行ったり、氷になって固まったりもするので、小さいお友達だったら、わくわくしながら学べる面もありまーす☆

        ※ぴちょんくんとは関係ありません。
        >> 続きを読む

        2013/06/08 by tamo

      • コメント 2件
    • 4人が本棚登録しています

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