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1991年10月発行の書籍

人気の作品

      ひざまずいて足をお舐め

      山田詠美

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 当時短編しか書いたことがなかった(書けなかった)著者による初めての長篇。
        垂訓のようなメッセージを一つの短編にこじんまりと凝集させることを得意としてきたが、一方でではその資質を長篇としての、一つの世界に展開することができるのか――結果的にはこの作では惨敗に終わり、著者自身がもっともよくそれを知っていたのは間違いがないでしょう。長篇用の筆を用意することができなかった。
        通読するのには忍耐がいる本です。
        >> 続きを読む

        2015/10/15 by aaa

    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      匣の中の失楽

      竹本健治

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「黒死館殺人事件」「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」…日本推理小説の三大奇書をリスペクトして作られたアンチミステリーであり、なるべくして四大奇書となった大作。

        虚無への供物45%、ドグラ・マグラ40%、黒死館殺人事件15%の割合で、それぞれの趣向が配合されていて、当然作中でも三大奇書の話題が出てきます。

        物語の本筋は虚無への供物を意識したもの。
        そして、会話の節々に衒学的趣向が見受けられます。ただ黒死館殺人事件からするとマイルドで、話を壊さない程度の衒学的趣向になっています。
        その上、ドグラ・マグラめいた構造を持った作品にもなっていて、作中の現実と小説が章毎に入り乱れます。そのため、読み進めていくにつれて、何が現実でどこが虚構なのかがわからなくなっていきます。
        因みに、章を進むごとに推理のアプローチの方法もめくるめく変わっていくのも見所です。

        ここまで来ると、真相を示すことなく、煙に巻いて終わることを危惧する人もいそうですが、安心してください。
        推理小説として読む限り、最後まで読めば、事件の真相ははっきりと示されていますので。

        もっとも、どちらが現実なのかは、作中の人物でもなければ、本当の意味ではわからないままなのでしょうけど。
        >> 続きを読む

        2015/06/24 by ミコト・T

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      「赤毛のアン」の故郷へ いまよみがえる「アンの世界」

      吉村和敏 , 掛川恭子

      講談社
      カテゴリー:英米文学
      5.0
      いいね!
      • 「赤毛のアン」の小説の舞台が実在すると知ったのは、
        “「赤毛のアン」のプリンス・エドワード島を訪ねて”というツアーを見た時でした。
        最初、テーマパークのような「それらしい土地」なんではないか?などと
        あまりに穿った考えさえ抱いてしまいました。
        それほどに、パンフで見た写真が、空想のとおりの景色であり家々だったからです。


        この本は、「赤毛のアン」のファンブックであり、
        カナダのプリンス・エドワード島の四季の景色や花々の写真集であり、
        旅のガイドブックでもあります。

        赤毛のアンの世界を少しでも覚えていれば大丈夫。

        ストーリーに沿って、抜粋された文章とあら筋と、
        その場面をイメージできるさまざまな写真が、
        物語や人物の印象、事件やエピソードを思い出させてくれるからです。

        この部分の文章は、アンシリーズの翻訳を手がけた掛川恭子氏自身のものです。
        「講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン」をシリーズで翻訳された方で、
        カナダにもお住まいになっていた女性です。

        私が子供のころに読んでいた「村岡花子訳」は実は抄訳でした。
        今読めば、古くて伝わらない言葉があったり、
        11歳の少女の会話としてはおそらく不自然なものがあるはずなので、
        機会があれば彼女の訳も読んでみたいと思います。
        少なくとも、この本に載せられている文章は非常に読みやすく、
        色鮮やかなイメージを伝えてくれていて好感が持てます。

        アンの世界が愛されているのは、主人公のユニークなキャラクターはもちろんですが、
        掛川氏も主張されているように、これでもか。というほどに書き込まれている「自然美」の魅力のためでもあります。
        描かれた花や植物の実際の名称や姿。
        白樺の並木に花咲き誇るリンゴの大木と赤い道。

        想像するしかなかった、けれど脳裏に鮮やかな景色が、写真で見られるとしたら?

        どうです?読んでみたくなりませんか?


