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1970年6月発行の書籍

人気の作品

      黒い雨

      井伏鱒二

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
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      • 戦争を知らない世代へ、このような小説こそが受け継がれていくべきなのではないでしょうか。

        原爆が投下された当時の状況はまさに地獄絵図で、死人や全身火傷で苦しんでいる人々であふれ返って、家々も傾き、炎が所々であがっていて…
        安全なところに避難しても重症被爆者の見るに堪えない病状や度重なる死。

        突然の原爆投下によって死に直面させられた人々の苦しみや、崩壊した街の状態がリアルに描写されています。
        食糧難や、家族や自身の発病、次の空襲がいつくるかわからない恐怖に怯えながらも強く生きていこうとする人間の心の強さを感じることができました。
        文章は力強く、難しい表現もなかったのでとても読みやすかったです。
        悲惨な状況下でも家族や仲間を思いやったり、とても人間味がある作品でした。

        子供の頃「戦争はいけないことだ」とやみくもに教育されましたが、戦争の中でどのように人が生きたのかという事実を知ることが「なぜ戦争はいけないことなのか」ということを考えるきっかけになると思います。
        この小説はそれを深く考えさせてくれます。

        併せて小説の中に出てくる「白骨の御文章」を調べて読みましたが、小説を読んだ後だと切なさのような悲しみがグッとこみあげてきて鳥肌が立ちました。
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        2015/05/07 by mokoko

      • コメント 4件
    • 11人が本棚登録しています
      怪奇クラブ

      アーサー マッケン

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 特にラヴクラフトらから異常に持ち上げられている感のある、売れない作家マッケンの短編集。
        内容は怪奇小説で、日常の隣にある恐怖として、不気味な迷信や伝説が物語の小道具として使われるのが特徴です。
        後世の作家から持ち上げられるのもわかるくらい、小道具としての不気味な話を作る力はすばらしいです。
        それでも、売れない作家は伊達じゃない!
        小道具はすばらしいのですが、肝心の物語がつまらないというか、見せ方をしらないというか・・・売れないのも納得の出来栄え!

        もっとも時代背景とキリスト教的な神の光が遍く照らしている世界観の中で、日常の影に潜む異教めいた不気味な何かを描いたのが評価されている気がします。
        >> 続きを読む

        2015/06/11 by ミコト・T

      • コメント 1件
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      なつのあさ

      谷内こうた

      (有)至光社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 良い絵本だった。

        小さい頃、そういえば、阿蘇で汽車が通るのを見たり、待っていたことを思い出した。
        夏のたびに、阿蘇に行って、時折そうしていた。

        またそのうち、どこかでのんびり、汽車を待ったり、眺めたり、絵に描いてみるのもいいかもなぁと、この絵本を読んで思った。
        >> 続きを読む

        2012/12/30 by atsushi

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