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1986年7月発行の書籍

人気の作品

      写楽殺人事件

      高橋克彦

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 写楽は江戸時代中期の浮世絵師で、10か月という短い期間に活動し、忽然と足跡の途絶えた謎の人物。
        その謎だらけの足跡を埋めようと古今東西の研究者にてあらゆる説が唱えられていた。

        大学で助手として浮世絵研究を行っている津田は、ひょんな事から手に入れた画集から、写楽の足跡を見つけ出す。なんとそれは浮世絵ではなく、秋田蘭絵という西洋技法を取り入れた画法であり、未だかつて誰も考えもしなかった新説へとつながる道であった。

        細く細くつながっていく写楽の足跡。そして写楽を巡る人間の憎しみと強欲。津田は否応無に巻き込まれそして弾き飛ばされて行く。
        果たして彼は真相を突き止める事が出来るのか?

        素頓卿さんのおすすめ物件で、以前からずっと探していて最近やっと手に入れました。
        とにかく浮世絵浮世絵そして浮世絵。気合の入った浮世絵への愛情はまさに研究者が思いのたけを注ぎ込んだ濃厚なもので、浮世絵全然知らないのだけれどもぐっと絵の世界に引き込まれます。かなりマニアックと言える。何しろ人名の9割分からないのですから。

        この浮世絵のナビゲーターとして有能な力を発揮するのが、津田の元先輩で事件の重要なカギを握る国府の妹「冴子」さんです。素頓卿さんに同意なんですが、久々に電話で話す津田へ胸キュンな殺し文句を言う彼女はとても可愛らしく。その場で結婚して~って言いたくなります。言えよ津田(多分後に言ったはず)
        この彼女がこの浮世絵の世界から取り残されそうな僕を現世に留めてくれるのでした。
        もっと出てきて欲しかったですが後半は鳴りを潜めてしますので残念でした。

        久々の高橋克彦さんでした。とても楽しかったです。素頓卿先生ありがとうございました(^^♪
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        2015/06/02 by ありんこ

      • コメント 6件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      裏切りの日日

      逢坂剛

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.3
      いいね!
      • まずこの本は、MOZU事件の前の物語で倉木や大杉、美希は登場しない。唯一津城だけが登場する。内容は、ざっくりと言うと、右翼の大物幹部に脅迫状が来て知り合いの桂田に警護を頼んで、それからビルの立てこもり事件が起こり、複雑に人間関係が絡んできます。この事件では最後、津城警視が大活躍します。昔から掴み所がないような人で、そこは変わり無いようです。 話は変わりますが、逢坂剛と言う名前は、もともと作品の主人公の名前で、のちにそれをペンネームにしたそうです。 さらっと読めて面白い作品ですよ。 >> 続きを読む

        2016/08/02 by rock-man

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      ノンタンぱっぱらぱなし

      大友幸子

      偕成社
      4.0
      いいね!
      • 「ぱっぱらぱなし」って何のこと?
        へんてこりんなタイトル。って思ったのでしたが

        ぱっぱら ぱらら
        ちらかしっぱなし

        そうです、ノンタンはおかたずけが全然できないのです。

        自分のおうちも ぱっぱら ぱなし

        お友達のおうちに遊びに行っても ぱっぱらぱなし

        ノンタンシリーズのしつけ絵本では、
        いつもノンタンがちょっと悪い子で、
        うさぎさん、くまくん に しかられています。

        (大人に叱られるのではないところがミソです)


        大抵は しかられても 逃げちゃうノンタンですが、

        あらら、 
        ごみくず かみくず ついてくる

        ノンタンが大好き。ってついてきちゃった。


        あ~。これね。私もよく思うんですよ。

        道に犬のフンが置き去られていると。

        うんちが 主のもとを 追いかけて行けばいいのに。ってね。(o ̄ー ̄o)

        ダメ飼い主に読ませたいです。これ。
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        2013/01/12 by 月うさぎ

