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1982年1月発行の書籍

人気の作品

      狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)

      平井 和正

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 自分の読書を語る中で、とても強く影響を与えた作家
        平井和正先生のご冥福を改めてお祈り致します。

        山野組系東名会会長代行の息子・羽黒獰が支配する
        博徳学園。通称“悪徳学園”
        そこに一人の転校生がやってくる。
        少年の名は犬神明(いぬがみあきら)。
        その佇まいは、何故か、羽黒獰の心を異常に刺激する。

        凄惨な暴力を受けながらも
        超然とした態度をとり続ける犬神明。

        美貌の担任教師・青鹿晶子が心を開かせようとしても
        彼は、自分の内部に他者が入ってくるのを許さない。

        羽黒は、犬神明が自分に対する暴力等には決して屈さないことに気がつき
        その野性的な嗅覚で、犬神明の弱点が他者であり
        青鹿晶子であることに気づく・・・

        後半は流石に読むのが辛い。
        青鹿先生への仕打ちがなぁ・・・

        ただ、犬神明のストイックさ、孤高を求める気持ち。
        自己の強さに対する自信。
        相反して、少年としての心の弱さを併せ持つ
        彼の姿に、最初に読んだ中学の頃と変わらず
        惹かれてしまいます。

        そういった意味では“羽黒”も“青鹿先生”も
        羽黒は、自分の帝国や暴力に屈しない彼に対しての怒り、苛立ち。
        青鹿先生は、心配と、そして彼の閉ざされた心を変えたいという思い。

        犬神明という存在が現れてから
        その吸引力によって、物語が動き出す感じがします。

        前半から中盤にかけて我慢に我慢を重ねた犬神明は
        彼が、秘かに大事に思っていたものを助けられなかったことに、ようやく、怒りを爆発させます。

        そのカタルシスの量も半端ないです。
        (その点は、『昭和残侠伝』等の東映の昔のヤクザ映画に近いものがあるかもしれません)
        >> 続きを読む

        2015/01/26 by きみやす

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      あいつとララバイ ステップ 青春 すとーりー

      楠 みちはる

      講談社
      4.0
      いいね!
      • あいつとララバイ 第1/全39巻

        明るい不良と、ちょっと勝気なお嬢さんの出逢い。

        残念ながら高校時代には免許さえ持っていなかったが、単車と恋♪が青春だったなぁと記憶を反芻してしまった。

        1981~1989年に連載されていた青春マンガ。

        リアルタイムでは知らないのだが、単車に興味を持ちだしてからは、「バリバリ伝説」と、この「あいつとララバイ」はいつか通しで読みたいと思うようになった作品。

        どちらも大学時代に最初の方を少し読んだくらいで頓挫していたので、今回久々に1巻を手に取って、非常に懐かしく、また非常に新鮮でも有った。

        著者の、楠みちはる氏は、結構お気に入りのマンガ家さんで、この後に手掛ける「シャコタン☆ブギ」も中学時代から好きだったし、最近のヒット作品「湾岸ミッドナイト」も、近い内に読もうと予定している作品のひとつだ。


        高1で留年したナナハン(カワサキZ2)を乗り回す、明るい不良、菱木研二。
        新たに高校に入学して来た佐藤友美。

        2人は入学前に出逢っており、教室で始めて顔を合わせた瞬間からラブコメが開始する。

        この作品でも研二は不良では有るが、この世代における単車の位置付けを正しく描いていると思う。
        ワルっぽいとか、速さを競うとか、そんなんは二次的な要素で、モテたいから乗るし、乗るとモテると。
        ここをシンプルに描いてくれているので、非常に素直に当時の気持ちに戻れる気がする。

        ◆おまけ
        この作品の映画版は、少年隊の映画初主演作品らしく、錦織一清が主演を務めている。

        ちなみに、バイクが出て来るマンガで何が一番好きかと言えば「湘南爆走族」。これは当確なのである。
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        2013/06/20 by ice

      • コメント 3件
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      絶対安全剃刀―高野文子作品集

      高野 文子

      白泉社
      4.0
      いいね!
      • 【これはレビューが難しい……】
         このところハマっている高野文子さんの作品集です。
         短めの作品が多数収録されているのですが、これはレビューが難しい。
         というのは、多くの作品はこれといった筋が無いと言えば無いのです。
         いや、無いこともないのですが、それを書いてもあまり参考にならないように思えます。

