こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


1984年5月発行の書籍

人気の作品

      はじめてのキャンプ

      林明子

      福音館書店
      カテゴリー:小説、物語
      4.3
      いいね!
      • こどもを持つと、「はじめて」の感動がたくさんあり、そのたびに親は感動する。親心をくすぐる題材ですね。「はじめてのおつかい」しかり。

        夜中にひとりでおしっこに行く場面では、「モチモチの木」を思い出してちょっとだけせつなくなります。
        >> 続きを読む

        2015/03/30 by umizaras

      • コメント 3件
    • 他3人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      忘れられた日本人 (岩波文庫)

      宮本 常一

      岩波書店
      4.3
      いいね!
      • スタジオジブリの宮崎駿・高畑勲の愛読書であり、彼らの作品に影響を与えた本であると何かで見て読んでみる気になった。

        明治から昭和にかけて生きた地方の古老たちのライフヒストリーを民俗学者の宮本氏がまとめて本にしたもの。

        100年以上前の地方の村社会で生活した人々の話が面白いのかなと最初思っていたのだが、良い意味で完全に裏切られた。
        当時の人々の生活についていかに私が何も知らず、テレビや歴史物語で刷り込まれたステレオタイプ的な人間像しか持っていないか思い知らされた。
        彼らの人生が本当に多種多様であった様で、地方から東京はおろか、台湾や韓国まで働きに行った人等もいたようだ。
        また、生まれ育った村で誠実に一生懸命働き、人はおろか動物たちにも深いやさしさと愛情を寄せ生きている人たちの話など、その心根の善良さに心を打たれてしまった。
        一つ言えるのは、殆どの人が、世間体や一般常識というよりも自分の心に忠実に生きたのだという事。
        あと当時は性的に大変おおらかであったのだなと感じさせられた。

        大変読む価値のある一冊であった。
        >> 続きを読む

        2020/05/04 by くにやん

    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      サイロンの悪霊 グイン・サーガ - 18

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 本編に戻ってきましたー

        堂々と落ち着いたグイン、かっこいいグイン。
        野心に燃えるイシュトバーンの誘いにも揺るぎません。慈しみの心をもって諭します。

        >「…そんなふうに《イリスの石》ばかりを追い求め、手に入らねばなおいっそう執着するようなーーそんな行き方は、危険だ。・・・あまり多くを望むものは、あまりにも多く支払うことになるのだぞ。…」

        >「…お前が、どうあってもほしいものを手に入れずにはおかぬように、俺もまた、俺自身の意志のほかの、何ものによってもうごかされぬ。俺はお前と戦う気はない。・・・・・剣をおさめろ。さもなくば、胸のいえるまで切るなり突くなりしろ。俺は抜かん」

        か~っこいい~。
        こんな風に言ってみたいもんだね~。

        魔道師ルカにグインは未来を占ってもらう。
        外伝の1で、すでに未来を見ちゃったけどね。でも、わかった上で読むのもまた楽しい。やっぱりね、でもどういう経緯でこうなったのって興味をもって読める。

        ダーク・パワーに心をゆるさぬように。運命の盃が苦くてもいさぎよく干すこと。
        誤れる君臨は王には悲しみと苦悩を、王の民には長い試練と災厄、終わることのない戦の世紀をもたらす。喪われた友に心をおくことがないように。ひとたび燃えた木を、もとの生木にすることはできない。(ルカの忠告)

        う~ん。真理だねえ。
        で、ヤーン?から自分がかつて喪われた王国ランドックの王であったことを知らされる。犯した罪によって追放されたと。宇宙的な深さの罪と罰。・・・俺は何をしたんだ?動揺するグイン。

        …と危ない危ない。 罠にはまって魂を盗られるところだった。(ヤーンではなく『三人の大魔道師』のひとりグラチウスという黒魔術師だった)

        危ないところで《ドールに追われる男》魔道師イェライシャに救われる。グインは”宇宙の体系にとって最大の謎のひとつ””巨大な力の根源に直接つながっている”らしい?故に、宇宙を支配しようとする大魔道師らから狙われる。グインとは何者?

