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小野不由美
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学生の時に友達から借りて、後は全巻一気に自分で買ったくらいはまったシリーズ。陽子が成長していく姿にグッとくる。 >> 続きを読む
2014/10/06 by さぶろう
原田宗典
おもしろい!伏線もいい感じ
2015/03/27 by kurobasu
宗田理
中学1年の時に読んだ。シリーズの中でもこれはちょっとどうなのと今でも思う。シリーズ全体としては大好きなのだけれども。子どもがあまりに酷い扱いを受ける話はちょっとね。結末もたしか虚脱ものだったような。 >> 続きを読む
2016/02/10 by W_W
亜木 冬彦
亜木冬彦の第12回横溝正史賞特別賞を受賞した「殺人の駒音」を読了。このミステリは、チャンバラ映画の乗りを踏襲したというだけあって、一気呵成に読ませてくれる。13歳の天才少年棋士に敗れ、プロを断念させられた男が賭け将棋---真剣師の世界に身を投じ、やがてアマチュア最高位に就いてプロに挑戦することに。だが、対戦相手が次々と殺されていき、彼に容疑が降りかかる。連続殺人事件の解明をメインとする本筋とは別に、数々の将棋の対決シーンを挿入して、興を盛り上げていくあたり、著者・亜木冬彦の並々ならぬストーリーテラーぶりが窺える。眠狂四郎を思わせるニヒルな主人公・八神香介をはじめ、謎の覆面棋士やら、純情ひと筋の田舎娘等々、いかにもチャンバラ映画的なキャラが随所に見られるのも、実にいいんですね。ただ、"横溝正史賞"への応募作ということからか、探偵役の記者名を金田耕助にするなど、必要以上に横溝小説を意識してしまっているのが惜しまれますね。 >> 続きを読む
2018/10/31 by dreamer
宮本輝
ハンガリーからの留学生のボラージュが来てから丸2年たって、ボラージュのやり方と敦子たちのやり方や生活習慣の違いなどからお互いの相違が表面化し、些細な部分で諍いが増えたりしていた。そんな中、家を出ていた長男と長女も、いつの間にか戻ってきて一緒に住むようになり慌ただしい日常が戻りつつあった城田家であった。”親が何を言おうが、子供は結局自分のしたいようにする。親の思い通りにはいかないものだ”と敦子が思ったところは、やはり親の立場からも子の立場からも同じようにそうだよなぁとわかる気がした。そして敦子が「なんだかこんなへんてこりんな子供たちを本当に自分が産んだのだろうか」と思うほどに子供たちがそれぞれに個性を見せ始めた頃、長女の真由美と次女の紀代美がボラージュの留学仲間と国際結婚することになり大慌てする。そして娘たちの国際結婚や、ボラージュの帰国で慌ただしく時間が過ぎ、やっと平穏を取り戻した矢先の城田家に突然悲しみが訪れる。文章の中に、生きとし生けるものはすべて<突如、彗星の如く>あらわれては消えていくという所があって、人との出会いは、この瞬間を大事に生きていかなければならないのだと思いました。敦子が子供たち舅と夫をへんてこりんな人間たちと思っているのと同じく、子供たちも敦子の事を少々変わった母親だと思っている事、犬のフックが一番嫌がるのは「犬」と呼ばれるという事、など家族だからこそ許しあえて許容できる事なのだと思いました。家族のこの時間は、ずっと続くようでいきなり断ち切られるものだと思い出しました。だから、今日をこの瞬間を大事に生きて行こうと思えました。この本のことは、槇原敬之さんが、インターネットラジオで言っていたので読んでみよう思いました。読んで良かった。最後は涙してしまいました。本との出会いに感謝します。 >> 続きを読む
2014/10/15 by ゆうゆう
佐野洋子
自分の傘が大好きすぎて傘を使わないおじさんが、道行く子供の会話から傘を使うようになる話。100万回生きたねこと一緒に図書館で借りてきました。私が小学校1年生のときに教科書に載っていた作品なので懐かしかったです。意外と覚えているもんですね。同じ作者さんなんですが、100万回とは違いきちんと子供向け。読んでいてなんだか楽しくなってしまう1冊でした。【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/1555/】に感想をアップしています(100万回生きたねこと一緒に紹介しています) >> 続きを読む
2014/02/12 by hrg_knm
杉元伶一
