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1983年2月発行の書籍

人気の作品

      幽霊船 グイン・サーガ外伝 - 3

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • ヴァラキアにいた頃の若きイシュトヴァーン。

        若くて元気で大胆で。ヴァラキアにいた頃から一人で生きていくため、ものすごく生きるエネルギーにあふれた少年だったのですね。いつかどこかの王になるんだって、確信して…

        カメロンの船に乗って幽霊船と怪物に遭遇。海で怪物クラーケンにやられた男たちのゾンビ。ホラー映画?(パイレーツオブ?)。ホラーって、苦手なんですけど。小説なんでとりあえず読めました。

        まあ、この世のものでない別世界の話なんで怖くはないですが、クラーケンは想像するにものすごくグロテスクだと思います。小説でしか味わえない(見たくない)世界だね。それでもって、イシュトヴァーンは16才にして不死身の強さ。で、ちょっと早熟?かも

        男の子ならドキドキの冒険活劇かな。若い女の子ならキャー、イシュト~ってなるのか?(やっぱ冷静に読んでしまうワタシ^^;)
        化け物クラーケンをやっつけたニギディアは死んでしまったけど、カメロンは助かり、死者たち(ゾンビ)を水葬にして弔うことができてよかったね。

        イシュトヴァーンの過去を知ることができました。
        けど、早くグインの正伝に戻りたい…^^;
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        2015/07/23 by バカボン

      • コメント 1件
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      荘子 第4冊 雑篇 (岩波文庫 青 206-4)

      荘子

      岩波書店
      カテゴリー:先秦思想、諸子百家
      5.0
      いいね!
      • 『荘子 第四冊』(金谷治訳注)<岩波文庫> 読了。

        今年のゴールデンウィークから読み始めた荘子も、ようやく読了となった。
        二年前の春以降、いろんなことが起こり、いろんなことを考えて試してきて、ある程度「これでいけるかもしれない」と思えるようになった。
        そんな今、私の人生の中で良くも悪くも心の拠り所であった荘子を読むとどんなことを感じられるだろう、という思いから読み始めたものだ。
        結果的に、今読んで良かったと思った。
        私の今の立ち位置の支えと思えただけでなく、ぼんやり思っていたことを明らかにしてもらったり、新たな気づきを与えてくれたりしたように思う。
        また、中に含まれる危険な意見にも気づくことができた。もちろん、私の成長や考えが足りないだけかもしれないが。

        今後の人生を通して、荘子は私の拠り所となるのだろうと思う。

        第四冊は外篇の八篇を収録している。
        第三巻に引き続いて数は少ないが、いつものように「これは」と思う章を挙げたい。

        ----------

        【外物篇 八】荘子、遊を語る
        荘子は言う。
        遊ぶことができる人は、どんな境遇にいても遊べる。
        古い考えに固執する人は、世俗を批判的に見てしまうものだ。
        世俗に立ち交じって遊び、人に従順でありながらも自分を失わず、特定の考えに固執しないし対立もしない、という立場が理想なのだ。

        【外物篇 十二】世間の価値観に従う愚かさ
        親に死なれ喪中の礼を守ってすっかり痩せ衰えた男が称賛され、その後街にはそれを真似て親に死なれて命を落とすものが増えた。
        許由や務光の故事に倣って請われもしないのに世間を避けた男を賢人だと考え、諸侯は彼を慰問した。
        バカバカしいことではないか。

        【外物篇 十三】言葉というもの
        魚を捕える罠は、魚を捕えたら忘れてしまってよい。
        兎を捕える罠は、兎を捕えたら忘れてしまってよい。
        同じように、言葉は「それ」を捉えるものである。「それ」を捉えることができれば、言葉は忘れてしまってよい。

        【寓言篇 三】曾参への批判
        曾参は仕官して多くの俸禄がもらえるようになったが、もう親が亡くなり孝行できないことを悲しんだ。
        俸禄が多くても喜ばないことを「外物に惑わされない境地」と考える弟子に、孔子は「本当に外物に惑わされない人物は悲しむこともないし、俸禄が多かろうが少なかろうが構おうとしない」と批判した。

        【寓言篇 四】顔成子游の言葉
        いったいどこに目指していくところがあるのか。
        いったいどこにいかないように避けるところがあるのか。
        人間にはどこに「自然なあり方」というものがあるのか。
        主宰者の命令というものがあるとも言えるしあるとは言えないとも言える。
        鬼神がいるとも言えるしいないとも言える。

        【譲王篇 六】列子、宰相の贈り物を断る
        列子は貧乏のどん底にあったが、その人となりを聞いた宰相が列子に食べ物を贈った。
        しかし列子は贈り物を断った。
        妻がその仕打ちを問い詰めると、列子はこのように答えた。
        「彼は自分で判断したのではなく、世間の噂で判断したのだ。私を罪に落とすときも、自分で判断せず、世間の噂で判断するだろう」

        ----------

        最後に、天下篇は古代中国の様々な思想を評価した篇で、荘子のことを「まだ十分に極め尽くしていない」と評価している。
        他の思想への評価を読むと、天下編の著者はどうやら「外には他者に寛大、内には自身の充足」という観点で評価しているようだ。
        ここで充足というのは、生きることに満ち足りている、ということだ。
        そういう意味で、実は老子の評価が最も高い。
        そして荘子の足りないところとしては「外からの患いを避けることができない」と指摘している。
        しかし、荘子の思想では、患いと患いでないものとの間に区別はないのではないか。
        外からそれがくるのであれば、それを避けずに受けるのが荘子の思想のあり方で、それを「極め尽くしていない」と評価するのは的を外しているように思う。
        私の荘子への身贔屓かもしれない。
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        2019/08/24 by IKUNO

