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1982年3月発行の書籍

人気の作品

      イリスの石 グイン・サーガ外伝 - 2

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      2.3
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      • ネタバレバレですので、注意!

         ~ ~ ~ 

        マリウスとグイン。ここで出会ってたのね。
        マリウスはグインの冒険を伝える語り部になるべく、グインにくっついて回る

        ゾルティーアの都で”イリスの石”を持っていると勝手に勘違い?され、捕まってしまい、持ってないと知ると(というか何度もそう言ってたし)牢に閉じこめられ…。

        《死を売る都》ゾルティーア。住民はすべて、葬儀屋、墓づくり、ミイラづくり、骨拾いを生業としている。で、みんな暗く陰鬱、全く生気がない。「死」を求めて来る人みんな「死」に執着している。ま、結局「死」への執着=「永遠の生」への執着なんだな。執着がなければみんな明るいはず。

        《死の娘》タニア。生への執着が強く、”支配欲”に支配され、何千年も死ねないでいる魔女。いつまでも死ねないのも辛いでしょうけどね(アル=ケートルは何てことを)。

        生きるとは?死とは?・・・わけが分からなくなってる。
        グインに諭される。さすが、グイン。
        でも、グイン自身も自分が何者かわからないことを悩んでいる。
        でもね、グイン。自分が何者かわからないからこそ、強くたくましくしなやかに生きていけるってこともあると思うよ。

        >「・・・私はこの世で最高の秘密を手に入れて、全世界をこの手におさめることができる!」

        >「・・・お前は生きているのだ。何故ならー何故ならお前は、ひとたび死んだと口にしながら、なおもそのお前のいうかりそめのこの世を、支配しようという執着にとりつかれているのだからな。生がかりそめなら、なぜ死の中にやすらわぬ。・・・死にながら死を得ることのできなかった亡者だ。さまよう呪われた魂だ。お前こそは生そのものだ!・・・死すべきさだめは呪詛ではない。それあってこそはじめて人は生命なのだ。死ぬことも、生きることもできぬお前は、哀れな見すてられた怪物だ、魔女よ!」

        マリウスのナイスな一言
        >「死人のくせに、やはり死ぬのは怖いんじゃないか!」

        あとね、「どうしても、無から生命を生み出すことだけができない」(タニア)って、当たり前だよ。
        生も死も、思い通りにはできません。

        >「俺にわかるのはただ、俺が自分を生きていると信じていること、そして、生きたいし、死にたくないと思っていることだけだ。」(グイン)
        そうでしょう。それが人間だからね。

        でも、この「生きたい」という本能が、強すぎる執着となってしまうと、あの恐ろしい怪物になってしまうのですね~。ギョギョ~

        こわいね~ 執着って。
        さっぱり生きて、死ぬときも思い残すことがないようにしたいもんですな
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        2015/07/20 by バカボン

      • コメント 1件
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      スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79)

      ウォルフガング・ロッツ

      早川書房
      カテゴリー:戦争、戦略、戦術
      3.4
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      • 私の夢はスパイになる事だった。
        スパイというとスリルとか策略とかそういうイメージだ
        飽き性な私はスパイになればさぞかし人生が楽しいだろうと考えた。

        進路面談でもスパイになりたいのですがどのような進路に進めば良いのでしょうと真剣に先生に相談したが彼等は答えを知らなかった。
        しかし、この本にはあの頃私が探していた答えが書いてある。

        この本を読んで意外だったのはスパイの適齢期だ。
        25~35歳。
        つまり、私はまだまだスパイになるチャンスがあるということだ。
        もっと若いうちから訓練を積むのかと思っていた。
        しかし、この本を読んでスパイになりたいという気持ちは薄れた。
        当たり前だが過酷な世界だ。
        ミーハーな気持ちで飛び込むと命を落とすだろう。
        スパイになりたいという気持ちをようやく落ち着けてくれたという意味でも本著を読んで良かったと思う。
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        2012/08/16 by Iris

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      続氷点

      三浦 綾子

      角川グループパブリッシング
      4.7
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      • 氷点の物足りなさを解消してくれたというのが第一の感想。
        著者は元々氷点で完結するつもりだったが、読者からの声で続編を書いたらしい。作者の伝えたいことがなんだったのか知るためにはここまで読まないと難しかったというのが正直なところ。

        氷点では、弱さ故に罪を重ねる人々に囲まれた主人公が、それを超越したような生き方をしつつも最終的に自分の行動や意志を超えた罪を背負っていたことを知り希望を失うが、その決定的な罪が誤解だったことが明らかにされ、その悲劇性のうちにラストを迎える。

        続編では、誤解は解けたものの消すことのできない新たな罪を背負った存在として主人公が再設定され、新旧の登場人物達との関わりの中で、神ならぬ人間として罪を許す視座を見出していく過程を辿っていく。
        登場人物たちが都合よく使われてしまっておりリアリティが損なわれてしまっている感があるが、それぞれのキャラクターの内面描写はあい変わらず良く描かれていた。


        ラストの葛藤の中で、姦通をした女を責める民衆に対する有名なイエスの言葉などを引き合いに本当に罪を自覚したとき、主人公は互いに裁きあうことなどできない存在として自分を含めた人間を見つめるようになり、裁くことは本質的に人間に為し得ることではないという視座から神が導き出される。
        この神という設定により、原罪を背負っているが故に許しあう存在として人間が浮かび上がり、その構図こそが神からの赦しそのものなのだという境地が著者の到達点なのではないか。そう思えた。

        許しや癒しは今の世の中に溢れていて、パッケージ的な使われ方をしたり、技術的なものとしてインスタントに受容されたりしているが、葛藤を経てしか身につかないであろう氷点的な許しを社会のどこに位置づけるか。
        正当か異端か、それともその彼岸なのか。今後の課題になりそうだ。
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        2012/03/07 by Pettonton

    • 7人が本棚登録しています
      あいつとララバイ

      楠 みちはる

      講談社
      4.0
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      • あいつとララバイ 第2/全39巻

        ジャンルとしては、青春ラブコメ的な作品。

        年代的にバイクブームから外れているため、オンタイムで存在したのは不良マンガ。
        ただそれだとバイクがオマケ的な役回りだったのがイヤで、過去の作品を探す中で見つけた作品。

        大学時代も読みふけっていた記憶は有るが、今読み返すと何というか青春を思い出す。

        単車、バスケ、ロック、ダンスなんて言う、いかにもなキーワードに彩られた、研二と友美の爽やかな恋が眩しい。

        やっぱり青春時代は「モテたい」衝動の赴くままに、いろいろなチャレンジをするのが正解なのではないかと思った。
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        2015/04/12 by ice

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      ブラウン神父の不信

      G.K.チェスタトン

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! Tukiwami
      • 短編海外ミステリー。全シリーズ読了には少々時間がかかった。トリッキーなオチもあるので面白かった。タイトルに神父とある通り背景にはキリスト教があるのだろうが日本人にはそこまで想像して読むのは難しいか。チェスタトンはイギリス人で本業は詩、劇、小説、批評。デモクラシーに対する批評も説得力あり。 >> 続きを読む

        2019/01/13 by Mura_P

    • 3人が本棚登録しています

出版年月 - 1982年3月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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