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1983年3月発行の書籍

人気の作品

      葉隠入門

      三島由紀夫

      新潮社
      カテゴリー:武士道
      4.5
      いいね! Tukiwami
      • 【内容紹介】
        「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一句で名高い「葉隠」は、死を中核に据えた、自由と情熱の書である。
        三島は“わたしのただ一冊の本”と呼んで心酔した。
        「葉隠」の濶達な武士道精神を今日に甦らせ、乱世に生きる〈現代の武士〉たちの常住坐臥の心構えを説いたこの『葉隠入門』は、人生論であり、道徳書であり、三島自身の文学的思想的自伝でもある。
        「葉隠」の現代語訳を付す。
        (新潮社HP内 内容紹介より)


        【著者紹介】
        三島由紀夫(1925-1970)

        東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。
        1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。
        1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。
        主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。
        1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。


        【感想】
        「令和元年の最初に読了する本はこの本だ‼」と決めていましたが、
        気付けば、あっという間に8月25日……。
        たくさんの本を読むことを目標に掲げていましたが、
        なかなか読書する時間が取れないなぁ……。

        …なんて、上記のような言い訳を許さない本書。

        やはり「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」のフレーズが有名で、
        それに伴うイメージが強く付きまとう「葉隠」ではありますが、
        本書「葉隠入門」を読んで、そのイメージとはかけ離れた内容であり、非常に興味深く読めました。
        この本を入門書として、いつか「葉隠」も読みたいと思う。

        過去にも読んだことはあり、
        2019年8月25日に再読を完了しましたが、
        折りに触れて何度も読み返したいと思う。
        それだけ私にとって魅力的な本。

        >> 続きを読む

        2019/08/25 by 日陰者

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      悪女について

      有吉佐和子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  成功を極めていた美貌の女性実業家、富小路公子の突然の死。
        自分のビルから突然、飛び降りて死んだのは、自殺か他殺か。

        それを27人の公子を知っている人物の語りでもって、描きます。肝心の富小路公子、本人の一人称は全くありません。大勢の他人からみた「あるひとりの女の姿」

         27章すべてが「話し言葉」なのですが、老若男女、元華族から職人まで、その「語り言葉」の豊かさに圧倒されます。

         ちょっとしか知らない者から何十年とつきあってきた者まで、「富小路公子」という人物像は万華鏡のように変る。

         公子を悪く言う人は、公子によって損をした者たちであり、得をした者たちは、こぞって公子を褒め称えます。

         当然の人情と言えるかもしれませんが、そこから浮かぶのは、語っている人間も後に証言をする他の人からしたら、自称とは全く違う人物に見えていたこと。

         公子を語る人々が、ほとんど言うのは「声がきれい」ということです。
        そして、大声は出さず、ひそひそとした美しい声で、人々を魅了します。特に男性は。

         10歳年を若く偽ってもわからない肌や体つきであっても、とにかく「話をするとうっとりとするような声」また「宝石がよく似合う美しい手」の持ち主。

         宝石というものをまず売るために、自分が美しく指輪をはめているところをさりげなく見せる。そして、自慢することなく、おとなしい美しい声で説得力ある説明をする。

         戦争が終わってもう華族制度は廃止されても、結局それにしがみついているような人々はそれにだまされ、また、人の使い方が上手かった公子の下で働いた者は「悪女」などではないと頑なに言い張る者もいる。

         公子はある人々にとっては「聖女」でもあったのです。

         事実を追求する、というより、「記憶がどう改ざんされていくか」の課程も見事に描いています。単なる魔性の女、の一言ではすまない女性像を描いた「悪女とはなにか」

         100%悪人、100%善人もいない、人というのはその間の無数の中に生きているのです。
        >> 続きを読む

        2018/07/12 by 夕暮れ

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      クリスタルの反乱 グイン・サーガ - 13

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ついに!ついに!!!

        長い間モンゴールに屈していたパロが反乱を起こす!!

        リギアが民衆を鼓舞するシーン!
        そして聖騎士団が現れるシーン!!

