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1976年1月発行の書籍

人気の作品

      詭弁論理学

      野崎 昭弘

      中央公論新社
      カテゴリー:言語生活
      5.0
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      • 『詭弁論理学』(野崎昭弘) <中公新書> 読了です。

        選挙が近いので読んでみました

        世の中に溢れる詭弁を整理した作品です。
        作者は数学者ですが、話が上手いので、注意してないと話に夢中になって何の詭弁の話だったのか忘れちゃうのが難点です。
        もし読まれるなら、「何の話をしているのか」を十分注意しながらお読みください。

        この作品で取り上げられているのはこんな詭弁です。
        ・小児型強弁
        ・二分法
        ・相殺法
        ・あてにならない話
        ・論点のすりかえ
        ・主張の言いかえ
        ・消去法
        ・ドミノ理論

        詭弁を漏れなく取り上げて網羅的に解説する、といった内容ではなく、特徴的な詭弁を取り上げて自分できちんと頭を使いましょう、といった内容かと思います。

        まあ、世の中にはいかに詭弁が溢れていることか!
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        2016/06/28 by IKUNO

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      夜の黒豹 (角川文庫 緑 304-29)

      横溝 正史

      3.0
      いいね!
      • 娼婦連続殺人事件の被害者の胸に描かれていた"青蜥蜴"と犯人と思われる全身黒い服の男こと"黒豹"と対峙する金田一耕助の活躍を描いた長編。

        最初は単純な事件かと思われたが、やがていかにも横溝正史らしい呪われた一族の因縁が関わって複雑怪奇、そしてなんとも猟奇的な真相が明かされます。

        多くが映像化された金田一耕助シリーズですが、本作の事件はかなり陰惨で倒錯的なため、自分の読んだイメージで本作の世界を広げるしかないかな?

        それにしても、もはや名人芸としか表現しようがないあっけない結末描写。これは普通の作家にはなかなか出来ないですよ(笑)



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        2017/08/23 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      十七人目の死神 (角川文庫 緑)

      都筑 道夫

      4.0
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      • 昭和51年角川文庫から発売された全11作を収録した怪奇(懐かしい響きだ)短編集。

        SFぽいものやユーモラスな作品もあるが、本書の冒頭に収録された「手を貸してくれたのはだれ?」が一番悪夢的な物語で面白かった。

        因みに僕が読んだ本書は昭和58年の第八刷で、巻末には当時の角川文庫の最新刊の案内が書かれており、都筑道夫氏の「ひとり雑誌」やドラマにもなっていた「巨人の惑星」などの発売が記されている。

        この時期大阪に出てきたばかりの僕はこの2冊を買っているのだけど、結局読んでいないことを懐かしく思い出してしまった・・・本書の感想からそれてしまってすみませんでした🙇
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        2018/09/27 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      冬の鷹

      吉村昭

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • 敬愛する作家のひとり吉村昭の「冬の鷹」を読み終えました。

        この作品は、「解体新書」の翻訳に挑んだ前野良沢と杉田玄白を扱った小説で、いつもの吉村昭らしく、実証的に丹念に取材された跡がうかがえます。

        オランダ語の習得に人生を賭けた清廉な学究派の前野良沢と、オランダ語への興味より蘭学を医術へ応用することや、その普及を目指した杉田玄白の、人生の明暗と二人の相克が丹念に綴られていきます。

        作者・吉村昭の興味は、無謀な仕事に取り組んだ彼らの激しい情熱と、処世感覚の差による、その人生のあまりの隔たりぶりを描くことにあるような気がします。

        そして、作者は徹底して学問へと沈潜した前野良沢の潔癖な生きざまに光を当てたいと考えたのではないかと思う。

        医者ものの歴史小説は、あらゆる階級の人々の生活や人情を描けるばかりでなく、文明論に深く迫ることもできると思う。
        そして、その可能性は、まだかなり多く残されているのではないかと思いますね。
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        2018/05/29 by dreamer

    • 2人が本棚登録しています
      ハートの刺青 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-4)

