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1983年5月発行の書籍

人気の作品

      復讐の女神 グイン・サーガ - 14

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • グインサーガの14巻。
        盛り沢山の1冊。

        大地を揺るがしてついに表舞台に登場するスカールたち!

        全く違うストーリーを歩んできた私の大好きな2人の接触!

        さらに、アルド・ナリスに自分の純愛を政治利用されて怒りに燃えるアムネリスが5万の兵を引き連れて復讐に燃える!…まさに復讐の女神。悲しいのは彼女が大軍を率いていてもなお心の奥底ではアルド・ナリスへの想いを忘れられないこと。

        また、物語にちょこちょこ登場する「煙とパイプ亭」でダンを送り出すゴダロ、オリー夫婦のシーンに涙…

        物語がこれほどの盛り上がりを見せているのにこれからまだ100巻以上続くと言うことが信じられない…(笑)
        >> 続きを読む

        2013/09/03 by chao

      • コメント 10件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))

      ジェイムズ・P・ホーガン

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」の続編で、残されていた謎が今作で全て明らかとなる。「星を継ぐもの」の余韻を大事にしたい人は続編を読み進める必要はないが、3部作読み終えるとまた違った読後感を得られるに違いない。

        2500万年前の世界から現れたガニメアンたちは、半年の地球訪問後、ふたたびシャピアロン号に乗って、惑星ミネルヴァから同胞ガニメアンが移住したと思われる星系(ジャイアント・スター/略してジャイスター)に向けて旅立っていった。地球人はジャイスター宛にシャピアロン号が向かったことを発信するが、何光年も離れたジャイスターに連絡が届くのはずっと先になるはずだった。ところが、予想に反して、あっという間に返信が届く。どうやら、地球はずっと昔から彼らに監視されていたらしい。
        ジャイスターに移住したガニメアンの子孫たち(テューリアンと名乗っている)とのやり取りから、彼らの地球に対する知識に間違いがあることが判明。地球の監視を担当している組織が、故意に歪曲した情報を提供していたようなのだ。
        それはどういう組織なのか? なぜそのような行為を続けているのか?
        交信してきたテューリアンは、地球についての情報を確かめるために地球訪問を要請してくる。しかし、地球の国連の態度は、科学技術がはるかに進んでいる異星人との交流になぜか消極的で、地球に対するテューリアンの誤解をあえて放置するような対応を続けていた。地球世界が新しい時代を迎える千載一遇のチャンスであるのに、なぜ国連はそれを阻止するような対応をするのか? もしかすると、アメリカの裏をかいてテューリアンと独占的に交流しようとソ連が画策しているのか?
        これが本作での謎である。

        前2作の謎解きと違うのは、テューリアンがかなりの事実をすでに知っていることである。その事実を地球人に伏せているために、ハント以下、地球人はなにが起きているのか理解できないのである。前作までは、読み手はハントたちと一緒に謎解きを楽しむことができたが、今作ではテューリアンが何かを隠していることにイライラしながら読み進めることになるのだ。

        それにしても、今作で明らかとなる、ルナリアンによる惑星ミネルヴァの破壊の真実。そういうことだったのか!という驚きのオチが待っている。
        禁じ手だという見方もあるかもしれないが、「星を継ぐもの」とはまた違う深い読後感を与える。最後の最後で「!?」という体験をしたい人は、ぜひ本作まで読み進めてほしい。

        しかしまあ、ランビアンたちの執念には恐れ入る。よくもまあ、5万年もの長い間、強く思い続けてきたものだ。「日本を千年恨み続ける」とか言ってたどこぞの国の大統領もビックリ、ケタ違いの執念深さだ。ダンチェッカーはAIの関与を疑ってるけど、少なくともそのAIが開発されるまではずっと強い対抗意識を持ち続けていたわけで、どちらにしても執念深いことには間違いないだろう。

        今作では、「星を継ぐもの」のプロローグで出てきたコリエルのその後が描かれている。わたしは「星を継ぐもの」のレビューにコリエルについての疑問を書いたのだが、思いっきりミスリードされてたことが判明。おかしいなぁ、このシリーズ、再読のはずなのに・・・orz