      • コメント 6件
    • 3人が本棚登録しています
      BE-BOP-HIGHSCHOOL - 6

      きうちかずひろ

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • BE―BOP―HIGHSCHOOL 第6/全48巻

        ストーリーとしては安定期に突入。わりと平和な中で、大勢に影響のないエピソードが続く。

        ストーリー性のないマンガではレビューを書くのが辛いことを改めて痛感している。

        ビーバップは、ケンカ+ラブコメの小さい話が集まってストーリーを形成している形だが、それでも、時系列はきちんと存在し、各校の闘争など、単発ではないエピソードも少なくない。

        ただ、この巻は単発エピソードばかりで、レビューと言ってもそれぞれに対してになってしまうのが辛い。

        一番笑えたのは、愛徳ニュージェネレーションが中学生相手に名乗るシーン。

        五中の「黒い狼」
        五中の「赤い虎」
        五中の「黄色い豚」

        そしてトドメの、羊の皮をかぶった山羊

        ここだけ切り出しても厳しいが、実際に読むとやはり噴き出してしまうほど笑える。

        読んだ本は必ずレビューしようと決めているものの、1作品だけ例外が存在する。
        それが銀玉。あの作品は読んでいる間は面白いのだが、何ともストーリーが支離滅裂と言うか理解不能なので、
        レビューを書くために振り返ることができず、唯一のレビュー対象外作品となっている。

        ファンの間では有名な名シーン。ヒロシの飛び蹴りが収録されているのが、この巻。やっぱり笑える。
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        2012/12/16 by ice

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      孔雀王

      荻野真

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • 孔雀王 第1/全17巻

        密教僧で有る孔雀が、その法術を使って様々な怪奇現象に戦いを挑む。

        もう少しオトナなストーリーだったと思っていたが、案外そうでも無かった。

        ヤングジャンプに連載されていた記憶がそう思わせたのか、もう少しオトナっぽいストーリーだった記憶が有ったのだが、ギャグマンガ的な要素も盛り込まれた、割りとライトな作品で有った。

        超常現象や霊的な何かで困ったことが有ると、相談を持ち込まれる密教寺院。
        そこからトラブルバスターとして派遣されるのが孔雀。

        普段は節制が求められる寺院にいるため、甘いものや肉などの食事に異常に執着するなど、ギャグっぽい設定は有りつつも、霊的な何かと対峙する時の孔雀はなかなかカッコイイ。

        イメージとしては、曼荼羅的なものを背景に、早九字(臨兵闘者皆陣烈在前)を唱えると、不動明王的な炎がボボボーっと飛んでいく。

        それ系の世界観が好きな方は間違いなく楽しめるはずで有る。

        ちと重厚さが足りない気もするが、今後に期待が持てる状況では有る。

        三上博史とユン・ピョウの共演、阿部寛とユン・ピョウの共演で映画化されているらしい。
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        2012/11/02 by ice

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      聖書 Color Bible

      小学館 , ラルース

      小学館
      カテゴリー:聖書
      5.0
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      • カラーバイブルシリーズの最終巻の第八巻で、イエスの十字架のあとの、ペテロやパウロたちの弟子の物語や、ヨハネ黙示録などがこの巻には収録されている。

        あらためて、使徒行伝のペテロやパウロやピリポやステファノたちの物語やヨハネ黙示録は興味深いと思った。
        絵で描いてあるので、とてもわかりやすかった。

        このカラーバイブル、私は小さい頃、一巻だけ読んだことがあり、つい最近、ふと思い立って全巻読みたいと思い読み始めた。
        昔、一巻を読んでなければ、いまこの全巻を読むこともなかったろうと思うと、縁というのは不思議なものだとあらためて思う。
        >> 続きを読む

        2013/10/05 by atsushi

      • コメント 5件
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      わんぱく時代 (新潮文庫)

      佐藤 春夫

      5.0
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      • 佐藤春夫さんの少年期、青年期をモデルに、つまり虚構を混ぜつつ語っている本です。

        富な情景描写と、戦争に日本が押し流され、空気が少しずつ変わっていくのが印象に残りました。語り口は軽いのですが前半の戦争ごっこの気楽さから一転して、青年期には「殺気」「炎上」「恐怖」という言葉も飛び出し、世の中全体が陰険になってきて、あまのじゃくな「僕」もやり玉に挙げられます。
        歴史には残らない、戦争が市井に、日常に与える影響を感じる事ができる本です。

