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1991年6月発行の書籍

人気の作品

      魔球

      東野圭吾

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      2.8
      いいね! KURA
      • 悪くはない内容。
        魔球ってタイトルだから野球を結構期待したけど、途中からほとんど野球関係なくなってきちゃってあきてしまった。
        考え方は面白いんだけど。
        >> 続きを読む

        2015/03/24 by KURA

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      アメリカよ!あめりかよ!

      落合信彦

      集英社
      4.5
      いいね!
      • アメリカの大学へ留学経験がある友人からオススメいただいた本。
        図書館でかりてみました。
        あっという間に読み終えた感想は、なるほど単純に楽しい内容だった。
        友人はこの本がきっかけのひとつだったという。
        ソレも単純だな、と言ってあげたいw

        親父さんのキャラが好きです。
        空手がなぜ強かったかが書いていないw
        >> 続きを読む

        2018/07/07 by motti

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      聖書の奇跡物語―治癒神イエスの誕生 (朝日文庫)

      山形 孝夫

      5.0
      いいね!
      • 以前読んだものです。
        呉智英が評価してますが、私の場合呉智英が評価する前に、大学で高尾利数の授業で知りました。
        キリスト教を論じる際に、アスクレピオス神に焦点を当てて論じることはほとんどないのだそうです。
        本書ではそのアスクレピオス神(治癒神)をクローズアップして論じています。
        (余談ですが、ニーチェの著作では実はアスクレピオス神の名前が何回も出てきます)
        >> 続きを読む

        2017/01/18 by 伯爵じゃ

    • 1人が本棚登録しています
      BE-BOP-HIGHSCHOOL - 17

      きうちかずひろ

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • BE―BOP―HIGHSCHOOL 第17/全48巻

        ヒロシの軽口と調子の良さにスポットが当たった話が多い巻。

        やはりトオルの方が筋が通っている気がして好感を持つ。

        女性を口説く際、声をかけてダメなら、他の女性に移った方が効率的だ。

        女性が聞いたらお怒りになるのは理解できるが、彼女のいない高校男子と言うことを考えるとヒロシの主張もわからんでもない。
        彼は「好きな女性が出来たので付き合いたい」のではなく、「カワイイ彼女が欲しい」わけで、極めて合理的とも言える。

        ただし、そこは相手が有ってのこと。
        カワイイと見ると誰かれ構わず声をかける彼の姿を見ていれば、軽いオトコと思われて相手にされないという状況も理解できる。

        それでも、自分から動かずにウジウジしているよりは、よほど将来の見込みも魅力も有ると思うのだが、それは男性目線と言うものだろうか。


        ヒロシの現実主義は、JR沿線高校からのお礼参りを受ける話でも発揮される。

        とにかく勝ちに拘る彼は、後輩を盾にしたり卑怯な手を出しまくって、今回も勝利を得る。
        それはむしろ潔さを感じさせるレベルに至っており、ポリシーと言っても良いかも知れない。

        少なくとも愛徳の不良グループの頭なのだから、下がついて来るような懐の深さを見せて欲しいものでは有るが...

        ケンカに対して「男のロマン」と表現するトオルとは相容れないはずだが、それでも上手くいっているのがまた面白い。
        >> 続きを読む

        2013/10/01 by ice

      • コメント 7件
    • 1人が本棚登録しています
      オークション・ハウス 2 (ヤングジャンプコミックス)

      小池 一夫

      集英社
      3.0
      いいね!
      • オークション・ハウス 第2/全34巻

        大きな金額が動くオークションハウス。金銭に加え、愛憎までも含んだ介入が彼らを襲う。

        ストーリー単品では読み応えは有るものの、早くもワンパターン化の懸念が浮上。

        リュウが所属するオークションハウス、オリバー社。

        その後継者争いに絡む謀略に立ち向かうリュウ。

        リュウをハメるために仕組まれた船上オークション。
        完璧な変装で参加することで、敵の眼を欺いたかに見えたリュウだが、敵は一枚上手で既にそれを読んでいた。

        ちょっとリュウが凄過ぎて、スーパーマン的になっているのが気になるところだが、華麗に罠を逃れ、逆に敵を打ちのめす様は痛快。

        その後、激ヤセして相手の目を欺き懐に飛び込むところも、幾ら痩せてもバレるでしょ...と安易に受け入れ難い面は有るものの、そこは、お目付役の女性との交流で煙に巻いて、違和感を追いやってしまう作戦が上手くいったと言える。