        地球に移住したルナリアンは、持ち前のガッツで個体数を増加させ現生人類へと発展していった。移住先は現在のスーダン北部辺りだったらしい。
        その地域は、人類学の上でも確かに人類発祥の地とされている。ただ、ルナリアンの数少ない描写からは、コーカソイドっぽい特徴がうかがえる。ミネルヴァは地球より太陽光線が弱いので、設定としては妥当だと思われる。300人ほどのコーカソイドから、ネグロイドやモンゴロイドが派生していったことになるんだな〜とか、いろいろ妄想してしまった。
        高い科学技術力をもっていたはずの集団が、なぜ原始生活に戻ってしまい、その歴史も失ってしまったのかは作品中でも少し問題にされているが、未開の惑星で文明を維持していくことの困難さを考えたら当然のことと思われる。
        例えば、現代の日本の中から選りすぐりの科学者・技術者・医師を300人集めて、5万年前の地球に送り込んだとして、果たして生活していけるだろうか? 最新住居、医療器具など当初は使用できたとしても、故障してしまえば修理のしようがない。服だって、簡単な布さえ一から作り出すのは困難だ。周囲に石炭や石油、鉄鉱石が豊富にあったところで、これを利用できる設備を作り出すのは無理だろう。むしろ、文明を維持し続けるにはどうしたらいいのか。
        月面にいたルナリアンは、その目的から大人ばかりの集団だっただろう。ということは、地球に移住してからやっと子世代が育つので、世代間の断絶も気になるところである。

        前作、今作と通じて違和感があったのは、ガニメアン、ルナリアンという呼称だ。これは地球人が死体を発見した場所にちなんで付けた呼称であり、ガニメデや月で棲息していた人種という意味ではない。だから、ガニメアンたちが自身のことをガニメアンと呼ぶのは不自然だ。ガニメアンもルナリアンもミネルヴァで発生した人種なので、ミネルヴァンということになるのでは? どちらも同じミネルヴァンでは紛らわしいので、ルナリアンの場合はテランーミネルヴァン(地球系ミネルヴァ人)と呼ぶべきか。なのに、最後まで「ガニメアン」「ルナリアン」のままなので、どうもしっくりこなかった。

        この作品シリーズにおいては、宗教や呪術は合理的思考を妨げ、科学技術の発展を阻害するものとして描かれている。それは疑似科学の蔓延についても同じである。地球人がガニメアンやルナリアンに比べ、科学技術の発展が遅れていたのは○○の陰謀のせいだったのだ。
        なるほど・・・水素水やマイナスイオンなんかがもてはやされるのは、○○の暗躍のせいだったか!
        そして、ISのテロも北朝鮮のミサイル開発もイギリスのEU撤退も、みんな○○のせいなのである。
        多分ね。
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        2018/01/10 by 三毛犬

    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      ハリ-のセ-タ-

      ジーン・ジオン

      福音館書店
      3.5
      いいね!
      • 「ハリーはくろいぶちのある しろいいぬです。」
        「どろんこハリー」と同じ書き出しで始まります。
        シリーズの2作目がこちら。

        おふろが大嫌いだったハリーですが、
        セーターの柄にもちょっとウルサイみたいですよ。

        おばあちゃんからプレゼントされたのは、あったかいセーターでしたが、
        ハリーは“バラのもよう”が気に入らないのです。

        「こんなセーター どっかにすてちゃえ。とおもいました」

        ひぇ~、そんな正直な(^^;;

        そしてデパートの売り場で捨てようとするのですが…。

        ナンセンスな展開で結果としてセーターは消失し、
        ハリーは「うれしくて うれしくて」

        またもや、正直。犬らしくてよろしい。

        でも、おばあちゃんが遊びに来ることになって、さあセーターはどこ?
        ハリーはおばあちゃんのことを思ってしょんぼりします。
        どうする?ハリー?

        終わりよければすべてよしとはいえ、それってどうなのハリー?
        けれど、ご機嫌なハリーはやっぱりかわいい。

        【おまけ】
        「うみべのハリー」は以前から知っていましたが、うみべは第3作目だったみたいです。
        (どろんこハリー1956年、セーター1658年、うみべ1965年)
        ハリーのシリーズはどうやら4冊あるらしいのですが、
        4作目にはまだお目にかかったことがないです。
        出版社も違うみたいです。
        >> 続きを読む

        2013/07/15 by 月うさぎ

      • コメント 12件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      やさしい木曽馬

      斎藤博之 , 庄野英二

      偕成社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 戦時中に本当にあった御話が元になって描かれたそうである。

