こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


1990年8月発行の書籍

人気の作品

      69
      69
      Sixty nine

      村上龍

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 村上龍の自伝的小説。
        全体を通して「女の子にもてたい」「明るく楽しく生きたい」というパワーに溢れている。
        下らないかもしれないけど、高校生特有の輝きを楽しめます。
        作品中に「花火は、あっという間に終わる。だが、きれいだ。」という一節があるのですが、
        まさにそんな感じの小説だと思いました。
        >> 続きを読む

        2014/03/09 by che_k

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇

      芥川龍之介

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 芥川龍之介の『トロッコ』を読み終えました。
        大人にとってはただの仕事道具であるトロッコも、8歳の少年の目からすれば憧れと楽しい乗り物になります。
        こっそり年下の子二人を引き連れて、トロッコを押して乗る描写は、純粋さと可愛らしさがありました。

        ピンと来ませんでしたが、他の方の解説を読んで、そういう見方もあるのかと思いました。
        トロッコが両親の庇護をあらわしているとか。
        暗い夜道を一人で帰った幼い頃の記憶が、大人になって人生を一人で歩かなければならない不安を表しているとか
        >> 続きを読む

        2019/11/04 by May

    • 5人が本棚登録しています
      ジャングル・ブック オオカミ少年モウグリの物語

      KiplingRudyard , 金原瑞人

      偕成社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 大昔にディズニーで映画化されたこの作品。
        ぜひ、ぜひ読んでみてください!

        ジャングルで両親とはぐれ、狼に育てられた少年モーグリがジャングルの仲間たちと生き、成長していく物語です。
        最初はひ弱なモーグリですが、徐々にたくましく成長していきます。
        女性なら母性を感じてしまうかも!(?)

        ちなみに私の一番のお気に入りキャラは表紙の左上にいるクロヒョウのバギーラです。
        渋くてスマートな紳士…痺れます!
        >> 続きを読む

        2015/04/20 by メガネ萌え

    • 1人が本棚登録しています
      ジャングル・ブック オオカミ少年モウグリの物語 オオカミ少年モウグリの物語

      KiplingRudyard , 金原瑞人

      偕成社
      カテゴリー:文学
      5.0
      いいね!
      • 上巻では主人公モーグリの幼少期が描かれていましたが、
        下巻では成長したモーグリがジャングルの王として君臨する様子が描かれます。

        侵略してくる人間や凶暴な赤犬の群れとの戦いなど、ハラハラドキドキする展開が待ち受けています。
        ぜひ、ジャングルの王モーグリの最後を見とどけてください!
        >> 続きを読む

        2015/04/21 by メガネ萌え

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      フォーチュン・クエスト〈3〉忘れられた村の忘れられたスープ 下 (角川文庫―スニーカー文庫)

      深沢 美潮

      5.0
      いいね!

      •  フォーチュン・クエスト2巻の続きになります。魔女のマラヴォアによってオウムに変えられてしまったクレイは元に戻れるのか、リーダーのクレイのいない冒険に緊張の3巻です。手に汗握りました。



         パステルとトラップの会話もフォーチュンの醍醐味ですよね。この3巻は例えて書くと四六時中一緒にいるくらいこの2人の会話が多いので、パステルとトラップが好きな方、オススメです。



         3巻はいろいろなことが起こるため、1つ1つの展開に目が離せません。特にブラックドラゴンとジュン・ケイと恋の女神のメナースですかね。



         忘れられた村の忘れられたスープの材料を集めるために、パステルたちが1番苦労したのが、『ブラックドラゴンのところに行くまでのところ』になります。



         そこまで厳しく激しい戦いではないのですが、ラストシーンまでが戦いのフォーチュン・クエスト3巻でした。一緒に戦っているつもりになれる巻です。



         そして、食べ物の挿し絵がくるとお腹が最高に鳴ってきます!
        >> 続きを読む

        2018/12/05 by 佐渡惺

    • 2人が本棚登録しています
      猛き箱舟

      船戸与一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 3巻

        どんどん面白くなってきた。
        話は色々展開するし、主人公は逞しく変わるし、裏切りとか復讐とかザワザワしてる。

        もうすぐ3巻終わるのに全然見えてないよ?と焦ってて3巻終わっちゃって、なんだこれと思って調べたら4巻まで続くことが分かった。
        >> 続きを読む

        2013/10/18 by bob

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      猛き箱舟

      船戸与一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 4巻

        とても読み応えがある。
        1巻ごとにどんどん面白なるから、読むスピードも上がった。

        復讐劇な感じですが、もちろんそれだけじゃない。
        西サハラのマグレブ地方の争いのように、外国は金儲けの為に他国の戦争を利用していて、それを長引かせる細工や過激にさせることをしてる。ってのも、知ってることだけど、思い入れのある登場人物が嘆くとよりリアルに入ってくる。

