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1971年8月発行の書籍

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      源氏物語 全訳

      紫式部 , 与謝野晶子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 数ある源氏物語の訳本のなかでも屈指の秀麗さを感じます。
        源氏物語は(いまさらいうこともないですが)
        現代いうところのレンアイ物語でもなく、さりとて色恋とか不倫とか愛憎とかそんな言葉ではくくりにくい本ですね。樸流に表現すると、おとことおんなとあれやこれやとからまりながれてゆく物語……でしょうか。

        (この本の前に谷崎潤一郎訳もちらっと覗いたんですが……)
        谷崎潤一郎訳が、あまりによくできた女性的で流暢な語りであるのに比べて、簡潔ですっきりとしていて凜々しい感じがする。
        女性が訳した故に、必要以上に女性的でないところがいいなあ。きっと性格的に、紫式部と晶子は似たような部分があったのかなと想像してしまう。

        (谷崎本とくらべ……)
        原文に対して逐語的でない部分が多いとの評もあるらしいが、与謝野晶子は参考文献などほとんど目もくれずに、原文を感性で訳していったなんて話を聞くにつけても、生まれ変わりか!? などと有らぬ妄想まで引きおこしてくれます。

        古典を読むのはハードルが高いと思いつつ、完璧な現代文では物足りないとか違和感をおぼえる人には、ぜったいオススメ。

        <おまけ>
        ※最近、外国の古典にシフトしかけていたけど、所詮は邦訳なので、どこまで原典に近いのか摑みにくかった。その点、日本の古典の場合は、原典と現代語訳の距離感がつかみやすいなあ、としみじみ。
        >> 続きを読む

        2015/11/12 by junyo

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