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1984年4月発行の書籍

人気の作品

      ライ麦畑でつかまえて

      J・D・サリンジャー , 野崎孝

      白水社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね! harujack Minnie
      • 以前「ナインストーリーズ」の野崎訳を頑張って読んだ時から、「サリンジャーは絶対野崎さん!」と決めていました。なのでこの作品も迷うことなくこちらを選びました。
        …が。この作品の口語的な文体…野崎訳の古さがキツすぎる。あまりにかけ離れて昔の口調のため、なかなか物語に入ることができませんでした。ライ麦に関しては村上春樹さんにすればよかった。タイトルのセンスには脱帽です。まさか「ライ麦畑のつかまえ役」という意味だとは思いもしませんでした。心に響くタイトルだと思います。人の心をつかむフレーズを心掛けなければいけないなと改めて思わせて頂きました。(職業上)

        17歳のホールデン・コールフィールドが退学後、クリスマス前のニューヨークをさまよい、家に戻る決意をするまでが描かれています。彼の周りの人たちはインチキで低能だと彼は言います。世の中のすべてが気に入らなく、社会や他者との折り合いが取れない。そんな彼の心の中がこれでもかというほど描かれています。若者の心を理解するには、私は少し年を取りすぎたと感じました。10代で出会いたかった本でした。どうも他人に毒づくコールフィールドに寄り添うことができなくて、困った子だなぁと距離を置きたいかんじ。私にもあったはずなんですけどね、ここまででなくても、ホールデンが抱えてた気持ちって。
        妹のフィービーがとても良い子でした。お兄ちゃんのことをとても考えていて、特に回転木馬のシーンはじわっときました。
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        2020/02/09 by あすか

      • コメント 11件
    • 他8人がレビュー登録、 44人が本棚登録しています
      缶ビールのロマンス

      片岡義男

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • 片岡義男にハマった最初の作品。やたらとビールにのめり込んだのが懐かしい。

        2011/03/29 by yasuo

    • 3人が本棚登録しています
      衝動ゲーム

      笹沢左保

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 前半4編は厳しいが後半2編は楽しめる。

        笹沢氏の作品にしては、感動を覚えるようなものが無く、シニカルなテイストが多いように感じたが、そういう狙いで作られた短編集なのかもしれない。

        とくに前半の作品は、書籍のタイトルともなっている「衝動」的な犯罪で、現実犯罪には有りそうな話だが、小説としては消化不良が否めない。

        やはり小説は現実とは異なるので、起承転結というか論理的に納得させつつ結末に持っていってもらわないと、読み手は辛いと実感した。

        後半2作品については、短編で有りながらドラマ性や意外性も有り、楽しめる作品になっているが、前半4作品の分を生める程では無かった。

        個々の作品のタイトルから、連作短編集のようだが、一貫性は感じない。
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        2012/03/09 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      たべもの おもちゃ

      D・ブル-ナ

      講談社
      4.0
      いいね!
      • 長女が0歳の時に購入したので、もう4年物ですね。
        この絵本は広げることができ、長い巻物のようになります。
        今日は2つを合わせて丸い円を作り、その中に人形を入れ、お家ということで遊んでました。
        それならまだ良いのですが、たまにお風呂バージョンがあります。
        丸い円がお風呂でその中にお父さん(私)が入ります。
        さらに娘も一緒に入るという流れです。
        本が倒れないように、娘の見えない部分をお父さんが抑えます。
        もしよろしければお薦めの読み方(?)遊び方(?)です・・・
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        2011/05/14 by fraiseyui

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      死ぬほど愛した…―トラベル・ミステリー (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

      辻 真先

      5.0
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      • 以前、『超特急燕号誘拐事件』を読みました。
          http://www.dokusho-log.com/r/diletanto/ahFzfm5ldy1kb2t1c2hvLWxvZ3I6CxICQk0iFDQzMzQ3MzE1MlgrZGlsZXRhbnRvDAsSAVIiFzQzMzQ3MzE1MlgrZGlsZXRhbnRvKzAxDA/?sort=&narrow=
        『超特急燕号誘拐事件』についてネットで調べていると、亀谷ユーカリおばさんが、牧薩次&可能キリコと共演した作品があって、しかも超特急燕号が舞台となっていると知り、これは読まねばならんと思ったのです。
             
        【特急『燕』驀進す】
         若き日のユーカリさんに牧薩次に可能キリコ、那珂一兵、さらには徳川夢声に石井漠、少年時代の辻真先にその父親の辻寛一まで登場するという超豪華特別編。
             
