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1980年6月発行の書籍

人気の作品

      ラゴンの虜囚 ラゴンの虜囚

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【パロ王国の遺児リンダとレムスを守りつつ、豹頭の戦士グインは蛮族セムを率いてモンゴール軍に立ち向かう。グインの巧妙な作戦によって一時は優位となるも、圧倒的な軍事力に形成は次第に不利に……。】

        この表紙は青騎士隊長のマルス伯ですね

        セム族 vs モンゴール軍

        グインと砂漠オオカミとの戦いと、狼王との出会い。そして、ラゴンの虜囚に・・・

        若くて血の気の多い、モンゴール右府将軍アムネリス姫の傍らで、思慮深い老マルス伯。
        モンゴール軍なんだけど、なんだか気の毒というか・・・ いい人なんで・・・

        それにしても、文章が芸術的。 美しくかっこいい~。 栗本さんの描写力!味わい深い・・・
        音読したくなる。 実際、思わず声に出して読んでしまいました。

        目を閉じると、情景が次々と浮かび迫ってくる。その色、匂い、音、空気・・・

        物語の中に浸る心地よさ。

        下手なハリウッドのアクション映画より、大迫力で、断然面白い

        もう、ドッキドッキの動悸が止まりません。

        ・・・癖になります。
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        2014/03/27 by バカボン

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    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      きみたちと現代―生きる意味をもとめて (岩波ジュニア新書 (17))

      宮田 光雄

      5.0
      いいね!
      • 良い本だった。
        忘れかけていたことを思い出させてくれる本だった。
        シュヴァイツァーの話など、とても面白かった。
        三十年前に子ども向けに出された本だけど、あらためて大人にこそ読んで欲しい良い一冊。
        >> 続きを読む

        2015/04/10 by atsushi

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      1973年のピンボール

      村上 春樹

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  後輩の村上ファンに、ぼくの「1973年のピンボール」は初版本だと言ったら、すごく羨ましがってくれました(^_^)。たまたま、地方の書店で売れ残ってたのを買っただけなんですけどね。

        「僕は不思議な星の下に生まれたんだ。つまりね、欲しいと思ったものは何でも必ず手に入れてきた。でも、何かを手に入れるたびに別の何かを踏みつけてきた。わかるかい?」
        「少しね。」
        「誰も信じないけどこれは本当なんだ。三年ばかり前にそれに気づいた。そしてこう思った。もう何も欲しがるまいってね。」
         彼女は首を振った。「それで一生そんな風にやっていくつもり?」
        「おそらくね。誰にも迷惑をかけずに済む。」
        「本当にそう思うんなら、」と彼女は言った。「靴箱の中で生きればいいわ。」
         素敵な意見だった。

         デビュー作の「風の歌を聴け」もそうですが、当時、とても不思議な印象を受けました。いまにして思えば、それは「本当に書くべきことが書かれていない」ということではなかったかと思います。虚構でなければ表現できない真実がある、ということを教えてくれたのが大江健三郎だとすれば、書かないことによって、実際に書く以上のものを表現する技術があることを教えてくれたのは村上春樹です。
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        2013/05/16 by 弁護士K

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      手掘り日本史 (集英社文庫 88-B)

      司馬 遼太郎

      集英社
      カテゴリー:日本史
      4.0
      いいね!
      • 「上方の精神的風土」に記載されている上方(特に大阪人)の反権力の精神が歴史上どのような形で形成されてゆくのか…とか源義経の一ノ谷の戦い(所謂平家を打倒した)は、平安時代というはるか昔に騎兵を用いて成功した非常に珍しい例…という内容等結構興味ある話しが多くあります。 >> 続きを読む

        2011/04/25 by toshi

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      越前竹人形 (中公文庫 A 19-11)

      水上 勉

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • (新世紀エヴァンゲリオンと越前竹人形は似ている)

        「新世紀エヴァンゲリオン」は、ご存知のアニメ作品、「越前竹人形」は水上勉の小説です。悲しいお話であるのは両者共通に思えますが、深い深層においても共通性があるかと考えました。今回はその点を追っていきたいと思います。

