こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


1988年7月発行の書籍

人気の作品

      23分間の奇跡 (集英社文庫)

      ジェームズ・クラベル

      5.0
      いいね!
      • 小学生の頃読んで、ずっと記憶に残っていた作品。大人になってこんな話だったのかと衝撃でした。23分間で起こる内容なので、実際もそれぐらいで読めてしまいます。
        先生のくれたキャンディ絶対おいしいだろうなぁ、授業中にいいなぁーと思っていた素直なあの頃…矯正しやすいよい生徒になってたと思います 笑
        >> 続きを読む

        2017/06/20 by kantoheiya

    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      Go go heavenの勇気

      銀色夏生

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:詩歌
      3.0
      いいね!
      • セットで買った古本の中に混ざっていた一冊。
        ストーリーのある本だが、一応詩集に分類されるだろうか。
        詩を読むのなんて国語の教科書以来だ。

        掲載されている写真の若者の姿やセリフがとても昭和な感じだったので、平成しか知らない私には違和感はあった。
        しかし、詩の部分は今でも十分グッとくるものが多かった。

        それと、写真にうつっている女の子(裕木奈江さん、というらしい)がかわいかった。
        これが詩の世界観の形成に一役買っている気がする。
        >> 続きを読む

        2015/01/10 by ともひろ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      チョコレ-トゲ-ム

      岡嶋二人

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 作家である主人公の息子が通う中学のクラスで流行している「チョコレートゲーム」という名の危険なゲーム。それを引き金に生徒達の連続殺人事件が発生。

        息子の非行・奇怪な行動に疑いを抱きつつも、事件の真相に近づくべく、息子のクラスで何が行われていたかを調べようとする。そんな中、事件は急展開を見せる。

        「99%の誘拐」の岡嶋二人作品で日本推理作家協会賞受賞作と評価が高いミステリー作品。

        読みやすく巧くまとまっており、気軽に楽しめる。
        しかしチョコレートゲームの真実や学級崩壊など当時としては斬新な内容だったと思うが、現代の学園ミステリーと比較するとやや意外性が乏しい印象を受けてしまった。
        >> 続きを読む

        2013/05/18 by ybook

      • コメント 4件
    • 4人が本棚登録しています
      殺人ダイヤルを捜せ

      島田荘司

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 人に言えない楽しみから巻き込まれて行く殺人事件。

        トリックに意外性は有ったものの、深みの無さが島田氏作品としては物足りない。

        感覚的に理解できない楽しみを持つ主人公で有るため、感情移入し辛い面が有ったのは否めないが、核となるトリックの意外性には満足した。
        おそらく現代の電話システムでは無効であろうと思われるが、このような挙動が有ったというのは驚き。

        残念なのは、島田氏作品にはとくに期待してしまう社会派要素が無いこと。
        これまで多くの島田氏作品を読んできたが、ここのところ正直あまり満足できる作品に巡り会えずにいる。

        島田氏ほど多才な方は、作品毎にそれぞれテーマを設け、マンネリ化を防いでいるのは分かるのだが、幾つかの作品により、ガッチリとハートを掴まれている読者としては、出し惜しみされているようで何だか辛い。

        このプロットを生み出す島田氏の発想の幅広さには改めて驚く。
        >> 続きを読む

        2012/02/09 by ice

    • 2人が本棚登録しています
      THE B.B.B. 1 (フラワーコミックス)

      秋里 和国

      4.0
      いいね! Tukiwami
      • 個人的には「こういうのもアリだ」と思ってるし超好きな作品だけど、最後の終わり方が多分受け入れられない人も結構いるだろうな~と思うので☆4つ。

        高校の頃学校で回し読みしてると目立ってた本その2である赤い本。(その1は黄色い本、BANANA FISH)
        内容は主人公がディスコ通いをしてる女子大生って事で時代背景がすごくよく現れてるんだけど、田舎在住の読者である私は時代関係無く所詮縁が無い世界観なので当時も今も「都会が舞台の話」ってくらいである意味ファンタジー設定な感覚で読んでいたし、読める。
        三角関係な恋愛話なのでそーゆーのがOKな人にはオススメ。(いや、話は面白いんですって)

