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1991年7月発行の書籍

人気の作品

      失敗の本質 日本軍の組織論的研究

      戸部良一

      中央公論新社
      3.9
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      • 日本軍の失敗に関する考察。

        事例研究については後付けバイアスを強く感じる。

        分析においては日本軍を痛烈に批判している。既によく言われている内容が多いが、もっともな指摘だと思う。ただ、日本軍は擁護できないレベルではあるが、批判の一部、特に隷下部隊にどの程度の裁量を与えるかについての指摘は恣意的であると感じた。

        教訓は抽象的というか、「それができれば苦労しないよね」的な内容で残念。

        本書を読んで仕事などにどう生かせるかを考えると、今の組織の状況は日本軍が抱えていたあの問題を孕んでいるなどと指摘できるようにはなるかもしれないが、ではどうすべきかとなると行動レベルのヒントは特に得られないのではと感じた。
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        2018/01/03 by たごさく

    • 他5人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      蝉しぐれ

      藤沢周平

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.7
      いいね!
      • 藤沢周平は長編より短編、などと書いたが、すぐその誤りを見せつけられた。

        解説の中で文芸評論家の秋山駿氏はスタンダールの「赤と黒」を例に出しながら、本作の出だしの部分は、西欧的近代文学の正当な嫡子といった趣であると述べているが、出だしだけでなく、全体のがっちりした構成は、たしかに日本の時代小説というよりも、19世紀のヨーロッパ文学を思わせる。とくにフランス文学で、私はスタンダールよりもバルザックを思い出した。それも抒情味あふれる清新で清潔なバルザックを。

        本格長編小説という言葉にふさわしい作品。

        表紙のイラスト。
        どの場面だったか、いま気がついた。
        感慨無量。
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        2017/09/11 by Raven

    • 他3人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      御手洗潔の挨拶

      島田荘司

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • 島田荘司先生の作品は、長編よりも短編のほうがおもしろいなと思いました。
        今回の作品は短編集で、御手洗潔が色々なところの事件を解決します。
        どこの事件も不思議な事件ばかりで、読んでいて飽きません。
        他の探偵小説とはちょっと違った作品です。
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        2017/10/27 by GLAY

    • 他1人がレビュー登録、 12人が本棚登録しています
      寄生獣 -  3

      岩明 均

      講談社
      4.0
      いいね!
      • 寄生獣 第3/全10巻

        母親の身体に寄生した怪物と対峙するシンイチ。

        種としての存続繁栄を目指す気持ちは理解できるものの、あまりにも無機質な思考に共存の可能性を感じない。

        主人公同様に、一部に寄生された人物と出逢うシンイチ。
        そこに母親の身体に寄生した怪物が迫り、応戦するために共闘する。

        右手だけでなく、身体中に分裂したミギーが拡散し始めたことで、驚異的な身体性能とともに、性格も積極性を増して行く彼。

        結果的に、寄生されたことで肉体的には生き永らえていた母親の息の根を止めてしまうものの、そこで、人間なら感じるであろう葛藤さえ既に無くなっているようだ。

        父親とともに、地元で日常生活に戻るのだが、性格な変化は明確に言動に現れる。

        直接的な原因は体内に拡散するミギーなのだろうが、青春時代の男性ならではの、自らの力に自信を持つことで生まれる余裕と考えても違和感はない。

        面白いのが、この性格の変化の前後でシンイチの髪型を変えていること。

        不思議なもので、髪を下ろしているよりも上げた方が、やはり積極的に見えるものだと実感した。

        同級生として潜入して来た「島田」そして彼の背後に見え隠れする妊娠した女性?が気になる。
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        2013/07/15 by ice

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      兵隊宿 (講談社文芸文庫)

      竹西 寛子

      4.0
      いいね!
      • 時代は日中戦争から大東亜戦争に差し掛かったあたり。日本への空襲はまだないが、庶民の生活が徐々に厳しくなっていく。主人公の少年はどちらかというと活発な方ではないが、思慮深く、身の回りの小さな出来事から戦争を感じとっている。ふと、渡辺白泉の俳句「戦争が廊下の奥で立ってゐた」「銃後といふ不思議な町を丘で見た」が頭に浮かんだ。死と隣り合わせの切迫さはないが、戦争の影は着々と生活に入り込んでいる描写が読ませる。 >> 続きを読む

        2018/01/13 by かんぞ~

    • 1人が本棚登録しています
      SPRIGGAN - 1 少年サンデーコミックススペシャル

      皆川亮二

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね! mojo
      • 超古代文明の遺跡を守る組織アーカム財団。

