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1991年5月発行の書籍

人気の作品

      ね、ぼくのともだちになって!

      エリック・カール

      偕成社
      4.0
      いいね!
      • 「はらぺこあおむし」の著者エリック・カールの他の本も読みたくなって手に取った。

        が読めない小さな子供でも楽しめる美しい色彩。
        そして、主人公のねずみくんが色々な動物たちに「ね、ぼくのともだちになって!」と言うという単純だけど心あたたまるストーリー。

        断られてもめげずに友達を探すねずみくん。
        ガンバレ!!

        今は小さい子もiPadでゲームをしてたりして時代は変わったなぁなんて思うけれど、子供の想像力を養うのに1番良いのはやっぱり絵本なんじゃないかと思う。絵本を読んで、笑ったり、悲しかったり、色々な感情を育むことって一生の財産になるのではないかなーと。

        エリック・カールの絵本は特に、多くの子供たちに触れて欲しいステキな絵本である。
        >> 続きを読む

        2012/08/23 by sunflower

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      かかかかか

      五味 太郎

      5.0
      いいね!
      • すぐに筋が見えたので、次は何かなあ~と当てっこクイズみたいな感じ。
        ふむふむ、そうきたかあ~が続いて、最後のオチが秀逸。
        絵と文字がピッタリ合ってる。
        さすがの蚊くんも、はまったな。

        かかかかかかか^^
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        2014/08/01 by けんとまん

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      るるるるる

      五味太郎

      偕成社
      3.0
      いいね!
      • 楽しく言葉とモホウができそうです。

        2016/03/03 by rapporti

    • 2人が本棚登録しています
      リズム

      森絵都

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 中学生の頃に何気なく手にとった本でした。
        失礼な話ですが、当時は森絵都さんを存知上げませんでしたし、特別タイトルに惹かれたというわけでもなかったと思います。ただなんとなく暇つぶしに手に取った、という感じでした。

        お話としては、ファンタジーでもホラーでもミステリーでもないただの中学生の女の子の日常のお話です。
        変わらないものが、変わってほしくないものが変わっていく。未来とか将来とか漠然としていてわからない、怖い。今のままがいいのに。
        主人公の女の子と当時ほぼ同級生であった私は親近感を覚えたのかもしれません。
        周りに流されないための自分だけのリズム。
        大人になってからもう一度この本のことを想うと、思わずため息が漏れてしまいます。私は自分だけのリズムを見つけられないまま大人になってしまったなあとほろ苦い気持ちになります。

        私が読書好きになったきっかけの本です。
        この本と、森絵都さんと出会えて本当によかったと思っています。
        >> 続きを読む

        2014/09/09 by K8cay

      • コメント 4件
    • 3人が本棚登録しています
      夏の葬列 (集英社文庫)

      山川 方夫

      4.0
      いいね!
      •   あなたには拭い去ることのできない罪過はありますか? 

        もし仮に、突然の空襲に見舞われ、腰を抜かして逃げそこなうとする。彼は生き残るために必死だが、その足は独りでに動かない。そこにあらわれた真白なワンピース。しかし彼は、遠い空の眼をも引きつける彼女を突き飛ばしてしまう。恐ろしい轟音のなか、その白い服はゴムまりのように弾んだ。彼女は下半身を真赤に染め、即席の担架で運ばれていった。
         そうして十数年の歳月が流れ、あの日以来ふたたび、その惨劇の地を訪れた彼を待っていた真実とは……。

         いや~、表題作の「夏の葬列」(九つの短篇のなかの一つ)のあらすじなのですが、これでは作品の鋭い効果は伝わりませんね。教科書にわりあい載っていると聞いたので、いや載ってなくてもオチは分かると思います。とはいえ読む価値はありますし、この実際に読んだ人にしか分からない後味を、なるべく多くの人にとレヴューしてみました。

