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おおつきみずえ , エリック・カール
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「はらぺこあおむし」の著者エリックカールの絵本。最近読書ログのみなさんのレビューの影響ですっかり絵本ファンの私。エリックカールの絵本は特に私の好みのようだ。とにかくカラフルなイラストが可愛い。子供の頃からこんな本に触れて育ったら心が豊かになるだろうと思う。さらに、子供だけでなく大人でも心が豊かになる気がする。この絵本の内容は、いなくなってしまったネコをさがすストーリー。「ぼくのねこみなかった?」シンプルだけど楽しい。ステキな絵本。 >> 続きを読む
2012/12/16 by sunflower
松永禎郎 , 今西祐行
大戦末期。毎日のように、小学校の上空を、特攻機が通り過ぎていく。手を振る子どもたちに、時には翼を振ってこたえて。子どもたちは、それが片道の燃料しか持たない特攻機とは知らない。すみれの花をいっぱい積んで、ある時子どもたちが航空隊の基地に贈り物として届けた。若い兵隊さんからの手紙の返事が来て、小さい時に遊んだすみれの花を使ったすもりとりをひさびさに友人とやり続けたこと、そのため毛布がすみれの花だらけになって、その中で眠り、かすかな良い花の香りがしたこと、が書かれていた。それを子どもたちに読み聞かせながら、学校の先生は涙が止まらず、はじめて詳しく特攻機のことを子どもたちに教えてあげた。それから、子どもたちは花がなくなるまで、すみれの花をつみつづけ、送り続けたそうである。南の海の小さな無人島のひとつに、いつからか、一面にすみれの花が咲くようになった。それは、その花を最後まで胸に抱き、散っていった特攻機の一機のうちに交じっていたすみれの花の種がその島で芽吹いたものだそうである。というところでこの絵本は終わっていた。不覚にも、涙を禁じ得ない、名作絵本だった。この本の帯に、「人は非日常に出会ってはじめて日常のすばらしさ、美しさを知る。」という一節が書いてあった。本当にそのとおりと思う。 >> 続きを読む
2013/04/17 by atsushi
赤川次郎
スイスにて事故にあった多田靖子という女性をたまたま助けた片山刑事。靖子には衣子という姉がいたが、姉は結婚式に相手が来なかったことで自殺してしまっていた。しかし、スイスのハネムーンツアーに姉の結婚相手だった男が来ていて…。ついに殺人事件が起きてしまう。複雑な人間関係に怪しい容疑者。暗闇と密室の難事件にホームズが挑む。登場人物は多いし、一人一人が複雑に絡み合っていて奇妙な人間関係を作っているが、こんがらがることなく読むことができる。散りばめられたユーモアとスイスの情景もあり,陰鬱な殺人だけではない。 >> 続きを読む
2015/05/11 by 冷しカレー
きうちかずひろ
BE―BOP―HIGHSCHOOL 第18/全48巻頑なにJR界隈との軋轢を扱って来たおかげで、あちら方面にも厚みが増して面白くなって来た。そう言えば、ずっと仲村トオルファンだが、彼を初めて知ったのもこの作品の映画版だったよなぁ...いい年齢して今更ビーバップも恥ずかしいなぁ...と思いつつも、再読直後からハマり始め(笑)気付けばもう1/3を過ぎていた。こういう節目でもなんでもないところで振り返るのも変では有るが勢いで振り返ってみると...学生時代には、いわゆる不良とは縁がなく、かと言ってガリ勉なはずもなく、と言う過ごし方だった。そんな中でも、バイト先の大学生が謳歌している自由さに憧れて、絶対に大学生になろうという意志は有ったので、原付きで夜な夜な遊んでいたり、もはや自動車免許の教習所に通い始めたりしている、ちょっと不良くんたちに、ある意味羨望の眼差しを向けながら受験勉強に向かってきたのを覚えている。