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1984年12月発行の書籍

人気の作品

      真昼の悪魔 (新潮文庫)

      遠藤 周作

      4.5
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      • 面白い!

        2019/05/31 by Cobomaru

    • 他2人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      時の封土 グイン・サーガ外伝 - 5

      栗本薫

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
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      • 【旅を続けるグインとマリウスが一夜の宿を求めた不吉な匂いのする古城。ひとり住む乙女はグインたちの来訪におののき、城かけられたおぞましい呪いについて語った。やがて二人を見舞う恐るべき怪異とは? 表題作ほか、少年王レムスと草原の少女との淡く悲しい恋を描く「風の白馬」、外伝『氷雪の女王』につづく旅を描く「白魔の谷」など5話を収録。】

        外伝があったのを思い出した。発行年を見たら順番から言うと外伝7巻までは読んでおいた方がよかったかな。

        『湖畔にて』・・・13歳のマリウス。母は違っても大好きな兄。兄と違って自分は…。複雑な胸の内。湖の小屋にいたおじいさんの話。

        >「ナリス王子のまねをして、ナリス王子のように考え、王子のように皆に受け入れられようと思うのをおやめ。・・・・人間のもって生まれた条件というのはひとりひとりちがっていて、決して同じものはない。だから、誰しも、自分の人生を、自分のいいようにしてゆくほかはない。誰かのあとをついていっても、その誰かによかったことが、おまえにもいいとは限らない。・・・・」

        >「おまえは河だ・・・」

        『風の白馬ーレムスの恋唄』・・・15歳で王となったレムスの迷いと淡い恋の話。

        『時の封土』・・・自分の生にしがみつき、病の老婆(魔女)を助けようとしなかった城の人々は不死の呪いをうける。時が流れず、死なないお城の中では、植物も育たず食糧も尽きる。亡霊の城となった不死の呪いはどうなるのか。グイン、イシュト、マリウスは城から出ることはできるのか。

        『白魔の谷ー氷雪の女王再び』・・・黒小人に谷底の怪物。体は滅んでも魂だけがさまよう。見える目が欲しい、聞こえる耳が欲しい。手足が欲しい、体が欲しい。地中、谷底から出られないあわれな生物(餓鬼道に落ちた人たち?)。巨人ローキは殺しても大地に触れるとよみがえる。どうするグイン、イシュト、マリウス。(「ハリーポッター賢者の石」みたい?)

        『樹怪ー黄昏の国の戦士』・・・ダークランド、時も神もない世界、に迷い込むグイン。ランタン婆の言葉は怪しくもけっこう深いんだよね。

        >婆「まっすぐ行って、なすべきことをなすのだよ。そうすれば、おのずから道がひらけるのだよ」

        >婆「ここがどこで、ダークランドがどこにあろうが、そんなこと、何のかかわりもないじゃないかね?ーーそれよりも、あんたが、ここにいる、たしかにここにそうしている、それより確かなことなんて、なにひとつありはしないじゃないかね」

        >(俺は知らぬ。俺がどこから来て、何ものであるかをーー俺もまた、シレーヌとかわらぬ怪物であるかも知れん)結局、おのれもまた、ここがどこで、いまがいつで、自らが何ものであるのかについて、さだかな答えをもっていないのだと、グインは思った。(しかしそれを知っているものは、一体いるのだろうか)

        表紙の絵は、樹怪シレーヌですね。

        どのお話もよかった。
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        2017/10/24 by バカボン

      • コメント 2件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      内村鑑三 (岩波新書 黄版 287)

      鈴木 範久

      5.0
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      • 内村鑑三についてわかりやすくまとめてあり、良い一冊である。

        2017/05/31 by atsushi

    • 1人が本棚登録しています
      国際スパイ都市バンコク

      村上吉男

      朝日新聞出版
      カテゴリー:戦争、戦略、戦術
      3.0
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      • 1970年代半ばから1980年代半ばまでのタイの情勢。

        さすがは朝日新聞社だけあって、タイという国家を立体的に描いている。

        「国際スパイ都市バンコク」というタイトルから想像した内容は、世界各国から来たスパイが雑踏に紛れて暗躍するようなものだった。

        しかし、さすがは朝日新聞社。スパイというキーワードが関係するのは、ごくわずかな部分だけで、それも含めた様々な切り口を用意することで、極めて立体的にタイという国家を描いている。

        タイトルへの違和感には続きが有り、文庫に収録される前のタイトルは「バンコク秘密情報」だったという。
        このタイトルは、貧乏旅行でタイを訪れた際に楽しめるような穴場情報の紹介を想像させ、これにもやはり違和感は残る。

        印象的なエピソードは、タイ人の中で、白人に対しての気持ちと、日本人に対しての気持ちに差が有るという点。

        白人には、どこか優位性を認めつつ、同じアジア人で有る日本人に対しては、郷に入れば郷に従え的な感覚が有るそうである。
        日本人としては不快に感じるかもしれないが、ここ日本の中でも同様の感覚が存在しているように思えてならない。

        非常に残念で悔しいことでは有るが、もしかしたらどこかで白人のアジア人に対しての優位性を認めているのは、アジアの大部分における共通の価値観なのかもしれない。

        タイという国家や国民性を理解するのに役立つ教科書と言える。
        >> 続きを読む

        2012/05/03 by ice

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      鹿鳴館

      三島由紀夫

      新潮社
      カテゴリー:戯曲
      4.0
      いいね!
      • 匿名

        ゼミで読んだ本の一つ。
        明治の鹿鳴館の社交界で少女と西洋人の出会いについてだ。
        他の授業で六名とは、美しい物の象徴で(私は不気味なものとしか感じなかった)
        そこで一生懸命西洋のまねごとをする日本人を見たあわれみ。
        私はレポートで、菊が象徴する日本文化の死について考えた。
        歳月を経て、老婆が夢見心地で懐かしむものは美化された記憶なのであろうか。
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        2015/03/01 by 匿名

