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大久保康雄 , 竹内道之助 , マーガレット・ミッチェル
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『風と共に去りぬ』[全五巻](マーガレット・ミッチェル/ 大久保康雄,竹内 道之助訳)<新潮文庫>読了です。読む前は、アメリカ南北戦争を舞台とした恋愛小説というイメージを持っていて、積読処理のつもりでした。しかし、読んでみるととんでもない!南北戦争前、戦中、戦後を通じて、主人公が何を考え、どのように行動したのか。そして周りの人はどのような態度をとったのか。その結果どのようなことが起きたのか。そういったことが、事細かく描かれています。かといって冗長なわけではなく、登場人物や情景が浮かび上がってくるような、過不足のない描写だと思いました。あえて「マーガレット・オハラ」ではなく主人公と書いたのには意味があります。はたして、この小説の主人公はだれなのでしょう。きっと、読み終えた後、だれもが持つ問いだと思います。確かにベースには恋愛があり、その上に構築された物語なのかもしれませんが、決してそれだけに終わらない、骨の太いこの作品を愉しんでいただきたいと思います。 >> 続きを読む
2015/09/06 by IKUNO
ユリー・シュルヴィッツ
大人こそ読むべき絵本のBest・2、「よあけ」。日本の水彩画のような静けさのあるタッチの暗い。墨絵のような暗い夜明けにみずうみに靄がかかり、蝙蝠が、蛙が、とりがめざめる。おじいさんは孫を起こし、みずうみにボートをこぎ出す。最後のページは見開きになって朝明けの瞬間を、「山と湖が、みどりになった」と一面緑の輝かしい世界に・・・。まさに、今閉塞感のある時代だからこそ、かならず輝かしい未来が待っていると・・・。 >> 続きを読む
2021/03/09 by ごまめ
村上 龍
再読。村上龍の第二作。「三人の少年たち」「大佐と、その愛人」「衛兵と、その家族」「洋服屋と、その母」の物語。章割りがないため、どこで読み止めたらいいか分からないほど緊密な感じの文体となっている(舞城王太郎の改行なしの文体ほどではないが)。少年の「酒を飲みながら食うんだ、酒を飲みながら食うと、どんな物でもうまいってオヤジが言ってたぞ」というセリフには首がもげそうなほど、頷きそうになった。大佐の長文の意味が分からないセリフには恐れをなし「今さら赤ん坊になるのは無理だけど、赤ん坊みたいに半透明になるのは無理だけど、鏡にはなれるぞと思ったね」というセリフには「ジョジョか」とツッコミを入れそうになった。そのあと愛人とコカインを嗜む展開になったのは村上龍らしい、と思った(ちなみにコカインはヘロインや覚醒剤よりは安全な麻薬である)。衛兵の「昔から祭りとかパーティが好きではなかった、その後の後片付けや食べ残しのことを考えてしまうから」という内省には「だから、みんな居酒屋に飲みに行くんだろうな」という感想を持った。就学以前の女の子が「あたし腕がちぎれちゃったのよ」と衛兵の妻に話しかける場面は「インドみたい」と少し暗い気持ちになった。酔っぱらいが衛兵の妻に絡むシーンは、なおさらであった。大佐の「職を失わないようにと嫌な奴に頭を下げ毎日同じ乗り物で豚のように勤めに出る必要はもうなくなったんだ」というセリフには、早く自分もそのような立場になりたいものだと痛感させられた。本作を読んだ読者は「限りなく透明に近いブルー」がフロックではないことを確信するであろう。 >> 続きを読む
2021/04/06 by tygkun
ウィリアム・ペーン デュボア