そして大学進学。欲しかった自由を得たわけだが、まさか大学生にもなって、つるんでケンカもあり得ないし、隠れてタバコを吸っていても誰も咎めてくれないし...(笑)と、結局は憧れのまま過ぎてしまった世界なんだと思う。今この年齢になっても、歌舞伎町とか裏社会とかに興味が有るのと、きっと根っこは同じなんだと思う。少しは内容に触れておくと...またまたJR沿線に繰り出して、あちら界隈のボス格の「バカ牛」と出会う。バカみたいに強いから「バカ牛」と言う意味のネーミングだったのに、単純にバカだから「バカ牛」だと認知されて「鉄砲牛」に通り名を変えようとしているあたり、やっぱり本当にバカなんだろうと思う...子分の姉貴に手を出して沖縄へ逃亡していた菊リンがいよいよ復帰しそうだ。彼の存在がかなりツボなので次巻以降に期待が募る。 >> 続きを読む
2013/10/11 by ice
さくらももこ
さくらももこさんと言えば、ちびまる子さんの作者。そのさくらさんが綴った、詩集。まる子の、のんびり、のほほん風の詩が続く。片方に書かれている絵も、のんびり、のほほん。ゆっくり寝ころんで読むには最適の本でおます。 >> 続きを読む
2013/08/01 by ごまめ
小池 一夫
オークション・ハウス 第3/全34巻オリバー社の社長エドモンド・オリバーが亡くなり、その娘と結婚したリュウは新たなステージへ。オリバー社の後継者争いで、しばらく引っ張ると思いきや予想を超える展開の早さに期待が持てた。絵画を扱うオークションハウス。これまでのところ、結局は贋作ネタばかりで、マンネリを懸念していたが、ストーリー展開の大きさで裏切ってくれるのは嬉しい。リュウが所属するオークションハウス、オリバー社を襲う陰謀。自ら虎口に飛び込むことで、相手に壊滅的な打撃を与えることに成功するリュウ。オリバー社の社長エドモンド・オリバーに、その娘との結婚報告に訪れるリュウ。そこで結婚祝いに用意されたプレゼントは、リュウの両親が落札し、その日の内に殺害の上、強奪された名画。フェルメールの「レースを編む女」で有った。この絵にまつわる因縁を伝え、そのショックで生命を落とすオリバー。最後にリュウに伝えたのは復讐相手となる、絵画の入手元の名前で有った。結婚で身を固めたとは言え、復讐のために覚悟を決めたリュウ。オリバー社という行動制約が外れることになった今後の展開に期待したい。しかし、まさかリュウが手裏剣を投げるとは・・・そんな雰囲気のマンガじゃないし・・・今時そんなヤツはいないだろ・・・ >> 続きを読む
2012/11/14 by ice
吉田戦車
これまた友達に貸しまくってボロボロの一冊(笑)2巻では「くま」が好きでしたね。
2015/02/10 by すもも
岩合 光昭
動物写真家・岩合さんの真骨頂 大群のペンギンも見応えがありますが、表情がわかるほど近づいた1匹1匹のアップも楽しい。背景の南極の氷山にも圧倒されます。卵の世話をし、雛に食べさせ、寒さに耐え、排泄し、アザラシに食われ。過酷な南極で生きていくのは大変です。でも、精一杯、生きて、死んでいくペンギンたち。見ているうち、そうだよね、生きていくってすばらしいよ、楽しいよ、と思えてきます。*表紙の写真もいいですが、個人的お気に入りは、雛の羽抜け替わりのビフォー・アフター・シリーズ。茶色い産毛が、個性的に好き勝手(^^;)に抜け替わる様が壮観。*手元にあるのは92年初版第1刷。確か、新宿紀伊国屋で見つけ、当時、学生で、さして裕福でもなかったのに、どうしても手元に置きたくて買った覚えがあります。多分、自分で買ったハードカバーの写真集としては初めてだったと思います。『サバンナからの手紙』や『セレンゲティ』はこの本の後で見たような。自分にとっては初めての岩合さん本でもあったのではないかな・・・? >> 続きを読む
2016/05/12 by ぽんきち
星新一