        その戦士スプリガンである主人公が、その遺跡を悪用しようとする組織との激しい戦いを描いたアクションマンガです。

        実際にある遺跡やオーパーツの謎を漫画的に表現した作品で、リアルと空想の混ざり合ったSF作品となっています。

        結構古いマンガですが、実家に全巻あったので一気に読みました。

        アクション自体も凄くかっこいい作品ですが、科学や歴史ロマンといった物が好きな人にもオススメできます。

        ぜひ読んでみてほしい作品です!
        >> 続きを読む

        2013/06/07 by keron

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      部屋においでよ 1 (ヤングサンデーコミックス)

      原 秀則

      4.0
      いいね!
      • 初めて読んだ時、大人の世界を垣間見た気にさせられた
        作品。

        ※ネタバレがあるので注意してください。

        カメラマンを目指す大学生、ミキオとピアノの弾き語りで
        生計を立てる文が出会い、一緒に暮らし始める物語。
        序盤はほのぼのとした恋愛ものですが、
        たまにある性描写やミキオより四つ年上である文の
        大人な言動にドキドキしたりしながら読んでいました。

        中盤辺りからカメラマンを目指すミキオ、
        レコード会社にスカウトされる文、
        お互いに夢を追い始め、二人はだんだんすれ違うように
        なります。
        そして、遂にミキオはカメラマンとして
        大きな賞を受賞しますが、皮肉なことに
        その受賞した写真が二人の別れを決定付けてしまいます。
        最後に二人は一緒に暮らした『部屋』を後にし、
        それぞれ別の道を歩くのでした。

        最初はバッドエンドじゃんと思いましたが、
        ある程度、時間が経つにつれて
        こういう終わり方もアリなのかな?と
        思うようになりました。
        俗っぽいけど、『何かを得るには何かを失わなれればならない』
        それが大人なんだよ、みたいな。
        『ハッピー』ではないけど、『バッド』でもない
        『ベター』な終わり方ではないでしょうか?

        余談ですが、この作品はドラマ化されています。
        文役は清水美沙さんでイメージにピッタリでした。
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        2015/12/06 by UNI

    • 2人が本棚登録しています
      雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行

      村上春樹

      新潮社
      カテゴリー:日記、書簡、紀行
      3.5
      いいね!
      • 「遠い太鼓」に続いて読んだのだが、やっぱり読後感が良い。

        この本でも村上さんは愚痴と皮肉がたっぷりであんまり楽しそうではないのだが、2冊目で慣れたのかそれも面白く感じられるようになってきた。
        20年前の本なので、ギリシャもトルコもその後だいぶ変わっているだろうけど、実際変わったのは表面的なことばかりで、人々の気質とかそういう根本的な所はあんまり変わっていないのかもしれないなぁと思いながら読む。

        トルコ...いいなぁ。
        >> 続きを読む

        2013/06/28 by freaks004

      • コメント 4件
    • 3人が本棚登録しています
      ホテル・ディック 探偵は眠らない (新潮文庫)

      都筑 道夫

      2.0
      いいね!
      • "今夜ホテルの泊まり客を殺すから それを制(と)めてくれ" という予告殺人の電話を受け、30時間の間にそれを阻止しようとするホテル探偵の活躍を画いた作品。

        前回はスピーディーなのですが、まとまりがあまり感じられず、都筑道夫氏の作品としては出来は普通かなと思います。

        ただ舞台となる浅草の描写は"丹念に調べたんだろうな~"というリアルさがあり、きっと浅草周辺に詳しい人が読めば、私よりこの作品を楽しめるのではないでしょうか。

        余談ですが・・・もし都筑道夫氏がいなければ、作家の道夫秀介と畠中恵は誕生しなかったかもしれないことを思えば、都筑氏の功績はもっと評価されても良いのでは?
        >> 続きを読む

        2017/08/30 by アーチャー

    • 1人が本棚登録しています
      思いがけない涙 '88年版ベスト・エッセイ集

      日本エッセイストクラブ

      文藝春秋
      1.0
      いいね!
      • 様々な作者による88年版ベストエッセイ集。

        光る作品も存在するが、正直読み進めるのが苦痛だった。

        エッセイというジャンルで括られる作品は、名前が意味するとおり、形式にとらわれず自由奔放なものが多い。

        しかし、そのせいも有ってか、雑文に過ぎないものや、何故、出版という形で世に出す気になったのかを理解できないような非常に個人的な短文に遭遇することが有ったため苦手ジャンルである。