         非常に観念的、哲学的、形而上的な作品が多く、高野さんの感性を表現しているものなので、筋を追っても……なのです。
         
         初出の年代が書かれていないのでちょっと分からないのですが、この本自体は昭和57年初版になっています。
         調べてみると第一作品集ということになっているようなので、初期の作品ということになるのでしょうか。
         絵柄も後に随分変わることになります。
         この本の頃の絵柄は、まだ少女マンガ的な色合いを濃く残しているように感じました。

         収録作のどれもが印象的なのですが、『田辺のつる』という作品は非常に印象深く読みました。
         主人公は82歳のつるお婆ちゃんなのですが、どうも認知症なのかもしれません。
         しかし、お婆ちゃんは可愛らしい少女の姿で描かれるのです。
         お婆ちゃんを巡っての田辺家のごく普通の日常生活が淡々と描かれているだけなのですが、悲しいような怖いような感覚さえ覚えました。

         また、構図が非常に斬新な作品も見られます。
         『ふとん』という作品は、障子越しに廊下を歩く一家の姿が描かれるのですが、障子の内側の和室(?)には少女が横たわっています。
         この状況が俯瞰で描かれたり、部屋の内側から障子の外の廊下を歩く人々のシルエットという形で描かれたりするのです。
         和室に眠っていた少女のところには観音様が現れてちょっとしたやり取りがあるというお話。
         これは彼女のお葬式のようです。
         これだけ書いてもよく分かりませんよね。

         こういうタイプの作品なので、オチが無いと言えば無い。
         でも、それでいいんだろうなぁと納得させられてしまうのです。
         時に、古い昭和の時代の、田舎の風景が織り交ぜられていたりもしますが、これは高野さんの原風景なのでしょうか?

         高野さんの作品はあと2冊入手しましたので、引き続き読んでいきたいと思います。


        読了時間メーター
        ■■      楽勝(1日はかからない、概ね数時間でOK)
        >> 続きを読む

        2020/07/05 by ef177

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      内村鑑三全集 26 1921

      内村 鑑三

      岩波書店
      カテゴリー:各教派、教会史
      5.0
      いいね!
      • この巻には内村鑑三の『ロマ書の研究』が収録されている。
        新約聖書の中のロマ書、つまりパウロの『ローマの信徒への手紙』について、内村鑑三が解説している本なのだけれど、本当にすごかった。

        ロマ書はもちろん以前何度か読んだことがあったのだけれど、この内村の解説書を読んで、はじめて目からウロコが落ちた気がする。
        ロマ書は難解で、聖書を全部読んだ時に最も難しいという印象を私は受けた。
        実際そうなのだろうけれど、内村の解説のおかげで、本当に、はじめてその素晴らしさがようやく少しわかってきた気がする。

        ロマ書は聖書の肝と言っても良く、これがわかれば、キリスト教のエッセンスがわかるのだろう。
        逆に、ロマ書がわからないと、なかなかキリスト教というのはわからないのだと思う。
        今までいかに自分がキリスト教をわかっていなかったかがわかった。

        ともかく、すごい本である。
        第一次世界大戦の少し後、今から九十年以上前に書かれた本だが、おそらくロマ書の解説書としては今でも最高峰ではないかと思う。
        文献学的にはその後多少の進歩があったかもしれないが、その解釈や受けとめの深みにおいては、おそらく欧米にもめったにないものだろう。

        かれこれ十二、三年前に、内村鑑三についての本を読んでいて、ロマ書の研究を読みたいと思ったことがあったが、あっという間に時が流れてしまって今に至ってやっと読めた。
        その時に、あるいはもっと早く読んでいれば、と思うが、人はふさわしい時に読むのかもしれない。
        今読み上げることができて本当に良かった。

        律法の深さや大切さがある程度わかってからでないと、逆説的なことだが、ロマ書のすごさはわからないのかもしれない。
        パウロはまさに、自分自身の実存を賭けて、ロマ書を書いたのだとあらためて思った。

        それにしても、ロマ書は、パウロがローマの信徒へ当てて書いた手紙なのだけれど、誰かに向かって書いた手紙が世の中を変える書物になるということは、パウロのロマ書の他にはあったのだろうか。
        書簡がそのまま聖典に入るというのは、考えてみればすごいことである。
        それぐらいの意気込みを持って、本当は誰かにあてて手紙なり文章なり論文なり書くべきかもしれない。