      エド・マクベイン

      4.0
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      • 87分署シリーズ4作目の本書。

        87分署シリーズの初期には、年に2作シリーズの新作を発表してたのだから、作者のエド・マクベイン自身もこのシリーズを書くのが楽しかったんだろうな。

        一般的にスティーブ・キャレラ刑事が87分署シリーズの主人公という認識が浸透しているけど、マクベインはあくまでも刑事を主人公にしたシリーズを書いていたつもりらしく、実際には本書で重症を負ったキャレラはそのまま死なせる予定だったそうです。

        そう思って本書を読むと、ラストの一文によってシリーズの流れが大きく変わってしまったことがわかる気がします。
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        2017/08/27 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      野獣死すべし

      永井淳 , BlakeNicholas

      早川書房
      3.0
      いいね!
      • 主人公の手記から始まる物語。
        ひとり息子を轢き逃げされた男が、運転手への復讐を仄めかす。

        手記で始まったため、最後まで手記で復讐をいかに遂げるのか、成功したのかしなかったのか、そういったことを綴っていくものだと思っていた。原因があり結果に至るまでを読ませる、よくある形だと思っていたら途中でスタイルが変わる。

        復讐する相手である人物が何者かに殺されてしまう。

        あれれ、ミステリーだったのこれ。
        裏表紙にサスペンス、ミステリ界に足跡を刻むって書いてあった。
        ウッカリ読まずにタイトルで購入した粗忽者。

        突然グイッと方向転換をされ、戸惑いつつ読んでいく。
        最後は誰が殺したかも明らかになり落ち着くところに落ち着く。
        普通に面白いのだが、恐らくもっと良さがあるのだろうに、わたしにはそれを感じられるだけの感性がどうも無いらしい。

        物語の中で結構唐突な感じで“22の質問”が出てくる。
        いくつか挙げると

        オランダボウフウの味をよくしないためには、甘い言葉がどれだけ必要か?

        〈ライオンの保母兼乳母〉とはだれのこと、あるいはなんのことか?

        九英傑とはどういう意味か?

        ……ナンダコレ。

        これが事件解決の鍵なのかと読んではみたものの、何言ってるんだかよくわからない質問ばかり。
        結局この“22の質問”が物語にどう繋がったのかよくわからないまま終わってしまう。
        この“22の質問”に関しては翻訳された永井淳さんもよくわからなかったらしく、巻末に原文と翻訳とを記しておられ、不明とかよくわからないといった考察のような感想のようなものが記されている。
        翻訳されたかたがわからないことは勿論わたしにもわからないわけで、こっちの方がどんだけミステリーだよとツッコミを入れたくなる。
        この質問の謎が気になって気になって、他が入ってこない。

        よくわからないこともあったりだったが、面白いというかこういう作品もあるのかというのが最も感じたこと。

        本屋さんでこの本を棚に見つけたとき、『あっ、松田優作さんの映画の原作だ。』と手にとって、全く別の作品と気づいて、ひとりコッソリ笑ったのもいい思い出だ。

        それにしてもこの作品のタイトルは江戸川乱歩がつけたらしい。つけたって言っても原題を日本語に訳したという意味でだけれど。
        死ね、とか、死なねばならぬ、じゃなく、死ぬべし。こう表現するところに乱歩の並々ならぬ言葉のセンスの秀逸さを感じる。
        >> 続きを読む

        2016/06/25 by jhm

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      750ライダー 1 (少年チャンピオンコミックス)

      石井いさみ

      4.0
      いいね!
      • 750ライダー 第1/全50巻

        中型限定では有るが、学生時代は単車とともに過ごしたため、当時でも既にレトロな雰囲気が漂っていたこの作品も薄ら読んだ記憶が有る。

        ナナハンでウィリーとか、渋滞の車を縫うような細かくかつ高速な切り返しとか、尋常じゃない腕を持つ、750ライダーこと光。

        暴走族、番長グループ、しかも、オンナは乗せないとイキがっている硬派で構成されているところに時代を感じる。

        公道レースを挑まれた横暴な相手から、挑戦料として10円を徴収する。

        四輪のくせに、崖で単車に幅寄せしてくるような犯罪レベルの輩だが、驚きの方法で回避した光に気を取られた結果、自分たちが崖から転落してしまう。

        電話ボックスからの119コールに例の10円を使うと言うのが何だかオシャレに感じた。

        ガス橋なんて、土地勘の有るところが出てくるとテンションが上がる。
        >> 続きを読む

        2016/01/26 by ice

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