        リュウ自身が非常に優秀な贋作画家でも有ることが明かされ、贋作に魂を込めるところは面白い。

        ただ、結局は贋作パターンが続くしかないのでは?とワンパターンの危険性を強く感じた。
        >> 続きを読む

        2012/11/06 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ブンとフン

      井上 ひさし

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • たまにこういった脱線ユーモア物も面白い。作家自身が馬鹿馬鹿しくノリで執筆しても面白いと思える読者もいる >> 続きを読む

        2019/05/12 by aki0427k

    • 3人が本棚登録しています
      レパントの海戦

      塩野七生

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ヴェネツィア旅行のために読み始めた、『海の都の物語』で塩野さんにはまり、続けて読んだ『コンスタンティノープルの陥落』、『ロードス島攻防記』につづいて『レパントの海戦』、読み終わりましたー!そしてヴェネツィアも行ってきましたー!いやぁ、間に合ってよかった。
        ヴェネツィアではドゥカーレ宮殿の元首の執務室に潜り込んだりサンマルコ寺院に見とれたり鐘楼の鐘の音に聞きほれたりしました。いやぁ、いい街でしたよ。本当、読んでいってよかったです。建物ほとんど残ってるので、感慨深いです。聖ザッカーリア教会も残っています。

        とはいえレパントの海戦の舞台はヴェネツィアではありません。まったく出てこない訳ではないですけど、やはり舞台は海の上。地中海のレパント、名前は知っていましたが、実際どのあたりなのかというのを、初めて把握しました。

        これまでもちょくちょく出てきていたスペインですが(十字軍に熱心だった。魔女裁判とか異端審問とか…)、いよいよ海洋国としてのスペインが生まれつつある時代のようです。オランダあたりも海洋国としてだいぶ儲けていたはずですよね。あまり詳しくないですし、本書にもそのあたりは詳しく書いていないのですが(時代が違うので)、海の覇者となったのはオランダ->スペイン->イングランドの順でしょうか。ちょっとそのあたりも調べたいところです。

        しかし確実なのは、地中海使わない航路がメジャーになっていたというところですね。だから地の利がなくなったヴェネツィアは沈んでいった、と。スペインのこの後の快進撃も気になりますが、トルコも気になります。歴史は興味を持つと尽きることがないですね…

        そして相変わらず塩野さんはディティールから物語として膨らませるのが上手ですね。適度な距離感がいい。

        ヴェネツィアではない、他の作品もぜひ読みたいです。
        >> 続きを読む

        2016/10/26 by ワルツ

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      チェルシー・テラスへの道

      永井淳 , ArcherJeffrey

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 旅行先のホテルに置いてあり、なんだか面白くて一気に読みました。ありきたりのストーリーなのかもしれませんが、何だかわくわくできた気が。

        とは言え気になったのは、幼い主人公の唯一の楽しみがウエストハムの試合観戦だったこと。

        英国のサッカー文化に生で触れてみたいな、いつか。。。
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        2013/01/09 by fraiseyui

      • コメント 5件
    • 2人が本棚登録しています
      悪夢のバカンス〈上〉 (新潮文庫)

      シャーリー コンラン

      4.0
      いいね!

      • バカンスが壮絶なサバイバルに急変する状況を迫真のタッチで描いた、シャーリー・コンランの「悪夢のバカンス」(上・下巻)を読了。

        アメリカ最大の鉄鋼の街ピッツバーグに本拠を置く大企業ネクサスは、ひとつの転機を迎えていた。

        高齢化した社長が退陣を決意し、後継者問題が取り沙汰される一方、南太平洋アラフラ海上に浮かぶ常夏のパウイに、良質のクロム鉱が発見され、極秘裡にその採掘権を獲得するのが急務となっていた。

        こうした状況の下で上層部は、恒例の夏のバカンスをパウイ訪問に決定した。あくまでも、リゾート地への休暇旅行に見せかけながら、真意はパウイの大統領との契約締結に他ならなかった。