        普通、コミックスの表紙はキャラや背景がある意味極彩色で内容を想像させる様に主張する場である筈なのに、表紙で読者を誘うのはこの「赤一色」っていう異色の装丁。(表紙では巻数表記のくり抜かれた部分に小さくキャラが見えますが、実は裏表紙が一面ほぼ通常表紙同様のイラストで埋まってます)
        いやもうマジで当時この斬新さに度肝抜かれました。
        >> 続きを読む

        2019/01/22 by ちさと

    • 2人が本棚登録しています
      魚河岸ものがたり

      森田誠吾

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 秘密を胸にしまった青年がとある鰹節問屋にやってきた。

        彼の周辺に暮らす人々のふれあいを通じて、それぞれの人生が展開していく。

        それぞれの人々の青春の思い出などや悩みに接点に青年が登場する。ほのぼのとした話が続く中で、最後に明かされる意外な事実。サスペンスでもないし、ミステリーでもない。不思議な味わいがある作品だった。
        >> 続きを読む

        2017/04/22 by KameiKoji

    • 1人が本棚登録しています
      思いがけない涙

      日本エッセイストクラブ

      文藝春秋
      4.0
      いいね!
      • 面白かった

        2016/02/27 by 孝志 松元

    • 1人が本棚登録しています
      翼をください

      ジェームス三木

      徳間書店
      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 読み終わって、なんだか金城さんの「フライ,ダディ,フライ」とか、ゾンビーズのシリーズを思い出しました。 >> 続きを読む

        2013/05/15 by koh

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      ヴァルダ―迷宮の貴婦人 (プリンセスコミックス)

      望月 玲子

      5.0
      いいね!
      • 冬、雪が降ると思い出す
        最も好きで最も怖いと思うホラー漫画。

        中世の古城に集められた訳アリの人間達。
        城内で美しい貴婦人の肖像画を見つけたことが
        発端だった。
        雪で陸の孤島と化した古城で起きる変死事件。
        独り残された少女、フィリーネは城の謎に迫っていくが
        真の恐怖はそこから始まった。

        当時、親戚の家に置いてあった掲載誌をたまたま
        読んでしまい、トイレに行けなくなるくらい
        ビビったのを憶えています。
        絵がメチャクチャ綺麗でゴシックホラーみたいな雰囲気があるし、
        そして、何よりホラー映画の『持ち上げといて、落とす』
        演出が悪趣味と思えるくらいに巧い。
        途中で、『もうギブ!』ってなるけど、
        謎解き要素の面白さもあって、ドキドキしながら
        読み進めてしまう牽引力があります。

        古い作品ですが、現在は文庫版も出ているので、
        手に入りやすいかと思います。
        >> 続きを読む

        2016/01/25 by UNI

    • 1人が本棚登録しています
      死者の書

      浅羽莢子 , CarrollJonathan

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 浅羽莢子訳 ジョナサン・キャロル『死者の書』 感想とレビュー 語りのパースペクティブの謎

        -はじめに-
         「ジョナサン・キャロル(Jonathan Samuel Carroll、1949年1月26日 - )はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれ、ウィーン在住の小説家、ファンタジー作家、ホラー作家である。メタ・フィクション的なダーク・ファンタジーを得意とする」とWikipediaにあります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AB
         私も初めて読んだ作家だったので、まったくプロフィールも知りませんでした。最初にこの本にであったのは、ウェブ上でのこと。先ずなによりもそのタイトルに惹かれました。『死者の書』、一体なにが描かれているのか、とても気になりませんか。私はエジプトの『死者の書』なんかにも興味があるのですが、まだそこに何が書かれているのか知りません。兎に角なにか、神秘的な知恵が描かれているのではないかという淡い希望を抱いて、図書館に依頼したところ、すぐに買ってくれました。