大のナマケモノのトミー! 洋服着替えから食事まで、生活は全て家に仕掛けてある機械に任せっきりです。 そんなある日、家の近くに雷が落ちたものですから、さあ大変! 機械達が狂い、とんでもないことになってしまいます。 逆方向に服を着るようになり、どんでもない量の朝食が口に流し込まれ、溢れ出した食材はそこらじゅうに落ちて、何もかもめちゃくちゃ。 さすがのトミーも、寝たままではいられなくなりーーついに一人で立ち上がることに! 面白可笑しい絵本。 クスッと笑っちゃう内容からは、皮肉さも染み出ています。 雷が落ちなかった前、全ては正常で順調でした。 が、もしこのまま事件が起きなかったのなら、トミーも決して起き上がることが出来なかったでしょう。 時には安定を崩す、こういった多少の「狂い」があった方が、人間、進歩するもんです。 >> 続きを読む
2019/03/20 by Moffy
横溝 正史
本書は横溝正史を読んだことがない、あるいはこれから読もうという人にはうってつけ(サリンジャーぽいですな)の粒よりの短編集です。なかでもなんとも切ない事実が明かされる「靨(えくぼ)」はひとつの短編小説として良くできた作品だと思います。また人間の欲望の怖さと愚かさを描いた「神楽太夫」「女写真家」も面白く読めました。絶賛絶版中なので、図書館やブックオフで目にしたときは、是非手に取って読んでください。 >> 続きを読む
2017/08/23 by アーチャー
ロバート F.ヤング
【静かな感動を味わえるリリカルなSF短編集】 ロバート・F・ヤングの作品は『たんぽぽ娘』に次いで2冊目の読書になります。 期待を裏切らない作風で、私はこういう感じは大好きです。 巻末解説で、「レイ・ブラッドベリ、シオドア・スタージョン、ジャック・フィニィの一部の作品よりなお甘い」と書かれていますが、挙げられている三人のSF作家の作風が好きな方であれあきっとヤングも気に入るはずです(当然、私はこの三人も大好きです)。 それではいつものとおり、収録作品からいくつかご紹介。〇 ジョナサンと宇宙クジラ 宇宙にはまだまだ未知のことがたくさんあります。 そう、宇宙にはクジラの形をした巨大な生物が超光速で飛び交っているんですよ。 主人公のジョナサンは、軍で砲手をしていましたが、上官の命令により宇宙クジラを撃破すべくカプセルに乗って出撃しました。 ところが撃つタイミングを逸してしまい、宇宙クジラに飲み込まれてしまいます。 それはまるで聖書のヨナの物語のようではありませんか(もちろん、ジョナサンというネーミングもヨナ由来です)。 これで死んでしまうのか……と思いきや、何と、宇宙クジラの腹の中には広大な一つの世界が存在し、そこで生活している人々もいたのです。 これは一体どういうことなのでしょう? 本作は、宇宙クジラ自体が一つの世界、地球を模しており、人類というのは地球環境を破壊してしまうような存在なのだと訴えかけているように読めました。〇 リトル・ドッグ・ゴーン 人気俳優だったヘイズはアルコールに溺れ、ジョー・ビジネスの世界から叩き出されてしまいます。 ヘイズは辺境の惑星に流れ、そこで酒に溺れていたのですが、そこの酒場でモイラという女性と出会います。 モイラはヘイズの大ファンで、自分もかつては女性版ターザンのような役でテレビ出演していたこともあったと言うのです。 モイラに半ば強制的に酒抜きをされたヘイズはようやく立ち直り、モイラと組んでかつての名作を舞台化して演じるようになります。 その際、ドッゴーンという犬のような、テレポート能力を有する生物を一緒に舞台に上げて演じさせるという改変も加えました。 これが大当たり! ヘイズはさらに借金をして宇宙船を買い込み、モイラと共に旅回り役者兼薬の訪問販売を始めたのです。 これがまた大人気となったのですが、立ち直った人気俳優のヘイズをショー・ビジネス界が放っておくわけがありません。 ラストはしみじみした感慨にあふれていますよ。〇 ジャングル・ドクター サリスは、銀河連邦最大の精神科クリニックの優秀な医者でしたが、転移座標を間違えたために地球にやって来てしまいます。 リンゼイという車の清掃をしているうらぶれた男に助けられるのですが、サリスの目から見ると地球は科学の劣った世界であり、リンゼイの家も不潔でしかありませんでした。 しかし、サリスはリンゼイの心の中を覗いたことから、彼の心の深い傷を知ってしまうのです。 彼が酒に溺れているのも、車に血がついていると見えて仕方なく、執拗に車を洗い続けるのも、その心の傷が原因だったのです。 