        とにかく、1巻を読んでる時はこんなにワクワクドキドキすると思わなかった、スカッとした。
        >> 続きを読む

        2013/10/18 by bob

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      無病息災エ-ジェント

      大沢在昌

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 日英のハーフで超ハンサムだが三枚目のSPの活躍。

        ハードボイルドのイメージが強いため、コメディ調の展開に面食らう面が有った。

        何と言っても「新宿鮫」での強烈な印象が抜け切らず、「アルバイト探偵」でコメディ調の作品の存在も知っていたはずだが、やはり正直すんなりとは受け入れることは出来なかった。

        登場人物の設定は共通している読み切りの短編集。

        魅力的なキャラクター設定は相変わらずだが、それぞれの話に深みが無く手応えを感じられぬまま、あっさりと読みきってしまった。

        著者のかなり若い時期の作品らしいので、その影響も有るかもしれない。
        同じ設定でも、現在の力量でなら魅力的な作品になった気がする。

        大沢氏作品としては外れだが、つまらなくは無い。
        >> 続きを読む

        2011/12/13 by ice

    • 2人が本棚登録しています
      カンヴァスの柩

      山田詠美

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 中編1本(表題作)、短編2本。うち1本『BAD MAMA JAMA』は本作のために書いたとの事。

        きめ細やかな(笑)性描写は著者の原点。
        奔放なようで、繊細なタッチはきっと著者そのものなのだろう。
        すごく魅力的だ。

        巻末に「モノローグ」と題して本作について、またご自身の読書遍歴についての談話が載せられている。
        早熟な著者の天才ぶりが窺えて、興味深い。俄然、作品よりこちらが面白く、ただ本編を読んだ後だからこその面白さ故、順序良く読み進められたし。

        「彼女は年齢を重ねて行くにつれて、周囲に嘘つきは少なくなった。彼女はとてもそれを喜ばしく思った。女友達は誰もが、男や男の体についての意見を率直に語っていた。彼女は自分の行動が、そういう友達を選ばせたのだと思い嬉しかった。皆、真剣にセックスをしていたし、真剣に男を愛していた。そして、一番、大切にしているのは自分自身だった」

        常人にこんなの書けません。
        >> 続きを読む

        2014/07/22 by 課長代理

      • コメント 2件
    • 4人が本棚登録しています
      華厳宗祖師絵伝(華厳縁起) (続日本の絵巻8)
      いいね!
      • 先日、京都国立博物館で開かれていた特別展覧会「国宝鳥獣戯画と高山寺」では、鳥獣戯画が人気を集め、大混雑となりましたが、こちらの展示はもう1つ、高山寺自体もテーマになっていました。
        宝物も数々ありますが、中で、特に印象が強かったのが、「宋高僧伝」を元にした、新羅の僧、義湘が入唐する際の顛末を描く絵巻、「華厳宗祖師絵伝 義湘絵」。義湘は大変な美男子だったそうで、入唐後、寄進を請いに立ち寄った家の侍女であった善妙は彼に一目惚れします。義湘はこれになびかず、仏に帰依するように説きます。
        義湘を強く慕う善妙は、義湘が新羅に帰る際、龍に化身してその身を守り、故国に送り届けます。善妙は華厳の守護神となり、高山寺には善妙の立像も伝わっています。

        いや、何か、すごい話だなと。
        安珍・清姫では清姫は蛇になりますが、決して安珍を守るためではない。
        恋は報われず、自らは龍となって、それでよかったのか、善妙さん!? と思いつつ、何だかドラマチックさに驚いて、全体としてはどんな話なのか、とこちらの本を借りてみました。

