原題が『The Very Bloody History Of Britain』というので、どれだけ血生臭く、生々しい内容なのだろうかと思っていたのだが、全然そういうわけではなかった。 訳者あとがきにも書いてあるが、“Bloody”には“滅茶苦茶な、途方もない、べらぼうな”という意味があるらしい。 そういう意味合いで書かれた本なのか、確かにイギリスの歴史をべらぼうな感じのジョークを織り交ぜながら、ストーリーを展開している。 特にフランスの呼び方が酷い…この本では「蛙」呼ばわりされていて、そんなにフランス人が嫌いなのかと疑念を持ってしまうくらいだ。否、結構いけ好かない野郎だと思ってるのかもしれない…