        >「おぬしだけが、つねに、おぬし自身のあるじなのだよ、豹頭の男、グインよ。」

        イェライシャはいい人だ。

        グラチウスはまだ狙ってるし~、グインの運命やいかに・・・

        それにしても、皇女シルヴィアには手を焼きます。
        >> 続きを読む

        2015/07/27 by バカボン

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      アンデルセン童話集 完訳

      ハンス・クリスチャン・アンデルセン

      岩波書店
      5.0
      いいね!
      • たかがおとぎ話、と侮ってはいけない。
        現代の私達にも心にしみるお話ばかりだ。

        作者のアンデルセンは敬虔なクリスチャンだった。そんな彼がまじまじと描いた人間や世の中の本質。
        ハッピーエンドばかりでなく、バッドエンドや、だれが幸せなのかわからないような終わり方もいくつもあって、考えさせられる。
        まじめにやっているつもりの私でも、これを読んでいると、やっぱり自分の日頃の行いを振り返らずにはいられなくなる。もしかしておごっているのではないか?とか、ちゃんと大事なことは見えているのか?とか。

        個人的に印象的だったのが「古い家」。
        「昔の思い出が、いろんなものをつれてやってくる」というおじいさんの言葉には、まだ若い私たちにははかりしれない深みがあるのだろう。
        幼い少年とおじいさんのノスタルジックな雰囲気が切ない。

        雑多な情報、忙しい生活の中で疲れたら、これを読むことをおすすめする。きっと癒やされるだろう。
        >> 続きを読む

        2015/06/07 by Nanna

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      読書の旅―愛書家に捧ぐ (講談社文庫)

      森本 哲郎

      3.0
      いいね!
      • とても古い本なので、現在の事情とはまた同じと言うわけにはいかないと思いますが、著者の言う読書をじっくり読んで、しっかり味わうという読み方も、たまには必要というか、良いものだなと思います。
        実際は欲しい本があればささっとオンラインで購入、数秒後にはブックリーダーにDL出来てしまうし、月に何十冊も読む私の読書は著者の真逆をいっていますが^ ^;

        ただ、(この著書とは無関係ですが)紙書籍と電子書籍の違いについてはちょっと思うところがあります。
        私も2年ほど前までは電子書籍に大げさですが抵抗がありました。
        本はやはり紙に限ると、特に根拠もなく思い込んでいたのです。
        しかし海外に居ても読みたい本を思い切り読みたいという気持ちには勝てず、とうとうブックリーダーを購入したわけですが、一度使い始めたら私のように大量に本を読む人にとって、これほど便利なものはないと、すっかり今では手放せないのです。
        その一方で、周囲の自称「読書好き」は以前の私のように紙へのこだわりが強く、口をそろえて「本の匂い」だとか「紙の手触り」という部分を取り上げて、いかに紙の本が優れているのか並べた上に、口には出さないまでも電子書籍を見下したような見方をしています。
        そこで気付いたのですが、紙にこだわる人は「本好き」であって、私は本より読書が好き、もっと言うならばこの著者もいうように、私は情報や勉強、知識の仕入れ先としての読書が好きなのだなと。
        もちろん本によっては私も何十年と繰り返して読んでいる紙の本もありますが、これだけ目まぐるしく変化の世の中で何かを知りたい、学びたいと思えば、それなりのスピードが要求されるのだと思います。
        もちろんどちらが正しいとかという問題ではなく、読書に求めるものの違いでしょう。
        そんなことを考えさせられた一冊でした。
        >> 続きを読む