kindleで読んだ。とりあえず長い。こんなに長くしなくてもいいのではないか。登場人物も多く、全体的に特徴も似ているため誰が誰か最後まで覚えることができなかった。私は新卒の就職活動というものをしたことがないのだが、ひとつわかったことが新卒の人たちは「その仕事がしたい!」という希望がない人がいるということだ。ただ、大学を卒業するから就活をしなければいけない…というようなしゃーなしで就活をするものなんだなぁと思った。そうでない人もたくさんいると思うが。私はやりたいことがありすぎるタイプの人間なので「やりたいことがない」という状況が全く想像できない。でもきっと世の中にはそういう若者が多いのだと思う。なぜだろう。 >> 続きを読む
2016/05/22 by snoopo
TannenDeborah , 田丸美寿々 , 金子一雄
「ベストパートナーになるために」と類似した、男女間でのすれ違いがなぜ起こるのかが書かれた本。具体的な会話を例にあげ、感覚や視点のズレが解説されていますが、どのようにしたらよいかなどの実践的なことが、少し解りにくかったかな・・・。 >> 続きを読む
2013/07/15 by みるめ☆彡
辻仁成
僕にはヒカルがいる。しかし、ヒカルは僕にしか見えない。 伝言ダイヤルで知り合ったサキ。でも、知っているのは彼女の声だけ。 あとは、冷たい視線と敵意にあふれた教室、崩壊寸前の家庭……。 行き場を見失い、都会のコンクリートジャングルを彷徨する孤独な少年の心の荒廃と自立への闘い、そして成長―――。 ブランク・ジェネレーションに捧げる新しい時代の青春文学。 第13回すばる文学賞受賞作。 >> 続きを読む
2013/12/09 by books
椎名 高志
作者の出世作なだけあって面白い。世界観や設定も好きだが、やはり椎名節炸裂のギャグが光っている作品。内容とは関係無いが、当時は男性作者でこの絵柄か!と衝撃を受けた事を思い出した。 >> 続きを読む
2019/02/13 by ちさと
新谷かおる
エリア88 第2/全10巻確かな腕を持ち、将来を期待されていた旅客機パイロットのシン。しかし、意図しない形で外人部隊入隊の契約を結ばされ、戦地で空中戦に明け暮れる。相手を撃墜しないと、自分が墜とされてしまうとは言え、こんな意味の無い戦闘を続けていては、「火薬の匂いが骨にまで染み込んでいくようだ。」と表現されるような、虚無感に襲われるのも頷けると言うものだ。逆さ宙返りで上半身に血液が集中することで毛細血管に血が逆流し見えるものが真っ赤になる現象、レッドアウト。また、その逆で下半身に集中してしまうブラックアウト。戦闘機乗りの肉体の酷使は、想像することさえできないレベルだと言うことを痛感する。曲芸飛行の名手マリオは自分技術に酔う余り、撃墜のチャンスを捉えなかったことで自らの生命を落す。「上手いことと生き残ることは違う」と言うのは、何となくビジネスシーンでも感じるところが有るように思う。失明の危機のため、治療に訪れたシンの上官で有るサキとシンの恋人が接点を持ったため、今後の展開が楽しみだ。 >> 続きを読む
2015/10/28 by ice
ロアルド ダール各務 三郎Roald Dahlエラリー クイーン
【最終巻に収録されたのは、かなり幅広い意味でのミステリ作品が多いのです】 エラリー・クイーン選による短編ミステリのアンソロジー『クイーンの定員』もいよいよ最終巻のご紹介です。 本巻には『ルネッサンスと現代』、『続ルネッサンスと現代』という2章が収録されており、年代的には1951年以降の作品を補遺的に収録したものだということです。 この時代になると様々なタイプのミステリが書かれるようになっており、本書にもいわゆる本格ものの王道的な謎解きミステリというよりは、一風変わった雰囲気を持った作品(江戸川乱歩なら『奇妙な味』と呼んだことでしょう)が多くなってきています。 それでは収録作品から何作かご紹介します。〇 壜詰パーティ/ジョン・コリア 壜に閉じ込められた魔物の物語です。 壜から出してくれたらどんな願い事でも叶えるというアレですな。 大変皮肉な結末が用意されていますが、こうなるともうミステリというよりは奇譚ですね。〇 殺意の家/フィリップ・マクドナルド どうもこのところ体調がすぐれない男性がいました。 懇意にしている医者は、この男性を診察した後、密かに男性と話をします。 君の身体からはヒ素が検出されたと。 言いたくは無いが、君が食べたものから推察するに、君の奥さんは君にヒ素を盛っているのではないのか? 男性はすっかり怒ってしまいます。 まさか妻がそんなことをするわけはないだろう!と。 しかし……。〇 皮膚/ロアルド・ダール 酔った勢いで、売れない画家の知人に、背中に妻の肖像を刺青で入れてくれと頼んだ男がいました。 