         旅行雑誌『旅』に牧薩次が執筆した「特急『燕』の架空乗車記」という設定。((そういえば、『急行エトロフ殺人事件』も、薩次が執筆したという設定でしたね。))
         これだけのキャラが登場してこのページ数では勿体無い。顔見せ程度の小事件で終わりました。
         辻真先先生は特急燕号がお気に入りのようで、後に長編『超特急燕号誘拐事件』を執筆されました。
         もしこの時、この『特急『燕』驀進す』の設定を長編にリメイクしていれば、どんな作品になったでしょうか。
             
        【『超特急燕号誘拐事件』での亀谷ユーカリさん】
         昭和10年、3月はじめ
         3年前に結城龍巳を亡くしている
         少し前、見合いをした。まだ結婚前。
          2001年5月 光文社文庫書下ろし
             
        【『特急『燕』驀進す』での亀谷ユーカリさん】
         昭和15年、春
         30そこそこの若妻時代
         沼津で乗車
         京都で下車(家で娘が待っている)
          『旅』1983年4月号掲載
             
        【ついでに、『特急『燕』驀進す』での那珂一兵】
         詰襟の中学生
         東京駅で乗車
         神戸から船で渡米し、伯父を訪ねる予定
          http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150313/p1
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        2015/03/15 by 荒馬紹介

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    • 1人が本棚登録しています
      20世紀最後の真実 いまも戦いつづけるナチスの残党

      落合信彦

      集英社
      4.0
      いいね!
      • 高校生の頃に読んだ本。
        自分の手元には無いんですが、未だに記憶に残っています。
        高校生などただの子供ですので、超常現象的なものには異常に興味があったりするのですが、これはノンフィクション。
        だとするならば、当時は強烈な内容でしたね。
        UFOとかってそういう事なの?って思いました。
        もう21世紀なので、今読めばチグハグな部分はあるかもしれませんが心に残っている1冊という事で。。。
        >> 続きを読む

        2012/07/04 by yasuo

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      ドイツ・オーストリア 東山魁夷小画集

      東山魁夷

      新潮社
      カテゴリー:日本画
      3.0
      いいね!
      • 東山魁夷氏が以前留学したヨーロッパに36年ぶりに再遊の旅に出た。
        ドイツやオーストリアの町並みや湖畔や山々の風景が美しい。
        71枚の絵画集は小さくて持ち歩くのに便利。

        父の病院に電車で出かけたときの電車でこの本を見ていい時間が過ごせた。絵画集は待ち時間があるときのハッピーな時間になる。
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        2019/07/22 by miko

    • 1人が本棚登録しています
      ディーケンの戦い (新潮文庫)

      フリーマントル

      4.0
      いいね!

      • フリーマントルの「ディーケンの戦い」が面白い。

        冒頭はスイスのジュネーブ。売れない弁護士ディーケンの事務所に、アンダーバーグと名乗る男が訪れる。
        武器商人アジズの息子を誘拐したので、身代金の交渉人になってくれという、前代未聞の依頼だった。

        ディーケンは断れない。なぜなら、彼の妻カレンの身柄をアンダーバーグに押さえられていたからだ。
        こういう巧みな導入部から、フリーマントルお得意の世界に引きずり込まれ、クライマックスまで一気に突っ走る。

        この小説を際立たせている理由の一つは、主人公ディーケンの描き方にまず見られる。
        ディーケンは挫折した元南アフリカ反体制運動の闘士で、現在は文無し弁護士という設定だが、誘拐された妻を救出しようとする彼の闘いは、決してストレートには描かれていない。
        アンダーバーグの策略と妻カレンの行動が、ディーケンの悲劇性を高めているのだ。

        もう一つは、アンダーバーグの緻密な計画の真意がラストまで明らかにされず、その間に入り乱れる武器商人の傭兵部隊、南アフリカ情報部などの謀略と思惑を散りばめ、巧みなプロットを展開していることだ。
        まったく最後まで目が話せないのだ。

        そして、最後に誰ひとりとして救われないことからわかるように、謀略戦争の只中で、コインのようにすり減っていく人間の悲劇という現代的なテーマを、フリーマントルが完璧に小説化していると思う。

        それから、ディーケンがアンダーバーグに波止場の公衆電話から電話するシーン。
        まず、ディーケンの側から描き、電話が切れると、電話ボックスを見下ろすホテルの一室。

        アンダーバーグの視点になる。ボートに乗り込むところまで、アンダーバーグの目が追う。
        すると、今度はボートに乗ったデイーケンの目になって桟橋を見る。

        この間、訳文ではたったの10数行。この視点の切り換えが、まるで映画のカメラのようだ。
        波止場の情景が、実に鮮やかに浮かんでくる。

        こういうディテールが抜群にいいので、フリーマントルの小説は、サスペンスも盛り上がるんですね。

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        2018/12/17 by dreamer

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      ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF) 銀河帝国興亡史 1

