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1993年12月発行の書籍

人気の作品

      黄金を抱いて翔べ

      高村薫

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.2
      いいね! makoto
      • 高村薫のデビュー作なので読んでみました。「マークスの山」「レディージョーカー」を前に読んでいるので期待して読んだら、まずまずそこそこでいまいちでした。テンポが悪いしあまりにも説明がくどい感じ。 >> 続きを読む

        2017/07/09 by rock-man

    • 他4人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      大地の子

      山崎豊子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! ybook

      • かつてNHKでTVドラマとして放送された山崎豊子の「大地の子」。

        そのあまりの素晴らしさに、その時の感動がいつまでも私の心から離れません。
        今回、原作の小説全4巻を、時間をかけてじっくりと読んでみました。

        とにかく、中国残留孤児の激動の半生を描いた"歴史大河小説"として、誠実な性格と忍耐力を発揮する主人公・陸一心の姿が圧巻の作品なんですね。

        そして、この「大地の子」は、山崎豊子の「不毛地帯」「二つの祖国」に続く戦争三部作のひとつとして位置づけられている作品で、現実に中国が辿ってきた歴史を綿密に調べ上げて書かれた大河小説でありながら、冷徹なノンフィクションの手法に傾いていないところが、さすがに山崎豊子らしいと思いますね。

        主人公の松本勝男は、満州でソ連軍の虐殺により家族を失い、妹のあつ子は奇跡的に生き残るが、勝男とは生き別れになってしまう。

        勝男は、放浪中に人買いに捕まり、売られそうになっていたところを、小学校教師の陸徳志に助けられた。
        陸徳志は、勝男を引き取り、一心と名付ける。

        日本人であるがゆえに差別や虐待を受ける一心を、徳志は愛情を込めて育て上げる。
        ところが、中国では文化大革命が起こり、一心は日本人であるという理由から内蒙古の労働改造所へと送られてしまう。

        徳志は、一心の冤罪を晴らすために奔走し、そして一心は無事、労働改造所から解放されるのだった。
        一心は、労働改造所で勉強した日本語の能力を買われ、日中共同の大プロジェクト「宝華製鉄」の建設チームへと参加することになるのだった-------。

        物語は、1966年(昭和41年)、中国で文化大革命が起きた数カ月後から始まる。
        製鋼工場の技術者である陸一心は、批判大会で吊るし上げの対象となり、身に覚えのない罪を着せられる。

        労働改造所に送られ、囚人として肉体的激務を強制されるが、ここに至るまでの彼の青年時代もまことに劇的であった。

        この労働改造所での過酷な日々を耐えられたのは、ひとえに陸徳志、淑琴の両親から受けた愛に報いるまで人生を終わるわけにはいかない、という強い執念があったからだ。

        また、彼の味方は両親だけにとどまっていなかった。
        親友の袁力本は、ここぞという時に力になり、また労働改造所時代の命の恩人である看護婦の紅月梅と結婚し、彼女が心の支えとなる。

        こうして、いくつもの情愛が、日本人であるがゆえに、なかなか心を開けない一心の孤独を慰めるんですね。
        そして、持ち前の誠実な性格と忍耐力を駆使して、仕事に邁進する一心。

        だが、この歴史大河小説の読みどころは、一心の数奇な運命だけではありません。
        物語の後半に入ると、山崎豊子のスリリングなストーリー・テリングの冴えが光ってくるんですね。

        製鉄所プロジェクトが、権力者の政治に利用され、非常に生臭い権謀術数の様が描かれていくことになります。

        また、日本側と中国側、お互いのメリットを尊重する政治的駆け引きが、プロジェクトの進行をますます滞らせるのであった。

        こうした中で、民間製鉄会社の上海事務所長として働いているのが、松本耕次、一心の実父だ。
        彼は、果たして同じ職場で働く一心が実子であると、知ることが出来るのかという興趣が、エンターテインメント小説としての読みどころになっていると思う。