        「戦争ごっこ」が前半の大部分を占めているので、その話が書きたかったのかと思いきや、最後の最後で当時の日本を震撼させた大事件を取り上げ、「ああ、このことについて話したかったのか!」と驚かされました。

        再読したい本です。
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        2017/09/13 by MaNaSo

    • 1人が本棚登録しています
      ニューロマンサー

      黒丸尚 , ウィリアム・ギブスン

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      •  色あせないSF古典です。

         今更かよ、と自分に突っ込みをいれつつ読み始めました。好きなジャンルはSFですとか言っときながら、その上サイバーパンク読みたいとか言っときながら、今更かよ、と。

         SF古典としてよく名のあがる本書ですが、読み終わってみて「逆に今更で良かったかも」と思いました。本書がどれだけ多くの作品に影響を与えたか、草分けとしてどれだけ大きな存在だったかが、分かったからです。私が触れてきた作品は本当に微々たるものですが、それでもそれを感じました。

         加えて、作品自体が非常に前衛的なこともその理由です。その後の作品に触れてきた「今更」読んだからこそついていけますが、当時に先駆けとしてこの作品に出会っていたら果たしついていけたかどうか……。当時としては最先端のその先、まさに時代が追いついていない作品だったのではと思います。なにせWindows1.0の発表が本作刊行の次の年ですからね。

         ガジェットの多さには驚かされますが、素晴らしいのはそれらを詰め込んでも無理を感じさせないどころか、圧倒的な広がりを見せる小説世界の広さです。これからサイバーパンクを読むときには、『ニューロマンサー』と同じ世界のどこか違うところのお話、として捉えてしまうかもしれません。

         たまに話がつかみにくかったということを聞きますが、私も少し感じました。ウィキペディアに非常に分かりやすくストーリーがまとめられているので参照するといいかもしれません。興味はあるけど読む気がない方もぜひ。ただしネタバレ注意ですが。
        >> 続きを読む

        2015/02/27 by あさ・くら

      • コメント 7件
    • 12人が本棚登録しています
      所有せざる人々

      Le GuinUrsula K , 佐藤高子

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 【非常に思想的な大作】
         ウラスという豊かな惑星がありました。
         科学も発達していますし、自然も美しく、人々は概ね裕福です。
         資本主義社会を形成しており、もちろん無産者階級もいますが、とはいえ隷属させられているというわけでもなく。

         このウラスには「月」のような衛星がありました。
         アナレスと呼ばれる、砂漠が多く存在する不毛な惑星です。
         今から170年前、オドーという指導者によって唱えられた「オドー主義」なる思想がウラスを席巻したことがありました。
         この思想は、アナーキズムであり、共産主義でした。
         個人所有は認めず、すべては共有されるべきであり、すべての人間は平等に公益的な労働に就くべきであるという思想です。

         この思想の広がりを持て余したウラス政府は、アナレスをオドー主義者にくれてやることにしたのです。
         オドー主義者は、アナレスに移民して好きに暮らせと。

         この物語の主人公は、アナレスに生まれたオドー主義者の物理学者、シュベックという男性です。
         彼は、アナレスでは抜群の頭脳を誇り、時間に関する全く新たな理論を生み出そうとしていました。
         しかし、アナレスには十分な科学は発達しておらず、この理論を完成させるためにはウラスに行く必要があったのです。

         ウラスには、オドー主義者の残存者がいました。
         彼らから、アナレスへの再度の移住が申請されるのですが、どうやらアナレスに最初に移住したオドー主義者達は年月を経て狭量に、あるいは懐疑的になってしまったようで、この移住申請を拒否します。
         やってくるのが真のオドー主義者だという保障は無いじゃないか、一度受け入れれば、次には軍隊がやってきてアナレスは占拠されてしまうぞ、と。
         しかし、受け入れるべきだ、それこそがオドー主義の精神だと主張する一派も存在しました。
         シュベックも受け入れ賛成派だったのですね。

         そもそも、アナレスはウラスと多少の交易をしているだけで、他に存在する異星人との接触も一切断っているのです。
         シュベックにはそれが正しいこととは思えませんでした。
         そこで、何とか風穴を開けるためにも、アナレスが移住を受け入れないのであれば、アナレスの側からウラスに行くべきではないかと考え始めます。
         ウラスにもシュベックの理論は伝えられており、その成果に驚き、シュベックを是非ともウラスに招きたいという動きもあったのです。
         シュベックは、この招きに応じてウラスに行くことを決意します。