        -導入-
         ごくごく一般的な文学論を述べますと、作品というものは読者を何かしらの方法で作品に引き込ませるように描かなければなりません。なぜなら作品というものは読者に読まれて初めて存在していることが確約されるわけなので、読者がつまらないと言ってほうってしまえば、それで作品は成り立たなくなってしまうからです。
         この作品に登場する主人公トーマス・アビイも、「本を読み始めたら最後まで読まなければ」気が済まない性質だと自分で述べています。どんなにひどい作品でも、一度読み始めたら最後まで読まなければ気が済まない。私も多分にこうした感覚の持ち主なので、本当につまらない作品を最後まで読んでしまった時の時間の浪費感、空虚感といったものは計り知れないのですが、最近の若い人は簡単に挫折してしまう傾向にあるますから、その点に関してはもう少し辛抱が必要かなと、私自身に対してはもう少し適当にできるよう神経の緩ませなければならないかなと思っています。
         ところで、この作品というのは最初から読者を突き放すような、そんな冷たさを感じさせる作品です。アニメーション映画で言えば、先日話題となった『ヱヴァンゲリヲンQ』といった感じ。あの作品では観客にわざと情報提示を少なくして、またシンジ自身の内面へと向かっていく方向性、内向性から観客をはじきだすといった構図が浮かびあがると思います。この作品も同じく、一人称の語り手である「ぼく」は始終つまらないことでイライラするような、常識的な人間と比較すれば心の狭い人間だなという印象を与えます。ではなぜ、あまり自分のことを読んでもらいたくないような態度をとりながら語り続けるのか、この問題が浮かんでくると思います。
         他の作品を読んだことがないので、ジョナサン・キャロルについてはこれ以上の言及はできませんが、ウェブ上の情報を信頼すれば、他の作品でもメタフィクション的な構造を得意としているようです。この作品でも、作品の内部に作品が存在します。こんかいの作品は、作品内作品、メタフィクションが、非常に重要な意味を持ってきます。これ以降は、多分にネタバレを含みますのでお気を付けください。

        -謎の語り手、語りの謎-
         一人称作品というのは、基本的にはそこに描かれている事物がすべて終了した時点以後にその物語が書かれているということになります。『金閣寺』であれば金閣寺を燃やした後ですし、『こころ』であれば、「先生」が死んだ後に書いていることになります。一人称でも、時間軸が同時的、オンタイム的になる作品は、一応一人称でありながら、それを書いているのは誰か別の語り手ということになります。今回のこの作品も、主人公が手記を書くという仕事をしていることから、非常に判断し辛い状況となっています。一度も「私はこれを書いている今、」というような言葉は出てこないものの、別の誰かがかいているのか、あるいはここに登場する「ぼく」が自分のことを書いているのか、最後まで判然としません。

         出版社が創元推理文庫ということもあり、ミステリー要素を多分に有しているので、重大なネタバレになってしまうのですが、それでも良いかたは読み続けてください。
         このタイトルの「死者の書」というものも、象徴的な言葉で、作中には登場しません。作中では、トーマス・アビイという架空の人物が物語を語っているわけですが、さらにその作品のなかに、架空のマーシャル・フランスという人物が描かれます。アビイはかねてより大好きだった、今は亡き絵本作家フランスの伝記を書こうと、ひょんとしたことからフランスが住んでいた町、ゲイレンに向かいます。しかし、終盤になり、そのゲイレンという町自体が実はフランスが描いた文章の神秘的な力によって具現化された限りなく実体にちかい幻想であるということ、創造物であることが判明します。今までゲイレンは、フランスのきわめて変質的な孤独主義ということもあり、他の町の人間、すなわち本当に生きている人間を受け付けませんでした。では何故アビイという主人公だけは町に入れ、今まで断り続けて来た伝記を書くことを許したのか、この謎が最後まで解けないのですが、最後の最後に謎解きがある前にある事件がおきて、謎が解けます。そのことによって、アビイは恋人で一緒に伝記を書くために仕事をしていたサクソニーを失います。その復讐劇がはじまるというところで作品が終わると言う、なんとも鬱な展開が期待できる作品です。
         どうやらネット上ではその鬱加減がすばらしいと、一部のコアなファンから熱狂的な支持を受けているようです。この作家の作品はどれも、大衆受けするというよりかは、一部の熱狂的な支持者にうけるといったコアなファンを持つタイプのようです。事実作中で描かれる亡き作家フランスは、そうした人物として描かれています。ある意味では自分を投影して描いたのかもしれません。
         タイトルの「死者の書」ですが、この作品自体が、今は亡きフランスという作家のことを書いているという意味でも、「死者のことを書いている書」というようにも解釈できます。また別の考えでは、フランス自身が書き残した「今は死んでしまったものが書き残して行った」という意味での死者の書とも考えられます。おそらくどちらにもかかってくるようにわざとタイトルをつけたのだと思いますが、更にラストと今後の展開を考えると、「死者をよみがえらせる書」としての意味も含まれているのではないかと私は思います。