        最終的には、深い感動がもたらされる作品ですが、そこに至るまでの、まさしく山崎豊子の読ませる筆力には、ただただ圧倒されるばかりだ。

        >> 続きを読む

        2018/07/26 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 16人が本棚登録しています
      それでも人生にイエスと言う

      山田邦男 , 松田美佳 , FranklViktor Emil

      春秋社
      カテゴリー:人間学
      5.0
      いいね! kentoman
      • 考え方の転換。

        夜と霧も合わせて、人生観に影響を与える本だと思う。

        また何年後かに読みたい本。
        >> 続きを読む

        2018/01/10 by okiam

    • 他3人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      墓地を見おろす家

      小池真理子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 新築・格安・都心に位置する条件抜群なマンション。
        ―広大な墓地に囲まれていることを除けば。

        引っ越してきて、次々と不吉な出来事が起こります。
        怖・・・・・・・くないです。笑
        ツッコミどころ満載で、怖くなるどころじゃなかったです。

        管理人さんと主人公一家のみになってしまった辺りからおもしろくなってきたのですが、結局彼らが何をしたいのかが全く見えず、数々の伏線をそのままにして終わらせてたりと、中途半端なもやもや感だけが残りました。

        彼らは最後の住人を外に出さないために、たくさんの人を殺しましたが・・・事件として警察は動かなかったのかなぁ。
        あと、あれだけのことが起こっているんだから、最後の1世帯になる前にウィークリーマンションへ避難すればいいのにーとか。

        ラストに関しては、マンションの外の出来事にも呪いをかけまくってた彼らが、律儀にエレベーターに乗って恐怖を演出している姿に笑いが込み上げてきました。
        ・・・こんな感想ですみません(;´Д`)
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        2014/12/11 by あすか

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      真犯人

      相原真理子 , CornwellPatricia Daniels

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • 私を殺しても、けだものは死なない。蘇生と新たな犯行を予告して、黒人の死刑囚は電気椅子で絶命した。
        そして、不可解な事件が起きるのだった-------。

        私が愛してやまない、検屍官ケイ・スカーペッタシリーズの4作目の作品「真犯人」をハラハラ、ドキドキしながら読み終えました。

        この作品「真犯人」は、死者の犯罪がテーマだ。
        処刑された囚人が、新たな犯罪を犯すかのように指紋が発見されていく。

        この指紋は、被害者の十三歳の少年、女性霊能者、検屍局主任の死体に付着させられていた-------。

        これは、まるでオカルトか、サイコメトリーかと思わせますが、法医学ものであることはれっきとした事実。法医学ものとオカルトは共存しないんですね。
        ケイによって、オカルトのように見えるこの怪奇な事件の真相が、探られていく。

        黒人の死刑囚ロニー・ジョー・ワデルの検屍に当たったケイが、指紋の盗み出しの容疑をかけられる。
        それだけではなく、殺された検屍局主任は、ケイの部下だった女性なのだ。

        それで彼女とのトラブルを目撃されたケイは、殺人の嫌疑さえ受けることになるのだった。
        まさに絶対絶命の窮地に立たされることになるケイ-------。

        この作品は、法医学的な謎解きというよりも、緻密な現場検証の妙がメインになっていると思う。
        処刑されたワデルは、本人ではないかもしれない、またゾンビは存在するなど一時期、誰もがワデルの死に対して疑心暗鬼になるんですね。

        こうして、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。死者が犯罪を犯すなど、とても信じられることではない、だが----というわけだ。

        そこで、ケイとFBI心理分析官のベントンは、原点に戻って考えることにする。
        ワデルの犯行を今一度なぞってみるのだ。

        二人はワデルが殺人を犯した家を訪ねる。
        ルーマ・ライトという特殊な器械によって、指紋をはじめ血痕、繊維など、ありとあらゆる犯行の形跡が浮かび上がってくる。
        ここで発見された指紋は、やはりワデルのものだと言われている指紋と一致したのだ。

        一方、ここでベントンはケイにアドバイスを求めながら、指紋や血痕などからワデルの犯行を具体的に追う。
        彼はどのような精神状態で犯行を犯したのか?