         もし、シュベックの理論が完成したならば、それは瞬間移動を可能にする端緒になると考えられます。
         もし、それが現実の技術となれば、世界は大きく変わります。
         いや、アナレスは、その技術を軍事利用して覇権を確立したいと考えていたのです。

         というわけで、豊かな資本主義社会と、個人所有を否定するアナーキズム社会という二つの社会の間で揺れ動くシュベックらが描かれるのが本作です。
         物語は二つの世界を交互に描いていきます。
         その描き方は時系列に沿って交互に、ではなく、アナレスを描いているパートは、シュベックがウラスに赴くことを決意するまでの物語、ウラスを描いているパートは、シュベックがウラスに来て以降の物語を交互に書いていますので、注意しないとやや混乱するかもしれません。

         SFではありますが、何らかの大きな事件が起きるというわけでもなく、ただ二つの世界、その思想、社会体制が中心に語られていくというちょっと変わったタイプの作品になっています。
         しかし、アーシュラ・K・ル・グィンの最高傑作と評価する人もいますし、ヒューゴ賞、ネビュラ賞のダブル・クラウンに輝いた作品でもあります。
         非常に重厚な味わいがあります。
         時として、SFを読んでいるのではなく、哲学や社会思想の本を読んでいるのではないかという気持ちになることもありました。
         重たい本ですが、一読して損はないと思います。
        >> 続きを読む

        2019/07/15 by ef177

    • 2人が本棚登録しています
      源にふれろ (Hayakawa novels)

      ケム・ナン

      5.0
      いいね!
      • 今回読了した小説は、ケム・ナンの「源にふれろ」です。もうあまりにも小説らしい小説だったので、食事をするのを忘れるほど、一気に読破してしまいました。

        うまい小説や面白い小説はよくありますが、"いい小説"というものは、めったにないと思います。とにかく、この小説を読み終えた後、私はひたすら爽やかな余韻にひたっています。

        掛け値なしに、"いい小説"だと思います。本当に、こういう小説は年に1作出るか出ないかの、そんな"いい小説"だと思います。

        砂漠の町で育った少年が、家出をして行方不明になった姉を追ってサーフィンのメッカに出かけ、そこで様々な人間たちと知り合い、傷つき、成長していく物語です。

        そしてこの小説は、青春小説であり、サーフィン小説であり、クライム・サスペンスでもあるのですが、ではどんな小説なのかと尋ねられると、"いい小説"だと言うしかないような、そんな素敵な小説なのです。

        奔放なようでいて賢い家出娘、傷ついた心を隠して暴走族のボスをつとめている男。この小説には様々な人間たちが登場してきますが、どの人間もそのキャラクターが実に的確に描かれていて、その描かれ方はくっきりなんてものではなくて、驚くばかりに心の奥底にしみる描写力なのです。

        その中でも、特に主人公の少年が姉を想うシーンの描写には、私の胸を熱くさせるものがあり、小説を読むという行為の原点ともいうべきものを感じさせてくれます。

        この小説の訳者の大久保寛氏のあとがきに、「一シーン一シーンを鮮やかに切りとって活写する描写力は見事で、文章は驚くほど映像的で、まるで映画を読むような感すらあります。くっきりと映像が焼きつき、一度読んだら忘れられません」とありますが、まさしく、この小説はすこぶる映画的で、読みながらまるで映画を観ているような錯覚を覚えるほどのイメージに溢れ、個々の描写が生き生きと躍動しているのです。

        私は残念ながら、サーフィンというものを一度もやった事がないのですが、この小説を読んでいる間中、いかにも自分自身が波にさっそうと乗り、その波に乗る事の躍動感がダイナミックに伝わってくるのです。

        本当に参ってしまいます。切なくて、哀しくて、そして体の芯から力が湧いてくるようなそんな素敵な、素敵な小説なのです。


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        2016/10/24 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      ミルキーウェイ (花とゆめCOMICS)