        キリストの十字架の贖いということの意味が、この本のおかげで、やっと自分にも少しわかる手がかりがつかめた気がする。

        「聖書は永久変らざる書である。他の書はすたれても聖書だけは廃らない。然り、他の書は悉く廃りて聖書だけが残るのである。聖書は我らの学ぶべき唯一の書である。」
        (内村鑑三『ロマ書の研究』全集二十六巻199頁)

        この本も、世の中には賛否両論巻き起こしそうだし、この言葉だけ切り取れば誤解を招きそうだが、これぐらいの真剣さとひたむきさがあればこそ、これほど命をかけた解説書を内村は書くことができたのだろうなぁととても胸打たれた。

        キリスト教に関心がある人、あるいはキリスト教に限らず宗教に関心のある人は、一度は読むことをお勧めしたい一冊である。

        (なお、今は便利な世の中で、WEB上でもこの内村の「ロマ書の研究」を全文読むことができる。)
        http://www.h5.dion.ne.jp/~biblroom/text/U_Rom_idx.htm
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        2013/09/28 by atsushi

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      日本語の作文技術 (朝日文庫)

      本多 勝一

      朝日新聞出版
      カテゴリー:文章、文体、作文
      4.5
      いいね!
      • 日本人である限り、日本語を使うのは絶対。
        タイトルのままではあるが日本語の作文技術を記したこの本、ためになります。

        文章の構成の仕方、読みやすさ、わかりやすさなどさまざまな観点から日本語の作文を考え、それをわかりやすくまとめています。

        なにより、ダメな点を解説しながら、本自体の文章からダメな点がどんどん減っていって最終的にきれいな文章になるという演出がにくい。
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        2014/04/24 by tak_198

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      画集レンブラント聖書

      嘉門安雄 , Rembrandt Harmenszoon van Rijn , HoekstraHidde Gosse

      学研マーケティング
      4.0
      いいね!
      • レンブラントが描いた新約聖書に関するデッサンや絵画を集めた本。

        レンブラントの新約聖書への深い信仰と徹底した内省や肉迫があればこそ、描けたすごい絵の数々と思う。

        字面だけを浅く読んだだけではとても思い至らない、すごい境地にレンブラントは至っていたのだろう。

        西欧の精神の一つの結晶は、やっぱり聖書であり、そしてレンブラントなんだと思う。

        理屈抜きで、すごいものだと思う。

        いつか私も、オランダやイスラエルに行ってみたくなった。
        そしてまた、たまにはクリスチャンじゃないけれど、聖書を心読・身読しようという気にさせられた。

        それぐらいの迫力のある、すごい力がレンブラントには本当にあると思う。
        >> 続きを読む

        2012/12/27 by atsushi

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      マンハッタン特急を探せ (新潮文庫)

      クライブ・カッスラー

      3.0
      いいね!
      • 本の虫である父親から勧められた、
        クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズの第五作。

        ダーク・ピットとは、架空の組織、NUMA(国立海中海洋機関)に
        所属する特殊任務の責任者である。

        NUMAとは、沈没・行方不明になった艦船の探索する組織なのだが、
        なぜか、ピットは007のジェームズ・ボンドのような役割である。
        というより、ジェームズ・ボンドのようなキャラクターだ。

        ピットは米大統領から、アメリカの破産状態を救うため、
        沈没したイギリスの豪華客船か、
        河に沈んだマンハッタン特急の中から、
        『北アメリカ条約書』を見つける任務を命じられる。

        条約書の存在を調査していた米海軍少佐の美女、
        不運な色男のカナダ大統領、冷酷無比なテロリスト、
        ロマンスグレーのイギリス秘密情報局の元エージェント、
        『北アメリカ条約書』を巡って様々な人物が絡み合う。

        1番興味深かったのが、
        アメリカとカナダ間における歴史的背景である。
        これはいわば、国と国との『小さな戦争』だ。

        戦争を知らない世代の私としては、
        戦争の始まりとはこういう事なのか…と納得させられた。

        一見悪役と思われる人物も、実は愛国心に溢れていて、
        歪んだ形でしか国を守れない…と信じているだけなのだ。

        結局『アメリカが正義』みたいな終わり方なのが気に食わないが、
        ピットの、普段は力を抜いてるがヤル時はヤル!という
        男らしくユーモア溢れるキャラのお陰で楽しく読み終えられた。

        …にしても、横文字の名前ばかりで読むのに時間が掛かった…。
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        2019/01/28 by NOSE