        そして、同行した五人の副社長とその配偶者たちにとっては、次期社長の座をめぐる腹の探り合いの場でもあったのだ。

        ところが、彼らが到着して間もなく、もともと政情不安定なこの島にクーデターが発生し、大統領のみならずネクサスの首脳陣が一瞬にして殺されてしまうのだ。

        たまたま釣り船に乗っていて難を逃れた夫人たち五人は、やはりこのクーデターで妻を殺された船長の指揮に従い、人喰いの風習の残る未開のジャングルに逃げ込むことになる。

        かくして、上流婦人の身には、想像だにできなかった苛酷なサバイバル生活が始まるのだった-------。

        このヒロインたちが苛酷な経験を重ねることで、精神的な成長を遂げる過程から、現代におけるロビンソン・クルーソーとでもいったモチーフが浮かび上がってくるのです。

        また、アメリカの企業倫理を持ち込み、なおかつ女性群像を主人公に選んだ点において、先進社会に属する人間の"傲慢ぶりと脆弱さ"が露呈していくのは、まさしくこの作品のテーマと直結する部分だろうと思う。

        この作品は、サバイバル・ストーリーとして一気に読んで楽しめるのと同時に、さまざまなことを考えさせられる問題を提示していて、忘れ難い印象を残す一篇になりました。


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        2018/02/12 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      警部サマービルの戦争 (新潮文庫)

      サラ マイケルズ

      3.0
      いいね!

      • このサラ・マイケルズの「警部サマービルの戦争」は、ストレス発散にはもってこいのアクション、サスペンスたっぷりの復讐小説だ。

        妻子を殺された警察官が、復讐の鬼と化して闘う凄絶な物語。目新しいところは少しもないが、妙に読ませる小説だ。

        とにかく凄いの一語に尽きる。妻子を殺したIRAのテロリストを一人ずつ殺戮していく主人公のサマービルは、神出鬼没。

        彼の殺戮に対抗するIRAの網をかいくぐり、行動を阻止するために出動した北アイルランド武装警察の包囲網を突破し、さらには英国空軍特殊部隊のヘリによる爆撃まで、巧妙にかわしていく。そのディテールが、圧倒的な迫力で読ませる。

        サマービルは、実は陸軍で"野外偵察を含む実践の技術及び隠密作戦が専門。過酷な条件での侵入、脱出に優秀な才能を発揮"した経歴を持つ男だったのだ。

        体力、精神力はもちろんのこと、武器の扱い、原野のサバイバル知識、戦略、すべてにおいてプロフェッショナルなのも、その経歴によっている。

        北アイルランドを舞台にしているので、この復讐劇には、当然、政治的な情勢が絡んでくる。この設定と、復讐劇が政治劇に転換するラストに、この男の悲劇が集約するというのは、これも目新しいわけではないが、著者の醒めた筆致で殺戮とサバイバルのディテールを丁寧に書き込む腕前はなかなかのものだと思う。


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        2018/02/14 by dreamer

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      リブラ時の秤

      DeLilloDon , 真野明裕

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      •  ケネディ暗殺については、いろいろなノンフィクションが図書館に並んでいて、多種多様な「真相」が主張されています。ぼくがいちばん印象深く読んだのは、ジョンソン大統領の顧問弁護士バー・マクラレンの「ケネディを殺した副大統領」でした。

         「リブラ」も、暗殺の実行犯とされるリー・オズワルドを中心とした作品である以上、どうしてもそういった興味で読み進めることになります。しかし、この作品は、新たな「真相」の仮説を提起しようというものではありません。厚木基地勤務当時の軍法会議、ソ連への亡命、キューバ公平委員会への参加など、おそらく精密な調査に基づく伝記的事実に従って描かれているのでしょう。しかし、暗殺に至る過程で彼が関わる人物たちは、実在の人物とデリーロの創作した人物が入り乱れているようで、誰が誰の糸を引いているのか、最終的な意志決定を行っているのが誰なのか、さっぱり分かりません。
         むしろ、そういった様々な登場人物が企む錯綜した陰謀の結節点として、オズワルドの人生を浮かび上がらせるというのが、この作品の仕掛けのようです。
         
         現代社会の複雑さ、奇怪さを小説に結実させるデリーロの腕力は見事なもので、これほどスケールの大きな作家はなかなかいないでしょう。しかし、そのリアリティを支えているのは、登場人物の丁寧な造型でもあります。
         神は細部にやどりたまう。