         一応一人称で描かれているこの作品ですが、一体この作品の語り手が誰なのかという謎が最後まで残ります。通常の作品も語り手の存在は謎のまま終わるのですが、この作品においてはその性質上、物語ることの重要さが他の作品とはまったくことなります。この作品では、本当にあますことなく物語を描くことができると、そこで描かれた人物が実世界にも生まれるという設定があります。フランスはそうして自分の町をひとつつくりあげたのです。アビイはフランスの娘にだまされてフランスをよみがえらせる手伝いをさせられていたわけです。その結果恋人のサクソニーを失うこととなってしまいます。この物語が書かれているのがすべてが終わった後だとすると、この「死者の書」は、さらなる別の意味を持ってくるのではないでしょうか。小説最後の部分で、アビイがどうやら物語るという行為によって人を復活される力を有したことが示唆されています。自分の父親を生き返らせたであることがわかります。とすると、自分の父を復活させた後に、その力を何につかったのかというと、この「死者の書」をアビイが書くことによって、サクソニーを復活させようとしていたのではないかと私は思います。


        -終わりに-
         これだけ内容が奇抜であり、完成度の極めて高い作品が処女作だと知ると、この作家の能力の高さが思い知らされます。物語ると言う行為の重要さ、あるいはその行為がもつ力というのが、この作品では誇張され、描かれることが現実となるというような設定があります。ジャンル分けをしようとすればSFということになるでしょうか。
        しかし、本当に作家が命を込めてものを書けば、そこに描かれていることが具現化するという発想は、昔からいくつかの作品で見られた構図ですが、この作品は徹底したつめたさ、人間の悪さといったものに裏打ちされているので、決して気持ちが良いものではありません。しかし、この不気味な読後感の印象を持ちうる作品というのは、それだけ力ある作品であり、やはり何かしら人のこころを揺さぶるものがあると思います
        >> 続きを読む

        2013/07/05 by yugen

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      ひろしまのエノキ

      二俣英五郎 , 長崎源之助

      童心社
      5.0
      いいね!
      • すばらしい絵本だった。
        実話が元になっているそうである。

        あの日、広島に原爆が落ちた日、地獄を見た一本のエノキの木。

        しかし、奇跡的に枯れることもなく、内部が焼けて空洞になりながらも、再びよみがえり、緑の葉っぱをつけていた。

        心ない人々が空洞になっているうろの部分に空き缶を捨てたりしていたが、近くの元町小学校の子どもたちが、自発的にゴミを拾ってきれいにし、水をあげて、大事に樹を守るようになった。

        このエノキは原爆を生きのびてきた、という主旨の立札も近くに立て、大事にしていたが、台風で幹が折れてしまった。

        子どもたちは水をやり、花を飾り、歌をうたって、木を元気づけようとしたそうである。
        福岡や大阪の小学生からもこの樹のために千羽鶴が送られたそうだ。

        その甲斐があったのと、木の医師の方が適切な治療をしてくれたおかげで、エノキはよみがえり、また若芽が出てきたそうである。

        多くの人に読んで欲しい名作絵本だった。
        >> 続きを読む

        2013/06/07 by atsushi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      チョコレート工場の秘密