そんなものは下等な生物の話で、自分には関係がない。 早く目的の惑星に行って医師としての活動を始めたいと頭では考えるのですが、リンゼイを見捨てて行って良いのだろうか? 彼も心を病んでいる患者の一人なのではないかという思いも捨てきれないのです。 サリスは、地球人のシュバイツァーの話を本で読みますが、一方では馬鹿げた行為だと思うものの……。〇 いかなる海の洞に 伯父から莫大な遺産を相続して突如大富豪となったデイヴィッドは、偶然出会ったヘレンに一目ぼれしてしまい、彼女こそ生涯をかけて愛する女性だと確信し、ついに結婚にこぎつけます。 二人は相思相愛で幸せな結婚生活を送っていたのですが、徐々にヘレンが大きくなっていくのです。 巨人病? 医師に診せても原因は不明で、どこにも異常はないと言われます。 しかし、その後もヘレンはどんどん大きくなっていきます。 最初は、身体に合う服を次々に買い替える程度のことで済んでいたのですが、もはやそんなことでは収まらなくなってきます。 誰かにこんなに巨大化したヘレンを見られたら大変な騒ぎになってしまいます。 ヘレンを守ろうという一心から、デイヴィッドは塀に囲まれた農場を入手し、大きな屋敷を整えてそこでヘレンと生活するようになります。 もはや外出することなど不可能です。 しかし、ヘレンはさらに大きくなっていくのです。 どの作品も瑞々しい感情、やさしい気持ちにあふれたとても良い作品です。 心がささくれだった時、こんなやさしいお話を読んでみるのはとても良いことだと思います。読了時間メーター□□□ 普通(1~2日あれば読める) >> 続きを読む
2020/01/12 by ef177
エラリイ・クイーン
【これは絶対的密室殺人じゃあないですか!】 エラリー・クィーン・シリーズとしてはちょっと異色の作品かもしれません。 実は、先日レビューした『有栖川有栖の密室大図鑑』で絶賛されていた作品で、そこまで言うのなら読んでみようと思い借りてきた作品です。 依頼主は超大富豪家の次男です。 軍需産業を手広く手がけている超大企業を長男が経営しており、三男もその経営に参画しているのですが、長男のもとに殺人をほのめかす脅迫状(予告状)が届いたので自分の予想する犯人で間違いがないかどうか確認して欲しいという依頼です。 ところが、無茶苦茶なお金持ちということもあり、まったく強引でして、その大富豪の本拠地である地図にも載っていない島に強引に連れて行かれてしまうのです。 クィーン警視とエラリーは、行動を制約されながらも犯行予告日時の前に脅迫者を割り出します。 脅迫者は次男のジュダでした。 ジュダは自分が長男を殺害する計画を立てていることを隠そうともせず、エラリーに脅迫者であることを明かされても悪びれることすらしません。 必ず予告通りに長兄を殺すと宣言する始末。 殺害予告日時には長兄は妻と二人で『機密室』と呼ばれる特注の部屋にいることになっています。 いつも通りの予定でそれを変更しようともしません。 この機密室は、巨大な金庫のようなもので、出入り口は分厚い扉一つのみ。 室内には窓も無く、換気用の通風口も細かい目の金属で覆われており外部からの侵入は一切不可能です。 クィーン警視とエラリーは、事前に何度もこの部屋を調査し、全く不審な点が無いことを確認しています。 そして、脅迫者のジュダには屈強なボディー・ガードとエラリーが目の前に張り付いており、その部屋には鍵がかけられます。 機密室の外にはクィーン警視はじめ警備員達が張り付いています。 エラリーは、ジュダが持っていた拳銃を取り上げ、弾丸を全て抜いてしまいます。 そして、犯行予告時刻の数分前には機密室を開けさせ、何の異常も無いことを確認しています。 いよいよ犯行時刻になろうとしたその時、ジュダは、自室で機密室の方に向けて空の拳銃を構え、予告時刻に引き金を引きました。 もちろん、カチッという音がしただけで、拳銃は発砲しません(弾を抜いてあるので当然です)。 しかし、ジュダは、「既に殺した」と言うではありませんか! まさか?