         
         それはさておき、ぼくが好きなのは「一人ぼっちのプレゼント」。海難事故で息子を亡くした夫婦の話。ちょっぴり恥ずかしい告白だけど、ぼくはこういう夫婦愛を描く話に弱いです。でもあれなんですよね、これが自分だったらと思うと怖いところがあって、子供を失った女性をうまく支えていく自信は余りありません。それから、これまたヘンな告白だけど、ぼくは本当の母親をよく知らないのです。


        追記
         最初のページ付近に山川方夫の母親の写真があって、とても綺麗な人でビックリする。名前は綾子さんらしい。ということで、「ゆかり」、「あかり」、「ひとみ」、「かなこ」、「あやこ」。うん、5番手だな(基本、三文字で後ろに「子」が付く名前は好きです。たしかカミさんもそうです)
         本文の結びに後味のわるい一文があるけれど、ちょっと「夏の葬列」を読んだあとの後味を演出してみました。
        >> 続きを読む

        2015/06/20 by 素頓狂

      • コメント 8件
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      ロ-ドス島攻防記

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 『コンスタンティノープルの陥落』に続く二作目です。とはいえ短編でも楽しめる1冊。今回の題材は、1522年のロードス島での戦いです。聖ヨハネ騎士団VSオスマン・トルコ。

        『コンスタンティノープル~』では、トルコのスルタンはマホメッド二世でした。今回のトルコはスレイマン一世を大将に据えていました。うーん、世界史でやったような、やらないような…
        もともと片仮名の名前が苦手な上に、N世という名前になじめなくて、世界史は苦手なほうでした。ストーリー的には面白かったのですが、当時はイスラム世界に興味を持つほど大人ではなかったというのもあります。イスラム絨毯のチューリップ、かわいいんですけどね。

        話がそれました。
        以下、ネタバレ含むのでご注意ください。






        騎士団というのもファンタジー小説でしかお目にかからないものではありますが、日本のサムライと同じようにイメージが先行してもはや正体がわからないような。しかし騎士団が現存しているとは驚きでした。
        テンプル騎士団の末路にも興味はありますが、今回の主役は聖ヨハネ騎士団、そしてスレイマン一世率いるトルコです。

        騎士団の滅びの美学もさることながら、やっぱり気になるのはトルコの存在感ですね。イエニチェリ軍団と圧倒的物質量。日本人としては少数の精鋭で烏合の衆を倒す、というのにわくわくする気もあるのですが、現実にはやはり兵の数で勝敗が決まるものです。アメリカがチートだったのも、圧倒的物量でしたもんね。しかし兵を使い捨てで来られたらたまらないよなぁ、と思います。どうしても戦いというのは守る側が不利になるものですし。

        戦いの決着は意外なものでした。
        相手を尊重するというのが礼儀を尽くすことだとしたら、お互いにそうした結果であるといえなくもないでしょう。スレイマン一世が紳士的だったのはその通りなのでしょうが、それとともに、彼はなかなかの策士だったのかも。キリスト教徒憎しは建前で、どうせ支配した後も信教の自由は認めるのであれば、騎士を殲滅する必要はありませんもんね。むしろ明らかに勝ちを知らしめることができるなら、別に見逃してやったっていいし、支配後のロードス島民を手なづけるにも都合がいい。

        むしろ騎士団が敗北後も命を永らえることを受け入れたことのほうが意外でした。やはり欧州はそうなのか。もっとも戦で敵を一族郎党皆殺しにするのは、相手憎しというよりも未来の敵を殲滅するためという合理的な理由があるんですけど、よく考えたら中国なんかではよく相手の軍門に下って戦ったりしているし、負けて土地を明け渡すにも、もともとの土地ではないからセーフって感じなんでしょうか。そう、そもそも騎士団はロードス島で生まれたわけでもないですからね。
        しかし欧州に戻った騎士たちが「お前よくものこのこと…!」みたいに迫害されなかったのか。そこが不思議です。生きて帰って許されるのかー。