      SchindelmanJoseph , 田村隆一 , ロアルド・ダール

      評論社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • チョコレート好きにはこたえられない、夢のようなチョコレート工場のお話し。
        映画やミュージカルにもなっている、世界的な大ベストセラー&ロングセラーです。

        ロアルド・ダールは鬼才と評される作家なのですが、
        この童話を読んでもものすごい想像力の持ち主であるということを実感できるでしょう。
        そして、誰もが夢にみるでしょう。
        こんなチョコレート工場が自分のものだったらなあ。と。

        【ストーリー】
        外界から隔離され秘密めいたワンカ氏の巨大なチョコレート工場。
        チャーリー一家はその工場の目の前で暮らしていた。
        4人の祖父母、おとうさん、おかあさんとチャーリー。全部で7人。
        仲は良いけれど食うにも困るひどい貧乏暮らし。
        年寄りたちは寝たきりだし、働き手は父さん一人なのだ。
        ある日、チョコレート工場の工場主ウィリー・ワンカ氏が
        秘密のチョコレート工場に5人の子どもを招待すると発表した。
        板チョコに隠された5枚のゴールデンチケットを求め、世界中が熱狂する。
        チャーリーにだって、もちろんチャンスはある!

        工場見学の日の朝、10年間人目を避けていた鬼才ワンカ氏がついに姿を見せた。
        黒いシルクハット、干しブドウ色の燕尾服、緑色のズボン、灰色の手袋。
        アゴヒゲをはやし、手にはステッキを持った見るからに風変わりなとても小さな人物だった。

        秘密の工場の中に広がっていたのはワンカが作り上げた奇想天外な世界!
        彼の招待の本当の目的は何だったのか?

        【登場人物】
        チャーリー・バケット(Charlie Buchet)
        貧しい家庭に生まれたが、家族愛には恵まれている。チョコレートが大好きだが、貧乏なので年に一度、誕生日に1個しか買ってもらうことができない。

        バケット夫妻(Mr.&Mrs.Buchet)

        ジョーじいさん(Grandpa Joe) 父方の祖父。
           ウォンカのチョコレート工場の見学にチャーリーの保護者として同行する。

        ジョセフィーンばあさん(Grandma Josephine) 父方の祖母。
        ジョージじいさん(Grandpa George)ジョージナばあさん(Grandma Georgene) 母方の祖父母

        ウィリー・ワンカ(Willy Wonka)  天才的なチョコレートメーカー。
          ライバル会社の産業スパイ行為のため従業員を全員解雇し引きこもりに。

        ウンパルンパ(Oompa Loompa) チョコレート工場で働く小人一族。

        オーガスタス・グループ(Augustus Gloop) 大食漢の肥満少年。

        ベルーカ・サルト(Veruca Salt) 金持で何でも欲しがるワガママ娘。
           
        バイオレット・ボールガード(Violet Beauregarde)  ガム中毒のお行儀の悪い少女。

        マイク・テービー(Mike Teavee)  テレビ中毒の少年。
           ギャングものが大好きで体中にモデルガンをくくりつけている。


        この本は「大人向けのファンタジー」などではありません。
        まさに「子どものために書かれた子どもの本」です。
        だって大人か読むと眉をひそめたくなるか、耳が痛くなるからね。

        ダールは大人向きの小説ももちろん書いていますが、かなりキツイ作風で、怪奇小説ともグロともいえる。
        場合によってはうなされます。(^◇^)
        私のイメージはダール=ダークです。

        ダールは児童文学を多数書いています。
        社会への痛烈な皮肉とおちょくりが、児童文学においても見られます。
        子どもならではの心の純粋さにもきちんと訴えかける、美しさがある。
        そして一方で下らない冗談と残虐性に溢れています。
        でも、それと気付かぬうちに、実は倫理的だったりもします。

        悪い子(と親)に、お仕置きを!(`・ω・´)