    • 3人が本棚登録しています
      香港市民生活見聞

      島尾伸三

      新潮社
      3.0
      いいね!
      • 香港の近代史を数々の写真とともに綴る。

        相当、香港贔屓な自分でも楽しめるとは言い難い。

        街全体が醸し出すエネルギッシュなバイタリティで魅力溢れる香港。
        これを題材とした作品は既に題材が魅力的で有る為、楽しめる作品で有ることが多いが、本作品に関してもそうとは言い難い。

        歴史的な出来事や庶民生活のしきたりなどの情報の断片が寄せ集まった形で構成されているものの、観光ガイドと香港の歴史のどっちつかずになっているのが敗因と思われる。

        ただし、情報量は多く、その質も高い。

        著者の香港に大しての思い入れの大きさによる勇み足ではなかろうか。
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        2012/03/01 by ice

      • コメント 3件
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      風の谷のナウシカ

      宮崎 駿

      徳間書店
      4.0
      いいね!
      • 風の谷のナウシカ 第3/全7巻

        父や兄達の陰謀で自らが育て上げた虎の子部隊と切り離されていたクシャナだが、ついに彼らと合流する。

        もう何回目かの再読になるが、イイ感じで記憶が全くなく、もうイッパイイッパイ泣いた...

        ナウシカと行動を共にするクシャナ。

        容姿端麗で、「トルメキアの白い魔女」の異名を取るほどの戦巧者でもある彼女だが、父や兄達という肉親からの裏切りで、気持ちを通じ合った部下達と引き離された挙句、彼女の力を削ぐために、まるで殲滅させるためとも思われるような用兵をされてしまう。

        彼らと合流すべく、舞い戻って来たクシャナだが、一歩遅く、まさに壊滅を見届けるしかないようなタイミングでの到着となり、目の前で死んでいく部下たちに言葉を失う。

        残党たちを束ね、一応恰好が付く部隊の再編には成功するが、一生消えない傷が残るのではないかと思う。

        一方ナウシカは、クシャナが統治することになった町に囚われていた虜囚の解放を進言。
        今後も、クシャナと戦線を共にすることを条件に解放を実現する。

        この約束のため、全く意味を感じない戦闘に身を投じるナウシカ。

        敵に囲まれ、ユパから授かった愛馬カイも瀕死の重傷を負い、もはやこれまでかと思った瞬間、最後の気力を振り絞って立ち上がり、彼女を味方の陣地まで送り届け、絶命する。

        迎え入れた、トルメキア騎兵の言葉。

        「いい馬です。われわれ騎兵は、このような馬に出会えることをいつも夢見ています。」
        「馬にとっても、あなたは守りがいのある主人だったのだ。」

        部下と馬と言う違いは有れど、尊敬できる上官や主人に付いた彼らは幸せだったのではないかと思った。
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        2013/11/28 by ice

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      しゅっぱつしんこう!

      柿本幸造 , 三田村信行

      小峰書店
      3.0
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      • 小さな男の子ってなぜか放っておいても電車派か車派のどちらかになることが多いですね
        この絵本は電車の大好きな男の子にどうぞ。

        ゆたかくんは、おおきくなったら電車の運転士さんになるつもりです。
        電車に乗れば、当然一番前の車両で運転士さんをじっと眺めますし、
        夜はおもちゃの電車を枕元において寝るくらい大好きなんです。
        ところがある晩のこと……

        といえば、勘のよい大人の方はどういうお話か大抵見当はつくでしょう。
        まあ、そういうお話なんです。

        絵は可愛いし、動物がたくさん出てきたり、アクシデントもあったり、
        トンネルや海などの景色も盛り込まれて起伏に富んだ展開になっています。
        電車好きにはなんとも羨ましいお話だと思います。

        そうでない人には……ちょっとツッコミどころアリかな。
        文体も気持ち大人の書いた文章的なニュアンスを感じてしまいました。
        (個人的な印象ですが、ちょっと話し言葉が親父くさいなと……)

        電車に特に興味のない子供にも、電車ってステキ。って思わせるようなお話しにすることも可能だと思うのです。
        少なくとも女の子が読むことは想定外みたいなんですよね。
        動物たちと連れションしたり、動物の話し言葉が 「……行こうぜ」だったり。
        夢の中でおしっこしちゃって大丈夫なのかな?などと余計な心配までしちゃいました。(^^;)

        「鉄ジュニア」養成本なのかな?これは。
        >> 続きを読む

        2014/04/13 by 月うさぎ

      • コメント 10件
    • 2人が本棚登録しています
      絵巻平家物語

      木下 順二

      ほるぷ出版
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 平家物語の祇王の物語の絵本。
        あらためて、深く心を動かされた。
        本当、清盛や勝手な男性というのは、どうしようもないと思う。
        また、祇王や仏御前の、悲しいながらも凛とした姿に胸打たれる。
        いつか祇王や仏御前ゆかりのお寺などに行ってみたくなった。
        >> 続きを読む

        2013/08/01 by atsushi

      • コメント 5件
    • 1人が本棚登録しています
      自分を嫌うな

      加藤諦三

      三笠書房
      4.0
      いいね!
      • 思い当たる節が多々あり傷口に塩を塗られるような、読んでて胸がしめつけられる気分だった。
        でも痛みを伴った分傷は回復に向かっている。
        定期で読み返したい一冊。
        出会って良かった。
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        2019/02/03 by キトー戦士

    • 1人が本棚登録しています

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