と思い、機密室のドアを叩いても中から応答がありません。 急いで保管してあった合い鍵を使いドアを開けてみると、長兄は胸を撃たれて瀕死の状態にあり、妻は気を失って倒れていました。 一体どうやって? すぐに医者が呼ばれ、長兄は一命を取り留めますが、長兄の胸からは発射された弾丸が摘出されます。 気がついた妻に当時の状況を聞くと、犯行予告時刻前まで長兄は机に座って書き物をしていたのだけれど、丁度犯行予告時刻にのけ反るようになりそのままぐったりしたというのです。 自分はその後気を失ってしまったけれど、犯行予告時刻には何の物音も聞かなかったし、火薬等の臭いもしなかったと言います。 警視とエラリーは医者も含めて機密室に入った者を外には出さず、全員の身体検査をしますが拳銃を持っている者は誰もいませんでした。 いや、自分たち自身をも身体検査するのですが(何者かが気付かれないように密かに拳銃等を隠したかもしれません)もちろん何も発見できません。 機密室内からは拳銃も、薬莢も発見されませんし、侵入形跡等不審な点は全くありません。 ジュダの部屋を捜索したところ、薬莢が発見されました。 そして、長兄の胸から摘出した弾丸とジュダが撃った拳銃、薬莢を鑑定に出したところ、間違いなくジュダの拳銃から発射されたものだというのです。 そんな馬鹿なことがありますか! という、これは相当に完全な密室だぞという密室を作り上げたクィーンの作品です。 実は私、殺人が起きたところまでしかまだ読んでおらず、その時点でこのレビューを書き始めました。 一体、どういうトリックなんだ? 私が真っ先に疑わしいと思ったのは、ただ一人機密室内にいた妻です。 犯行後、都合良く失神したというのも怪しいですよね。 ジュダと共犯で、ジュダは拳銃を撃つまねをしただけで、実際には妻が室内に隠し持っていた拳銃を撃ったという線が考えられます。 ただ、長兄の胸から摘出された弾丸はジュダが持っていた拳銃だという鑑定結果があるので、その鑑定結果が同型の拳銃をも排除するものであればこの説はアウトですね。 それに、厳密な身体検査と機密室の捜索の結果でも拳銃も薬莢も発見されていないのでこの説はダメかぁ……。 それでは、長兄の狂言自殺にジュダが協力したという説はどうでしょうか? 拳銃は事前に発射しておき(食肉の塊などに向かって撃つことなどが考えられます)、その時の弾丸と薬莢を回収しておいた。 長兄は密室内で、何らかの方法で胸に傷をつけ(機密室は事務室なので事務用品はあると思われますから、ナイフ等もあってもおかしくはないでしょう)、その傷に密かに持ってきていた弾丸を押し込んで撃たれたように見せかけた。 薬莢の方を持っていたジュダは、予告時刻に拳銃を撃つまねをし、密かに自分の部屋に薬莢を転がしておいた。 長兄の服に開いた穴には焦げ痕が無かったということなので、少なくとも至近距離からの発射ではないことは間違いなく、また、実際には拳銃で撃たれたわけではないということも言えそうです。 問題は、医者の見立てですよね。 拳銃で撃たれた傷なのか、別の方法でつけられた傷に弾丸を入れ込んだのかはすぐに分かるように思いますが、今のところ、その点については何も触れられていないので何とも判断がつきません。 今の時点での私の推理は、長兄の狂言自殺にジュダが加担したという後者の説なのですが、果たしてどうでしょうか? さらに読み進み、読了した後、感想も含めてレビューを書き続けたいと思います。 ここでいったんブレイクを入れましょう。********************* 読了しました。 ふ~む……。 トリックがどうだったかについては(私の推理が当たったかどうかも含めて)、ミステリのレビューという性格上触れることはできませんが、少なくとも完全と言える密室を作り上げたことは間違いないでしょう。 ただし、この方法を実行するのは結構リスキーだと思いますが。 密室もので毎回問題になるのは、何故わざわざ密室状態を作り出さなければならなかったかというその必然性です。 本作に関して言えば、そこには一応の説明が付されています。 