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1975年10月発行の書籍

人気の作品

      まぼろしのペンフレンド (角川文庫 緑 357-6)

      眉村 卓

      4.0
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      • 表題作の他、計3篇の侵略SFを収録した 短編集です。

        今では死語とも思えるペンフレンドは、僕が高校生時代にはまだ存在してましたが、住所を公開して友達を募集するわけで、プライバシーが尊重される(されすぎる感もありますが)現代では考え事られませんね。

        表題作はある日見知らぬ女性から手紙を受け取った主人公の身の回りで起きる不可解な出来事を描いています。

        展開がなかなかスリリングで、途中で主人公そっくりの人物が登場してから、ストーリーは日常から非日常的な怖さも加わって読みごたえがあります。

        他の収録作「テスト」はちょっぴり皮肉が効いた結末、「時間戦士」は短編ながらスケールの大きな展開と映画的な結末に引き込まれました。

        眉村氏の作品は読みやすく、SF小説とは疎遠の読者にも、一度読んでいただきたい作家のひとりです。
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        2017/11/21 by アーチャー

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      ねこに未来はない (角川文庫 緑 409-2)

      長田 弘

      3.0
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      • ねこちゃんエッセイ三篇。
        最近は猫ブームらしい。
        猫ブームなんて猫の飼い主はずっと前からそうだったから、何を今更と思う。
        本屋さんでも猫に関する書籍コーナーがあったりで、ちょっと可笑しい。
        この本はその猫コーナーにあったわけではなく、ぶらぶら棚を見ていて見つけた。
        タイトルにズバリ猫と入っているのにコーナー入りさせてもらえなかった本に、へそ曲がりなわたしの触手はのびる。

        猫好きではない著者長田さんが奥様と結婚されて、まずは猫を飼いましょうと言われ否応なく猫との生活をはじめたことからはじまるねこちゃんエッセイ。
        我が家の夫と同じだ。
        我が家は既に愛猫がいて、一緒に暮らして当然といった形ではあるけれど、夫は猫を好きでも嫌いでもなく、わたしと結婚しなければ猫を飼おうなど思いもしなかったと言う。

        長田さん夫婦は猫を飼っても飼ってもいなくなるらしい。
        いなくなるとは失踪したり亡くなったりだけれど、亡くなるのは生き物のさだめなので仕方ないけれど、失踪は駄目だろう。一度はあっても次からは気をつけたらいいのに、飼い方が悪いだろう、と猫好きのわたしとしては厳しめの感情を抱く。
        我が家の先住愛猫も一度だけ逃亡したことがあったけれど、とにかく始めが肝腎。猫はテリトリーがそんなに広くないので(室内飼いなのでそもそも外はテリトリー外)、逃亡したら直ちに確保が原則。
        まさに猫撫で声で好物片手に呼ぶ、呼ぶ、呼ぶ。
        猫撫で声が良かったのか好物が良かったのか、じきに潜んでいた物陰からにゃにゃにゃにゃと出てきて、開けておいた玄関から入っていった。
        はじめての外出で何やら興奮していたが、多分とても怖かったらしく以後暫く玄関にさえ寄り付かなかった。
        初動捜査が悪いときっと見つからないのだ。経験者は語る。

        ねこに未来はない
        この聞き捨てならないタイトルは、猫の未来はない、お先真っ暗だよということではない。
        猫は額が狭い→前頭葉が小さい→未来という概念がない→未来がない、とこういうことらしい。
        良かった。安心した。
        とんでもない自論を展開してくるのかとヒヤヒヤした。

        猫好きでもない著者も猫と暮らして猫好きになったらしい。
        我が夫も先住愛猫のことは可愛がっていた。ただ、その後我が家に迎え入れた現愛猫がなかなかやんちゃで、何故か夫をよく噛む。それがイヤらしく(普通イヤだと思う)、猫に少々怯えている。夫をよく噛むけれど、夫に一番甘えているのに、恐怖心でそれがよくわからないらしい。とても残念だ。

        解説に、長田さんはおっかないとあったが、この本を読む限り猫愛に満ちた愛すべき人物に思える。
        猫はおっかないひとの心もほぐしてしまう魔法の生き物に違いない。

        この本の感想と言いつつ、自分語りをしてしまったけれど、猫好きなら猫エピソードのひとつやふたつや三つや四つ持っているものだ。
        今でも先住愛猫の誕生日と命日には欠かさず好物の缶詰を供えるし、現愛猫の誕生日(捨て猫なので推測して勝手に決めた日)と愛犬の誕生日には祝っている。愛猫も愛犬も、なんか知らんけれど今日はご飯が豪勢だくらいにしか感じていないだろうけれど。

