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1979年11月発行の書籍

人気の作品

      そんなときなんていう?

      セシル・ジョスリン

      岩波書店
      3.0
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      • 話の展開は奇抜すぎて理解できないようだったけど、絵の面白さで食いついていた。

        2015/02/25 by ぶぶか

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      二〇三九年の真実 ケネディを殺った男たち (集英社文庫)

      落合 信彦

      集英社
      カテゴリー:政治史・事情
      4.0
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      • JFK暗殺の裏に渦巻く闇に鋭く迫る。

        日本人とは思えないパワフルな取材力でターゲットに迫る著者の気迫に脱帽。

        大学時代にプライベートでジョンフィッツジェラルドケネディ大統領について調査したことが有る。
        彼の人生は残念ながら暗殺を除いては語れないが、そこに焦点を当てるよりも、彼がやって来たこと。そして彼がやろうとしていたことが対象だった。

        既得権益を守ろうとする勢力に闘いを挑むニューリーダー。
        日本にも郵政民営化を成し遂げた絶大な人気を誇る首相がいたが、ケネディの場合、マフィアや軍産複合体という余りにも危険かつ強大な組織を対象とし、相手が悪かったと言わざるを得ない面が大きい。

        そもそも直接選挙の大統領制で有るアメリカでは、国民の総意を得ているという自信を持ちながら政策を実行できるという点で、大統領は自信を持った状態で居やすい上に、金銭的にも不安の無かったケネディは、誰にも弱みを見せなくて済むために、きっと妥協点を探す労力を惜しんだのだと思う。

        反社会的勢力で有ろうと、窮鼠猫を噛むという状態まで追い込んでは、自分の身が危うくなる。不退転の決意を持つのは大事だが、死んでしなっては負けで有り、ここのサジ加減が彼の人生の肝だったのだろう。

        世界のリーダーとしては圧倒的に若く、またそのファッションや女優との浮き名など、あまりにも、その他の大統領と違っていた彼は、若くしてこの世を去ったという点において、人々の記憶にいつまでも美化された状態のまま残ることになった。

        この点ではジェームスディーンやマリリンモンロー。
        日本で言えば夏目雅子や尾崎豊などと、ある意味では共通の存在になったと言える。

        今更真犯人が見つかっても仕方が無い。歴史から学び未来に生かすべきだろう。
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        2011/11/21 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      陸奥爆沈

      吉村 昭

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 【何故戦艦陸奥は爆沈したのか?】
         旧日本海軍の戦艦陸奥は、戦艦長門の同型艦であり、大和、武蔵という超巨大戦艦を除けば海軍最強の戦艦でした。
         ところが、陸奥は、これといった戦闘に加わることなく瀬戸内海で爆沈してしまったのです。
         本作は、戦争を題材とした冷静な作品を多く手がけている吉村昭氏により、陸奥爆沈の謎を追った作品になります。

         旧日本海軍の戦艦には、日本の旧国名などがつけられていましたが、陸奥と言えば青森県。
         私、以前、仕事の関係で青森県で生活していたこともあり、そう言えば陸奥という戦艦があったなあなどと思い出し、色々調べてみたところ、これが謎の爆沈を遂げた艦だということを知りました。
         どうやら原因は特定されていないようなのですが、まさにこの謎について吉村氏が作品を書いていると知り、これは読んでみようと思い、手に取った本です。

         吉村氏は、当時の資料や、当時のことを知る人を捜し出して丹念に謎を追って行きます。
         よく見つかったなぁと思うような人とも会い、分かる限りの事実を明らかにしていくのですが、実に大変な作業だっただろうと思います。

         陸奥が爆沈した当初は、敵軍の潜水艦等からの攻撃にさらされたのではないかとの見方もあったようですが、調査を進めていく過程で攻撃を受けたという事実はないとの結論に達したようです。
         そうなると、残る原因としては、艦内に積載されていた火薬類が何らかの理由によって発火した事故か、あるいは人為的な放火などの破壊工作かということになります。

         吉村氏は、最初は人為的な爆破といった結論には懐疑的だったようですが、色々調べていくと、陸奥爆沈の前にも、旧日本海軍の艦船が人為的に破壊された例が複数あることに気付きます。
         いずれも気が滅入ってしまうような話なのですが、本作中ではそういう過去の人為的破壊工作に関する資料も引きつつ、陸奥だって人為的に破壊されたことがあり得ないということはないという考えに吉村氏が傾いて行く過程が浮き彫りにされていきます。