        続きにあたる『レパントの海戦』も、もちろん読みます。
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        2016/10/08 by ワルツ

    • 3人が本棚登録しています
      ダイヤル911 (ハヤカワ・ミステリ文庫―カウフマン警視シリーズ)

      トマス チャステイン

      5.0
      いいね!
      • クリスマス・シーズンで賑わうマンハッタンで発生した連続爆破事件を捜査するカウフマン警部の活躍を描いたシリーズ2作目。

        前作「パンドラの匣」も1冊のなかに2・3作分のアイデアと面白さを詰め込んだスケールの大きい作品だったけど、本作はそれを上回る構成と面白さでしたね。

        クライマックスはまさに"手に汗握る"展開で、当時のポケミスにしては割りと分厚かったのですが、あっという間に読めちゃいました。

        カウフマン警部シリーズ作品はどれも読みごたえと面白さが発揮されていたにも関わらず、わずか4作でシリーズが終わったのは残念です。

        「ダイヤル911」はそのなかでも屈指の傑作だと思ってますので、シリーズ作云々というよりも、1冊の本として私は迷わずオススメします。

        現在絶版中みたいですが、復刊熱烈希望です。
        >> 続きを読む

        2017/08/19 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      暗黒星団

      森村誠一

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 謎の美女に導かれ、都会での成功のチャンスを掴んだかに見えた若者を待っていた罠。

        通事故の連鎖や複雑な血縁関係など、業や運命などを感じさせる。

        アメリカの有力者から受けた依頼から調査を始めた探偵が、調査対象の周辺で蠢く暗い影に気づき、独自調査を始める。

        冒頭より謎の美女が登場し、一気に読者を引き込んでしまう辺りは、さすがは、森村氏作品という印象。

        少し安易に人が死にすぎるかという気もするが、先を読ませないストーリー展開、社会派の視点による権力への抵抗など、良い意味で森村氏作品の枠に収まっている。

        タイトルと内容が、どうしてもリンクしないのが残念。
        >> 続きを読む

        2011/03/08 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      最後から二番目のキッス

      林 あまり

      3.0
      いいね!
      • 短歌の本を最初に読んだ時に、気に入ったのが
        佐藤真由美さん、東直子さん、そして林あまりさんだったんですが、
        今回、この本を読むと何かが違う、最初に読んだのは「ベットサイド」。

        歌人の歌集でも、時の流れと共に微妙に変化しているのか、
        受け手側の私の好み、感性が違っているのか・・・・・・

        いずれにしても、お気に入りは、たった二つ、(ソレモ無理やり選んで)。

        口紅がまずいまずいと言いながらキスする頑固一徹少年

        ともかくも煮込んでしまえばよい料理何が入っていたのか もうわからない

        あとがきっぽく、始まる・・・・・・

        恋愛には、いつも終わりの予感がつきまとう。

        予感の霧というエッセイは共感でおます。

        >> 続きを読む

        2018/07/25 by ごまめ

    • 1人が本棚登録しています
      モナ・リザの家政学

      佐々木隆

      国書刊行会
      カテゴリー:家政学、生活科学
      5.0
      いいね!
      • 「サザエさん」の磯野家、「渡る世間は鬼ばかり」の岡倉家、小島家は、おそらく最も有名なTV上の家族でしょう。一方はほのぼのしたイメージがあり、また一方はなんとも言えない暗いイメージがありますが、家政学的な立場から見ると、同じものであることが言えます。それを以下に示してみましょう。まず引用したい文章があります。

        『特にサザエさんのお父さんもサラリーマンで、お母さんも専業主婦で、主婦が二人とも家にいる生活は現在の三世代家族でも珍しいと思われます。このフィクションを成立させるために、嫁と姑の対立がない妻方居住という形態をとり、サザエさんが働きに行かないようにするためにタラちゃんは幼稚園以前の年齢に止められているのです。』
          (「モナ・リザの家政学」:佐々木隆・国書刊行会・65P)