        ページ数は少ないのに、内容は非常に豊富です。

        “アンの家”の部屋、物語に登場するお菓子と料理のレシピ、島に咲く花の図鑑、
        パッチワークキルト、旅の際の見どころや店やホテルなどの紹介と簡単な交通案内、
        モンゴメリーの生涯までが紹介されています。
        それが適度なボリュームで、品を失わない節度も保たれている、希少な本だと思います。

        いつか、プリンス・エドワード島にも行ってみたいです。
        アンが始めてグリーン・ゲイブルズを訪れた6月に。
        >> 続きを読む

        2012/11/08 by 月うさぎ

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      水晶のピラミッド

      島田荘司

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • アメリカ、ルイジアナ州のエジプト島と呼ばれる島に、ギザの大ピラミッドに魅入られた考古学者が建築した、巨大なガラスのピラミッドがあった。

        映画撮影のために、その地を訪れた一行は、そこで不可思議な事件に遭遇する。
        ピラミッドに隣接する塔の七階、地上三十メートルの密室で男が溺死したのだ。

        しかも、この近辺では、口が耳まで裂け、尖った歯を持ち、狼のように耳が立った怪物の目撃談が相次いでいた。
        怪物は、古代エジプトから蘇った冥府の死者アヌビスなのか?-------。

        名探偵・御手洗潔の大作シリーズの第2作目となる、島田荘司の「水晶のピラミッド」は、現代の事件と並行して、古代エジプトと、1912年に沈没したタイタニック号を舞台にした、三つの物語が展開され、著者の文明論が語られている。

        「文明は西へ移動する」、「文明の終焉は常に溺死である」といった説を披露しながら現代を問う著者は、御手洗潔の姿を借りて、歴史というミステリに挑んでいるようにも見える。

        溺死をテーマに、ミステリと文明論を交錯させた、読み応えのある作品だと思う。

        >> 続きを読む

        2019/05/20 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      血の航跡

      柘植久慶

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • プライドを踏みにじられた男の報復と壮大なる逃亡劇。

        柘植氏作品っぽすぎてゲンナリ。

        フランス外人部隊からアメリカのグリーンベレーと強烈な軍人歴を持つ柘植氏。
        当然のように軍人生活や戦闘シーンの描写は他の追従を許さない。
        しかし本作品に至っては、何が何でも自分の得意フィールドに持ち込むように見えてしまい、正直ゲンナリしたのは否めない。

        彼の作品、作風を愛しているということは、その描写が嫌いで有るはずは無いのだが、あまりに度が過ぎると、アンフェアなようにも感じてしまう。

        オーソドックスな推理小説のように始まる本作品は、彼の得意フィールドに持ち込むには無理が有るものだったのだろう。

        ほとんど身元調査も無く、入隊できるという点や、入隊後は警察からの介入も受け付けないというフランス外人部隊の気質と権力に驚くとともに、身元調査があいまいな組織に、国防の一端を担わせるというフランスという国家に対し、理解し難い感情を持った。

        予備知識を持たずに読めば、素直に楽しめるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2012/07/01 by ice

      • コメント 2件
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      茜さす

      永井路子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 茜さす 上下


        女子大で国文学を専攻しているなつみは、岡崎助教授に指導されるゼミで額田王の発表をする。
        「あかねさす」は「むらさき」の枕詞か。むらさき草は白い花が咲く、違った解釈はないのかと質問され。あかねは言葉につまり、卒論は「枕詞」にする。

        無事卒業したが二度入社試験で落ち、叔母の紹介で極小の下請けの書籍企画会社に入る。女ばかりの職場で揉まれ社会の厳しさを少し知る。

        卒業前に友だちと明日香を旅して偶然発掘現場を見る。古代の遺跡をじかに見たことで衝撃を受ける、古代史でしか知らなかった明日香に生きた人々、中でも鸕野讃良皇女(後の持統天皇)に強く惹かれる。
        職場が倒産し、再度明日香を訪ねる。発掘作業中の研究員にアルバイトを頼み込み、無理やりもぐりこんで働き始める。
        このあたり、思いつめ実行に移す気力が、社会人で鍛えられ強さかもしれないし、なつみの熱中度の強さが運命を引き寄せる気がする。