         そうして、どうもこの人間が破壊工作を行ったのではないかというところまで事実を詰めていくのですね。
         最終的な確証にまでは至らなかったようですが、どうやら吉村氏は人為的破壊工作という説に大きく傾いたようです。

         もちろん、他の見解もあり、原因は特定されてはいないようなのですが、爆沈後の軍による調査過程などを丹念に追っていくところは読ませますし、いかにも吉村氏らしい冷静な描き方だと思いました。

         しかし、陸奥も可哀想な艦で、戦況が悪化したということもあって、一時は真っ二つに折れている陸奥を海底から引き揚げて修理し、戦線に復帰させられないかとまで考えられたそうです(宇宙戦艦ヤマト並みですな)。
         軍上層部は、これを3か月でやれという命令を出したのだとか。
         そりゃ無理というものですし、実際に、当時の技術では引き揚げは不可能ということで断念されたのですけれど。
        それでも、陸奥艦内に残されていた大量の重油は抜き取られて使われたのだそうですよ。

         また、軍は陸奥が失われたことを結構な期間秘匿しにかかるのですが、そのためにとんでもなく悲惨なことが行われたそうです。
         発見された乗員の遺体は収容されますが、人の目のつかないところでガソリンをかけるなどして燃やされたそうです。
         遺族は、何の連絡も取れなくなったことから軍に安否確認をするのですが、軍は「陸奥は健在だ」と言うばかりで亡くなったことすら秘匿されたのだそうです。

         生き残った兵も悲惨です。
         陸奥爆沈を秘匿するために、負傷した兵は全国各地の病院に、固く口止めされて分散され、実質的に監禁状態に置かれたとか。
         入院の必要のない兵は、何と最前線に送り込まれたというのです。
         「秘密を抱いたまま死ね」というわけですね。
         何とも悲惨なことです。


        読了時間メーター
        □□      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
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        2020/01/25 by ef177

    • 1人が本棚登録しています
      絵本おこりじぞう 絵本

      沼田曜一 , 山口勇子

      金の星社
      カテゴリー:芸術、美術
      4.0
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      • かつて、広島の町のある場所に、いつもにこにこ笑顔でいるように見える、柔和な顔のお地蔵様がいた。

        しかし、1945年の8月6日の日。

        すべてが吹き飛ばされ、地獄のような様子となった広島の町。

        一人の少女が、焼けただれた身体で、そのお地蔵様の前までやって来て倒れ、水、水、と水を欲しがった。

        お地蔵様は、その途端、仁王か不動明王のような恐ろしい形相に顔の表情が変わった。

        そして、大きな目から、涙があふれ出た。

        そのお地蔵様の目からこぼれる涙が少女のくちびるにそそぎ、少女は束の間渇きをいやされると、やがて亡くなっていった。

        心に残る絵本だった。
        多くの人に読み継がれて欲しい。
        >> 続きを読む

        2013/05/26 by atsushi

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      にほんご
      福音館書店
      カテゴリー:日本語
      3.7
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      •  分数の割算の理解がスムーズにいくと、将来の人生もスムーズにいく、これはみなさんご存知の映画のセリフです。ですが、本当はこうではないでしょうか?母国語の学びはじめに使う教科書が立派であれば、今後の学習はもちろん、言葉とともに生きてゆく人生もスムーズにいく。現実はそんな甘いものではないとしても。
         わたしは教科書や絵本がきらいだったから、この『にほんご』の恩恵に与れなかったかもしれないが、いまこの年になって読んでみても、すこぶる滋味に富むのに加え、基礎が身についていないことを実感するのだ。
         この教科書は「ひらがな」しか扱っていないのに、語る内容はとても深遠で驚かされる。とくに、《とき》と題された時間についての記述、いや、もう時間論といって差し支えないことばの並びは、曇りを知らない水晶のような心につよく響くだろう。そして、あたたかい挿絵が余白に花を添える。
         種明かしをすると、谷川俊太郎と大岡信がタッグを組んで、おもいっきり文科省の要綱を無視してつくったものらしい。挿絵は安野光雅によるもの。やってくれるぜ福音館。しかも初版は79年。
         星が四つなのは、これで勉強できなかった悔しさのためです。
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        2015/03/02 by 素頓狂

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      いっぽんばし わたる

      五味 太郎

      4.0
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      • むはっ!とニンマリしてしまった。
        やっぱり、凄いなあ~五味ワールド。
        まるで、落語の小噺のようで、オチがあっていなあ~^^
        そうきたか!!!!
        >> 続きを読む

        2014/08/01 by けんとまん

      • コメント 1件
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