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      街道をゆく

      司馬 遼太郎

      朝日新聞出版
      カテゴリー:日記、書簡、紀行
      4.0
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      • 幕末期の非常に緊張した時代に御所(当時は孝明天皇)の門をお守りしたという功績があった為に古来より「勤王派」との印象があるが、古代から明治維新まで、極端にいえば十津川郷(村)はだれの領地でもなかった。つまり「免租地」として永らえた。「免租地」として永らえることが出来たのは、痩せた土地で収奪する(租税を取る)に値しない…という事実もあったが、それだけで無く十津川の長達が常に時の権力者にそれなりの気を使い対応し続けた…という歴史的事実等が非常に面白い。 >> 続きを読む

        2011/05/27 by toshi

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      ぞうれっしゃがやってきた (絵本ノンフィクション 23)

      小出 隆司

      岩崎書店
      5.0
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      • 名古屋の東山動物園では、戦時中、苦渋の決断を迫られた。
        動物園の動物たちが、空襲で逃げ出すと危険だし、食糧も不足しているというので、殺すように命じられたからである。

        虎は毒入りの肉を食べて苦しみながら死に、ライオンは毒入り肉を食べようとしないので銃殺された。
        人になついていた月の輪グマは、えさがもらえると思ってよろこんで立ち上がったところを銃に打たれて死んだそうである。

        園長は象だけは助けたいと思い、なんとか象だけは殺害命令が免れて、当面は生かすことがえきた。
        しかし、四頭いるうちの二頭は、食糧不足と寒さからやがて死んでしまった。

        二頭の象だけ、奇跡的に生き残った。
        戦争が終わったあと、東京の子どもたちは象が見たいと願い、国鉄のはからいによって象を見るための列車、象列車に乗って、たくさん名古屋のこの二頭の象を見に来たそうである。

        戦争というのは、人間が始めるものだが、結果として動物たちにも多大な犠牲と苦しみを負わせる。
        平和に子どもたちが象を自由に見ることができるような、そういう世の中を、本当に大切にしなければと、読んでいてあらためて痛感させられる、とてもすばらしい絵本だった。
        >> 続きを読む

        2013/05/24 by atsushi

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      路上 (河出文庫 505A)

      ジャック・ケルアック

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 前から気になっていたので、読んでみました。吉田篤弘の『ソラシド』に出てきたので。

        読み始めて、正直しまったと思いました。ヒッピー的な狂乱の雰囲気とか、無軌道な空気を含む作品って、どうも相容れなくて苦手なんです。村上龍みたいな、ドラッグで加速する雰囲気の小説って、感情移入できなくて。

        とはいえまぁ読み始めたので最後まで読みましたが、異文化っぷりがすごかったです。ほんとに、好きなときに好きなところへ行くんですね。そしてアメリカは広い。
        語り手はサル・パラダイス、しかしこの話のもう一人の主人公は、サルの友人であるディーン・モリアーティです。しかし、モリアーティって、ホームズの宿敵しか思い浮かびませんよ…わりとメジャーなファミリーネームなんでしょうか。

        このディーンがだいぶハイではた迷惑なやつなんです。遠くにいるのを眺めている分にはよくても、あまり近づくと大変そうな。実際、若いときは彼とつるんでいた友人たちも、年を経て家庭を持ったりすると、彼を疎んじ始めます。ディーンは相変わらず無軌道な若者のまま。変わらない、というのはどういうことなんでしょうね。彼はピーターパンなのか。
        語り手のサルは最後の場面で、大人の仲間入りをした友人の車にのって、子供のままでい続けるディーンに手を振るのですが、ディーンのことを疎んでいるわけではなくて、友達だと思い続けている。ただ、変わってしまったことは変わってしまったのです。大人の仲間入りをしながらも、ディーンのことは変わらず好感を持っていて、しかしどちらか選ばないといけないんでしょうね。そしてサルは車から降りなかったのです。
        狂乱の時代は終わり、いつかは誰もが分別ある大人になるのか。それでも狂気を保ち続けたディーンは、一種の英雄なのか。

        アメリカって、不思議な国ですね。
        路上も、なんだか不思議な小説でした。読み始めたときにしまったと思ったほど、ついていけない感じではなかったです。
        >> 続きを読む

        2016/04/29 by ワルツ

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      1分間マネジャー 何を示し、どう褒め、どう叱るか!

      K.ブランチャードS.ジョンソン

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:経営管理
      4.0
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      •  薄くてサッと読めるのにけっこう内容のあるイイ本でした。
        職場の雰囲気改善をのぞんでいる人、
        これから働き始める人にはオススメです。
        子供の育て方にも応用可能かもしれません。

         内容は訳者も指摘しているとおり、
        旧日本海軍の名将といわれる山本五十六の有名なことば
        「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」
        をより掘り下げて実践的に説明したような感じです。

         アメリカ書物の訳本は、訳がおかしかったり、
        文化が違うために受け入れ難かったりすることも多いですが、
        本書は変な訳も少なく文化的差異も微調整で実践可能な記述かと思われます。
        薄くて読む時間も少なくてすみますので、
        一読の価値はある本だと思います。
        >> 続きを読む

        2015/02/01 by kengo

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