         判事さん、この件については簡単なはいといいえだけで真実を申し述べることはできません。話を聞いていただかなきゃなりません。リーはいじめられっ子でしてね。びりびりに破れたシャツと鼻血は日常茶飯事でした。聞いて下さいな。あたしはリー・ハーヴェイ・オズワルドの生涯について何冊か本を書くつもりです。…これには裏の裏があるんですよ。判事さん、切手集めをしたり、台所で1人でチェスの練習をしたりしてたリーが、ロシアに潜入するために送られたんです。

         この小説でいえば、オズワルドの母親マーガリートが非常に印象的です。女手一つでオズワルドを育てた彼女の口から語られることにより、わたしたちは「ケネディ暗殺の実行犯」として歴史に刻まれているオズワルドを、東西対立厳しいあの時代に、歴史の犠牲になった一個人として、ありありと実感することができます。

         あたしはこの悲しみに暮れた大地の上にこうして立って、死者たちの墓石、ゆるやかに起伏する霊園、丘の上の礼拝堂、それに風にかしいでいるヒマラヤ杉の木立を眺め、そしてお弔いが儀式という性質と道具立てで遺族を慰めることになっているのは知っている。でもあたしは慰められはしない。
         
        >> 続きを読む

        2013/09/03 by 弁護士K

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    • 1人が本棚登録しています
      新釈雨月物語・新釈春雨物語

      石川淳

      筑摩書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 夏になったので雨月物語が読みたかったのですが、図書館に行ったら石川淳の新釈版があったので、借りてみました。春雨物語は読んだことなかったですし。

        ちなみに雨月物語、原文は上田秋成という江戸時代の作家のものなので、江戸時代の文体になります。これは石川淳による現代語訳ですね。
        石川淳は坂口安吾とか太宰治とかと被る世代の人です。

        現代語訳ではありますが、ちょっと昔風の語り口を使っているので雰囲気はあります。ありますが、原文ママではないので石川淳のバイアスがかかっていると思って読むべきでしょう。
        しかしストーリーは追えます。春雨物語は本来は10編あるそうなのですが、収められているのは5編です。

        雨月物語は「白峯」がとにかく有名ですが、私はストーリー的には「夢応の鯉魚」が一番好きです。病にかかって寝込んだ法師が池の鯉になって泳いでいたら漁師にとらえられ俎板の上に…という話です。それに「白峯」はやはり原文で読みたい。江戸時代の日本語なら、比較的読みやすいですので、そんなに構えることもありません。

        新釈春雨物語のほうは日本史のゴシップ集という感じの、歴史上名の知られた天皇や貴族の話として語られているものがいくつか。上下に分かれている盗賊の話もあります。10編ちゃんと読んでみたい気もしますが、やっぱり雨月物語はすごい。

        巻末に石川淳の講演口述と、三島由紀夫の解説がついていますが、読み応えがあって実に良いです。日本文学における散文の歴史や翻案の話がとても興味深かった。
        三島由紀夫は上田秋成とフランスのリラダンを比較していて、へぇーと思ったけれどそこまで同意はしにくいような。それはそれで、ちょっと違くないか?

        とはいえ解説までじっくり楽しめるよい一冊でした。楽しかった。

        >> 続きを読む

        2017/07/03 by ワルツ

    • 3人が本棚登録しています
      金子光晴 (ちくま日本文学全集)

      金子 光晴

      4.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集009

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      開高健 (ちくま日本文学全集)

      開高 健

      3.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集010

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      幻の終わり (創元推理文庫)

      キース ピータースン

      5.0
      いいね!
      • ジョン・ ウエルズ シリーズの二冊目、そのうちネットででも買おうと思って忘れていた、通りかかった大阪駅の本屋で聞くと早速検索して見つけてくれた。

        一作目をぱらぱらと確かめ、旅の疲れもそのまま一気に読んだが、一作目を凌ぐ面白さだった。

        * * * 

        マンハッタンは大雪だったそして、それは初雪の夕方だった。

        若い女性が虎に腕を食われた事件も一息ついて、ウェルズたちは雪の中を「プレスクラブ」に行き、編集長をサカナに一杯飲んでいた。
        そこに顔馴染みがいた、その中にいた見知らない一人は海外通信員だった。だがコルトという名前の通信員とはウマが合ったのか、最後まで付き合い、ついに彼のホテルでまた飲み、酔いつぶれて泊まってしまう。