        本書は日本エッセイストクラブが選定する88年度版ベストエッセイということなので、挑戦してみたという位置づけ。

        「一年分のエスプリ/吉岡忍」という印象に残る名作も有ったが、それ以外は週刊誌に載っているオチの無い話を、延々と読まされているようで不愉快に近い感情を持った。

        概ね少ない文字数で構成されるため、難しい面が有るのは承知しているが、
        ・同じ作者のエッセイを集めたもの
        ・同じテーマに沿って様々な作者が著したエッセイを集めたもの
        など、体系化した形で出版して欲しいものである。

        エッセイは書籍としては底が浅いと感じざるを得ない。
        >> 続きを読む

        2012/09/30 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ヤマタイカ

      星野 之宣

      潮出版社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • ヤマタイカ 第6/全6巻

        現代の沖縄から火の手が上がった、縄文人達の祭。

        卑弥呼の化身となった女性に率いられ、戦艦大和を海中から蘇らせたり、北のアイヌと呼応して列島を北と南から混乱に陥れたり、ついには富士山の噴火を誘発したり...

        とにかくスケールが大きいトンデモ設定が、これでもか!と繰り広げられる。

        これにて完結となるが、そのスケールの大きさに比較すると、感動は薄め。

        原因は、結局のところ、古代からの日本土着を象徴する縄文人の蜂起みたいな話が最後までピンと来なかった点に尽きる。

        読んでいてずっとワクワクする気持ちは持続していただけに、古代日本についての知識が有れば、もしかしたら非常に面白い作品なんじゃないかと言う期待感が有ったことは付け加えておきたい。
        >> 続きを読む

        2014/01/26 by ice

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      風葬の教室

      山田詠美

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 私は両耳をつかまれて、高々と持ち上げられた可哀想なうさぎ―。
        理不尽ないじめに苦しむ少女に兆す暗い思いを豊かな筆緻で描いた表題作のほか、子守歌に恐怖と孤独を覚える少女を見つめた佳篇「こぎつねこん」を収録。
        平林たい子賞受賞の話題作。
        >> 続きを読む

        2013/12/09 by books

    • 2人が本棚登録しています
      灰の迷宮

      島田荘司

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 新宿駅のバス放火事件にヒントを得た連続不審死事件。

        茂野恵美のキャラクターが印象に残った。
        全般的に首謀者周辺については感情移入できるような人物がいない中で
        彼女の存在がとても際立っていたように思う。

        新宿バス放火事件被害者の方の手記を読んでいたことも有って、
        どのようにストーリーを展開していくのかと期待が大きかったのだが、
        バス放火に至る必然性が少し弱いようにも感じた。

        島田荘司氏作品の中では特筆すべきものでは無いが、
        当然のように一定レベルは超えている作品である。
        >> 続きを読む

        2010/12/23 by ice

    • 2人が本棚登録しています
      非営利組織の経営 原理と実践

      上田惇生 , 田代正美 , P.F. ドラッカー

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:企業、経営
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        成功の鍵は責任である。
        自らが責任をもつことである。
        >> 続きを読む

        2013/04/23 by 本の名言

      • コメント 2件
    • 4人が本棚登録しています
      石川淳 1899-1987

      石川淳

      筑摩書房
      カテゴリー:作品集
      4.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集011

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      ちくま日本文学全集 (012)

      三島 由紀夫

      2.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集012

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      韓非子・悪の管理学

      高畠穣

      三笠書房
      カテゴリー:経営管理
      3.0
      いいね!
      • 韓非子の思想を古代中国の例を元に解説。

        韓非子の思想は、要領が良い人と悪い人の違いに尽きるような印象を持った。

        性善説ではなく性悪説を軸に人間社会を論じたという点で韓非子には以前から興味を持っていた。

        本作品では古代中国の逸話から多くの具体例を引いて、韓非子の思想を紐解いている。

        しかし残念ながら、タイトルとして掲げている管理学というところまで、現代社会への適用が意図されているわけではなく、故事紹介の側面の域を出ていない。

        例えば、現代の会社にシュチュエーションを置き換えて、具体例を示すなど、もう少し記憶に残るような配慮が有って良いと思う。

        韓非子への興味は、まだ尽きない。
        >> 続きを読む

        2011/11/29 by ice

    • 1人が本棚登録しています

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