それは、仮に犯人が明らかになったとしても、その殺害方法が解明できない以上起訴されないからという理由です。 それはその通り。 どのような方法で殺したかを解明できなければ刑事訴追は不可能でしょう。 もちろん、起訴されないという理由はすべての密室ものに言えることですので、そうであるならば全ての場合に密室を作るメリットが犯人にはあり、だから必然税もあるということになるのではないか?と思われるかもしれませんが、そこはバランスの問題です。 多くの作品では、犯人はそもそも見つからないように腐心しているのに対して、本作では、ジュダはおおっぴらに自分が犯人だと宣言しているという違いがあります。 また密室を作る手間に関しても、本作ではさほどの手間をかけていないのに対して、作品によっては相当な手間と時間をかけないとその密室を作れないというものがあり、見つかりたくない犯人がそんなに手間と時間をかけて犯行現場で密室作成作業をしているというのはやはり不自然と言わざるを得ません。 その意味では、『必然性』の点では本作は及第点をあげられると思うのですね(この点、もう少し明確に書きたいのですが、そうするとネタばれになるのでこの程度でご勘弁を)。 さて、それではミステリとしての本作の評価はどうでしょうか? トリックという点については、犯行時における完璧な密室殺人を作り上げたという点において評価をしても良いでしょう。 ただし、ストーリーとしては後味は決してよくありません。 いかにトリックが秀逸でも、あくまでも小説ではあるわけで、その魅力というのも欲しいところ。 そのあたりも加味して考えると、私的には☆3~4というところでしょうか。 >> 続きを読む
2019/10/29 by ef177
司馬遼太郎
長宗我部元親の生涯。人間味の有る描写と大いなる野望が刺激的。戦国時代の四国の英雄、長宗我部元親の生涯を描く(上巻)。父より受け継いだわずかな領土を基盤として、四国統一。そして更に天下を夢見る元親のバイタリティに惹かれる。また、根は臆病で本当は出陣が怖いというようなエピソードも随所に交え、人間臭さを出していることで更に魅力を増している。信長との距離感の保ち方や、近隣諸国への謀略の数々は現代社会でも似たようなケースが幾らでも有るため、そのままビジネス書として用いることが出来るほど教訓に溢れている。信長との対立が表面化した後の立ち回り方に興味津々。 >> 続きを読む
2012/09/16 by ice
長宗我部元親の生涯。壮年期を迎えた元親と長宗我部家の末路。戦国時代の四国の英雄、長宗我部元親の生涯を描く(下巻)。信長との対立が表面化するものの、本能寺の変により、辛くも窮地を脱し、秀吉傘下の大名として生きる道を選ぶ元親。今では大した距離では無い四国⇔大阪間だが、当時は異文化圏で有ったことを元親の驚きから知ることが出来る。生命は繋ぐものの、最愛の妻子を失い悲嘆に暮れる頃には老境に入っており以前の颯爽とした面影は無い。男の人生、充実している時期には目一杯頑張っておこうと思った。四国統一の偉業を成し遂げた英雄だが末路は悲しい。 >> 続きを読む
2012/10/15 by ice
五味太郎
「いちご たべたの だあれ」あ!ライオンの鼻がいちごに!「さくらんぼ たべたの だあれ」お!ゾウのしっぽがさくらんぼに!30年以上も愛され続けている、かくれんぼ絵本です。「きんぎょがにげた」や「かくしたのだあれ」よりも少し難しいかな~。でも何度も読んでいるうちに、すぐに見つけ出せるようになってきます。子供の成長を感じられて、読んでいる親も楽しいですね。2歳前後のお子さんへのプレゼントにもいいと思います♪ >> 続きを読む
2012/12/26 by アスラン
沢田昭夫
ドロシー・マリノ
森村 誠一
手塚 治虫
石野 径一郎
三木 清
アイザック・アシモフ
出版年月 - 1977年6月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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