         「越前竹人形」は、雪深い福井の山の中が舞台です。腕のよい竹細工の職人・氏家喜左衛門の息子・氏家喜助は、父に似て、身長が異様に低く(4尺あまり=130cm程度)、陰鬱な容貌をしていましたが、竹細工の修行は父の元で怠りなくやっていました。その父が亡くなった際、墓参りにきた女性・・・折原玉枝のことが忘れられず、彼女を口説きに芦原温泉の遊郭に通います。

         玉枝は病気持ちでした。でも喜助は彼女を福井の山奥に招き、共同生活を始めます。ついで、父の喜左衛門が作っていた「竹人形」も復活させます。彼の作る人形は、精緻この上なく、京都・大阪・名古屋にまで名声が聞こえ、どんどん注文が入ります。氏家家も潤っていきます。

         ただ、喜助は(母と容貌が似ていることを聞いていましたから)、玉枝をあくまで母親扱いしてすごし、同衾しても玉枝を抱きませんでした。「竹人形」を作ることが彼の玉枝への愛情の印だったのです。そして熱く燃える体をもてあました玉枝は、人形を買いにきた問屋・兼徳の番頭で不実な男・崎山忠平(遊郭で玉枝と寝たことのある男)に身をゆだねてしまいます。そして、見事に妊娠してしまうのです。

         この件について、玉枝は一人で悩みます・・・喜助は一指も彼女に触ってないのですから、妊娠したと打明けることが出来ず、京都まで出て行って崎山にすがろうとしましたが、体よくかわされてしまいます。途方に暮れた彼女は・・・といった粗筋の作品です。

         喜助は玉枝に似た母、顔も知らない母への慕情がつよく、その代わりに玉枝を求めたのでした。玉枝は喜左衛門に愛されたこともある女性で、ここでは父子双方にとって極めて親密な関係性を持つ女性です。だからと言って、「母と寝る」ことは喜助にとって出来ないことです。

         エヴァンゲリオンに出てくる綾波レイの場合、碇ゲンドウを夫とし、碇シンジを息子とする女性・・・「碇ユイ」のクローンが彼女・綾波レイです。ゲンドウは、妻のコピーであるレイを偏愛しますし、直接に母を知らないシンジはシンジで、レイに淡い恋心を抱きます。でも、恋人として愛するには、なにか足りない・・・もし結ばれれば「近親相姦」という事態になることを、本能的に薄々知っていたのかも知れません。

         シンジには淡い恋心があったにせよ、レイとは恋人として付き合うことはできなかったのです。レイの場合は、もっと複雑で、実際、使徒との戦闘中に、「あまりに心に忠実にされる心理的攻撃を「使徒」から受け・・・・(シンジ君と一つになりたい)」という願望を抱き、そう思うのは使徒の思うつぼでしたので自爆するという選択肢を選びます。

        ここら辺の事情が、これら2作品の類似性を担保するかのように思います。「レイはシンジを求め、シンジはそれを回避する」ように「玉枝は喜助を求め、喜助はそれを回避する」というわけです。そして強調したいのは、喜助もシンジも、実の母を知らなかったということですね。

        もしかしたら、「越前竹人形」が人形という作品を介して、愛情を伝えるという状況だったのと同じく、「エヴァンゲリオン」という擬似生命体を介して、愛情を伝え合うという状況を呈しているのが「新世紀エヴァンゲリオン」というお話だったかも知れません。生きるのが不器用な人たちのお話だというのが、よく似ているように思えます。
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        2013/10/05 by iirei

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      火星のタイム・スリップ (ハヤカワ文庫 SF 396)

      フィリップ K.ディック

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ディックの傑作と言われる本書だが、やっぱり難解だった。
        SF的な要素はふんだんに散りばめられているのだが、本題のストーリーが全く意味不明なのだ。分裂症の少年を頼ってタイムスリップを試みたアーニーは最後で死んでしまうのだが...。 >> 続きを読む

        2019/03/04 by STALIN

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      チャイナ・オレンジの秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-31)

      エラリイ・クイーン

      いいね!
      • 「すべてがあべこべにされている」という異常な犯行現場に興味をそそられたが、真相にはがっかりと言うほかない。
        日本人にまったくなじみのない習慣(私はそういう習慣がある事すら知らなかった)がメインの解答となっており、驚くよりも「え、そうなの?」と当惑するばかりだった。
        もう一つのトリックは複雑すぎて何が起きているのか非常に分かりづらかった。
        >> 続きを読む

        2014/12/28 by joco

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      僕って何 (河出文庫 101A)