        華厳宗祖師絵伝は2つの部分からなります。
        一方はこれまで触れてきた義湘の話。
        もう一方は義湘の師にあたる元暁の話。義湘とともに唐に行こうと思っていたのですが、夢枕に鬼が立ったのをきっかけに、仏法を求めるのに場所は関係あろうか、己の心以外に求めるべき師などいないと悟り、新羅に留まります。なかなか凡人には納得しにくい話の流れですが、インドに渡りたいと思いながら果たせなかった明恵上人には、感じるところの多い話だったのではないかと思われます。
        義湘の話は大まかな話は前出の通りなのですが、善妙が龍に化身する前に、捧げ物を用意している間に義湘の船が出帆してしまうという下りがあります。嘆き悲しむ善妙はまず、捧げ物を海に投げ、続いて身を投げて龍と変じます。
        また、絵巻としては残っていないのですが、義湘が新羅に戻った後、彼が理想の寺を造るのを助けるエピソードがあります。

        ふぅむ。安珍・清姫が女の執念の話だとしたら、こちらは男の理想が勝利した話なのか・・・?
        善妙はそれでよかったのかもしれないけど、何かちょっと、男に、というかお坊さんに都合のよすぎる話でないかい・・・?
        何となく納得できないところもありつつ、巻末の解説を読んでいたら、このお話、むしろ、当時の「女性たち」に支持されていたようなのですね。
        ときは承久の乱の頃。多くの女性がこの戦乱で夫を失いました。貴族階級の多くの女性たちが、未亡人となると出家して尼となり、高山寺にやってきました。善妙の悲劇を自らの境遇に重ね合わせ、涙を絞った、ということだったようです。義湘絵の成立には、はっきりしない部分も多いようなのですが、多くの尼たちの後押しがあったという推測も成り立ちそうです。

        あるいは、激しく深い悲しみを投影するには、「龍」の姿はふさわしい器であったのかもしれませんね。

        高山寺の鎮守には、女神となった善妙も勧請されています。
        善妙神立像も本展で出展されていました。図録の美しい像を眺めつつ、尼君たちをはじめとする当時の女性たちの嘆き・報われなさにも思いを馳せてみます。
        (いや、でもやっぱりちょっと納得しきれないんですけど(^^;))
        >> 続きを読む

        2016/05/29 by ぽんきち

      • コメント 5件
    • 1人が本棚登録しています
      証拠

      ディック・フランシス , 菊池光

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 私の大好きな作家ディック・フランシス。「興奮」「度胸」「大穴」etc.そして、私が個人的に"男の恐怖心三部作"と密かに思っている、「利腕」「奪回」に続く三部作の三本目の作品「証拠」。

        土曜日から読み初め、日曜の朝まで一睡もせずに、いつものように一気に読了したのが、この「証拠」なのです。(今回で三回目の読破になります)

        シッド・ハレーが活躍する「利腕」以降、"男の恐怖心"がディック・フランシスにとっての重要なテーマになっていったのは、1970年代のヒーロー小説が見失っていた"敵"を、主人公の裡の脆くて弱い精神と肉体に見い出し、その入り口を"恐怖"に見立てたのだと思います。

        「証拠」の主人公のトニイ・ビーチが、「利腕」のシッド・ハレーと決定的に違うのは、挫折したヒーローではない事です。トニイ・ビーチは危機に直面した事がないのです。そういう局面に極力、立たないよう注意して生きてきたとの設定です。

        父や祖父のようなヒーローに対して劣等感を抱いても、自分には無縁な世界だと言い聞かせているのです。いわば「利腕」が、"ヒーローへのカムバック物語"であるならば、「証拠」は、ヒーロー以前の男が、"危機、恐怖、克服という設定を通してヒーローになっていく物語"だと思うのです。そして、この二本の作品は、同じ"恐怖心"をテーマにしていても、微妙に違っていると思います。

        「社会生活では苦しみを表に出す事は許されない。人は涙を見せない事になっている。特に一応人並みの容姿を具えた三十二歳の男は泣いてはならない。妻が亡くなって半年たち、周りの者すべての哀悼の念が消えて久しい場合はなおさらである」と、この「証拠」はこういう一節で幕を開けます。主人公の喪失感を色濃く漂わせた、ディック・フランシスらしい、なかなかいいプロローグで、男心をくすぐります。いきなりディック・フランシスの豊穣な物語世界の中に引き込まれてしまいます。