        持統天皇の系図を見、そして、天智、天武時代へと思いが深まる。流れとしてついに壬申の乱に行き着く。

        研究員たちと吉野から美濃まで、大海人皇子軍の跡を歩き、書物の中の出来事を実体験する。その間に起きた争いや、王位継承をめぐる勢力の移り変わり、複雑な血縁関係で作られた皇室の歴史。そこで生き抜くための智恵。全てが遺跡の中から時を隔てて感じられる。
        彼女は祖父を殺され父母が死に、13歳で大海人皇子の后になる。姉の大田皇女も同じ大海人皇子の后になったが一足早く大津皇子を生む。8年後天智天皇が病み、可愛がっていた大友皇子が次の天皇になるという、早々に大海人皇子は紛争から逃げるように出家していたが、一族を連れ吉野宮に入り、壬申の内乱が起こることになった。鸕野讃良皇女も時に輿に乗り、急坂は歩いてともに吉野に入る。額田王と天智の子、十市皇女と大友皇子の間に子供がいた。大友が天皇になれば十市皇女が皇后、鸕野讃良皇女と女たちの戦いが、煌びやかな暮らしの底には渦巻いていた。
        援軍も多く大海人皇子軍の勝利で天武天皇が誕生する。

        研究員になり明日香の民宿におちついたなつみは、ふと知り合った泉という紳士に心を惹かれる。彼の誘いに乗りそうになるが、泉とは距離が離れているところに、粗野で見かけもよくない梶浦の思いがけず深い知識と無骨な優しさに親しみを感じたりもする。

        こうして、古代、明日香の地に生きた人々の歴史と、なつみの若い女としての生き方、友人たちの選び取った人生にも触れながら。話が進んでいく。血のつながらない伯父と結婚した叔母のキャリアウーマンらしい都会的な生活も挟みながら、稲淵の古い民宿に移り8畳の部屋いっぱいに持統天皇ゆかりの地の地図を広げて、古代史を探ろうとする、なつみの生き方に引き込まれた。

        これが書かれた頃、今読むと情勢も言葉遣いも変化している。なつみを取り巻く男たちとの交わりも筋書きとしては少々型どおりだったが、これにかかずらっていると、肝心の飛鳥時代の出来事が上滑りになったかもしれない。まだ不明な点が多い古代史を、持統天皇のお足跡をたどるという形で描いた物語はおもしろかった。

        明日香に手の届くところで育ち、中学時代に初めて読んだ「壬申の内乱」という岩波新書の地図を持って、何度も訪れてきた万葉ゆかりの土地や、陵の史跡、秋に稲淵の棚田を燃え立たせるヒガンバナ、石舞台など、なつみの自転車とともに走るのも楽しかった。その上、同じ熱中症にかかりやすい性格も大いに共感した。

        >> 続きを読む

        2016/09/03 by 空耳よ

    • 1人が本棚登録しています
      哀愁の町に霧が降るのだ

      椎名誠

      新潮社
      いいね!
      • カツ丼を食うとこの本を思いだす。この本を読むとカツ丼が食いたくなる。

        2015/03/19 by Neo*

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      チャーリー・ブラウンなぜなんだい? ともだちがおもい病気になったとき

      細谷亮太 , SchulzCharles M

      岩崎書店
      カテゴリー:芸術、美術
      5.0
      いいね!
      • 私の母は白血病で命を落としました。何度でも読み返そうと思います。

        2016/01/02 by すっぴん

    • 1人が本棚登録しています
      授戒

      門田泰明

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 男女関係の怨念などホラー的嗜好。テーマを同じくした短編5編。

        一貫したテーマに沿った作品群は、それぞれ印象深く心地よい。

        多少ホラー的な要素も有るが、このテーマを描く上で必然性が有るため全く抵抗は感じなかった。

        女性の心理がテーマで有り、十二分に表現されているのは間違い無いのだが、それがリアルで有れば有るほど、相手となる男性の思考の変遷を追従してしまい更に深く入り込まされていることに気づかされた。

        「猫」については、とくに強烈なインパクトが有った。
        >> 続きを読む

        2011/02/01 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      「甘え」の構造

      土居健郎

      弘文堂
      5.0
      いいね!
      • 精神科医土居健郎の『「甘え」の構造』続『「甘え」の構造』『「甘え」さまざま』『「甘え」雑稿』を読んだ。「甘える」という言葉が日本語にしか存在しないということに着目し、日本人の精神構造を「甘え」というキーワードで解くという論です。ただ筆者は何度も断っているとおり、「甘える」という現象が日本にしか存在しないと言っているわけではなく、その現象を「甘える」という言葉に概念化しているのが日本語だけだと言っています。この部分は多くの人に理解されがたかったようで、たくさんの批判に何度も答えている。「甘え」概念の発見は筆者のアメリカ留学経験におけるカルチャーショックに起因する。同時代の中根千枝の「タテ理論」にも何度か触れているが、日本人の集団性と西欧の個人主義の違いを肌身に深く感じたということだろう。