      三田 誠広

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 高校生の頃に読んだ本。今の若い人はまったく知らない学生運動が盛んな頃のお話。時代背景は村上龍の代表作「限りなく透明に近いブルー」とほぼ一緒で、ある程度切り口も似ている。変な意味で憧れを持っていた多感な時期で、一人暮らしに最も憧れていた時期にこの手の本をよく読んだ。学生運動がどうゆうものとかではなく、その時代に学生はどのような感覚だったのかを知ることができます。結論を言ってしまえば、時代は違えど、若さゆえの可笑しさは変わりませんね。 >> 続きを読む

        2012/06/26 by yasuo

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      ひろしまのピカ (記録のえほん 1)

      丸木 俊

      小峰書店
      5.0
      いいね!
      • 広島の原爆の様子を、実話を元に描いた絵本。

        涙なしには読めない。

        あまりにもむごすぎる。

        主人公の女の子が、原爆投下から必死に海辺まで逃げてそこで眠り込んで、四日たって、やっと起き上がり、しくしく泣いていると、ふろしきからおにぎりを出してくれたおばあさんが、おにぎりを渡した直後にそのまま力尽きて息を引き取ったという話に、最後まで人のことを思いやることができたこのような優しい人々が、どうしてこのような受難をしなければならなかったのか、あまりにも悲しすぎる気がしてならなかった。

        主人公の女の子は、原爆投下以来、その時の七歳だった時から成長が止まって、何年経っても小さいままだったし、もう何年も経ってから髪の毛の隙間からその時のガラスの破片が出てくることがあったのだと。

        この絵本では、日本人の犠牲者だけでなく、朝鮮の人々も多く原爆で亡くなり、しかもその遺体はずっと放置されていたので、カラスが啄んでいたということが言及されいていて、なんとも哀れだった。

        原爆では、捕虜だったアメリカ人も含め、中国人やロシア人やインドネシア人も無差別に亡くなっているということも触れられていた。

        あまりにも悲惨な出来事で、ただただ絶句するしかないが、万分の一でも彼らの悲しみや無念の思いに触れて忘れないためにも、この絵本をぜひとも多くの人に読んで欲しいと思った。
        >> 続きを読む

        2013/05/10 by atsushi

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      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち (上) (評論社文庫)

      リチャード・アダムズ

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 某、月うさぎさんの漏らした一言「ウォーターシップダウンのうさぎたち・・・」この言葉を僕は見逃さなかった。
        なんだこの不思議な題名の本は?出版社も初めて聞くし・・・。
        その後本棚に登録して数週間経ったある日、ブックオフを散策しているとなんと目に入ってきたのはこの本の下巻。
        よりによって下巻とは・・・。
        即座に入手したものの上巻が手に入らないと手出しが出来ない。基本的にネットショッピングしないので執念深くブックオフめぐりをしましたが結局一回も出会わず今回ネットにて購入しました。

        あらすじ的なもの

        うさぎ達は平和に暮らしていた。日向ぼっこをし、エサを食べ、繁殖し栄えていた。
        そんな中で予知能力を持つファイバーは「何か恐ろしい事がやってくる・・・・」と予言する。
        彼を信じる一部のうさぎたちは、住み慣れた村を後に新天地を求めて長い旅に出た。森を越え、川を渡り、人間に支配された村を後にし、理想の地を求めて・・・。

        この「うさぎ」たちはものすごく「うさぎ」ディスニー的な人間の代替のような動物ではなく、あくまでうさぎ。行動も何もうさぎっぽいのだ、なにしろうさぎだからうさぎうさぎさささぎうさぎ。

        言動がおかしいとしたら僕の一部もうさぎになっているのかも。彼らは勇気を持って先へ先へ進み、意見を戦わせながらも最終的には一丸となって困難に立ち向かっていく。その姿に胸を熱くしながらもふと頭に浮かぶのは、鼻をひくつかせ、ぱたりぱたりと走る見慣れたうさぎの姿。その彼らが傷だらけになりながら生きている姿を思うと結構ジンと来て、自分もうさぎの仲間の一員になった気持ちになれます。
        途中で語られるうさぎの世界の言い伝えも世界を膨らますのに一役買っています。

        さてさて後半はとうとう隣の巨大な村との抗争に入りそうです。ぼくも鼻をひくひくさせながら読む事に致します。

        つづく
        >> 続きを読む

        2015/04/29 by ありんこ

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      ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち

      リチャード・アダムズ

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 下巻でございます。

        困難な旅を生き抜き、ウォーターシップ・ダウンに辿り着いたうさぎ達。高台に居を構え楽しく暮らしていけるかと思えた。が、彼らは重大な問題に行きつく。
        「メスが居ない!」
        オスばかりでは繁殖出来ず早晩衰退の一途を辿る。
        川と鉄の道の向こうに大きな村が有るとの情報を得て、
        メスを得る為に新たな冒険を開始するのであった。

        【主な登場兎物】
        ヘイズル 経験浅い若うさぎだが決断力の有るリーダーに成長

        ファイバー 子うさぎと見まごう小さいうさぎだが、不思議な予知能力が有り色々な危険を察知する

        ビグウィグ 武闘派、直情的だが情に厚く、仲間からの信望も厚い。最重要兎物

        ダンディライアン 言い伝えの語り部、仲間からしばしば物語をせが
        まれる

        ブラックベリ 知略の要。うさぎにとっては奇想天外な発想をして皆を驚かせる。軍師。

        キハール 怪我をしていた所をうさぎ達に助けられてゆりかもめ。斥候、アタッカーとして重要な働きをする。

        ウーンドウォート将軍 最強の敵、巨魁、並の捕食獣程度であれば互角に渡り合えるエフラファの支配者。

        この大きな村(エフラファ)が厄介な村で、独裁者のウーンドウォート将軍が取り仕切っているとても大きな村。
        彼の強大な力(腕力も指導力も)で村をまとめ、一般のうさぎ達は皆囚人のような生活を送っていた。
        そんな事を知らないウォータシップダウンのうさぎ達は、使節を送り平和裏にメスの移住者を募る事をお願いするが、聞き入れられる事無く捕えらてしまう。
        命からがら逃走した彼らは、リーダーのヘイズルに「あの村と関わってはいけない!」と強く進言するが、
        ヘイズルは策略を練りメスを奪取すると宣言するのであった。

        上巻は新天地を得る為の旅、下巻は発展に至る為に避ける事の出来ない戦いの記録となっております。
        下巻の主人公は兎にも角にもビグウィグ。彼の奮闘無くしては村の平和も発展もありません。
        スパイとして潜入しメスを率いて戻る、首魁と対峙し満身創痍の中撃退するなどの武勇もさる事ながら、
        裏切り者としてさらし者にされていたボロボロのうさぎを命を掛けて連れて帰る、怪我をしたゆりかもめのキハールの心の兄貴として信頼を勝ち得る、
        等の魅力で精神的にも運営的にもゆるぎない支柱となるのでありました。
        オスもメスも惚れる男の中の男、それがビグウィグ。

        上巻でも書いたけれども彼らはうさぎなので、頭脳は明らかに知能を持って行動しているけれども、身体的にはどこまでいってもうさぎなので、色々な事がまどろっこしくいじらしい。走る飛び込むといった動作をさせるだけでもうさぎ達は精神的ストレスで思考停止無感情になってしまい、指導者も彼らを動かすのに一苦労なのです。
        そんな彼らが必死で考え、行動して、一歩一歩解決していく姿に哀愁を感じます。彼らの寿命は当然3年くらいだし、この大冒険もせいぜい半径5km位なものではないでしょうか。
        そんな狭い範囲の中ですら、電車、車、川、犬、猫、キツネ、そして人間。彼らはどれだけの危険と対峙しなければならないのやら、気が遠くなりそうです。

        登場人物がとても多いので一見こんがらがりそうな気がしますが、個々のキャラクター、役割がくっきりしているのであっさりうさぎの世界に没入できました。
        なんとも素晴らしい読書となりました。しかし現実に戻るのにちょっと時間が掛かりそうだなあ。さっそく違う本読み始めましたが、余韻を楽しむ頭が真っ向拒否しています。
        >> 続きを読む

        2015/05/01 by ありんこ

      • コメント 22件
    • 1人が本棚登録しています
      こんにちは (くまくんの絵本)

      わたなべ しげお

      4.0
      いいね!
      • 嫌いじゃないけど、大切なおはなしでもない、といった印象。

        2015/02/04 by ぶぶか

    • 2人が本棚登録しています

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