        木曽の御嶽のふもとの開田村に、松虫草の花が一面に咲くころ。
        中村さんの家に、一頭の仔馬が生まれた。
        中村さんはその馬に「松虫号」と名前をつけて、とてもかわいがり、松虫号は甘いものが好きだったので、おはぎや五平もちをよく食べさせてあげたそうである。

        しかし、日中戦争が始まると、強制的に松虫号は軍用馬として徴用されて軍に連れて行かれてしまった。

        中村さん自身も、それからしばらくしてから徴兵されて、中国に行き、石家荘というところを守る任務についた。

        ある日、遠くから別の部隊が作戦のために一時的に石家荘にやって来て、休憩した。

        中村さんは、その部隊の馬を眺めていたら、ある一頭の馬が、中村さんが目の前を通る時に、大きな声でいななき、うなりごえをあげた。

        なんと、松虫号だった。

        中村さんは、感動の再会によろこび、大福もちをたくさん買って食べさせてあげた。

        その晩は消灯ラッパが鳴るまで、一緒にいて松虫号をさすりつづけてあげたそうである。

        何十万頭もいる軍馬の中で、広い大陸で、めぐりあうのは本当に奇跡のようなものだったろう。

        それから時が経ち、中村さんは戦争が終わった後に生きて日本に帰ることができた。
        しかし、松虫号は帰ってこなかった。

        毎年、お盆になると、開田村にある馬頭観音の石仏には、松虫草の花がたくさん、そしておはぎや大福もちがおそなえされる。

        というところで、この絵本は終わっていた。

        マイケル・モーパーゴの『戦火の馬』はスピルバーグによって映像化され、多くの人を感動させた。
        あの作品も、人間と馬の友情を、第一次大戦を背景に描いていた。
        日本にも、同様の話があったのだなぁ。

        戦争は、人間だけでなく、馬などの、他の多くの生きものにも多大な苦しみと悲しみを与えたことを、私たちは忘れてはならない。
        『戦火の馬』やこの作品を読むと、しみじみそのことを考えさせられる。
        >> 続きを読む

        2013/04/17 by atsushi

      • コメント 5件
    • 1人が本棚登録しています
      織田信長 戦国の風雲児

      鈴木俊平

      講談社
      カテゴリー:個人伝記
      5.0
      いいね!
      • 織田信長のことがよくわかった。

        2018/03/17 by ユッケ

    • 3人が本棚登録しています
      日本共産党の研究

      立花隆

      講談社
      カテゴリー:政党、政治結社
      3.0
      いいね!
      • 「甲乙丙丁」を読んでいて、あまり背景を知らなさすぎるので、本書を読んでみることにしました。
        立花隆の本だから、おもしろいに決まっています。
        おもしろい本を読みながら、日本共産党の歴史も学べるので、一石二鳥です。

        「甲乙丙丁」では、いろんな人物の戦前の活動ぶりが語られますが、その当時の共産党への強烈な弾圧ぶりに、いまさらながら驚かされます。
        しかし、本書、とくにこの第1巻の焦点は、そういった弾圧ぶりを描くことにあるのではなく、密輸した拳銃で武装し、潰されても潰されてもしぶとく再建を図る非合法共産党と、それに対して次々とスパイを送り込み、悪辣なまでに容赦のない殲滅を図る特高との闘いを描くことにあるようで、これが手に汗を握るおもしろさ。一気に読んでしまいました。
        複雑怪奇な話でも、まるで波乱万丈の冒険小説を読んでいるみたいにスラスラ読めるのは、立花隆の論術がいつものようにクリアで分かりやすいおかげだと思います。
        >> 続きを読む

        2017/11/17 by Raven

    • 2人が本棚登録しています
      洪水はわが魂に及び

      大江 健三郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  ぼくが持っている「洪水は我が魂に及び」は新潮社の純文学書き下ろし特別作品の箱入りハードカバーです。高校1年生の夏休み明けに、高校の図書館で借りて読み、翌年の冬、自分で買って再読しました。
         「万延元年のフットボール」と「同時代ゲーム」の間に挟まれて、いまひとつ評価が高くない感がありますが、最高傑作の1つだとぼくは思っています。
         主人公が「自由航海団」の若者たちに英語を教える際に使ったゾシマ長老の説教を、ぼくは暗記してしまいました。

         Young man, be not forgetful of prayer.
         Every time you pray, if your prayer is sincere, there will be new feeling and new meaning in it, which will give you fresh courage, and you will understand that prayer is an education.