         筆者は「甘え」の基礎を母子の関係に置く。母子が完全に一体化している時期を「甘えている」とは言わない。母を自ら求めるようになると「この子はもう甘える」と周囲から評される状態になる。つまり甘えは分離を契機とする。年齢を重ねるごとに甘えはいつでも満たされるわけではなくなってくる。その葛藤がさまざまな心の状態を引き起こす。筆者は「甘え」の語彙として「すねる」「ひがむ」「ひねくれる」「うらむ」「ふてくされる」「やけくそになる」という「甘え」が受け入れられない場合に相手に起こる感情。「たのむ」「とりいる」は甘えさせてほしいという気持ちがあり、「こだわる」「気がね」「わだかまり」「てれる」は甘えたいがそれを素直には表現できない場合に現れる。また、「すまない」は「済まない」ということで、するべきことをしていない(済んでない)から相手に迷惑をかけたと思うことへのわびの気持ちが生ずる。親切な行為をしてくれた相手へその行為が相手に負担になったであろうというところから、親切への言葉に「すまない」が使われる。ここにはわびないと相手が非礼を感じるのではないか、相手の好意を失うのではないかという「甘え」が潜んでいると筆者は洞察する。筆者はアメリカへ留学した時、自分の指導医の親切に「I am sorry.」と言って、相手を当惑させた自分の経験を語っている。ちなみに筆者が留学したのは1950年で、今と同じように考えるべきではない。

         筆者の「甘え」理論の面白いところは、精神科医らしく臨床経験に「甘え」を応用するにとどまらず、社会現象、文芸解釈、歴史解釈などにも多くの発言をしていることである。そのいちいちを挙げられない。どれも一般向けのやさしい語り口の本なので誰でも読める。駅の書店などでベストセラーになっているいわゆる啓発本の類を読むよりはだいぶ有益であると思う。

         文学作品では特に漱石の作品に多くの発言をしていて、『こころ』を「甘え」で読み解いた部分は大変面白い。「先生」と学生である「私」の関係、「先生」と「K」の関係を同性愛的だとする指摘に対して「甘え」理論で明快に説明している。またいち早く西洋の個人主義、近代化の行き詰まりを見通していた漱石の慧眼についてかなり詳しく論じている。甘えたいのに甘えられないという状態がさまざまな精神疾患を生むことになると筆者は考えているが、それは日本だけの話ではなく、近代人というのはおしなべてそういうものだといえるのかもしれません。筆者はもっと丁寧に説明していて、こんな乱暴な議論はしていませんが。

         お互いに傷つくことを怖れて、微温的な「やさしさ」に包まれながら孤独を感じている、つながりたいけれど、深く関わることを怖れるそういう現代のあり方をすでにいち早く見通していた土居健郎。見える人には見えているいつでも。
        >> 続きを読む

        2013/08/20 by nekotaka

      • コメント 12件
    • 1人が本棚登録しています
      語源 面白すぎる雑学知識〈Part3〉日本人のココロが解ける“大和言葉”の正体 (青春BEST文庫)
      3.0
      いいね!
      • 本棚にあった昔の本を読んでみた。

        「新しい」
        はもともと
        「あらたしい」
        だったのが
        「あたらしい」
        に変化したそうな。

        うちの娘も薬の事を
        「おすくり」
        と言う。
        100年後はそうなっててもおかしくない!
        >> 続きを読む

        2016/05/17 by W_W

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      萩原朔太郎 (ちくま日本文学全集 18)

      萩原 朔太郎

      3.0
      いいね!
      • ちくま日本文学全集018

        2017/10/27 by Raven

    • 1人が本棚登録しています
      アテネに死す

      マックス フリッシュ

      3.0
      いいね!
      • 数式と技術の狂信者である主人公が運命としか思えない出来事の連続による悲劇に見舞われ、自らの人生の過ちに気づく話。ギリシャ神話がモチーフになっている。ザベートとイチジクの木陰を求めて歩く過程で、比喩の応酬をする掛け合いが好きだった。一本の糸杉ー感嘆符、白い小屋の群れー瓶からぶちまけた角砂糖、岸辺に砕ける波ービールの泡またはスカートのひだ、はぜひ真似したい。しかし、ザベートとの出会いは本当に悪夢的な偶然だと思った。 >> 続きを読む