        2019/09/17 by Mika

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      新源氏物語

      田辺聖子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  中学時代に、違う方の訳を手に取ったものの挫折してしまった源氏物語。はじめから田辺聖子さんの訳で読んでいたら、また違う青春時代を過ごせたのかもしれないな…と思うほどに、読みやすく面白かったです。人物の呼び名はほぼ統一されていて分かりやすいし、平安時代の色気たっぷりな表現が至る所に散りばめられていて、最後まで源氏物語の世界に夢中になって読めました。
         中学・高校の古文でも習う源氏物語ですが、聞いていた以上に、えろいというか、血縁関係が近すぎて上巻はひたすらに気まずい。えっそれは手をだしたらいけないんじゃ…という女を3行ぐらいで押し倒してモノにする源氏、とにかくアウトです。
         源氏に口説かれる佳きひとたちの戸惑い・慌てぶりがそれぞれに個性的で面白く、この女はここが良い、ここが良くないと評する源氏の観点もはっとさせられるような部分があって、男女それぞれの思想をこうも鮮やかに描いている物語が千年も昔のものだなんて信じられない気持ちになりました。また千年後も、15,6の女の子が違う訳で読んでるんだろうなぁ…
        >> 続きを読む

        2015/06/22 by ありすえ

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      新源氏物語

      田辺 聖子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  上巻では、手を出してはいけないやんごとなき女人発見→押し倒せ!まず押し倒せ!だった源氏くんも大人になり、じっくり相手の立場や立ち振る舞いを観察してから丁寧に口説くようになりました。この男女間の駆け引きが、ものすっごく色っぽい。上巻ではずっと「最低…」と呟きながら読みましたが、中巻は「えっちだ…」ていうつぶやきを漏らさずには居られません。格子をこじあけ無理矢理押し倒していた源氏が、言葉たくみに女性のこころをくすぐり、自ら格子を開けるように仕向けるのです。こんな…中学生には読ませられない…
         火遊びのような恋、こころを引き裂かれるような恋、そして源氏という人間の没落と復活、あらゆる面で波瀾万丈なこの中巻が一番楽しかったです。好きな恋物語もここがいちばん多いなぁ。源氏物語に出てくる女人なら朧月夜の君がいちばん美味しいと思う。
        >> 続きを読む

        2015/06/22 by ありすえ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      新源氏物語

      田辺 聖子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  ここまでくると、「やっぱりここで枯れるはずがない!さすが俺たちの光源氏だぜ!」っていう気持ちになってきます。中巻では倫理観を重んずる気持よりも、源氏の口説きテクニックにときめくことの方が多かったのですが、下巻はもうこれでもかってぐらい手を出しちゃいけない女が沸いて出る出る。どんな美女でもこの血縁関係じゃ生理的に受け付けないと思うんですが、源氏には関係ありません。だって美人だし字もきれいだし身分もやんごとないし…ってほんとにすごい。紫式部も書きながら「さすがにこれは…」とか地の文で言っちゃうぐらいすごい。
         最後に向けて次々死んでいくかと思いきや、あの女この女忘れかけてたあの女まで物語に登場してくるのでラスボス手前の最終決戦みたいな気持ちになりました。いや面白かった。中高生のころに親に隠れてこっそり読むべき本でした。
        >> 続きを読む

        2015/06/23 by ありすえ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      時雨みち

      藤沢周平

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 山桜
        「手折って進ぜよう」男は無造作に頭上の枝をつかんだ。折り重なって咲いている山桜は、かすかに芳香をはなっていた。 >> 続きを読む

        2019/06/12 by playbook

    • 3人が本棚登録しています
      ゴルフ場殺人事件

      アガサ・クリスティ , 蕗沢忠枝

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 凝ったプロット、どんでん返し、ロマンスにどたばたに法廷劇に、
        探偵同士の意地の張り合い、しまいにはアクションシーンも飛び出すという
        いろいろなネタが詰まっていて、かなりがんばった作品だと思います。