画家の方も酔っていましたので、興味本位で言われるままに刺青を入れてやったのです。 その後、その画家は押しも押されぬ大画家として評価されるようになりました。 画廊のショーウインドウに飾られている画家の絵を見た男は、ふらふらと画廊に入っていったのですが、みすぼらしい身なりをしていたこともあってつまみ出されそうになります。 「待ってくれ!俺もこの画家の絵を持っているんだ!」〇 世界一ねばった男/ジョルジュ・シムノン あるカフェに朝早くから一人の男がやって来ました。 そのカフェはほとんどの客が常連ばかりという店で、一見客が足を踏み入れるような店ではないのです。 この男、見たこともない男です。 にもかかわらず、この男、カフェで何と16時間もねばり通したのです。 このカフェでは食べ物は出せないと断られているにもかかわらず、何杯かの飲み物だけで16時間もねばるとは。 もう一つ変わったことがこの店で起きていました。 午後、一人の中年女性がこの店にやってきて、ねばっている男の隣の席に座ったのです。 この女性も初めての客で、こんな店に一人でやってくるような女性には見えませんでした。 ねばっている男と女性は、別に話をするわけでもなく、女性は頼んだポルト酒を飲むと店を出て行ってしまったのです。 その後、閉店時刻を迎え、ねばっていた男はようやく店を出て行きました。 その直後、店の外から銃声が聞こえたのです。 「あの男が撃たれたんじゃないか?」店員が外に出てみると、撃ち殺されたのは見たこともない別の男でした。 メグレ警視が捜査に乗り出します。 調べて行くうちに、何と、撃ち殺された男は、例のねばり続けた男がいたカフェの向かいの店で飲食していたことが分かります。 しかも、殺された男はワインやゆで卵を食べると店を出て行き、10分もするとまた戻って来てまた飲食することを繰り返していたというのです。 なんとも奇妙な状況なのですが……。〇 Q通り十番地/ヘレン・マクロイ これはミステリというよりはSFですね。 未来社会、人々は極めて材料費の安い合成食品しか食べられなくなっていました。 そのような食料を食べることで消費し、社会経済を回しているという設定なのです。 本物のパンや肉などを食べることは法律により禁じられていました(そういう食品を製造するためにはコストがかかりすぎるという理由でした)。 ある夜、一人の主婦が旦那が酔って眠っている隙に家を抜け出し、Q通り十番地にあるいかがわしい店に入っていきました。 その店とは……。 ご紹介した作品の作家を見ると一目瞭然なのですが、一癖も二癖もある作家が揃っています。 こりゃあ、一筋縄ではいかないような作品が集まるのも無理はないところです。 典型的なミステリ作品は少ないのですが、なかなか面白い作品が集められていますよ。■■■ 普通(1~2日あれば読める) >> 続きを読む
2020/10/23 by ef177
永井 荷風
ちくま日本文学全集031昔読んだときは、なんだかよくわからない話だったけど、今読むと、墨東綺譚はたしかに名品です。(タイトルの墨の字は本来「さんずい」が必要ですが、表示できないのでそのまま使っています)。急に降り出した雨の中、傘に飛び込んできたお雪との出会いから情を交わすに至るまでの流れるような場面展開は実に見事です。映画監督なら、こういうの映像化したいだろうなあ。この場面の最後の方、女は衣紋を直しながらわたくしの側に座り、ちゃぶ台の上からバットを取り、「縁起だからご祝儀だけつけて下さいね。」と火をつけた一本を差出す。 わたくしはこの土地の遊び方をまんざら知らないのでもなかったので、「五十銭だね、おぶ代は。」「ええ。それはおきまりのご規則通りだわ。」と笑いながら出した手の平を引込まさず、そのまま差伸している。「じゃ一時間ときめよう。」「すみませんね。ほんとうに。」「その代り。」と差出した手を取って引き寄せ、耳元に囁くと、「知らないわよ。」と女は目を見張って睨返し、「馬鹿。」と言いさまわたくし肩を撲った。(p319-320)ううむ。いい場面です。私としては、作者自身と思われる人物がここでお雪の耳元に囁いた言葉が気になる。かなり大人の、艶っぽい(あるいは非常に下劣な)言葉だったんだろうけど、お雪みたいな女性からこういう反応を引き出せる、そういう言葉を男としては言ってみたいものです。物語が終わってしまい、その後、作者自らによる舞台の背景に関する説明文が続きます。「作者贅言」と名付けられたとおり、作品としては余計なものなのかもしれないけれど、私には、この作者がお雪の物語を語り尽くしてしまって本当は終わらなければならないけれど、立ち去りがたく綿々と名残を惜しんでいるように映って、これはこれでなかなかいいものです。