        実はこの作品、日本ではずっと田村隆一氏が翻訳した本作が読まれていたのですね。

        新訳が出て「田村訳がよかった」という意見が噴出し、評価が真っ二つに割れているようです。

        私も田村さんの翻訳は好きなので、クリスティの翻訳を新訳にしないでほしい~(T_T)
        と訴えている一人であります。

        でも、冷静に比較してみましょうよ。
        旧訳支持者の言い分にはヒステリックで幼稚で見当違いな意見があるように思うのです。
        そこまで言うのなら原文に当たってみて。他の作品も読んでみろよ。と。言いたい。
        だって原作の英文はとても読みやすいよい文章でテキストとして最高です。
        翻訳に問題があるというのなら、児童文学くらい原文と照らして批判しましょうよ。

        「子供にどっちを読ませたいかというと、田村訳かなあ。」なんてイメージで決めつけないで。

        今回旧訳を読んでみて、田村さんだなあ。と思いましたもの。
        ダールは田村さんのように子どもに「優しい」人ではないのです。
        これは、ダールの作品ではなく、田村さんの「チョコレート工場の秘密」なんですよね。
        だって彼は詩人なんです。彼の世界はとても品がいいんです。
        もちろん、田村ファンが多いことも納得がいきました。
        「田村版のほうがチョコレートがおいしそう」という声も。
        これにも私は異論がありますけれどね。

        新訳は教育上良くない?それも嘘です。

        旧訳には「禁止ワード」が出てくるんですよ。
        「気ちがいだ!」「発狂したんだ!」「頭が変なんだ!」
        「馬鹿!」「白痴!」「低脳!」「変わり者!「狂人!」
        ね?すごいでしょ?

        だから新訳に直したんじゃないか?とも考えられます。
        (最近の出版社の自主規制って過剰だと常々感じています。)

        あと(よく知られていることですが)田村訳には小さな誤訳があります。
        例えば、half a mileを1マイル半と誤訳しています。
        これは半マイルが正しいので、ちょっとしたミスです。
        1マイルは1.609344 キロ
        柳瀬氏は「1キロ近く」と訳しています。
        彼は4フィートも1メートル以上と訳しています。
        子どもには子の方が親切でいいと私は思います。

        チョコレートを貪り食うシーンでsolidという単語が出てきますが、
        これを田村氏は「固形物」と訳しているんですよね。
        これは、濃厚なとか食べでのあるとかが正解なんですよ。
        田村さんは物語を訳すのは上手なんですが、簡単な単語チェックは甘いんです。
        簡単な言葉に時々間違いがあるのです。
        些細な点ですし、大人で英語感がある人なら気づくからいいんですけどね。

        何が何でも田村訳。という方は、多分きちんと本を読んでいないのでしょう。

        くどい様ですが、私はアガサ・クリスティは田村訳が好きです。
        外国文学は本当は複数の訳を読めるようにしておいていただくのが、
        一番いいと思うのです。
        せめてそれを保存するのが図書館の役目ではないかと私は思います。

        全国の図書館さん、旧訳本を処分しないでくださいね。
        お願いします。(^人^)

        余談ですが、ダールの短編集「あなたに似た人」(ハヤカワ文庫)も新訳になったそうですよ。
        これを期に読む人が増えるなら、いいことですが、
        またも田村隆一訳が消えるのか…と思うとそれはとてもとても残念です。
        仕方ない。捨てないで持っていよう……。


        【おまけ】
        『チャーリーとチョコレート工場』は作者の学生時代の思い出から生まれた作品でした。
        カドベリー社(日本語名「キャドバリー」)のチョコレート工場から学校の寮に、
        しばしば開発中のチョコレートの見本品とアンケート用紙が送られて来たとのだいう。
        (私の高校時代、同じ経験があります!)
        ダールは研究室に勤務し、おいしいチョコレートを発明して
        カドベリー氏に誉められる場面を夢想していたんだそうです。
        >> 続きを読む