        「ゴルフ場殺人事件」はなんと、創元推理文庫と新潮文庫とハヤカワ文庫(新旧訳あり)から4通りの翻訳が出ているのですね。
        私は早川の旧訳(田村隆一訳)で読んでいたのですが、図書館にあったので新潮文庫の翻訳のほうも読んでみてびっくりしました。、
        新潮文庫版のほうが、随分文章が(ページも)多い。
        早川文庫にはない文がかなり多く含まれているのです。
        この違いは、おそらく用いた底本の違いなのですが、
        どちらが本来の姿なのでしょう?
        ちょっと調べたところだと、文章を削った方が最終版らしいですね。
        状況説明的文章がこの削除された部分のようですので、
        無くても困らない、もしくは無くていい感じです。
        比べてみたいかたは試し読みしてみて下さい。

        お好みで翻訳者を選べるところはありがたいのですが、
        どちらがいいの?という悩みも出てきますね。

        翻訳者が違うということは何よりもニュアンスや印象の違いを生みます。
        例えばポワロとポアロという表記の違いもあります。
        (本当はPOIROTはポワロがフランス語読みとしては正しいのですが、
        日本ではポアロが定着しちゃってますよね)

        田村隆一訳との違いとしては、ヘイスティングズとシンデレラの会話に違いが顕著にみられます。
        田村さんの訳が好きなのですが、誤訳もあるのですよね。
        訳を比べると、確かに変な表現があったりします。
        (そこだけ直してくれればいいのになあ)

        蕗沢忠枝 訳の本書は、シンデレラの言葉については
        田村隆一訳よりもいいと思います。
        二人の出会いのシーンのやり取りは見どころでもあるので、
        きれいに訳してもらいたい部分でもあります。

        ただし、ポワロの言葉のほうはいい加減。
        一人称二人称の使用がまちまちで、「おれ」まで飛び出します。
        ヘイスティングズのポワロへの言葉もちょっとぞんざいで、なんか、敬意が薄い感じ。
        私はポアロ・シリーズは、彼のキャラクター設定で翻訳本を選んでいるので、
        「おれ」が出てきた時点でNGです。すみません。
        >> 続きを読む

        2012/09/21 by 月うさぎ

      • コメント 15件
    • 1人が本棚登録しています
      はだかの太陽

      アイザック・アシモフ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • SFとくに海外モノには苦手意識を感じており、何となく避けて来た結果、これまでちゃんと読んだことが無いように思う。
        とは言え、読書に対するポリシー「ジャンルに偏りなく読む」に反することも有り、今回決意を持って臨んだ。

        まず、どの作品を対象とするか。

        せっかくなのでメジャーなものからと考えた結果、アイザック・アシモフの「はだかの太陽」を選択した。

        実はこのタイトル、以前良く聞いていたMOON CHILD の「ESCAPE」と言う曲の歌詞に出てきており、ずっと意味がわからないでいたが、深く記憶に刻まれていたのが大きな要素になっている。

        この作品の面白いところは、著者自身が考えたと言う、「人間への安全性」、「命令への服従」、「自己防衛」からなる「ロボット三原則」の世界観の中で、意外にオーソドックスなミステリが展開されている点に尽きる。

        何と言うか、別の惑星の宇宙人など、どうしても受け入れ難い居心地の悪さに抑えつけられるような思いで読み続けて来たが、その反動から来るラストの圧倒的な解放感はなかなか爽快で悪く無かった。

        とは言え、やはり苦手なのは間違いないらしく、読み終えるのに半年くらいかかってしまった。

        SF嫌いの自分を縛ろうとして、他の作品と並行して読み進めるのをできるだけ避けようとしてきた結果、この半年と言うもの、読書量が激減してしまったのが残念でならない。

        主に読書は通勤時間を使っているのだが、最近朝は新聞を読むスタイルに変えたことも有り、以前のように週に3冊とはいかないが、少しずつ読書習慣を取り戻したいものである。
        >> 続きを読む

        2014/09/19 by ice

      • コメント 1件
    • 3人が本棚登録しています

出版年月 - 1984年5月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本