        今回の「証拠」の主人公トニイ・ビーチの職業はワイン商。父親も祖父も勇敢な軍人であったのに、「二人の勇気、才能、向こう見ずな性格は、私には伝わっていない」という設定がミソなのです。

        そのために彼は心の裡にあるコンプレックスを長年抱いて生きているのです。そういう男が、"いかに勇気を見い出していくか"というのが、「証拠」のテーマなのだと思います。いかにもディック・フランシスらしいテーマで、彼のファンとしては嬉しくなってしまいます。

        このトニイ・ビーチという男、基本的にヤル気のない男であり、ディック・フランシスの小説に登場してくる主人公としては、特異な存在だと思います。頭はいいのですが、人生に全く野心を持っていない。デスクワークも嫌だけど、レースに出て大胆な騎乗も出来ない。才能らしい才能といえば、目隠ししたままチョコレートの銘柄を当てられるという変な特技のみ。

        そして、学校を卒業しても、どんな職業についたらいいのかわからないというような、我々に近い等身大の人間で、共感は抱けるのですが----。こんな彼は特別なヒーローではなく、どこにでもいそうな青年だったのです。そして、彼が勤め人ではなく商人になったのは、チョコレートの特技をワイン商に見い出されたためだったのです。

        物語のほうは、ワインのラベルと中身が違う事を発見し、それを探っていくうちに、背後にひそむ陰謀に巻き込まれていくというもので、デイック・フランシスなので当然、その過程で主人公が心の裡にあるコンプレックスを振り払い、勇気を見い出し、ヒーローに変わっていくのですが、このあたりの描写がさすがにうまいんですね。

        「利腕」以降のテーマである、"男の恐怖心"をめぐってプロットが展開していくのですが、いつもながらのフランシス節に酔わされてしまいます。

        泥棒にまず殴りかかる。それまで危険を避けるのが自然だったのに、思わず立ち向かってしまうのです。自分にもなぜだかその不合理な衝動がわからないのです。そして、次の瞬間に恐怖を実感するのです----。

        「恐ろしい状況の下で脅えるのは自然な事だ。恐れる事を知らないのは正常ではない。恐怖を味わいながら落ち着いているのが勇気というものだ」と言われて安堵はするのですが、恐怖を味わっただけで、まだ落ち着いてはいないのです。

        そうなると、当然、最後はもう一度恐怖を味わうシーンになり、そして今度は"恐怖をいかにして克服するか"になるのです。

        これから秋の季節の到来を迎え、デイック・フランシスという希代のストーリーテラーの作品を、枕元に置いて、しばらくは眠れない日々が続く事になりそうな予感がしています。







        >> 続きを読む

        2016/09/11 by dreamer

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      カロライナの殺人者

      デイヴィッド スタウト

      4.0
      いいね!
      • このデイヴィッド・スタウトの「カロライナの殺人者」は、アメリカ史上、最年少の十四歳で死刑になった黒人少年の実話を基にしたミステリで、関係する人間群像の描き方が抜群にうまく、唸らされましたね。

        1944年、サウス・カロライナ州アルコルで、白人の少女二人が殺された。
        容疑者として逮捕されたのは、十四歳の黒人の少年、ライナス。

        彼は犯行を自供し、裁判は一日で終わり、死刑の判決が言い渡された。
        そして、二週間後には刑が執行された。

        それから時代を経た四十四年後、ライナスの姉の息子で、元新聞記者のジェイムズ・ウィロップは、アルコルを訪れ、事件の再調査を始めるのだった------。

        ウィロップは、事件の何かを知っているらしい元保安官助手のコディとティローン老人を訪問し続けるが、やがて二人は殺されてしまう。

        ウィロップの目は、事件の日、現場付近にいたというキャンベルに向けられるのだった------。

        この小説は、人種差別問題に鋭くメスを入れながら、この問題に対する理解と納得性が抜群だ。
        そして、ミステリなのでハラハラする緊張感があるのは当然だとしても、ある種の感動まで伝わって来るんですね。