まだ読んでいる途中なのですが一応…友人に勧められて読んでいます。短編集を最近読んでいないのもあって一つ一つの話がスーッと終わるような感覚でいい感じです。ただ「凶夢」というタイトルを全然意識しないで読み始めたので最初の話からびっくりしてしまいました(笑) >> 続きを読む
2013/08/01 by adachidman
司馬遼太郎
まさに下剋上!斎藤道三が好きになりました。
2015/10/04 by Hiro-Peter
エド マクベイン
1956年発表の「警官嫌い」以降、2005年の「最後の旋律」まで全56作。著者のエド・マクベインの死によって、惜しまれつつ終焉する「87分署シリーズ」は、架空の都市アイソラを舞台に、常に市井の人々に寄り添い、憎むべき犯罪に立ち向かう、スティーブ・キャレラ、マイヤー・マイヤー、バート・クリング、ミスコロ、バーンズなどの刑事群像が描かれてきた。この「凍った街」は、シリーズ36作目の作品。貧富の差に関わらず、蔓延する麻薬が絡む殺人事件が発生。凍り付くような寒波の中、捜査を開始したキャレラたちは、辛抱強く関係者に当たり、嘘と真実を見極め、矛盾を察知し、事件を再構築し、怪しい者には圧力を掛け、傷ついた者には癒しを与え、一歩一歩、事実を探り出し、真相を突き止めていく。冒頭での売春婦の感動的な出産や、キャレラと妻テディとの心温まるやりとり、クリングの新たな恋愛の幕開けなど、本筋とは直接関係のないエピソードの数々が、これほど魅力的なシリーズは、そうあるものではない。エド・マクベイン自身の優しさが、作品の底流にあるからこそだろう。 >> 続きを読む
2020/12/09 by dreamer
宮沢清六
兄 宮沢賢治との思い出や作品についてのエッセイ。会報や研究誌などに寄稿した文章を収録。最初の文を読んで、賢治が書いた文章そのもののようで驚いた。一番の理解者である著者は、まるで賢治の描いた理想郷イーハトーブの住民のような気がする。苦悩の中に生きた賢治の一生を不幸だと思っていたが、この本を読んで、こんなに幸せな作家はいないのではないだろうかと考え直した。涼しくなった秋の夜長の読書にピッタリよ。 >> 続きを読む
2017/10/07 by かんぞ~
古今亭志ん生 5代目
酒、女、バクチ、夜逃げ、人としてダメダメだけど、落語に対しては真摯。五代目古今亭志ん生の自伝エッセイ。結婚した日に新妻に小遣い貰って遊郭へ遊びに行っちゃう。なんでも質に入れて酒に変えちゃう。打つ、買う、呑むの三拍子揃ったはちゃめちゃな志ん生。でも落語を一生懸命練習している姿を見て、奥さんは「この人はきっと大成する」と確信するんだから、こちらも大したものです。明治の男、志ん生にとっての普通の暮らしは私たちにとってはかなり興味深い。明治から昭和初期にかけての日本の風景、貧乏人の暮らし、遊郭や博打など時代劇でしか見たことない世界が、生き生きと描かれている。とにかくおもしろくて笑っちゃう。「えー?!」ってつい声が出ちゃう。関東大震災の話だって、戦争中の話だって笑っちゃう。で、この本を読むと、志ん生が好きになる。そして志ん生の落語が聞いてみたくなる・・・と思う。 >> 続きを読む
2016/07/26 by achiko
三島由紀夫
『レター教室』という題名ですが、「拝啓からはじめ、敬具で終わる」なんてことをおしえてくれる本ではありません。五人の登場人物の書簡で構成される小説です。キャラクターも名前からして個性的。氷ママ子山トビ夫 etc...内容も、思惑が渦巻いたり、打ちのめしてやろうとしていたり。手紙という書体だからでしょうか、よりキャラクターが読者の中に入って来る気がします。特に染みるのが、「作者から読者への手紙」の部分。「世の中の人間は、みんな自分勝手の目的に向かって邁進しており、他人に関心を持つのはよほど例外的だ、とわかったときに、はじめてあなたの書く手紙にはいきいきとした力がそなわり、人の心をゆすぶる手紙が書けるようになるのです。」……こうした文章に出会っておきながら、人の都合も顧みず、関心を期待してしまった最近の自分が悔やまれます(汗) >> 続きを読む