この部分にはお雪の名前は一言も出てこないけれども。ただ、私はどうもこの作者が気に入らない。なんでだかか理由がわからないけど。理由の一端は、荷風が死んだときに石川淳が書いた猛烈な「敗荷落日」の影響であることは間違いないでしょう。この「敗荷落日」はともかく凄くて、これだけ有名な作家が死んだとき、こちらも著名な作家がこれほど激越な弾劾文を書くとはとても信じ難いものがあります。とにかくタイトルからして凄い。敗れる荷風、それに落日ですからね。原稿用紙にして約15枚。読むと実に楽しい。こんな見事な悪口はなかなかお目にかかれません。 一箇の老人が死んだ。通念上の詩人らしくもなく、小説家らしくもなく、一般に芸術家らしいと錯覚されるようなすべての雰囲気を絶ちきったところに、老人はただひとり、身辺に書きちらしの反故もとどめず、そういっても貯金通帳をこの世の一大事とにぎりしめて、深夜の古畳の上に血を吐いて死んでいたという… おもえば、葛飾土産までの荷風散人であった。戦後はただこの一篇、さすがに風雅なお亡びず、高興もっともよろこぶべし。しかしそれ以降は…何といおう、どうもいけない。荷風に生活の実情については、わたしはうわさばなしのほかにはなにも知らないが、その書くものはときに目にふれる。いや、そのまれに書くところの文章はわたしの目をそむけさせた。小説と称する愚劣な断片、座談速記なんぞにあらわれる無意味な饒舌、すべて読むに堪えぬもの、聞くに値しないものであった。…ひとはこれを奇人という。しかし、この謂うところの奇人が晩年に書いた断片には、何の奇なるものも見ない。ただ愚なるものを見るのみである。怠惰な小市民がそこに居すわって、うごくけはいが無い。…怠惰な文学というものがあるだろうか。当人の身柄よりも早く、なげくべし、荷風文学は死滅したようである。また、うごかない精神というものがあるだろうか。当人の死体よりもさきに、あわれむべし、精神は硬直したようである。…日はすでに落ちた。もはや太陽のエネルギーと縁が切れたところの、一箇の怠惰な老人の末路のごときには、わたしは一燈をささげるゆかりも無い。(ちくま日本文学全集 石川淳 p421-432)うひゃー。まあ、そういう予断を持って読んでいたんですが、それでも永井荷風、最初の「あめりか物語」とか「ふらんす物語」の頃から、やっぱり名文家だなあと思います。日和下駄の森鴎外を訪ねたときの文章なんか、印象に残ります。で、なぜ嫌なのか、しばらく気にかかっていたんですが、この全集の次の島尾敏雄を読んでいて、ハタと気がつきました。気がつけば単純なことですが、傍観者的な態度。これがどうも自分には気にくわないらしい。石川啄木の苦闘、島尾敏雄の凝視、それが彼には欠けている。これらの人々が何に苦闘し、なにを凝視していたかというと、それは人間の生きるということでしょう。そういう「真摯さ」が彼には欠けている。もちろん荷風散人と自署したように、そういうのを振りはらったところに彼のスタンスがあり、戯作者としての彼の文学があるんでしょうが、なんだかそういうところが気にくわない。だから、この解説文をかいている「小沢信男」も私は嫌い。なんだそのへんな余裕は。まあこれはそれぞれの好みの問題で、だからどうだということもない。作品の評価とは別の話なんでしょうが。でも永井荷風。彼の作品はもう読まないでいいや。 >> 続きを読む
2017/11/01 by Raven
島尾敏雄
ちくま日本文学全集032。島尾敏雄の作品はまったく初めて。「死の棘」という作品名は聞いたことがあるけど、作者の傾向やジャンルもまるっきり知らなかった。で、感想はどうかというと、気に入りました。テーマは重たいのに、気に入りましたなんていうのはなんだけど、こういう言い方が自分としてはぴったり。この中での最高傑作は「島の果て」。おなじ経験を「出孤島記」「出発は遂に訪れず」でも書いていて、それはそれで立派だけど、物語として完結した宇宙を築くことに成功した「島の果て」には及ばない。でも、この人はこれだけ造形力の強い文体を持っているのに、それを物語を構築するためには使わないで、自分の身辺というか、私小説的な方に使ってしまったのはなぜなんだろう。この本のところどころで夢の内容を描写しているけれども、実にリアル。夢という支離滅裂な内容をここまで読ませるというのはなかなかありません。現実に存在しないイメージを現前感をもって描き出せるのはもっと虚構性の高い作品を描くときの最大の武器になった筈なのに、そういう作品がここではほとんど収められていません。たぶんそういった作品は少なかったんだろうと思いますが、もったいないなあと勝手に思っています。とはいってもどの作品も高い緊張感が漲っていて文句なしに面白い。作者の身辺に題をとった作品でもまるでハードボイルドの作品を読んでいるような気がします。読んでいるうちに作者が自分の生活や自分自身の内部をずっと凝視しているというイメージが生まれてきました。この作家の強靭な精神力に驚くとともに、それはしかし、周囲としてはかなり耐え難いことではなかっただろうかなどど思いました。私にとっては、新しい作家を発見した一冊です。 >> 続きを読む