         この論考では、サザエさん一家が安定している理由が明解に語られています。このような設定を置いた長谷川町子は、なるほど優れていたな、と思われます。綿密な計算の上に磯野家は創造されたのです。「フネ」は「サザエ」の実母です。嫁・姑の争いは起きません。

         その観点から言えば、橋田壽賀子脚本の「渡る世間は鬼ばかり」の小島家の場合、母の「小島きみ(赤木春恵)」から見ると、頼んでもいないのに来た押しかけ女房である「小島五月(泉ピン子)」は、憎めども憎み足りない相手でしょう。通常の嫁・姑の争い以上のパラレルワールドが、小島家では日常的に繰り返されていたのです。(という言い方をするのは、新シリーズでは、赤木春恵が出演していなかったからです。その代わり、何かと言うと「財産分与権放棄」を言い募る・沢田雅美演じる小姑がいます。ちょっと弱いな。もっとも、「渡鬼」自体は完結してしまいましたが。)

         嫁・姑問題を見事に回避して表面に現れないようにしているのが「サザエさん」、表面に出し、ずぶずぶの泥沼状態になっているのが「渡る世間は鬼ばかり」です。現れかたは正反対とは言え、嫁・姑問題が重要なファクターであるのはどちらも同じです。

         その上に、もう一つの決定的な観点を挙げます。・・・「不倫(浮気)」が描かれているか?ということです。不倫問題は嫁・姑問題とは違い、夫婦である男女当事者間の直接的問題なので、離婚・家庭崩壊に直結しますので、これは深刻な問題です。さて、「サザエさん」の場合・・・「マスオさん」は家と会社の間を往復してキャバレーとかスナックには決して寄らない「いい夫、いいお父さん」です。不倫が取上げられる余地は絶対にありません。むしろ、そのような「いい」ダンナさんを一般に「マスオさん」というくらいですよね。

        そして、これまでの「渡鬼」シリーズを振り返ってみると、意外にも、「渡る世間は鬼ばかり」でも、不倫の話は出て来ないのです。あれほど岡倉家出身の娘たちの夫婦(5組)がいて、気が滅入る話のオンパレードなのに、ただの一件も不倫騒動はありません!!これは驚きです。 これはどうしたことでしょうか?

        思うに、「サザエさん」も「渡る世間は鬼ばかり」も、視聴者に安心感を与えるのが目的で作られているのでしょう。嫁・姑問題については、触れないという選択肢を取るとか、前面に押し出しドラマの「アクセント」に出来たりしますが、家庭崩壊につながる不倫という重いテーマでは、視聴者は安心感が得られないのです。だからこの不倫というテーマは厳重に封印する必要があるのだろうと思われます。賢明な選択です。

        (こう書いてきて、ふと、シリーズの初期、4女の葉子(野村真美)にちょっと不倫っぽいお話があったことを思い出しました。フィアンセ(船越英一郎)の母(草笛光子)に仲を裂かれた葉子、彼が別の女性と結婚後も彼とこっそり恋人感覚で付きあっていたというエピソードですが、これは大事に至らなかったようですので、このまま話を続けます。私の知りうる限り、この一例が例外です。まあ、「渡鬼」では不倫のお話は稀だとトーンダウンしておきます。)

         このように、「サザエさん」と「渡る世間は鬼ばかり」は同じ構造を持ったお話なのです。つまり、家庭崩壊に至るほどの問題、その核心を隠蔽するという点で、同型なのです。物語を演じる主婦と、それを見る主婦の立場と心理は絶対に安泰なのです。「自分の貞淑な妻ぶり」が再確認できますものね。両作品とも、シリーズが長続きする秘訣は、こんなところにあるわけです。まあ、毒にも薬にもならない。