         なんでドストエフスキーを英語で暗記すんねん!?(とにわか関西弁)と思われるかもしれませんが、要するに、それだけ読み込んだのでした。
        >> 続きを読む

        2013/05/16 by 弁護士K

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      日本の名著 1 日本書紀 (中公バックス)
      5.0
      いいね! MT1985
      • この本のお陰で大和、奈良時代の政治の表舞台の様子が今に伝わっている、最重要の歴史書の重みを感じた。神の存在が普通に身近だった時代、人の命がまだまだとても軽かった時代、この本には描かれない庶民の生活に思いを致すと、過酷な環境が容易に想像できる。そして、このような本が今に伝わっている奇跡に感謝。 >> 続きを読む

        2018/01/15 by MT1985

    • 1人が本棚登録しています
      エイリアン秘宝街 (ソノラマ文庫 (236))

      菊地 秀行

      5.0
      いいね!
      • 菊地秀行先生の『吸血鬼D』に並ぶ
        人気シリーズ。

        菊地作品の特徴としてまず設定が
        豪快というのが挙げられます。

        全財産は9000兆円以上、
        世界最強のトレジャーハンターであり
        高校生の主人公、八頭大。
        相棒は、金銭欲望症(なんじゃそれ)の
        セクシー女子高生、太宰ゆき。

        彼らの宝探しは、常に死と隣り合わせで
        降りかかる危機を007ばりの秘密道具や
        金の力で某国大統領を抱き込んだりして
        切り抜けていきます。

        一歩間違えば、荒唐無稽過ぎてバカにされて
        しまう闇鍋のような材料を巧く調理しているのは
        さすが菊地シェフとしか言い様がありません。
        並の作家なら散々な結果に終わるでしょう。
        しかも、この作品が世に出たのは
        30年以上も前、1983年です。
        現在でも色褪せることのない冒険の世界が
        ここにはあります。
        >> 続きを読む

        2015/01/30 by UNI

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      小説上杉鷹山

      童門冬二

      学陽書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ある人に進められてずいぶん前に読んだ本。
        今後仕事をしていくうえで、自己犠牲・人心掌握等が必要にるので読んでおくように言われ読んだ記憶があります。

        歴史に疎く時代背景や他の登場人物も解らないどころか、ヨウザンの読み方すら知りませんでした。

        しかし読み進めていくうちに、鷹山の人間性に惚れ一気に読みました。
        具体的な描写は覚えていませんが、財政が厳しいなか、色々な工夫を施し、インフラ・産業の整備を進めていく過程は現代の業務とも重ね合わせ参考になります。
        >> 続きを読む

        2013/02/06 by lamps

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      長崎のふしぎな女の子 (絵本・子どもの世界)

      宮崎耕平大川悦生

      ポプラ社
      4.0
      いいね!
      • 戦後もだいぶ経った頃、東京からやってきた少年が、不思議な少女と出会う。

        その女の子は、昔、原爆で亡くなった女の子だった…。

        幻想的な、とても心に残る、良い作品だった。

        「自分から聞こうとしなければ、聞こえるものでも聞こえない。」

        というメッセージは、本当にそのとおりだと考えさせられた。

        あの日、人も、蝉も、多くが焼き殺されたのだろう。

        一見、すべて平和になり、忘れ去られたような世の中になっていても、耳を傾ければ、今もあの日の声が土の下から聞こえることもあるのかもしれない。

        せめても精霊流しでもしなければ、なんとも気の毒な歴史だと思う。
        >> 続きを読む

        2013/06/08 by atsushi

    • 1人が本棚登録しています
      ケイコちゃんごめんね (絵本・子どもの世界)

      奥田貞子宮本忠夫

      ポプラ社
      5.0
      いいね!
      • 心に残る一冊だった。

        作者の方が、実際に広島に原爆が落ちた日に出会った男の子と女の子のことが描かれている。

        背中に大きなケガをしながら、必死に自転車をこいで妹を後ろに乗せて走っていた男の子。

        しかし、その妹はやがて息を引き取り、男の子は水を欲しがり、作者の方は薬と水を探しに行き、とって帰ってきたときには男の子はもう死んでいた。

        女の子は、「けいこ」という名前だけが服に書いてあり、男の子は名前もわからない。

        どこに住んでいたかも今となってはわからない。

        あまりにも哀れな話であるが、戦争とはこのように悲しいものだということを、この本とともに、多くの人は記憶にとどめるべきなのだろう。
        >> 続きを読む

        2013/06/05 by atsushi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています

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