        グロテスクな形に切り刻まれていた被害者の少年。他の被害者も情け容赦なく惨殺されていた。
        こうした冷酷無比な手口とワデルの犯行は、一致するものなのか?

        ベントンは、ワデルの犯行は軽い精神障害を認めながら、麻薬などの依存による衝動的なものだと判断する。
        そして、現在連続して起きている事件の犯人とは別の人格だと分類する。

        これは、法医学の知識に裏打ちされた現場検証から、プロファイリングが導き出されるという図式だ。
        この趣向もいかにも現代風で、アッと息をのむ。

        真犯人はどこに? そして、真犯人の目的とは?-------。

        後半では、前半にも増して背筋が寒くなる事件がまた起きる。
        ワデルの顔見知りだった巨体の女看守が、自分の家で首のない死体になりはてていた。

        犯人は、とんでもない怪物だったのだ。

        >> 続きを読む

        2018/08/11 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      狼の時〈上〉 (角川ホラー文庫)

      ロバート・R. マキャモン

      5.0
      いいね!

      • スティーヴン・キング、ディーン・R・クーンツに続くモダンホラーの期待の星として脚光を浴び、次々と作品が刊行されながら、いつも読後に確かに凄いんだけど、何かがもの足りない----という不完全燃焼の思いを抱かせてきた、未完の大器とでも言うべきロバート・R・マキャモン。

        しかし、今回読了した「狼の時」(上・下巻)は、ひと味もふた味も違う作品になっていたと思う。
        いつもながらの骨太なストーリーテリングと、作者の美質とも言えるマイナーなノリとが絶妙に絡み合って、この作品は等身大の狼人間像を鮮やかに描き出し、これまでになく深いところでマキャモンファンの私を惹きつける魅力を感じさせてくれたんですね。

        物語の舞台は、ノルマンディー上陸作戦を目前に控えて、風雲急を告げる第二次世界大戦下のヨーロッパ。
        主人公の英国情報部員ガラティンは、連合軍の上陸作戦に致命的な打撃を与えると予想されるドイツ軍の秘密兵器を探る指令を受けて、敵地の真っ只中に潜入するのだった。

        この作品の骨格は、実にオーソドックスな冒険スパイ・アクションなんですね。
        ただし-----主人公が狼男であるという一点を除いては。

        もっとも、これとても、平井和正の「ウルフガイ」や手塚治虫の「バンパイヤ」などの日本のSF&ホラー小説の読者には、とりたてて新鮮とは映らないかもしれません。

        正直言って私も、最初のうちは、何かみえみえの展開だなと高を括っていたのですが、スパイ・ストーリーと並行して、主人公の数奇な生い立ちが断片的に明かされていくにつれて、俄然、襟を正すに至りましたね。

        匂いたつようなスラヴの大地。
        大森林の奥深くに鎮座する白い僧院。
        呪われた宿命を背負って、そこに隠れ棲む人狼の群れ---思わず陶然とさせられる、伝奇ロマネスクなロケーションであることか。

        赤軍に家族を惨殺され、辛くも森に逃げ込んだガラティン少年が、人狼の血を享ける危険な試練に耐え抜き、一人前の若者に成長してゆく過程を活写するマジック・リアリズムそこのけの筆致。

        そして、そこに盛り込まれた勇壮にして、悲劇的なエピソードの数々こそ、この作品の最大の魅力だと言えると思う。

        私はこの作品を読みながら、幼い日に愛読した「シートン動物記」の諸篇、例えば「狼王ロボ」の粛然とした読後感を、ふと思い出しましたね。

        サービス満点なエンターテインメント活劇の枠内で、血に飢えた怪物でも不死身の超人でもない、等身大の狼人間像を鮮やかに描き出してみせたロバート・R・マキャモンに、今回ばかりは躊躇なく「脱帽」の二文字を捧げたいと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/05/07 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      一色一生