        まあ、お手軽に安心感を得たいという、幼児的な視聴者におもねった作品ですね。両方ともに。このレベルの作品がハバを利かせている限り、日本人の精神年齢も低いままでしょう。家庭崩壊しない範囲でのスリル(ユーモア)を味わいたい視聴者と、それを保証するドラマ(アニメ)。

        「安心感」というのは、ドラマなりアニメなりがシリーズ化するのには不可欠で、ギャグマンガ家としての才能は赤塚不二夫に及ばない藤子不二雄のアニメ(もちろん「ドラえもん」など)が、長期にわたって人気を保っているのは、赤塚ほど過激なギャグで見るものを不安にしないからだと思われます。
        最後に:「わたおに」のプロデューサー「石井ふく子」さんは、常々女優たちに「忍耐」を訓えているそうですが、それは例えば「嫁・姑問題」に耐えて家庭を維持し、ゆめゆめ不倫はするな、との教えに思えてきます。その説教を聞くこと自体、女優にとっては「忍耐」であることを、石井さんは知らないと見えます。

        それにしても、石井ふく子・橋田壽賀子のコンビに頭の上がらぬ女優・俳優の多いこと。それもこれも上記の日本人の精神構造に支えられているのですね。このコンビのドラマが「下らない」とする、私のような視聴者が増えれば、このコンビも芸能界から退場になるのにね。今時、自前のキャラクターで視聴率の取れる木村拓哉とか織田裕二、松嶋菜々子くらいでしょう、このコンビに諂(へつら)わなくていいのは。まあ、諂うものの中では泉ピン子が威張っていますが。
        >> 続きを読む

        2013/08/26 by iirei

      • コメント 18件
    • 1人が本棚登録しています
      ちくま日本文学全集

      谷崎潤一郎

      筑摩書房
      カテゴリー:作品集
      4.0
      いいね! Tukiwami
      • ちくま日本文学全集007

        2017/10/27 by Raven

    • 2人が本棚登録しています
      ちくま日本文学全集

      色川武大

      筑摩書房
      カテゴリー:作品集
      3.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集008

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      永劫回帰 (創元推理文庫)

      バリントン・J. ベイリー

      4.0
      いいね!

      • SF小説を最近よく読んでいますが、それらの中でバリントン・J・ベイリーの「永劫回帰」が特に印象に残った作品ですね。

        このSF小説は、いわばサイバーパンク的なスペースオペラの作品で、それと同時に「存在と時間」という哲学的な難問をめぐる、一種の奇想の"思弁小説"でもあると思います。

        時は、未来世界、宇宙船を駆使して空間を流れる無頼の群れ。その一人である主人公は、重度の障害者に生まれ、シリコン・ボーンによって改造されたは半サイボーグだ。

        そして、存在形態も変えられてしまった。彼の宇宙船が、彼の生体を保護し、制御する、管制センターなのだ。

        つまり、彼そのものが宇宙船本体クローンの役割を、持っているのだ。そして、生体の改造と共に禁欲的な哲学が彼に植え付けられるが、やがて彼はそれを逸脱し、「時間」を超克したいというオブセッションに狂い始めるのだ。

        彼は性の回路を遮断して生きるが、誰もが自分のクローンを持ち、生身の死の体験すら楽しんでいるこの世界は、「セックス&デス」の快楽にただれているのだ。

        そこに、クローンを持たずセックスの快楽の果てに自死願望を満たそうとする女がいた。彼女も改造人間であり、二人の出会いによってこのスペースオペラの幕が開くのです。

        伝説の放浪惑星が姿を現わし、無法の宇宙船乗りたちが大挙してそこを目指します。それに対し「時間」の管理を独占せんとする政府は弾圧をもって、それに応えるのだった-------。