        鳥肌が立った。
        そして泣けた。
        なんてカッコイイのか。。

        前回の外伝でグイン・サーガ熱が冷めつつあったが、一気に引き込まれた。
        次の「復讐の女神」を読むのが楽しみすぎる。

        そういえば今回もグインは全く登場しなかった(笑)
        >> 続きを読む

        2013/08/13 by chao

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      きいろいのはちょうちょ

      五味太郎

      偕成社
      3.5
      いいね!
      • 保育園から借りてきました。

        きいろいのはちょうちょ
        …じゃない!!

        男の子が黄色いちょうちょを捕まえようとしますが
        捕まえてみるとちょうちょじゃなかった!という
        シンプルな繰り返しの仕掛け絵本です。

        ちょうちょだと思ったものが、
        お花だったりひよこだったり、はたまたヘルメットだったり信号だったり。
        とっても五味さんらしい絵本です。

        あと数カ月で4歳になる娘、ギャハハと大爆笑!
        寝かしつけ絵本としては不向きですが笑、
        娘が可笑しそうに笑っているのでこちらも楽しくなります。

        あと、これはこの本だけではないのですが
        最近時々、娘が後ろから読んで!とリクエストしてきます。
        娘がやってみたいならということでリクエスト通りに
        後ろのページから読んでいくのですが・・・謎です。
        >> 続きを読む

        2019/07/16 by chao-mum

      • コメント 2件
    • 3人が本棚登録しています
      ろまん燈籠

      太宰治

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い >> 続きを読む

        2014/05/09 by 本の名言

      • コメント 3件
    • 7人が本棚登録しています
      評決 (ハヤカワ文庫 NV 316)

      バリー・リード

      4.0
      いいね!
      • 読書好きでもあり、映画好きでもある私は小説の映画化作品は、特に留意して観るようにしています。通常は原作の小説をまず読んで、その後に映画化作品を原作の内容を頭の片隅に置いて観るようにしているのですが、今回のバリー・リード原作の「評決」については、この映画化作品が、私の大好きなシドニー・ルメット監督、ポール・ニューマン主演だった事もあり、映画を先に観て、その後に原作の小説を読むという順番になりました。

        この映画「評決」の主役には当初ロバート・レッドフォードにオファーがありましたが、酒浸りでのんだくれの弁護士というキャラクターは自分には合わないとの理由で出演を断り、その代わりとして、彼の盟友のポール・ニューマンが主役の座を射止めたというのはあまりにも有名な話ですが、結果として、ポール・ニューマンの起用は大成功だったと思います。

        ポール・ニューマンの大ファンでもある私が考える、彼のフィルモグラフィーの中での三大名演は、「暴力脱獄」「ハッド」と、この「評決」ですが、この「評決」で見せた人間の弱さを抱えながらも必死でその再生にもがき苦しむ人間像というのは、特に好きで、当時のアカデミー賞で初の最優秀主演男優賞受賞かと思われたのですが、「ガンジー」で一世一代の奇跡的な名演技を示したベン・キングスレーにその栄誉をさらわれたのは非常に残念でした。

        かつて角川事務所のキャッチコピーに「読んでから観るか、観てから読むか」というのがありましたが、この原作の小説と映画化作品の両方を鑑賞するという事は、その作品の持つ面白さや楽しさや問題提起などを多角的、かつ重層的、かつ複眼的に味わう事が出来るという楽しみ方が出来るため、極力、両方を味わうように努めています。小説、映画、それぞれの特性、良さというものがあり、その媒体でなければ表現出来ないという事がありますからね。

        愛人と同棲し、酒浸りの毎日を送るボストンの弁護士フランク・ギャルヴィンのもとに一件の訴訟が持ち込まれます。カトリック教会経営の大病院で、明らかな医療ミスのために患者の一人が植物人間となり、その患者の家族が訴えた、というもので、教会と病院側は30万ドルの示談金を提示してきます。