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      時間と自己

      木村 敏

      中央公論新社
      カテゴリー:内科学
      5.0
      いいね! Tukiwami
      • 沢山ある本の中でも、いつも側に置いて読み返したい本がある。そんな何冊かの中から、選んでみた。
        「時間」というものは不思議な、なんだか分からないものだと思ってきた。科学的な僅かの知識では、宇宙の法則から割り出された単位で、太陽系や地球など全てに関わる時の単位として生活の中で用いているものだと思っていたがそれだけだろうか。それを感じない時も「時間」は存在するのだろうか。日常の時間というのは静止した「今何時」というそれではなく、継続して流れているものなのではないだろうか。
        生きているということは否応なしに、先へ先へと流されていき、絶対に逆戻りは出来ない厳しい法則があり、いくらこれが夢であったならと思っても、過去は過去であり、全ての人は時間の中で老いて行く。
        「夢であったら」と思うときは不幸であり「夢でよかった」と思えるときは幸せなんだろうか、そんな思いにヒントを与えてくれた、一冊である。

        目次
         第1部 こととしての時間
           1 物への問いからことへの問いへ
           2.あいだとしての時間
         第2部 時間と精神病理
           1 分裂病者の時間
           2 鬱病者の時間
           3 祝祭の精神病理
         題3部 時間と自己ーー結びにかえて
                あとがき

        このような目次の中に「時間」と「自己の存在」について、人が時間について、意識的に又は無意識に持っている漠然とした思い、時間とは一体何なのかを、分かりやすく説いている。
        日常がちょっと変わって見える本。


        地球上で、稀に見る凶悪なテロ事件や災害が起こった。これが夢であって欲しいと願う人がどんなに沢山いることだろう。テロを企てた人たちも、被害にあった人も同じ今を生きていることを悲劇だと思う。
        >> 続きを読む

        2015/03/23 by 空耳よ

      • コメント 4件
    • 6人が本棚登録しています
      魔性の殺人 上 (ハヤカワ文庫 NV 267)

      ローレンス・サンダーズ

      4.0
      いいね!

      • ローレンス・サンダーズの「魔性の殺人」(上・下巻)を読了。

        この小説は、以降のサイコ・ミステリの基本型を作り上げたと思う。
        未知の狂気の殺人を捉えるために、警察機構を主人公にパノラマ的な社会小説を展開していく。

        警察は、未知の恐怖から社会を守る代表機関だ。善悪対立の二元論は、確固として打ち立てられている。
        殺人鬼が出没するニューヨークの一地域は、徹底的な解剖学的視点にさらされることになる。

        著者は、善悪の両サイドに代表人物を据えている。善のほうは、分署署長ディレイニー。
        組織のトップとしての役割だけでなく、勇猛さと正常さを兼ね備えたヒーローだ。
        いささか紋切り型に陥るほどに、彼の人物像は潔い。

        悪のほうは当然、サイコ殺人鬼。彼は物語の最初から姿を見せ、その内面を綿密すぎるほどに描かれる。
        そして、魔性はゆっくりと彼の中で目覚めていく。

        彼がある極点にまで舞い上がりかけるのを確かめた上で、著者は、小説の場面をディレイニーの執務室に異動させる。
        事件はすでに水面下で進行しつつあるはずなのだが、著者の筆は悠々と主人公のまわりを巡っていく。

        「奴は狂人だ」と彼が断言するまでに、ページ数はこの本では全体の四分の一なのに、普通の本の一冊分を費やしている。

        犯行が動き出すと、彼の姿は霧の中に退いていく。
        今度は、組織的な捜査の様相が、まるで生き物のように捉えられ、犀利に描き分けられていく。

        殺人に用いられた凶器を特定するまでに費やされたパーツの膨大さを考えるのみでも、この物語のとてつもないスケールの大きさを推し測るのに充分だ。

        我々読者は、犯人の哀れな内面と行動についても情報を与えられる。
        そして、それに数倍する分量で、彼を狩り出すための善の動きを報告されるのだ。
        この進行と、善悪を描き分ける配分とが、以降の警察小説型サイコ・ミステリの定式になったと思う。

        >> 続きを読む

        2018/12/12 by dreamer

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      火の鳥 (創作絵本 37)

      斎藤 隆介

      岩崎書店
      3.0
      いいね!
      • 「火の鳥」といえば、手塚さん。
        不死鳥、命の連鎖、生命力などをイメージしてしまいますが…。

        夜空に舞う花火のように、七色の光を放ち、
        星が流れるように輝き渡る美しい飛翔。

        けれど、このお話では「火の鳥」が飛ぶ年は必ず飢饉になるのでした。
        それも今回は連続3年目。
        母のない少女あさは、幼い妹、父親、村のみんなのために、
        単独で火の鳥退治を決意します。

        「田畑をだめにし、守や林をからす火の鳥は、
         しんでも やっつけてやんないばなんない!」

        なんと戦い系のお話ですか!
        全く思いもしなかった展開なので、正直驚きました。

        少女の健気で勇敢な行動が心に響きます。

        火の鳥、とっても怖くて強そうです。


        でもなんで、鳥なのに断崖から落ちゃったんだろう?(*゚▽゚*)?