      アイザック・アシモフ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ずいぶん昔に読んだのを本棚から引っ張りだ出しての再読。

        細かな内容を全然覚えていなかったので、ショック。
        でも、楽しんで読めました。面白かったです。

        滅亡にむかっている銀河帝国の隅でがんばるファウンデーション。続けて2巻も読みます。
        >> 続きを読む

        2014/07/09 by りんりん

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      もしもまほうがつかえたら (センダックの絵本)

      ロバート・グレイブス

      3.0
      いいね!
      •  全63Pの児童書。主人公の男の子が魔法のまじないの本を家で偶然発見し一緒に住んでいる叔父叔母に魔法を使うお話。

         魔法を使う子供のお話は最後に子供が痛い目にあって「やっぱり魔法に頼っちゃだめだね」で終わるのが常ですが、この本はそういう本ではないです。

         もしも魔法が使えたら私は何を真っ先にするだろう…そう考えながら読むと面白いですね。
        >> 続きを読む

        2014/07/21 by foolman

      • コメント 5件
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      にんげんだもの

      相田みつを

      文化出版局
      カテゴリー:書、書道
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        アノネ
        がんばんなくてもいいからさ
        具体的に動くことだね
        >> 続きを読む

        2013/06/03 by 本の名言

      • コメント 5件
    • 3人が本棚登録しています
      写真万葉録・筑豊 1 人間の山
      5.0
      いいね!
      • 上野英信『写真万葉録・筑豊』全十巻を読み終わった。
        一ヶ月ほど前、上野英信の友人でもあった犬養先生から勧められて、ちょっとずつ読み始めた。
        戦前・戦中・戦後の筑豊の様子などが映っていて、このような本にまとめねばおそらくは多くは忘れられていったかもしれない貴重な風景や光景の記録だった。
        ごく普通の、名もなき人々への、限りない愛と惜別と寄り添う心がなければ、このような本はできなかったことだろう。

        著者が言うには、筑豊は「日本資本主義のはらわた」であり、最も過酷な資本主義の収奪や抑圧が横行した地域だった。
        推計によれば、六万人以上が事故死したらしい。
        事故が多発する危険な労働環境である上に、骨の髄までしゃぶり尽くすような搾取と過酷な労働だったようである。
        特に戦前・戦中はひどかったようだ。

        しかし、この写真集では、束の間、廃坑閉山になるまでの間の戦後の一時期の、幸せそうなさりげない日常や、元気な子どもの様子も記録されていた。
        ただ、それらの束の間の幸せも、エネルギー政策の変更による炭坑閉山で雲散霧消してしまったようである。
        今は、筑豊はさびれて、かつての炭鉱もボタ山も、それと知って見なければわからないほど風雪にさらされている場合も多いようである。

        この写真集を読んでいて印象的だったのは、筑豊の路地や炭坑の様子が映っている他の巻もさることながら、閉山後にブラジルやパラグアイに移住した人々の写真とそれらの人々の人生の経歴が書かれている巻だった。
        国策で捨てられた「棄民」の人々の、ひとりひとりの顔や人生や名前を記録に残していった上野英信の「愛」は、本当にすごいと思った。
        それらの人々の苦労は、とても想像を越えていたと思うし、そしてめったに顧みられることもなかったのかもしれないけれど、本当に立派だったと思う。
        西ドイツまで移住して行った人々が多数いるということは、恥ずかしながら私はこの本ではじめて知った。

        また、筑豊に強制連行されてきた朝鮮の人々の、墓石とも言えないようなごろごろとした石の墓や、名前すら書かれず年齢と「某鮮人」とのみ記された過去帳の写真なども、絶句せざるを得なかった。
        戦時中は筑豊の炭坑労働者の三分の一は朝鮮の人々であり、その多くは強制徴用だったそうで、過酷な労働環境の中命を落としていった人も多かったそうである。

        山本作兵衛の証言として本の中で紹介するエピソードの中の、あまりの過酷な労働環境に堪えかねて、ダイナマイトで自爆死する人が戦時中はしばしばいた、という話にも、なんとも絶句する他なかった。

        こうした過酷な収奪の上に巨万の富を築いた炭坑財閥の人々の、邸宅が観光名所になり、今もその子孫が権勢を振るっているのを見ると、せめてもこうした歴史が一方にあったことを、庶民の側は忘れない方がいいのではないかと思えてならなかった。

        かく言う私自身、この年になってこの本を読むまで、ほとんど何も知らなかったなぁとしみじみ思う。
        福岡の公共図書館の多くにはこの本が置かれているようなので、多くの人々にこれからも読み継がれて欲しいと思った。

        本当に貴重な写真集だと思う。
        >> 続きを読む

        2017/05/17 by atsushi

    • 1人が本棚登録しています

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