        朝になって気が付いたときにはすでにコルトはセンスのいい服装で身じまいを済ませていた、そこにノックの音がして、朝食を運んできたベルボーイだと思ったコルトがドアを開け、チップを払おうとして刺されてしまう。彼は最後に「エレノア」とつぶやいて死んだ。

        目撃してしまったために殺し屋に襲われ、九死に一生を得たウェルズは、この「エレノア」という名前を調べるためにコルトの過去を辿り始める。

        かってアフリカにあった「セントゥー」という国の政変に巻き込まれた記者たちは今ではニューヨーク新聞界の大物になり、この政変の渦中にいた記者はその記事でピュリツァー賞を受賞していた。
        彼らに何があったか、ウェルズを付け狙う殺し屋は何者か。

        彼は「エレノア」に執着し魂を奪われる。彼女はセントゥーから生きて出られたのか。

        登場してすぐに死んでしまったコルトとエレノアの関係、
        二人の歴史が10年後のニューヨークで明らかになり始める。
        ウェルズは命を懸けても、調べずにはいられない。

        上質のハードボイルドそしてミステリ。
        >> 続きを読む

        2016/06/13 by 空耳よ

    • 1人が本棚登録しています
      沈黙の海 (扶桑社ミステリー)

      ジョージ フォイ

      4.0
      いいね!

      • ジョーイ・フォイという作家の水産業界を背景にした、海洋サスペンス小説を読了しました。

        この物語は、トロール漁船がケープコッド沖で消息を絶つところから始まります。その船長の弱々しい無電を傍受した漁師仲間が、自分の持ち船や飛行機を駆使して熱心に捜索したものの、なかなか見つけられない。

        彼ら二人は、在来の流通機構に頼らずに高級鮮魚をニューヨークのレストランに卸す事業を計画しており、業界の組織の圧力が背後に潜んでいるとも考えられたのだ。

        物品が生産者から消費者の手に渡る間に介在するのが流通機構。これが存在しなければ、どんなものも速やかに流通せず、結果的に生産が成り立たなくなってしまう。したがって、流通機構が産業を育成し、経済活動を円滑化しているのは否定できない。

        その一方で、流通機構があまりにも肥大化して、生産者や消費者を圧迫するという歪みが、社会のあらゆる局面で生じているのも事実だ。

        特に日本では、農林水産業などの第一次産業において、農協などの流通機構の独善的構造の弊害が昔から指摘されつつ、改善の兆しすらないまま放置されてきたと思う。

        冒険サスペンス小説のこの「沈黙の海」では、アメリカ東海岸の鮮魚流通の問題の一面が捉えられ、豊かな社会性が加わったことで、読み応えのある密度の高い作品になっていると思う。


        >> 続きを読む

        2018/02/26 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      英文法解説

      江川泰一郎

      金子書房
      カテゴリー:文法、語法
      4.0
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      • 英語学習をやってみようかと思う三冊のうちの一冊。
        本当に文法的なことがいっぱい。

        2015/04/19 by soulfull

    • 1人が本棚登録しています
      なく虫ずかん 金の本)

      大野正男 , 佐藤聡明 , 篠原栄太 , 松岡達英

      福音館書店
      カテゴリー:昆虫類
      4.0
      いいね!
      • 音だけで辿る、虫の世界。

        木の間で、夜の暗闇で、林の中で、川の岸辺で____と
        フィールドごとに分けて、そこで出逢える虫さんの
        イラストと一緒に鳴き声を紹介してくれていて
        写真で載っている図鑑に比べると分かりにくい部分もあるけれど
        音から繋がる世界を昼間に思い浮かべて、夜には耳を澄ませて。

        鳴き声をカタカナで散りばめたページは文字だからこその楽しみが
        詰まっていて、楽しいアプローチの図鑑でした[*Ü*]
        >> 続きを読む