        2017/01/30 by 4nozaki

    • 1人が本棚登録しています
      おかあさんとこども

      石竹光江 , ReyHans Augusto

      文化出版局
      5.0
      いいね!
      • 2歳から3歳にかけて楽しんだ絵本。ページ半分を開くだけのしかけだけど、2歳には十分なしかけ。楽しんだ。 >> 続きを読む

        2015/01/13 by ぶぶか

    • 1人が本棚登録しています
      ベルセルク

      三浦建太郎

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • ベルセルク 第3/第37巻(未完結)

        ガッツの出生から大剣を振り回すに至る少年時代

        少年時代が語られたことで、ストーリー全体に奥行が出る期待を持った。
        -
        前巻に引き続き、悪魔に魂を売った伯爵に追い詰められるガッツ。
        土壇場で伯爵の娘を人質に取ることで難を逃れることに成功する。

        死の寸前での生に対する伯爵の執着は、ゴッドハンドと呼ばれる悪の天使たち?を召喚するに至る。

        悪魔化しても生命を繋ぐことを希望する伯爵に対し、彼らが求めたのは、娘テレジアの生命。

        天使という名前にはなっているが、実質は悪魔の彼らだけに、一番大切なものを捨てることで、最後の人間性を破壊できるかをテストするのは当然なのかも知れない。

        そんな伯爵では有るが、そこにはやはり悪魔に魂を売った理由と言うものが有った。

        もの凄く単純化して表現すれば「妻の浮気」なのだが、プライベートの問題で、ここまで巻き込まれては、領民も堪らないだろう。
        >> 続きを読む

        2014/01/18 by ice

      • コメント 3件
    • 2人が本棚登録しています
      パリの五月に―清岡卓行詩集

      清岡 卓行

      3.0
      いいね!
      • パリの思い出をつづった詩がほとんどで、固有名詞など優雅な言葉たちの並ぶ詩集でした

        「ある昼食」は、パリで2時間半をかけたゆったりとした昼食をとったという出来事から、かつてそのような「浮世離れの 捨身の時間」を経験した記憶がよみがえってきた、という詩です。
        その次のページには「身ぎれいな乞食」という散文。
        その文章は、貧困問題をえぐるわけでもなく、ただ不思議な感覚をそのままに描いている、ロマンチックな雰囲気すらある、なぜか惹かれる文章でした。

        後半は、金子光晴やランボーをテーマにしたやはり旅がモチーフの詩、巻末にはジュル・ルナールの文学と俳句についての講演など、読み応えがありました。例えば、草野心平の「るるるるる・・・・」と、「博物誌」の「蟻」の「33333・・・」との類似など、興味深いです。

        プロは読ませ方もうまいなぁと卓越した文章力に感銘をうけました。
        >> 続きを読む

        2017/06/12 by みやま

    • 1人が本棚登録しています
      そよ風のように生きる 旅ゆくあなたへ

      D'SouzaValentineL

      (宗) 聖パウロ女子修道会
      カテゴリー:各教派、教会史
      5.0
      いいね!
      • 古本屋でふと手にとって手に入れた本なのだけれど、とても良い本だった。

        とてもシンプルでわかりやすく、キリスト教の観点から人生において大切なことが書かれている。

        とても良い本だった。
        繰り返し読んでみたい。
        >> 続きを読む

        2013/10/01 by atsushi

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      ぶたくんと100ぴきのおおかみ

      宮西達也

      鈴木出版
      3.5
      いいね!
      • やっぱりいいなあ~単純にそう思う。
        まあ。
        オチは想像できてしまったけど、でも、面白い。
        なんといっても、100匹のおおかみだ。

        って、きっといるんだよなあ~数えてないけど。

        ここが大人のつまらない部分かも・・・子どもたちだと、素直にハラハラするんだろうな。
        >> 続きを読む

        2014/09/25 by けんとまん

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      くまの木 (〔ちいさなクリスマスのほん〕)

      佐々木 マキ

      4.0
      いいね!
      • 『くまの木をさがしに』(教育画劇)のカバー元の作品で、『ちいさなクリスマスのほん』全3冊セットに収録されています(分売可)。 なぜにリメイク作品も原本も両方とも生きているのか。 それは読み比べるとハッキリとわかります。

        続きはこちら。 http://meganenekopoyo.blogspot.jp/2017/06/blog-post.html
        >> 続きを読む

        2017/06/04 by メガネネコ

    • 1人が本棚登録しています

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