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1978年11月発行の書籍

人気の作品

      限りなく透明に近いブルー (講談社文庫 む 3-1)

      村上 龍

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
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      • 大学生の頃に初めて読んだ作品。
        正直言うと、この手のセックス・ドラッグ・バイオレンスを全面に押し出してくる小説は苦手です。
        ただ、登場人物があまりにもしらけているように感じる。
        登場人物の行為にはまったく共感できないのだけど、冷めている、でも何か刺激を求める、でも満たされないという感じは妙に納得した。
        またこの作品のあとがき(リリーへの手紙)は秀逸だと思う。
        「こんな小説書いたからって、俺が変わっちゃってるだろうと思わないでくれ。俺はあの頃と何も変わってないから。」
        よく分からないけど、この言葉はしびれてしまう。
        >> 続きを読む

        2015/04/22 by che_k

      • コメント 2件
    • 他3人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      クリスマスのおくりもの (講談社の翻訳絵本)

      V・リタ・ビルゼンコルネリス・ウイルクスハウス

      講談社
      4.0
      いいね!
      • 息子が幼稚園から借りてきた本。

        今の時期にピッタリじゃない(^^)
        と読んでみると…イエス・キリスト様がお産まれになった時のお話。

        息子の幼稚園は仏教系で、毎日、お釈迦様に手を合わせているんですけどね(*^^*)

        レビューになってないか…(笑)
        誕生のお祝いに自分の宝物を届けに行く男の子の、旅中の心優しい行為を描いた絵本です。
        >> 続きを読む

        2012/12/13 by kumahachi

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      暗い森の少女 (ハヤカワ文庫 NV 189)

      ジョン・ソール

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • サイコサスペンスと思いきや、途中でゴシックホラー要素が強くなって、どちらに落ち着くのか気になりだす作品です。
        アメリカ田舎町の没落しつつある名家が舞台というよくある設定で、ある事件によってまともに反応を返せなくなった妹がいて、話の早い段階から父親に暴力を振るわれたことが明かされるのですが、父親自身は何があったのかを覚えていないという状況で物語は進んでいきます。
        この後、父親が知らず知らずに事件を起こしていく、というのがサイコサスペンスの鉄板だと思うのですが、ここからゴシックホラーめいた要素がどんどん強くなっていきます。

        今ではよくある話で驚きはないのですが、意外としっかりとした文章で書かれるため、読んでいて苦になることはあまりないと思います。
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        2015/07/29 by ミコト・T

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      死にざまを見ろ (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-14)

      エド・マクベイン

      5.0
      いいね!
      • 1960年に発表された87分署シリーズ13作目です。

        老婆殺しの少年三人を追う87分署刑事達の一日を描いたドキュメンタリータッチの展開は、派手さこそありませんが、面白さは数ある87分署シリーズの中でも、トップクラスの傑作だと僕は思っています。

        捜査する刑事もスティーブ・キャレラ、アンディ・パーカー、フランキー・ヘルナンデスの3人がメインですが、それぞれの性格描写もうまく、そしての事件の結末も含め、あっという間に読み終えてしまいました。

        そう、事件の結末が少なくとも僕には衝撃的だったんですよ。

        くわしく書くとネタバレになってしまうのでやめておきますけど、作者のエド・マクベインが" 87分署シリーズ執筆するにあたり、特定の主人公設定をしたつもりはない"と語っていましたが、本書を読んで今更ながら刑事という仕事の過酷さを突きつけられた気がしましたね。

        ちなみに本書の後に書かれた「クレアが死んでいる」までが、87分署シリーズのピークだと僕は思っています。
        >> 続きを読む

        2018/03/17 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      岬 (文春文庫 な 4-1)

      中上 健次

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • Wikipediaの純文学で例示されていた作品。4編からなる短編集で表題作から読み始めた。岬は、うらびれた工務店を舞台にしたような作品で、ストーリーとかそういうのは悪くないのだが、やや読みにくい文体。他の短編も読んでみたが、黄金比の朝はやや面白みにかけ、火宅を読みだした88ページでドロップした。 >> 続きを読む

