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司馬遼太郎
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北海道(当時は蝦夷地と呼ばれた)では唯一(また日本では最北端にある)の城下町・松前藩が生まれたいきさつとその繁栄(特に江差)の歴史や、先住民族(アイヌ)と本土から移住してきた大和民族(日本人)との関係(紛争)等北海道開拓について諸々の興味ある内容が記されている。結局、日本国内では唯一北海道だけが、元々寒冷地には不向きであった「稲作文化」が浸透せず、先住民族(アイヌ)の文化とも言える非稲作文化(狩猟、漁獲、酪農等が中心の経済・生活様式)が残ることになった歴史的背景が面白い。また、江戸時代のロシアと当時の日本政府である徳川幕府との関係、その中で、所謂「北方領土」でロシア艦隊に拉致された高田屋嘉兵衛(商人)の活躍等の話しも非常に面白い。なお、司馬氏の歴史小説「菜の花の沖」はこの高田屋嘉兵衛を主人公としている。 >> 続きを読む
2011/11/04 by toshi
丸木俊 , 松谷みよ子
これも、涙なしには読めない絵本だった。広島の、灯篭流し。それは悲しくも美しい光景。しかし、明け方、主人公は幻を見る。灯篭に乗って、あの日、燃え、焼け焦げて死んでいった、多くの人々の、それぞれの姿を。本当に、彼らは、核兵器がなくなるまでは、無念で無念で、とても安らかには眠っていられないのかもしれない。そのことを、私たちは忘れてはならないのだと思う。 >> 続きを読む
2013/04/18 by atsushi
弘兼憲史
課長 島耕作 第1/全17巻34歳で大手企業の課長への内示を得るに至ったサラリーマンのサクセスストーリー。もっとビジネスシーンに寄った内容だと記憶していたが、ロマンスと半々くらいの構成なことに驚いた。課長、部長、取締役、常務、専務、社長、ヤング、係長と続く超人気シリーズ。シリーズのタイトルを追うだけで、これから順調に社長まで上り詰めることが分かってしまうという思い切ったネタバレでは有るが、このシリーズの面白さは、事前にそれが分かっていても削がれることはない。1983年から連載開始ということで、バブル当時の浮足立ったシーンが登場するのも頷ける。仕事はバリバリだし、こんなにもモテるサラリーマンの活躍はもちろん痛快では有るものの、これに自分を重ねてヒーロー気分で読んでいる人が多いのではないかと想像すると切なくなってくる。扱っているのは、ビジネスシーンにおける、サラリーマン処世術や悲哀。同じくらいの頻度で、相手をコロコロ変えたロマンスが扱われている。この巻では、社内の派閥闘争に勝利し、出世コースに乗って海外赴任するところまでが描かれる。しかし、国境をも股にかけて、よくまぁ代わる代わるこんなに女性と関係できるものだと呆れてしまう。男性が読んで面白いのは理解できるのだが、女性視点からしても楽しめる作品になっているのだろうかに興味を持った。彼ほどのバイタリティと能力が有っても家庭は冷えきっていることに、違和感と同時にリアルを感じる不思議な感覚に陥った。 >> 続きを読む
2012/11/13 by ice
軒上 泊
本作は1989年に柴田恭兵主演で映画化されたので、知っている方も多いのでは?神戸の町を舞台に、十代から大人の女性まで、個性的で魅力的なべっぴんさんが登場します。ちょっと小粋なハードボイルド的な味わいで、印象に残っている作品です。 >> 続きを読む
2015/01/04 by coke
小隅黎 , NivenLarry
恒星の周りを回転するリングの内側を居住地とした構造体の名称として有名なリングワールド。昔から読んでみたいと思っていたので手を出した。おそらく猫のような姿のクジン人や、頭が2つのちょっとわけのわからない形状のパペッティア人とか、珍妙な異星人と一緒に人間の男女がリングワールドへ旅をして探検するという筋。カホな、とか未来の口癖が妙な雰囲気をかもし出すが、訳文がこなれていない感じで、何が起こっているのかわからないことが多いが、まあこんな話なんだなということはわかってよかった。 >> 続きを読む
2019/05/29 by 和田久生
藤沢 周平
北の定町回り同心神谷玄次郎は剣の腕も探索の手腕も優れているが、故意に怠けることがある。十五年前に父が調べた事件に絡んで母と妹が惨殺されたのに、お上の命令で事件は封印された。父は失意のうちに一年後に亡くなり、後を継いだ玄次郎はいつか事件の真相を暴きたいと思っている。探索の日々の合間に少しずつ真相に近づいていくさまが描かれているが、黒幕はあっけないほど無力だった。玄次郎が空しい気持ちになるのも道理かなと思う。霧の果てに見えたのが、ねんごろにしているお津世だというのがよかった。 >> 続きを読む
2017/08/30 by Kira
向山 洋一
個人的には、教師が読んでおくべき本だと思います。この本に書いてある法則と技術を使うだけで、少しだけ授業が変わります。話す環境をまずは整え指示を短く伝える最後の行動まで伝えるなどなどまさに読むだけで腕があがったように感じました。そして著者のストレートな努力不足の教師に対しての指摘や批判は、逆に切り口が鋭く心地よいものもあります。この本を読んでいる人と読んでいない人の見分けが簡単につきます。教師は読んでみても損はないと思います。 >> 続きを読む
2015/09/07 by zaki
内田康夫
那須 正幹
角田文衛
ジョーン・ヴィンジ
なだいなだ , NathNathalie , FélixMonique
赤川次郎
グリム
米川正夫フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス
松山猛
出版年月 - 1985年6月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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