        とにかく、四十四年前の黒人少年の処刑を題材に、"意識せざる人種差別の恐怖と不安"を描いた社会派ミステリとして、読み応え十分の作品でしたね。

        >> 続きを読む

        2018/04/16 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      東方食見聞録

      森枝卓士

      徳間書店
      カテゴリー:食品、料理
      4.0
      いいね!
      • 食に拘ったアジア紀行。

        テーマがはっきりしているため、資料的な価値も兼ね備えたお得感が有る。

        アジアの食についての多くの情報と分析を知ることが出来る。

        カラー写真が多く使用され特徴的な撮影対象で有ることからも、かなり目で楽しむことが出来、行った気になれる。

        一番驚いたのは、台湾および中国における茶について。
        日本は緑茶、ヨーロッパは紅茶、中国はウーロン茶が主流だというのが日本人の共通見解だと思うが実際には違うらしい。

        台湾および中国においても、茶の生産量の内2/3は緑茶で有り、紅茶が1/3弱。残ったわずかの内の一部にウーロン茶が含まれるという程度らしい。

        香港に行っても普通に出て来るのはウーロン茶(ジャスミン茶)だったため、非常に意外に感じたものの、誤った常識を正す貴重な情報だと思う。

        サントリーに洗脳されていた認識を改める必要が有る。
        >> 続きを読む

        2012/04/26 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      のんのんばあとオレ (ちくま文庫)

      水木 しげる

      4.0
      いいね!
      •  最近の子どもに「妖怪といえば?」と聞けば妖怪ウォッチと答えるだろうか。

         筆者、心は子どもではあるけれど流行りには疎いのでその辺はよくわからない。

         さて、筆者にとって妖怪といえば何と言っても水木しげる氏の『ゲゲゲの鬼太郎』である。何度もアニメ化され、ゲーム化もされた名作であることは言うまでもないだろう。そこに出てくる様々な妖怪、時に恐ろしく時にユーモラスなその姿は人間社会の縮図にも思える。

         そんな水木氏の原点と呼べるのが、その少年時代である。のんのんばあと呼ばれる不思議な老女から聞いた様々な妖怪の話が、後に彼(水木氏)の創作の種子となる。

         のんのんばあとオレは、NHKでドラマ化もされたので知っている人もいるかもしれないけれど、テレビのようにドラマ仕立てではなく、水木氏の少年時代の思い出を淡々と語った本になっている。もちろん、本物の妖怪は出てこない。

         しかし、水木氏自身が妖怪ではないかと時々思うのである。水木しげる氏の特異な性格は業界でも有名であり、呉智英氏の『犬儒派だもの』(双葉文庫)にも紹介されている。興味のある人は読んでみて欲しい。

         水木氏のような「天才」の気持ちに共感することはある意味難しいかもしれないけれど、楽しかった幼年時代から大人になり、戦争に行き、そして祖国に戻ってきた時に感じた絶望は少しだけわかる気がする。

         子供の頃に抱いていた夢や幻想が剥ぎ取られていく、それを大人は「成長」と呼ぶのかもしれないけれど、本当にそれでいいのだろうか。

         妖怪なんていない。そんなことはわかってるさ。でも、風呂の汚れを放置していたら、妖怪アカナメが家に来る。妖怪は妖怪を呼ぶから、その家は妖怪だらけになる。だから家はいつも清潔にしましょう。子供に語って聞かせるにはいい話も少なくない。
        >> 続きを読む

        2014/12/07 by ぽんぽん

    • 1人が本棚登録しています
      よみがえれ、バサラの精神 今、何が、日本人には必要なのか?

      会田雄次

      PHP研究所
      4.0
      いいね!
      • 近年日本人が失ってしまったバサラの精神を取り戻すことを喚起。

        全てを受け入れることは出来ないが、明らかに取り入れるべき要素が有る。

        バサラ。
        言葉からは、無頼、風流、傾奇者、というようなものをイメージする。

        近年日本人が失ってしまったとされているのは、一言で言うと、歴史に残るような無駄を怖れぬ大事業の実施ということになると思う。

        具体的には、支配者階層が無くなり、1億総中流となった現代では、多くの富と労働力を動員して、築城したり、神社仏閣を建てたりというような大事業を実施する気概を持った個人がいなくなったことなどを指している。