2017/11/02 by Raven
柳川 茂
小さい頃に読んだ絵本。とてもきれいだった覚えがあるので、また読みたい。
2016/07/06 by 3_9
松岡享子 , 大社玲子 , WilburRichard
番ネズミがネズミ取りで捕まりそうになったけど、お母さんネズミに聞いていたことを思い出したから、捕まらなかった。ある日ドロボウが入ってきたとき、叫んで追い払ってあげた。だから、捕まってなくて良かったなぁと思った。 >> 続きを読む
2015/12/04 by れおっち8
荒俣宏
【壮絶!愛書家のコレクション・ライフ】 稀代の書痴(失礼)、稀覯本蒐集家としても有名な荒俣宏のブックライフを綴った一冊です。 荒俣宏は、そのとてつもないブック・コレクションで知られるわけですが、いかにしてそのような蔵書を作り上げたかを知ることができる、壮絶!の一言に尽きる内容になっています。 まずは古書店巡り、展示即売会巡り辺りから始まるのですが、これと共に古書店が発行している目録の価値について語られます。 古書店目録は情報の宝庫ということで、それ自体が書物としての価値を持つと。 目録の蒐集は海外書店へと及び、そこで目をつけた稀覯書を入手したくてたまらなくなり、海外通販へと進みます。 さらには海外古書店等を代理人としてオークションへの参加。 この辺りになってくると購入金額もうなぎ上りになります。 〇百万円単位の本をポンポン購入してしまいます。 いや、決して潤沢に資金があるわけではなく、借金して買うわけです(「サラ金から借りて……」なんて書かれていますが、大丈夫なんだろうかと心配になります)。 まだ『帝都物語』や『世界博物大図鑑』を手掛ける前の時代について書かれた文章によると、当時の月収は30万円位と書いていますが、それをはるかに上回る購入額。 これで今年の冬もオーバーが買えない……とこぼしていたり。 で、古書購入額はさらに上昇し、1000万円を超えるような売価の本にも手を出していきます。 悪い女に騙されてマンションの一つも買わされたと思えば……なんてエクスキューズするわけですが、いや、もうムリ。 本書には明記されていませんが、一説によると億を超える借金を抱えたとも言われていますが、この買いっぷりからすればそうだろうなぁと思わざるを得ません。 しかし、『帝都物語』が大ヒット! その際の収入で借金を返済できたとか。 で、購入しまくった稀覯書の図版を使って『世界博物大図鑑』という名著を手掛けるのですが、この時代は平凡社に泊まり込む生活になります。 床にアウトドア用のゴザを敷き、布団もかけずに寝る生活が何年も続きます。 これじゃ身体を壊しますよ(実際おかしくなり、医師からはせめて布団をかけろと怒られる始末)。 まあ、こんなとんでもないブックライフを送り、その結果、見事なコレクションを作り上げたわけですが、これだけの稀覯本をどうやって保管しているのかは謎だわぁ。 平凡社などにも置かせてもらったなどとも書かれていますが(貴重な本を会社に置いてあるので、その夜警も兼ねての泊まり込みなどと書いていますが)。 これだけのコレクションを持たれた結果、我々にもその複製として図版を紹介した本を書いてくれるわけですから、まあ、有難い話ではあるのですが。 本書にも、貴重な図版を多数掲載してくれています。 こういう図版って、本自体を所有していれば複製しても大丈夫な物なんでしょうかね?(著作権は当然切れているからOK?)。 とにかく壮絶としか言いようがないアラマタ氏の稀覯書収集履歴です。 もう唖然として読むしかないですよ、これは。 本のみに生きた男だなぁと痛感させられます。読了時間メーター□□□ 普通(1~2日あれば読める) >> 続きを読む
2021/09/26 by ef177
陳舜臣
富士川義之 , エドガー・アラン・ポー
出版年月 - 1992年5月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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