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1982年2月発行の書籍

人気の作品

      死にゆく者への祈り (ハヤカワ文庫 NV 266)

      ジャック・ヒギンズ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 『機龍警察 自爆条項』を読んだらどうしても読みたくなって
        本棚を散々ひっくり返して、発見・再読。

        『鷲は舞い降りた』も大好きなんですが
        やはり、この作品に出てくるIRAの元テロリスト
        マーチン・ファロンの造形・程よいセンチメンタリズム
        素晴らしいの一言です。
        >> 続きを読む

        2013/07/15 by きみやす

      • コメント 1件
    • 2人が本棚登録しています
      血族 (文春文庫 や 3-4)

      山口 瞳

      5.0
      いいね!
      • 心に引っ掛かていたことがあった。それは、空襲で失われて
        しまった1冊のアルバムだった。

        早稲田大学の角帽をかぶった父、その父の上半身裸の後ろ姿を
        写した写真。あと数葉、父の写真が続き、唐突に赤ん坊の頃の
        著者の写真が貼られていた。

        両親共に社h新好きだった。なのに何故、ふたりの結婚式の写真
        がないのだろうか。家には母が「遠縁」としか説明しなかった
        人たちの出入りがあったが、母は一切の昔話をしなかった。

        子供の頃に耳にした、母と兄との諍い、父方の祖母が母に言い
        放った「柏木田の女のくせに」という言葉と、自分に向けられた
        憎しみさえ込められた視線。

        父と母の結婚には、何かいわくがあるのではないか。芸事に優れ、
        社交的で美しくもあった母は、一体、何を隠していたのか。

        著者は少ない手がかりを元に、母の半生を、両親の結婚にまつわる
        エピソードをかき集め、自分のルーツを辿ったのが本書である。

        NHKの「ファミリーヒストリー」は、番組制作側がゲストのルーツ
        を調べ上げる番組だが、著者はそれを自身の手と足で行っている。

        今のようにインターネットでなんでも調べられる時代ではない。
        地域紙の縮刷版や、母の生地と判明した場所にある警察に保存
        されている資料を漁り、当時を知る土地の人たちに直接質問を
        ぶつけながら、そのルーツを確かめて行く。

        その合間には自分の生年月日にまつわる謎、家族の思い出、自身が
        抱えていた鬱屈した思いが綴られ、最終章で父方のルーツを訪ねる
        旅で大団円を迎える。

        母方のルーツが判明するまでがミステリーのようでもあり、読み手
        にもところどころで辛さが伝わって来るだけに、最終章を読み終える
        と「ああ、こういう結末でよかった」と安堵さえ覚えた。

        家族の過去を掘り起し、知ることの恐怖さえある作品でもあるが、
        著者の母への愛情が感じられる良書である。
        >> 続きを読む

        2019/11/16 by sasha

    • 1人が本棚登録しています
      ことりとねこのものがたり

      中江嘉男 , 上野紀子

      金の星社
      5.0
      いいね!
      • 多分人生で初めて自分で図書室で借りて読んだ本です。
        とても印象に残っています。
        大好きでした。また読みたいです。 >> 続きを読む

        2014/03/06 by 無重力

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ブラウン神父の童心

      G・K・チェスタトン

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! Tukiwami

      • 奇想と逆説に満ちた「ブラウン神父」シリーズの第一短篇集「ブラウン神父の童心」を再読。

        著者のG・K・チェスタトンは、20世紀初頭の文豪で小説、批評、演劇、歴史、随筆、詩歌とあらゆる分野に健筆をふるった作家で、ミステリは、どちらかといえば道楽的に書いたと言われているんですね。

        この短篇集は、まさに短篇本格の極致で、ミステリのベースたる逆説と風刺とユーモアに溢れた奇抜なトリックと、被虐的な笑いに満ちたシュールな作品が収録されていて、ミステリ好きには堪らない一冊ですね。

        盗賊フランボウを追う探偵ヴァランタンは、カフェで備え付けの砂糖と塩がなぜか逆に入れてあることに気付く-----まるい顔に大きな黒い帽子とこうもり傘がトレードマークの名探偵ブラウン神父が初登場を飾る「青い十字架」。
        殺人が起きるが、犯人を誰も見ていない「見えない男」など、12篇が収録されているんですね。

        巻頭から巻末まで、ほぼ完璧な出来栄えの短篇が並ぶ、類まれな一冊で、チェスタトンを読むと、世界を見る目が確実にちょっと変わるような気がします。

        こういう探偵小説はめったになく、「折れた剣」の逆説にはくらくらしたが、「飛ぶ星」の美しいイメージも忘れ難い。
        とにかく、この本で展開される逆説と奇想天外なトリックにやみつきになります。
        そして、どの短篇にも後世の作家による模倣作が存在する、まさにアイディアの宝庫なんですね。

        ミステリの原点のひとつでもある不可能犯罪を重点にした作品が多く、いずれも奇妙、奇抜、異常な犯罪や殺人を冒頭に提示して、我々読者の興味を引き、これを我らがブラウン神父が、天才的頭脳を駆使して、あっけなく解決する。

        そこには読者の推理の余地はほとんどなく、一方的なものだが、トリックは独創的であり、アンフェアなものではないんですね。

        とにかく、このシリーズは、著者の学識や教養がふんだんに盛り込まれ、逆説と風刺を含んだ高踏派ミステリの傑作だと思います。

        >> 続きを読む

        2019/01/13 by dreamer

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