        あ、ごめん。ネタバレ?


        「モチモチの木」の斎藤 隆介&滝平次郎さんのゴールデンコンビの絵本ですから、
        絵本の質にハズレはありません。

        迫力のある絵。
        火の鳥の光と炎の鮮やかさ。
        人も鳥も生き生きとしてパワフルです。


        【おまけ】
        この作品が出版されたのは意外にそう古くはありませんでした。
        しかし、構想から本になるのに10年もかかったそうです。


        秋田県鹿角市の尾去沢(おさりざわ)鉱山のお話とのこと。
        かなり古い歴史のある鉱山で、現在は閉山されて、
        「史跡 尾去沢鉱山」の名で観光施設になっています。

        坑道が見学できたり、定番の砂金採り体験ができたりします。
        昔はトロッコに乗れたんですが、どうやら今はやっていないみたいです。
        >> 続きを読む

        2013/01/10 by 月うさぎ

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    • 1人が本棚登録しています
      ぴょんぴょんぱんのかばんです (新日本出版社の絵本 ふれあいシリーズ 2)

      香山 美子

      新日本出版社
      5.0
      いいね!
      • 柿本 幸造さんの絵がかわいいですね♡ ほのぼのとした、いい絵本です。

        うさぎさんがかばん(ポシェット)をつくりました。
        「しっぽ」のかざりをつけて、長いひもを編んでしっかり縫い付けて。
        肩からさげて ぴょん とはねると、かばんもはねます。

        ぴょん ぴょん ぱん
        ぴょん ぴょん ぱん

        「なんてすてきないいかばん」
        きつねさん、やぎのおかあさん。こぶたたち。
        であったみんながかばんを気に入ります。
        そこでうさぎさんはみんなにかばんをつくってあげるのです。
        うさぎさん。親切です~。うるうる(;ω;)
        ところが、もう一人あらわれたのは…。

        この絵本にはしあわせがあふれています。

        ものを作る楽しさ。
        人に認められる誇らしさ。
        誰かを喜ばせてあげる嬉しさ。
        何もしない気持ちよさ。
        みんなで協力する温かさ。

        幼稚園生くらいの女の子には特に喜ばれそう。
        うさぎさんの手作りのカバン。きっと欲しくなるでしょうね。
        そしたら、ママ、どうする?
        手作りがんばってみます?
        >> 続きを読む

        2015/01/31 by 月うさぎ

      • コメント 6件
    • 2人が本棚登録しています
      せかいのひとびと

      SpierPeter , 松川真弓

      評論社
      5.0
      いいね!
      • みんな違うから、みんないい。
        世界には、二人として同じ人はいない。
        そんなことが、視覚的にわかりやすく描かれている。
        >> 続きを読む

        2020/06/05 by けんとまん

    • 2人が本棚登録しています
      気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

      矢作 俊彦大友 克洋

      双葉社
      2.0
      いいね!
      • 戦争の中に身を置きたいと義勇軍を編成して身を投じる者。距離を置く者。巻き込まれて行く者。

        巷では非常に評価が高い作品のようだが、個人的にはハマらなかった。

        ファンの多いAKIRAでお馴染みの大友克洋。
        本作品は矢作俊彦と言う原作者は存在するものの、現代の天才の一人、大友克洋がブレイクする直前の作品と言う点にのみ惹かれて選択した。

        しかし、戦争に対して独特の風刺を効かせようというテーマはわかるのだが、あまりにも説明不足。

        内部で幾つものストーリーが並走したりオーバーラップしたりして進んでいくのだが、それぞれの関連性が有るんだか無いんだかが良くわからず、あまりにも雑多な個別のストーリーそれぞれを記憶しないといけないことにストレスを感じた。

