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1974年10月発行の書籍

人気の作品

      ボンボンと悪夢

      星 新一

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • ショート・ショートといえば星新一であり、星新一といえばショート・ショートである。この作品集も氏の膨大な作品群の一つだが、小学生の時分ハマった切っ掛けを作ってくれた作品の一つであり、甚だ個人的な理由ではあるが思い入れがある本だ。

        「不運」「顔の上の軌道」「友を失った夜」「白昼の襲撃」「賢明な女性たち」「上流階級」「目撃者」「専門家」あたりが印象深い。

        シニカルな結末の「目撃者」、軽妙な「専門家」、後味の悪い「上流階級」、童話のような雰囲気の「友を失った夜」など一冊・36編で芸風の広さを存分に見せてくれる。著者4作目の初期作品集ということもあってか、やや長めの作品や極端に短い作品などが入り混じっているが、そこはご愛敬。

        個人的なイチオシは「賢明な女性たち」。星新一ワールドを多くの方に堪能していただきたい。星新一入門として自信を持ってオススメできる一冊だ。
        >> 続きを読む

        2016/07/29 by 飛車香落ち

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      真珠郎 (角川文庫 緑 304-16)

      横溝 正史

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • これを初めて読んだのは、中学一年生のときだった。横溝正史初読みになったこの本は、何かの折には話題にしたが、いつだったか、角川の「横溝正史フェア」で見かけて立ち読みをした。妖気が漂う耽美的な文章、時代を感じさせる舞台装置や血なまぐさい殺人事件、少し思い出したが読み返す気分ではなかったのでまた次にしようとそのままになっていた。
        そのとき展示されていた25冊の殆どは読んでいたし、そのときは、こどものころに受けた珍しい「真珠郎」という題名の衝撃がまだ収まっていなかった。

        先日立ち寄った古書店でたまたまこの本を見つけた、古い本独特のにおいと黄色く変色した表紙が懐かしかった。

        浅間山の麓の湖際に建つ、妓楼を移築した眺めのよい部屋を借りた二人の大学生が、殺人事件に巻き込まれる。
        棲んでいる家族は二人だけだと聞いていたのだが、渡り廊下の先にある蔵に誰かいるらしい。夜湖畔の柳の下に立っている世にも稀な美少年を目撃する。しかし、そういうものはいないと家人が言う。
        そして第一の殺人が起きる、湖の水が流れ入る洞窟で「真珠郎」名づけられた少年が返り血を浴びて、船の上で奇怪な笑い声を響かせていた。
        舞台は東京に移り、また殺人事件が起きる。真珠郎が目撃されていたが、その後姿はかき消したように跡形もなく消え、事件が起きるたびに目撃される。

        主人は「真珠郎」を生まれたときから蔵の中で育てた、望みどおり怪奇な殺人者に成長し、鎖を破って逃走する。その後に起きる事件が、複雑な彼の生い立ちとともに周りの人々の思惑が絡んで、話は陰惨な場面が続く。


        このときはまだ金田一探偵は書かれていない。探偵役が出てきて、絡んだ糸を簡単にほぐしてしまう。
        不気味な雰囲気は、当時子供だっただけに心に焼きついたものの、恐怖譚や妖しい物の怪話など嫌いではなかった。改めて読み返すと、表現や言葉遣いに時代を感じるものの、ミステリとしても面白く、読み終わって思い出す場面も多かった。

        横溝正史のものでは「本陣殺人事件」が一番。仕掛けの面白さに驚いた。映画化された有名作品もいいが短編中篇の魅力が今読み返しても薄れていない。
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        2014/12/22 by 空耳よ

      • コメント 10件
    • 1人が本棚登録しています
      地下鉄のザジ

      レーモン・クノー

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! dreamer Tukiwami
      • 【「ケツ喰らえ!」でも最後はほんのりシアワセ】

         レーモン・クノーの快作です。
         ザジは10歳の女の子。花の都パリにやってきます。
         お母さんと一緒にやってきたのですが、お母さんはザジを伯父のガブリエルに預けると、さっさと愛人に会いに行ってしまいます。

         「2日間だけだからな」とは、ザジを預かったガブリエル伯父さんの弁。
         ところが、ザジはおとなしくなんてしていません。
         何ともこまっしゃくれた、でも可愛らしい女の子。
         地下鉄に乗ってみたくて仕方がなかったんです!
         でも、あいにくパリの地下鉄はゼネスト(懐かしい言葉だ)中。
         ちょっとぶんむくれてしまいます。

         でも、ジーンズも履いてみたいんだよ!
         ということで、何とも怪しげな「変なおじさん」について行ってしまいます。
         あるいは、ガブリエル伯父さんのことを疑っているのだな。
         「ねぇ、ねぇ、伯父さんってオカマなの?」
         そんなことおおっぴらに聞くな~!

         読んでいるこちらの方がはらはらし通しです。
         「ケツ喰らえ!」はザジの定番のセリフ。
         もう、ひっかきまわします。

         ドタバタ調に展開するザジのホリデーなわけですが、でも、最後はほんのりシアワセです。
         efが大切にしたい作品のひとつです。
        >> 続きを読む

        2019/02/15 by ef177

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    • 4人が本棚登録しています
      おうさまババ-ル

      BrunhoffJean de , 矢川澄子

      評論社
      3.3
      いいね!
      • 字も小さく、長いお話なのにも関わらず、とても興味を示していた。質問も多かったように思う。 >> 続きを読む

        2015/02/03 by ぶぶか

    • 3人が本棚登録しています
      アンガスとねこ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

      マージョリー・フラック

      2.0
      いいね!
      • 「アンガスとあひる」に引き続き、こちらも犬の気持ちが理解できないので、お話の中に入り込むことができず。 >> 続きを読む

        2015/02/04 by ぶぶか

      • コメント 1件
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      さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)

      レイモンド・ブリッグズ

      福音館書店
      4.0
      いいね! sunflower
      • 実は最近までこの本の著者が「スノーマン」と同じレイモンド・ブリッグズだと知らなかった。

        美しくて幻想的な「スノーマン」とあまりにも雰囲気が違う。

        「さむがりやのサンタ」は人間味溢れまくっているサンタクロースのユーモアたっぷりのお話。おとぎの国のサンタさんというより、サンタさんの日常や人柄を紹介。パッと見はマンガのよう。

        サンタクロースと言えばソリに乗って空にいるイメージだけど、サンタさんだって寒いの苦手。シャワーを浴びたりトナカイの世話もする。新聞も読むし、時に文句も言う。

        そんなサンタさんが可笑しくて、イラストも可愛くてなんとも和む。

        クリスマスのプレゼントにとってもオススメな絵本。
        >> 続きを読む

        2012/11/28 by sunflower

      • コメント 9件
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