        2013/10/18 by 山本あや

      • コメント 10件
    • 2人が本棚登録しています
      ユダヤ賢者の教え

      SegalYocheved , 母袋夏生

      ミルトス
      カテゴリー:ユダヤ教
      5.0
      いいね!
      • すばらしい本だった。
        タルムードなどに伝わるさまざまな説話をわかりやすくまとめてある。
        ユダヤ人の知恵のエッセンスが凝縮されているすばらしい物語集である。

        どの物語も素晴らしかったが、特に印象的だったのは、ラビ・アキバの物語。
        ラビ・アキバは、ある時に、ロウソク一本と鶏とロバだけを連れて旅に出た。
        鶏は朝の目覚まし、ロバは荷物を運んだり疲れた時に乗るため、ロウソクは夜にも聖書を読むためだった。

        ある町に辿りついた時に、一晩宿を貸してくれるように頼んだが、どの家からも断られてしまった。
        ラビ・アキバは、人々の冷たい仕打ちに腹を立てることもなく、「神のなさることはすべて良いことだ。」と言い、町からやや離れた丘で、野宿することにした。

        そして、丘の上でロウソクに火をつけて、聖書を読もうとしたら、突然ライオンが現れてロバを食べてしまい、猫が現れて鶏を食べてしまった。
        そのうえ、強い風が吹いて、ロウソクの火が消えてしまった。
        それでも、「神のなさることはすべて良いことだ。」とラビ・アキバは言って、静かに落ち着いていた。

        すると、遠くの方で悲鳴声があがり、やがて近くの道をがちゃがちゃと音を立てながら多くの人が過ぎ去っていった。
        あとでわかったのは、敵の軍隊が町を襲い、人々は殺されるか捕虜になった。
        道を通る音は、敵の軍勢の足音だった。

        もしロウソクの火がついたままだったら、また、鶏やロバがいて鳴き声をあげれば、ラビ・アキバの居場所がわかり、同じように殺されるか捕虜になったことだろう。

        「神のなさることはすべて良いことだ。」とつぶやいて、またラビ・アキバは旅に出た。

        という話だった。

        このラビ・アキバの物語の他にも、安息日の前だが人助けをした人のために、神が日没を遅らせた物語や、さまざまな親孝行や誠実な人々の物語もとてもためになり、感心させられた。

        片足一本で立っている間にかいつまんでトーラーの教えを教えてくれと頼む人に対し、

        「あなたがいやだと思うことを、あなたの友にしてはならない。それが、トーラー(律法)の教えのすべてです。」

        とラビ・ヒレルが言ったという話も心に残った。

        かなり年をとってから猛烈にトーラーの勉強を始めて立派なラビになったラビ・エリエゼルの話や、お金がないために屋根の窓にのぼって雪に降られながらシナゴーグの中のトーラーの授業を聴いて勉強したラビ・ヒレルの話もとても心に残った。

        「命を欲するならば、悪い言葉から身を守りなさい。」という聖書の一節こそ命を与える妙薬だという説話も面白かった。

        ユダヤ人はこれらの物語を小さい頃から聴いて育つそうだが、そうであればあれほど賢く優秀な人材が輩出するのもよくわかる気がする。

        多くの人にお勧めしたい、すばらしい古代ユダヤの説話集である。
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        2013/06/07 by atsushi

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      ユダヤ賢者の教え

      SegalYocheved , 母袋夏生

      ミルトス
      カテゴリー:ユダヤ教
      5.0
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      • とても面白かった。

        特に心に残ったのは、ラビ・アキバとその妻ラケルの物語。

        貧しい羊飼いだったラビ・アキバを、妻は二十四年間も立派なラビとなって戻るまで待ち続ける。
        若くて貧しかった頃、「黄金のエルサレム」というエルサレムの街の景色を掘り込んだ美しい黄金細工を妻にいつかプレゼントしたいと思いながら、当時はできなかったラビ・アキバは、艱難辛苦の末、立派に大成し、長年の妻の労苦に報いるために「黄金のエルサレム」をプレゼントする。

        「黄金のエルサレム」という歌があるのだけれど、
        http://www.youtube.com/watch?v=JH8gtdDA5x0

        タルムードの中のこの物語からきっとそのタイトルをつけたんだろうなぁと読みながら思った。

        他のさまざまな物語も、とても胸を打つものや、とても知恵をもらうような、面白いいろんな説話だった。

        多くの人にオススメしたい。
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        2013/06/11 by atsushi

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