2016/12/29 by botan
菊池寛
ちくま日本文学全集021
2017/10/27 by Raven
夢野久作
ちくま日本文学全集022
芹澤 恵キース・ピータースン
ウェルズ記者シリーズの三作目。ウェルズの記者魂に触れる。* * *使っている情報屋のケンドリックから、上院戦に立候補中の議員のSM写真を買わないかと連絡がきた。しかしウェルズは議員のプライバシーに興味はないというので、拒否をした。写真はライバル紙の「タイムズ」に使われて、スクープになる。ケンドリックが殺された。スクープを取れる写真を買わなかったのは「スター」社のウェルズだったらしいと世間に知れ渡る。編集長は社会面より、売れるゴシップ記事を読ませる「身近な新聞」を目指していて、ウェルズとは相容れない間柄だった。彼は仕事に対する信念とそれに絡まって起きた事件の間で、進退窮まり、殺人犯を突き止めるために動き出す。まず、ウェルズは行方の知れなくなった、写真の女。女優の卵から探し始める。調べを進めているうちに、スターになるために田舎から出てきて、上流階級の紳士たちの夜のために提供された、と思われる女優志望の女が見つかる。過去、その女の田舎で、一時の気まぐれに付き合ったことで、それが婚約の儀式だったと思い込んだ牧師見習いの男も見つかる。それは今回の事件とどう繋がっているのか。絡まった糸が少しずつほどけてくる。* * *背景の暑い夏が読むだけで汗ばみそうな季節である。選挙がらみではあるが、底辺に生きる人間の、希望や悲しみをにじませたストーリーになっている。ゴシップ記事を売ろうとする上司にあくまで硬派を貫こうとするウェルズの姿勢が考えさせられる。これはMWA優秀ペイパーバック賞を受けているが、私は二作目の方がいいように感じた。好みだけれど。* * *諄々と語りかけるような作品は、読みながら様々な感情が湧いてくる。少し前の作品だが、なじみになった世界を訪れるのは嬉しい。 >> 続きを読む
2016/06/14 by 空耳よ
林輝太郎
罫線の基本書です。
2018/03/18 by gura
藤田英時
少し前から常駐している会社の社内SE部隊のボスのデスクに置いてあって、ずっと気になっていた本。自分よりは相当下だが、おじさん括りなのは同じというくらいの年齢ということもあって最近日常会話も弾むようになって来たので、なんでこのご時世にMS-DOSかと聞いてみた。さすがにもはや参照する機会はないけれど初心を忘れないように常にデスクに置いているそう。何でも彼が初めて単独で担当を任された部分だったらしく、当時発売されていたMS-DOS関連の本は全て読んだかも知れないって!今でもMS-DOSなら誰にも負けないです(意味ないけどw)って自嘲気味に笑う顔と、ビッシリ書き込みされてボロボロになったこの本を見て、いけてるオヤジだぜ!って思わされた。年下だけど。。。 >> 続きを読む
2013/06/27 by suppaiman
まつもと泉
2019年5冊目。中学~高校生の頃、好きだった漫画のひとつ。この作者の書く女の子たちはどの子も可愛いけれど、まどかさんはある意味憧れの女性です。主人公の妹の眼鏡美人まなみちゃんもいいかな。懐かしいなあ。文庫版、家の引っ越しで手放してしまったけれど、また集めなおそうかな。2巻目以降も引き続き読んでいきたいと思う。 >> 続きを読む
2019/01/14 by おにけん
出版年月 - 1991年12月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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