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1970年2月発行の書籍

人気の作品

      行人

      夏目 漱石

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        自分に誠実でないものは、
        決して他人に誠実であり得ない。
        >> 続きを読む

        2013/02/21 by 本の名言

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      パルムの僧院

      スタンダール

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 恋した事がない青年が
        幽閉された僅な隙間から愛を伝えようとする
        彼女は固い誓いを自らに徹している
        良かったのはこの滑稽さが誰にもわからなかった
        夫人も彼女の態度は知らず、ファブリスの様子から察したのみ
        この二人の関係が明るみに出れば
        稚拙な事だと揶揄され
        二人の関係は終わってしまっただろう
        閉じられた世界でまさに二人の世界が無限大に
        想像が膨らみ、美しかった
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        2018/12/27 by kotori

    • 2人が本棚登録しています
      季節のない街

      山本周五郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 貧しい者達が寄り集まってできた街。
        そこに住む人々を描いている。
        貧乏ではあるが心優しい人々が助け合い暮らしている…という話ではない。

        様子のおかしい息子の行く末を心配する年老いた母親。
        金をせびるだけの長男を溺愛する母親に、尽くしながらも認めてもらえない次男。
        浮気性の妻の間に子どもが5人。近所から「誰の子かしら」と陰口される夫。
        容姿のせいで「がんもどき」と呼ばれる少女。

        14話の結末はどれも悲しく、切なく、時にこっけいだ。
        それが、自業自得の結果なら教訓話として納得もする。
        彼らに非は無いのに「あきらめるしかない」状況。
        どれも気が滅入る話だ。

        ところが、何度も読み返している。何故だろう。

        私は「悲しく、せつない」と書いたが誰も泣いてないし、絶望もしていない。いや、少し泣くかもしれないけど ただ、身を任せているだけだ。

        この街には「たんばさん」がいる。

        たんばさんは皆にたよりにされている。
        金の無心にも愚痴の聞き役でもすべてを受け入れる。
        年寄りには時間も金も大して必要ないのだ言う。
        たんばさんに助けられる事で荒んだ自分を見つめ直す者もいる。

        たんばさんが頼ってきた者を拒まないのは、彼自身もかつて誰かをたよって救われた事があるのかもしれない。絞り出した「助けて」をよく知る者なのかもしれない。

        そして街に夜が来る。
        たんばさんに助けられ感謝し眠る者、助けられた事さえ忘れているが、たんばさんの存在に安堵し眠る者。そんな街の上には冴え冴えと星が瞬く。
        「よしよし、眠れるうちに眠っておけ」
        「明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだからな」

        “星は傍観者の嘲弄のように冷たくささやくのだ。”



        物語の最後に「お前もそうだろう?」と私に突き付けてきた。

        何度も読み返す理由に気づかぬフリはやめろ。
        憐れみながら、たんばの真似ができない理由も分かっているのだろうと。
        そして「お前がどんなに憐れンでも人間そんな単純なもんじゃぁない。見くびんなよ。」と

        怖い本だ。
        私の読んだ山本周五郎はこの短編集、唯一冊。
        そして、彼の他の作品を読もうか迷っている。
        >> 続きを読む

        2020/02/19 by たたみ

    • 1人が本棚登録しています
      子うさぎましろのお話

      佐々木たづ

      ポプラ社
      カテゴリー:文学
      4.0
      いいね!
      • 可愛らしくて夢があるクリスマスにちなんだ心温まるオススメ絵本をご紹介します。

        白うさぎの子〈ましろ〉のいる北の国にはサンタクロースのおじいさんが住んでいます。
        クリスマスにはサンタさんが一番最初にプレゼントを配るのでした。
        まっ先にプレゼントをもらってしまった〈ましろ〉は思いました。
        もう一度もらえないかな?

        ましろのアイディアはあまりにベタで笑っちゃいますが、ここからがこのお話のいいところ。
        イソップ童話ならバチが当たると思いますが、ましろはそもそもとても欲張りな訳ではありません。
        それにスグに反省しちゃうのですから実に子どもらしいのです。

        サンタさんはましろに騙されちゃったのでしょうか?騙されたフリをしていたのでしょうか?
        子どもの心の成長にあわせて物語の受け取り方も変わってゆくでしょう。

        神さまのことは出てきますが、キリスト教という宗教がテーマなのではありません。
        人にはきっと自分を見守っている大きな力について考えることが必要なのだと思います。
        自分で考える。自分で気づく。ひとまわり大きな心を持つ。
        子どもにはそんなのびる力がもともとあるのですよね。

        サンタさんとの心温まる交流が微笑ましいです。
        ただクリスマスの時だけプレゼントを配ってくれるおじいさんじゃないのです。
        お子さんのいらっしゃる方にはぜひお読みいただきたいお話しの一つです。

        ヨーロッパが舞台と思われる物語ですが、絵もお話しも日本人作家によるものなのですね。
        優しくシンプルでセンスも全く古さのないことにも驚かされました。

        作者の佐々木たづさんは緑内障のため失明され、本作はその後に書かれたものらしいです。
        この柔らかなイラストをご自身ではご覧になっていないのかと思うとちょっと心が痛みますね。

        ☆*Merry X’mas*☆
        >> 続きを読む

        2015/12/24 by 月うさぎ

      • コメント 8件
    • 4人が本棚登録しています

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