        建築と言う意味では、現代では神社仏閣どころか超高層ビルまで建っている。
        しかし著者の示すバサラは、そういうことでは無いだろう。

        ベンチャービジネスが台頭し、今や世界を牽引する産業となっているアメリカ。
        戦後、日本にもソニー創業期のようなバサラな人々は存在していたが、現代日本ではどうなのだろう。

        ベンチャーや青年実業家は日本にもいるが、少なくともITでは欧米で流行ったものをいかに早く輸入して日本で展開できるかというレベルを抜け出ていないと思う。

        小粒に飼いならされて小さな幸福に満足している現代日本人に対し、大志を抱けというメッセージが込められている気がしてならない。

        表面的な豊かさや成功に満足せず、大志を抱き個々の人生にモニュメントを残すべき。
        >> 続きを読む

        2011/07/04 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      ワールドイーター天才少年宇宙を救う

      西浦すぐる , 藤浪理恵子 , SwindellsRobert

      ほるぷ出版
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  これぞSF。

         内気な鳩好きの少年がその日、宇宙に現れた新しい惑星の正体を暴く!!

         ライトノベルのようにそれから主人公が政府と組んで超展開を繰り広げるのではなく、いかにいつも通りの生活を送るか、に四苦八苦するところに交好感が持てる。

         こうい児童文学っていいですね。
        >> 続きを読む

        2014/08/24 by B612

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      冷めない紅茶

      小川洋子

      ベネッセコーポレーション
      カテゴリー:小説、物語
      いいね!
      • 『冷めない紅茶』と『ダイヴィング・プール』の2編。

        『冷めない紅茶』
        中学の同級生が事故死し、その葬式で同級生のKと再会する。その再会をきっかけに、Kとその妻であり、かつて中学の図書館司書をしていた女性との交流が始まる。
        同居人のサトウにうんざりしていたわたしは、夫妻との時間がとても大事に思えてくる。
        しかし、自分の部屋で中学生の頃に借りたままだった図書館の本が見つかり、それを返しに母校へ行った際、衝撃的な事実を知る。
        母校は以前、火事で図書館が燃えていた。死者も出ていた。
        わたしが彷徨っているのは、もしかしたら死への扉?夫妻の完成されたあたたかさは、もしかしたら安らかな死?

        『ダイヴィング・プール』
        彩は孤児院の一人娘。孤児院で一緒に暮らす純に想いを寄せている。
        一方で、同じく孤児の幼児リエには、泣かせたい、自分の手で辛くしたいという残酷な想いを抱いている。
        リエは彩の与えた腐ったシュークリームで入院となり、その事実は、純に知られてしまう。とても、穏やかに。
        抱きしめられたい、自分だけのものにしたいという欲望と、それが叶わないがために、自分の思い通りになる何かを傷つけたいという欲望が交錯する。

        どちらも、あぁ、小川さんらしい文体だなぁと。好き嫌いは確実に別れる。
        小川さんの文体は好きだけど、この短編はどちらも、ちょっと、好きにはなれない。
        どこか文章に酔ってる様な、それが小川さんの魅力でもあるのだけれど、これはあまりに顕著。
        読了感があまりない。
        >> 続きを読む

        2014/09/14 by ayu

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      諸葛孔明の兵法

      高畠穣

      三笠書房
      カテゴリー:古代兵法、軍学
      3.0
      いいね!
      • 孔明の生い立ちから最期まで軽くおさらい
        孔明関連本の中で初めて生年月日を見たかも。
        本書のメインである諸葛亮集におさめられた将苑(将たる道を論じたもの)を元に
        統率者の道と兵法の部分を三国志の人物達を例に説く。
        >> 続きを読む

        2015/08/21 by トマズン

    • 1人が本棚登録しています
      ペンシルパズル本14 漢字みえかくれ1

      ニコリ

      3.0
      いいね!
      • 一部分が欠けている漢字で、クロスワードやシークワードが埋まっている。それを当てる本です。

        漢字は熟語になっていることが多いので、読み書きを両方同時に勉強できる本だと思う。

        シンプルなパズルではあるが、面白かった。
        >> 続きを読む

        2014/12/12 by ayumi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています

出版年月 - 1990年8月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本