        弁護士ギャルヴィンの懐にも黙って10万ドルが入るのだから、こんなにおいしい話はありません。だが、彼は敢然としてこの示談の申し出を蹴り、法廷で闘う決意を固めるのです。"正義のために、自らの法曹界での復権のために、そして何よりも自己の人間としての再生を賭けて----。

        このような物語は映画とほぼ同じ内容ですが、印象はかなり異なり、どちらかと言うと地味な原作に比べて、映画の方がアクセントがきいていて、緊張感と情感に満ちていますが、それに対して、原作にはボストンと言う古い街の、重苦しい社会的な雰囲気が実によく書きこまれていて、実に見事だと思います。

        そして、原告側の弁護士ギャルヴィンがアイルランド系、そのパートナーの老弁護士がユダヤ系で、彼らと対決する被告側の医師とエドワード・コンキャノン弁護士がWASPの知的エリートであるという人種的、社会的な相克が、原作では重要な背景になっていると思います。

        また、ギャルヴィンが、第二次世界大戦中に硫黄島で負傷した海兵隊の伍長であり、また、彼の亡き父が、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」の新出去定、つまり"赤ひげ"のような貧しい町医者であった事や、一方のコンキャノンは、、空軍少佐としてドイツ空軍に痛い目に遭った戦闘機隊の隊長であった事も、両者が火花を散らして対決する個性的な背景となっている事が原作からよくわかるのです。

        そして、"原告側と被告側、双方の虚々実々の駆け引き"が徹底して描きこまれていて、その中でも特に凄まじいのが、ギャルヴィンと対決する被告側の弁護士コンキャノンのやり口で、ありとあらゆる手段を使って原告側の証人を粉砕しようとするのです。

        怒らせたり、脅したり、人格を傷つけたり、あげ足をとったり、詭弁を弄したり、ほとんど暴力的と言ってもいいぐらいのトリックを仕掛けたり、勝つためには手段を選ばないとはいえ、弁護士というものは、こんなに汚い手まで使うのかと、驚いてしまいます。

        原作者のバリー・リード自身がボストンの弁護士であり、1978年に彼は、580万ドルという医療過誤事件としてはアメリカで史上最高の評決を勝ち取った事でも有名で、この小説は彼のその時の体験を織り込んだと言われているだけに、生々しい迫真性に満ちた描写になっているのだと思います。

        そして、殺人事件ではなく、医療ミスの裁判というのもミステリーとしては異色だし、なおかつ、リアルな迫力にも満ちていて、アメリカの陪審制下の裁判がどういうものなのかを知る意味からも、非常に興味深く読む事が出来た、法廷ミステリーの傑作だと思います。



        >> 続きを読む

        2016/09/12 by dreamer

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      とびだせズッコケ事件記者 (こども文学館 34)

      那須 正幹

      4.0
      いいね!
      • 大人になっても大好きなズッコケシリーズ。
        書かれたのは1983年で、携帯もPCもコンビニも出てこない。
        土曜日の授業は正午まで。

        壁新聞を作るために自転車で警察に行ってネタを集め
        図書館の本で調べ、
        取材に行ってケーキの食べ比べをする。
        いまの小学6年生は、記事を作るのにもしかしたらズッコケ3人組と同じ行動は取らないかもしれない。
        子供が自分の行動力で自分の世界を広げていく、
        その心地よさと
        決して子供の世界から大きく逸脱しない安心感で
        ひと月に1冊は、シリーズのどれかを読んでしまう。
        >> 続きを読む

        2014/06/07 by はるきち

      • コメント 2件
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      じめんのうえとじめんのした

      WebberIrma E , 藤枝澪子

      福音館書店
      カテゴリー:一般植物学
      4.0
      いいね!
      • とってもシンプルなのが、かえっていい味になっている。
        そうそう、そうなんだよねえ~
        畑仕事に力を入れ始め、森林整備にも時間をさいたるするようになったからこそ、この本の意味がとてもよくわかるような気がする。
        目に見えないところが大切なことが多いということを思い起こさせてくれる(^^)
        >> 続きを読む

        2015/03/22 by けんとまん

    • 1人が本棚登録しています

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