        猫も犬も人間にとっては大切な仲間です。
        飼う前には、自分はきちんと世話が出来るのかよく考えましょう。
        飼ったなら、責任を持って最期まで世話をしましょう。
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        2016/03/10 by jhm

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      あかいかさ

      ロバート・ブライト

      ほるぷ出版
      3.0
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      •  鉛筆で書いたような優しいタッチの絵本。

         赤い傘を持っていったら、動物たちが私も傘の中に入れてと沢山集まってくる。

         雨の多い季節だけど、素敵な傘を持って出かけると、気分が少し晴れるよう。そんな絵本。
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        2014/08/11 by foolman

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      3びきのくま

      ポール・ガルドン

      ほるぷ出版
      3.0
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      • これはびっくりな絵本でした。
        有名な「3びきのくま」がコミカルで破壊力のある話になっています。
        なんといっても、女の子がすごすぎます。

        金髪ロングの巻き毛にでっかいおリボン、
        ひらひらワンピースで足はピンクのストライプのタイツ。
        という、森という場所にはあまりに不似合いないでたち。

        顔を見れば虫歯?で前歯は欠けていて、笑顔が怖い(・∀・)
        お行儀が悪いことこの上なし。
        いかにもアメリカン。名前はキャンディ!

        ううむ。

        これは、全く別のコンセプトの童話になっています。

        よく見ると、くま(・(ェ)・)もユニークです。
        服は着ておらず、毛むくじゃらでけものっぽいのですが、
        こぐまはティディ・ベアを抱いていますし。

        『ドアには かぎが かかっていませんでした。
        3びきのくまは、わるいことを したことが ありません。
        だから みんなも わるいことをしないと おもいこんでいたのです。』

        『おかゆを たべていいか わるいか、キャンディは かんがえたりしません。
        さっさと おかゆのところに いきました。』

        この女。顔に似合ったワルです。

        あまりの内容に唖然としましたが、これを初めて読み聞かせられる子どもは
        結構大喜びするそうです。

        う~ん。これもなんだか、違うんだよなあ。
        「3びきのくま」は別にコメディでなくていいと思う。
        特別に教育的である必要もないと思うけれど。

        キャンディが悪役な分。被害者のくまたちは、
        かわいく見えてくるんですけれど。
        最初は毛むくじゃらな獣っぽさが怖いんですが、
        ラストのくまたちの表情はなんともいえない。

        これをポップとかおしゃれとかペーソスがあるとか
        そういう風には全然思えませんでしたけれど。

        トルストイ・バージョンと真逆のコンセプト。

        少なくとも、「3びきのくま」のイメージを覆してくれる作品であることは確かです。

        愉快な作品であることも間違いないです。


        【おまけ】
        アマゾンのページで、絵本の中身が見られますよ。
        この絵本はくまの表情がいいんです。
        http://www.amazon.com/Three-Bears-Paul-Galdone/dp/089919401X#reader_089919401X
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        2013/02/01 by 月うさぎ

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      つきのぼうや

      イブ・スパング・オルセン

      福音館書店
      3.5
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      • 昨日27日は「中秋の名月」でしたね。お月さまご覧になりましたか?
        観るのを忘れてしまった方も、大丈夫。
        今年は2日連続で特別なお月様が見られるんだそうです!
        今日9月28日には月が一番大きく見える「スーパームーン」が見られるんです。
        帰宅の時にはお空を見上げてみましょうね。

        さて、では月の絵本でもレビューしようかな。
        「つきのぼうや」をご紹介。
        この絵本は形がとても変わっていて、縦35cm・横13cmという超のっぽ絵本です。
        この細長さは月の高さを表現するのに、とても効果的なのです。

        ☾ストーリー☾
        あるばん おつきさまは つきのぼうやを よびました。

        「ちょいと ひとっぱしり したへ おりていって、あの つきを つれてきてくれないか。
        ともだちに なりたいのだ」

        「はい、いってまいります」
        つきのぼうやは かごをさげて げんきよく かけおりました。

        ふわりふわり とてもゆっくりと降りてきて
        飛行機に挨拶、渡り鳥に囲まれたり、風船に驚いたり、
        ボールをお月さまかと思ったり、女の子にリンゴをもらったり。


        無重力にも近い浮遊感がとっても愉快です。

        だんだん下に降りていっている距離感が、縦長のページの中によく表せています。
        実に気持ちよさそう。
        つきのぼうやがどこまで降りて行ってしまうのか。
        ちょっと心配になった時!

        さて、つきのぼうやはお月さまのおつかいを無事に果たすことができるのでしょうか?


        お月さまがナルシストってなんとなく納得。(⌒-⌒)
        幼いお子様から大人まで楽しめる絵本です。
        >> 続きを読む

        2015/09/28 by 月うさぎ

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