        最初からショートストーリーを連ねて全体感を構築していく試みで、それぞれを読み流していけば良いと知っていれば、もしかしたら、サクサク読めて楽しめたのかも知れない。

        戦争を風刺的に扱うと言う点では、狙ってやっているのだとは思うが、あまりにもアッサリ人が死に過ぎるのも詰まらなかった。
        生命をもっと重く扱うべきだ!とか言うつもりではなく、あまりにもアッサリと死んでいくので、感動も何もないのが不満に感じる点である。

        巨匠の作品として大いに期待していたのだが、光るものは有るにせよ、面白いか詰まらないかと言えば完全に後者である。
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        2013/11/05 by ice

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      アトスからの言葉

      LeloupJean-Yves , 高橋正行

      あかし書房
      4.0
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      • 良い本だった。
        著者の人が、アトスの修道士の人々にさまざまな質問をして答えてもらったことが書きとめられている。

        救われるためには、キリストに従うこと。
        キリストに従うとは、キリストに自分の心を開くこと。

        アトスの修道士たちは、そう述べる。

        大切なことは、キリストの言葉の種子が自分の心に蒔かれることができるように、謙虚な砕かれた柔らかい心となることだという。

        詩篇を唱え、福音を黙想し、静寂の中で祈りの時を過ごし、聖霊を求めて生きていれば、このように深い愛の心に満たされていくのだろうか。

        神は聞くことを要求しており、まずは聞くこと、ということも、なるほどっと思った。

        罪の根元は、神を忘れること、神への注意が欠けていること、というのも。

        自分に一切の責任があるとするときに、本当に自由なのである、というのも、なるほどっと思った。

        聖霊が勧めることに注意深く敏感であるということも。

        平等の愛から離れているほど、神から離れているということも、耳に痛い言葉だった。

        表紙のイコンも、とても美しい。

        良い一冊だった。
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        2013/05/10 by atsushi

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      上方落語かたいれ事典

      相羽秋夫

      弘文出版
      カテゴリー:大衆演芸
      3.0
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      • 先月(2011年9月)、東京へ行った際迷い込んだ池袋の古本屋で見つけた本・・・昭和57年発行の上方落語家の名鑑。

        最新の現在上方の全落語家を紹介とありますが、写真の皆のお顔の若いこと。
        そして、一番の違いは、お頭の髪型と量・・・・誰と解らぬ方も多数おられ、失礼ながら笑ってしまう。
        ただ、廃業された方も多く・・・ここでは記録として記述しておく。そして亡くなられ方と、襲名して今の名と違う方も。

        ・・廃業された方
        笑福亭一鶴、笑福亭松橋、笑福亭枝雁、笑福亭亀之助、笑福亭仁雀、五所の家小緑、月亭パンク、
        桂蝶太、桂我太呂、桂ふく枝、桂三と九、


        ・・前名(襲名後)
        笑福亭鶴三(松喬)、笑福亭小つる(枝鶴)、笑福亭梅之助(明石家のんき)、笑福亭福三(森乃福郎)、
        桂朝丸(ざこば)、桂小米朝(米団治)、桂べかこ(南光)、桂雀司(文我)、桂都丸(塩鯛)
        桂春之助(春之輔)、桂小春(小春団治)、桂春秋(梅団治)、桂小福(福楽)、桂さなぎ(昇蝶)
        露の団丸(立花家千橘)、露の団平(露の慎吾)、
        桂小つぶ(枝光)、桂三太(枝三郎)、
        林家染二(染丸)、林家さん二(露の新治)、


        ・・亡くなられた方
        六代目笑福亭松鶴、笑福亭松葉、森之福郎、桂米紫、桂枝雀、桂歌之助、桂米太郎、桂吉朝、桂喜丸
        桂小文枝(文枝)、桂文我、露乃五郎、桂春蝶、桂左ん福、林家小染、林家市染、桂文紅、桂米之助、


        、昭和57年当時、上方落語協会が創立25周年を迎え、協会員103名だと、発足当時の十数名から考えれば、
        隔世の感があると、著者の相羽秋夫さんが述べられているが、30年後の今年、会員は既に330名を超えているとか。
        時代が経てば・・・やはり、隔世の感があると言わざるを得ないですな。

        この本に載っておられ、いまなお高座に立たれておられる現役の噺家さんには、「継続は力なり」と、心から敬服致しますな。
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        2013/06/14 by ごまめ

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      土方歳三の最期

      加瀬谷直

      中央公論事業出版
      5.0
      いいね!
      • この本の初版らしき物を持ってるのですが、調べたら15.000円~25.000円という高値でした。

        もう本の中身より値段で★5つです!
        >> 続きを読む

        2013/03/07 by ran

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