      清水 玲子

      4.0
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      • 再読

        S61「ミルキーウェイ」ジャックとエレナの出会い
        S59「チェンジ」ジャックとキースが入れ替わる
        S58「三叉路物語」自縛霊のお麗ちゃんと雄介
        >> 続きを読む

        2016/09/27 by ゆ♪うこ

    • 1人が本棚登録しています
      優しさという階段 エッセイ集

      灰谷 健次郎

      理論社
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      • 約30年前に書かれた灰谷健次郎さんのエッセイ集 

        以下 気になったところを引用

        『生命力の弱さを人間のえごによって補う、いっそう生命が弱くなる、だからさらに保護を加える、といったいたちごっこなのである
        もっと恐ろしいことは自然の摂理を人間の恣意によってくずす傲慢を、人々は文明という名でよんでいることである

        より自然を感じるということはより多くの生命とつながるということだ。人間の優しさというものはそのところと深いつながりを持っているように私は思える

        食べ物はみんないのちである。自給自足はまずその生命を育てる楽しみがついてまわる

        日本には、日本の教育を切り開いた多くの先達がいる。その教育実践を学ぶとき、そこに共通してみられるものがある。
        今、目の前にいる子どもたちに悩みがあり、思わず目をつむりたくなるようなかなしみがあれば、まずそれに心を寄せ、共にあろうとしたという事実は、こんにちのわたしたちが深く考えなくてはならないことである。
        子どもたちは、優しさという階段をのぼっている。虚心に見れば、子どもたちのそんな生き方が見えるはずだ。あるいはまた、そんなふうに生きたいと願っている子どもたちの心が見えるはずだ。

        日本の社会の病理は、農業と教育の中に競争原理を持ち込んだところから生まれたものである。
        農業の成り立ちも教育のそれも、根のところにあるものは生命である。
        いのちはそれぞれにかけがえがない。
        生命への畏敬のともなわないところに教育はない
        教育はいのちあるものが共に伸びるために存在するもので、子どもにだけ強制される質のものでは断じてない。』

        そうだなあ・・・
        「競争社会」ではなく「共存社会」 
        すべての生命が共に助け合い支え合いながら生きていける優しさであふれる社会にしたいものだなあ。

        『教師にもいろいろなタイプがあるのは当たり前のことで、教育熱心な人はその一方でものの考え方や行動が教条的攻撃的であったりすることがままある。誠実そうな悩みを持っているのに、その仕事ぶりは結局は優柔不断で本質は怠け者だったりする。』



        社会や暮らしは変わっても 人間というものは基本的なところで変わってないんだよなあ。
        >> 続きを読む

        2013/01/11 by バカボン

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ふぞろいの夏―帝国女子医専学徒たちの銃後

      大野 芳

      5.0
      いいね!
      • じいさん医者以外の男性医師が軍医として取られてしまった終戦直前直後の日本。その頃の国内の医療の一部を担った女子医学生達の奮闘記。
        一年かそこらの研修しか現場経験のない二十歳前後の女性たちが、焼け野原や若い男性医師がいない病院で切断手術をこなし復員兵から性病をもらった子供達を見て憤る。
        戦争で活躍した女性といえば従軍看護婦やひめゆりの乙女を思い出すが、女医さんの卵たちも大変だったんだなあと思った。
        戦中の女子医学生や女医さんを題材にした本は漫画を含めて皆無に等しいので結構貴重な作品。
        >> 続きを読む

        2017/06/27 by kikima

    • 1人が本棚登録しています
      人に好かれる話し方 上手な言葉の使い方 (大和人生文庫)

      金井 良子

      ディー・アート
      カテゴリー:言語生活
      3.0
      いいね!
      • タイトルから想定される内容の通り。

        良くも悪くも期待通り。

        実例が多く紹介されているため、具体的でわかりやすい気がしたが、このジャンルでは実例なくして説明することも難しいと思われるため、本作だけの特徴ではないと思われる。

        あまりにも内容が教科書的に感じられ、話し方ハンドブック的な印象を持った。
        一応、文庫本の体裁になっている以上、読み物としての側面を求めてしまうが、そういう趣旨の作品では無いため、仕方が無い。

        敬語は難しいが、敬う気持ちが有れば自ずと態度で伝わると思う。
        >> 続きを読む

        2011/12/23 by ice

    • 1人が本棚登録しています

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