        2020/01/30 by 和田久生

    • 4人が本棚登録しています
      アメリカ黒人昔話集 (現代教養文庫)

      ジュリアス・レスター岡田誠一

      社会思想社
      5.0
      いいね!
      • 良い本だった。
        アメリカの黒人に伝わるさまざまな昔話や民話が集めてある。

        ハイ・ジョンの物語は、本当に笑わせられる、痛快な物語だった。

        また、無法者のスタゴリーは、何せひどい奴で、飲んだくれのギャンブラーのガンマンで、白人の保安官も問答無用で撃ち殺すならず者なのだけれど、その葬式には多くの人々が嘆き悲しんだ、という話は、なんといえばいいのだろう、きっと通常のモラルでははかりしれない、モラルが転倒した社会における非道徳は人々の怒りの代弁者みたいなところがあったんだろうなぁと思わされた。
        どうも実在の人物がモデルにいたようである。

        ジャックと悪魔の娘のビューラ・メイの物語も面白かった。

        そして、とても心に残るのは、「空を飛べた人たち」という物語。

        ある大祈祷師の息子が、アフリカで捕まって奴隷となってアメリカに連れて来られて農場で働かされる。
        ある年齢に達するまで、魔法を使ってはならないと言われていたので、本当は強力な魔法を知っているが、みんなと一緒にずっと耐えて働いていた。

        ある日、農場で黒人たちがいつものように働かせられ、白人たちが鞭を持って見張っていたのだけれど、あまりにもその日は暑くて、妊娠している黒人の女性が立ちくらみで倒れた。

        すると、白人たちは水をぶっかけて鞭で叩き、すぐに働くように命じた。

        その様子を見て、大祈祷師の息子は、その女性の耳元に、白人たちの眼を盗んでそっとあることをささやく。

        その女性は他の人に、その他の人はまた別の人に、と列をなして働かせられている農場中の黒人たちにその話は伝わった。

        と、そうしているうちに、また別の黒人があまりの暑さと疲労で倒れた。

        白人たちが鞭を持って叩こうとした、その時。

        黒人は、わけのわからない言葉を大声で叫ぶと、宙に浮きあがり、空を飛んで行った。

        白人たちは驚き、かつ怒りだし、誰があんな入れ知恵をつけた、誰の責任だ、と尋ねたが、皆口を割らなかった。

        そうこうしていると、今度は、さっきの妊娠している女性が再び立ちくらみで倒れた。

        また白人たちが鞭を持って叩きに行こうとするのを見ると、大祈祷師の息子が、「今だ!」と叫んだので、今度はその女性がわけのわからない言葉を大声で叫ぶと、宙に浮き、空を飛んで行った。

        今度は犯人がわかったぞ、と白人たちが大祈祷師の息子の方に銃と鞭を持って襲いかかろうとすると、

        大祈祷師の息子も、他のみんなも、一斉にその言葉を叫ぶと、全員宙に浮きあがり、空を飛んで、海を越えて、なつかしいアフリカの故郷に帰っていった。

        という物語である。

        もちろん、実際にはありえない話なのだろうけれど、この物語が長い間ずっと南部の黒人たちに語り継がれたという背景を思うと、思わず涙が出そうになる。
        これは願望であり、そして決して失われぬ夢だったのだろう。

        また、最後のデイブの物語も良かった。
        デイブは白人の主人の子どもたちが溺れかかっているのを助けてあげ、そのうえ誰よりもよく働きいっぱいの収穫物をもたらし、約束通り、自由を自分の力で勝ち取る。
        主人は一応自由を約束通りデイブにあげるが、さまざまな言葉や甘言でとどまらせようとする。
        しかし、デイブはまっすぐカナダでまで歩き続ける。

        「誰かほかの人に自分がどういう人物かを教えらている限り、自由だとはいえません。
        (中略)
        でも、デイブのようになりなさい。
        子供たち、自分が正しいとわかっていたら、ただ歩き続けなさい。
        うしろからどんなことを言われても気にしてはいけません。
        ただ歩き続けなさい。」
        (205頁)

        というメッセージは、深く心に残るものだった。
        >> 続きを読む

        2013/05/09 by atsushi

      • コメント 4件
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