        2013/08/28 by 月うさぎ

      • コメント 26件
    • 2人が本棚登録しています
      竜の眠る星

      清水玲子

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 再読

        竜の眠る星 S63
        セレツネワに隕石が衝突

        男の子女の子 S58
        >> 続きを読む

        2017/01/31 by ゆ♪うこ

    • 1人が本棚登録しています
      T.S.エリオット

      武谷紀久雄 , AckroydPeter

      みすず書房
      カテゴリー:
      4.0
      いいね!
      • 邦訳で手に入るエリオットの伝記の中では一次資料。手堅い分、人物が人物であるせいで面白みに乏しい。 >> 続きを読む

        2015/10/14 by aaa

    • 1人が本棚登録しています
      フーリエの冒険

      トランスナショナルカレッジオブレックス

      一般財団法人言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ
      カテゴリー:解析学
      5.0
      いいね!
      • フーリエ変換に関してどういう理由でそうなるのかが非常に分かり易く書かれている本。フーリエ変換はそのうちしっかり理解しなければと思いつつここ数年放置されていた課題の一つで、他にも何冊か技術書を買ってはいたものの日常の他の課題に流されていました。
        最近、この本の存在を知りまして、早速入手。読んでみるとこれが分かり易い。手作りの小学校の藁半紙のプリントのような雰囲気の表現で、到る所にイラストの山、そして分かり易くなぜ、そうできるのかが順を追って説明されています。
        この本は非常に分かりやすいです。
        ただ、この本のフーリエ大先生ちょっと東洋的すぎる雰囲気がありますが。
        この本を読んでいて、なぜを見ていて思ったのですが、実際のフーリエ先生、これ見つけた時の心の底からの嬉しさというか知的興奮というか、やっべ、これ、俺、なんかすっげぇもん見つけちまったんじゃね、という心理が想像できて(特に振幅1の波形を掛ければその周波数の面積のみ抽出できるの辺り)、世の中こういうのがあるから面白いんだよねと思いました(そういうのを面白いと思える自分で居続けたい)。思った理由は、私も上記ほどではないものソフトウェアの設計/実装においてたびたびそういう気付きに出会っているからであり、技術書等を通して先人たちのそういう発見の数々に勇気づけられているからですね。
        各人各様に知れば知るほどわくわくする何かを見つけられる世界なのです、ソフトウェアの世界は。

        仕事でフーリエ変換に関わることになった人、あるいはちょっと不思議な数学の世界への好奇心に駆られた人にお勧めです。
        >> 続きを読む

        2013/02/03 by Shimada

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      正しいひまわりの育て方

      津田直美

      ジー・シー
      4.0
      いいね!
      • 絵もストーリーも日本っぽくない印象で、
        お子様の絵本というより、大人のための童話ではないかと思いました。

        やさしく暖かなトーンの絵に好感が持てますし、お話のテーマも素敵です。
        アイデアはユニークですが、突飛ではありません。
        むしろ既存のイメージをふくらませて作ったお話だと思います。


        【ストーリー】
        海のはて、遠い遠いところに、お天道さまが住んでいるほどの美しい島がありました。
        黒い鳥が落としていった一つぶの種から大きなきのこが生えてきて、
        それが原因でお天道さまは病気になってしまいます。
        (きのこって種があるんだっけ?とは言わないでね)

        寝込んだお天道さまは自分のかわりにひまわりの種を授けます。

        「正しく育てればきっと私と同じくらい
        大きくてあたたかな花が咲くでしょう」

        でも、誰一人正しいひまわりの育て方を知っているものはありません。

        希望を失って次々に去っていくなか、おんどりだけが諦めませんでした。


        おんどりが夜明けに時の声を上げるのもこれで納得です。

        メッセージもわかりやすく物語らしい物語になっています。
        なんで絶版なんでしょう?いい本なのに。

        アマゾンのサイトでは表紙の絵が見られます。
        かわいいニワトリなので、見てみてくださいね。
        >> 続きを読む

        2013/06/23 by 月うさぎ

      • コメント 16件
    • 2人が本棚登録しています

出版年月 - 1988年7月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