        この奇想の空間における活劇の中で、主人公の「存在するとは別の仕方で、あるいは存在することの彼方へ」という難問が試される時がくるのだ。


        >> 続きを読む

        2018/01/10 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      修羅がゆく

      山口正人

      日本文芸社
      4.0
      いいね!
      • 修羅がゆく 第3/全41巻

        親分殺しの濡れ衣だけに留まらず、その首に一億の賞金をかけられて潜伏生活を続ける本郷。

        賞金首は自分だけなので、たった2人しかいない組員達の安全を考え、単独行動に移る。

        一方、本郷に罪をなすりつけながら巨大暴力団の頂点を目指す伊能は、組織撲滅のために警察が立てた脱税摘発作戦に対抗する責任者になることで、一気に頂点を目指すギャンブルに打って出る。

        跡目相続のゴタゴタで互いに不倶戴天の敵となった彼らだが、その剥き身の上昇志向は相通じるものが有り、もし相互補完的な関係でいられたらと思わずにはいられない。

        また、Vシネマで伊能役を演じた萩原流行さんが先日亡くなったのを3巻にして思い出した。
        >> 続きを読む

        2015/06/14 by ice

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      ねずみのすもう

      谷真介 , 高橋信也

      ポプラ社
      3.0
      いいね!
      • 「でっかんしょー、でっかんしょー」というねずみがしこを踏む時に言う言葉が気に入っていた。日本の昔話では『かさこじぞう』と同じく初めて気に入った絵本。 >> 続きを読む

        2015/02/03 by ぶぶか

    • 1人が本棚登録しています
      原爆詩集 広島編

      伊藤真理子 , 栗原貞子 , 家永三郎

      日本図書センター
      5.0
      いいね!
      • 冒頭の有名な詩だけでなく、本当にどの詩も重い、しかし大切な言葉だった。
        後世の人間はきちんとこの言葉に耳を傾けるべきなのだろう。
        やっと読むことができて良かった。

        私は、『日本の原爆記録 第十九巻 原爆詩集 広島編』で読んだのだけれど、
        http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%88%86%E8%A8%98%E9%8C%B2-19-%E5%AE%B6%E6%B0%B8-%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/482057020X

        ネット上でも全文読めるようである。
        http://home.hiroshima-u.ac.jp/bngkkn/database/TOGE/TogePoems.html

        最近、韓国の中央日報という新聞が、広島・長崎への原爆投下を「神の懲罰」と形容して物議をかもしたことがあったが、

        峠三吉の「炎」という詩には、

        「人間が神に加えた 
        たしかな火刑。」

        という一節があり、真っ向から「神の懲罰」と正反対のことが書いてあった。

        つまり、峠三吉は、原爆は、人間が「神の似像」に加えた侮辱であり、「神に加えた火刑」だと述べている。

        原爆の本当の悲惨さや屈辱や悲しみを知れば、峠三吉のように思う方が妥当だろう。
        これは人間がつくった地獄であり、神にその責任を帰するのは間違っているし、神の似像である人間に対して加えられた途方もない犯罪である。
        そのことを、峠三吉の詩は明確に告げている。

        また、読んでいて、「微笑」という詩の中の、

        「再びおし返してきた戦争への力と
        抵抗を失ってゆく人々にむかい」

        という一節も、印象的だった。

        敗戦からはや六十年以上、今の日本も、いつの間にか人々は抵抗の力を失い、戦争への力がずっと増してきてしまっているのかもしれない。

        それを正すためには、やはり峠三吉のこの詩などの、あの時の痛切な思いや願いに立ち返るしかないのだと思う。

        「希い」という詩の中の、

        「この図のまえに自分の歩みを誓わせ
        この歴史のまえに未来を悔あらしめぬよう」

        という一節も、本当にそのとおりと思った。

        良心の問題として、私は「原爆の図」の絵や、もろもろの写真や、峠三吉たちの詩や、『はだしのゲン』や、もろもろの作品や証言を前にした時に、私はやはり原爆には否としか言いえないし、その声を悔いがないようにあげていきたいと思う。

        今、あらためてしっかり耳を傾けるべき貴重な声の一冊だと思った。
        >> 続きを読む

        2013/05/27 by atsushi

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