      志村ふくみ

      講談社
      カテゴリー:染織工芸
      4.0
      いいね!
      • 著者の複雑な生い立ちと染織の世界での仕事や思いについてのエッセイ。
        とてもではないが他人には真似することのできない人生が真摯に語られている。
        染織についてはごく一部しかうかがい知ることはできないが、仕事に対する姿勢が凄まじいものであることは伝わってくる。

        気になった詩をひとつ。


        老化学者の言葉

        「目標以外のすべてに謙虚であれ」
        「僅かの差異を追求せよ、見のがすな。猟犬のように」
        「何百回みても発見の機を逸するもの、一回みて、発見の機を摑むもの」
        「仕事は希望と、落胆と、興奮の連続で、終点がない」
        「完成のみが行動に価値をあたえる」
        そして最後に、
        「あなたの正しさより、あなたのあやまちがより好きだ」
        とその人は言った。
        >> 続きを読む

        2013/07/21 by freaks004

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      運命を拓く 天風瞑想録

      中村天風

      講談社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      5.0
      いいね!
      •  文句なく★5つです。
        正直 宗教っぽい話なので好き嫌いはあるでしょうが、
        是非とも一度は読んでみるべき本です。

         主張されていることは首尾一貫して明瞭です。
        人間は進化向上するために生まれてきている。
        積極的な心の持ちようが好結果を、
        消極的な心の持ちようは悪い結果を形づくる。
        だから心を前向きに持つよう自ら訓練し努力しないといけない。

         誰もが聞いたことのある話でしょう。
        そういう類の説法は各種あります。
        でも実践している人がどれだけいるでしょうか。
        実践することが難しいとしても、
        しようと心がけている人はどれだけいるでしょうか。

         一笑に付せる話ではありません。
        真剣に取り組んでみる、
        納得いかない方でも考えてみる価値はあると思います。
        心にとまる部分のあった方は
        何度も読み返すことになる本だと思います。
        >> 続きを読む

        2015/02/02 by kengo

    • 2人が本棚登録しています
      たけくらべ

      樋口一葉

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!

      • 樋口一葉の「たけくらべ」を再読しました。
        この小説は、恋愛というには、あまりに幼く、淡く、しかも古風な物語です。

        やがては遊女になる運命の美少女・美登利と寺の跡取り息子・信如との、おそろしく密やかで、意地っ張りな初恋物語。

        この小説のハイライトシーンは、雨の中で下駄の鼻緒を切らして困っている信如を見かけた美登利が、鼻緒の代わりに友禅ちりめんの切れ端を持って駆け寄ろうとするが、なぜか顔が紅くなり、胸もドキドキして、近寄ることができずに立ちすくんでしまうところです。

        一方、信如のほうも、相手が美登利だと知った途端、顔色を変え、鼻緒をすげ代える手も震え出す-----というお馴染みのシーンですね。

        「(美登利は)格子の間より手に持つ裂れを物いはず投げ出せば、見ぬやうに見て知らず顔を信如のつくるに、ゑゝ例の通りの心根と遺る瀬なき思ひを眼に集めて、少し涕の恨み顔、何を憎んで其やうに無情そぶりは見せらるゝ、言ひたい事は此方にあるを、余りな人とこみ上るほど思ひに迫れど-----」というくだりを読むたび、胸に熱くこみ上げてくるものがあります。

        百数十年近く昔の、それも二十三歳の若き女性の書いた小説に、これほど、胸を熱くさせられるとは-------。

        具体的な行動としては、鼻緒代わりの切れ端を渡す、渡さないという、どうってことない事柄なのですが、そのどうってことない事柄に賭けられた二つの心の緊迫感が凄い。サスペンスフルなんですね。

        恋愛というのは、お互いの心の謎に踏み込んでいくということだから、そこには当然、大袈裟に言うなら、恐怖とか不安とかがつきまとうものです。

        つまり、「怖い」ものだと思う。そして、どこまで読み手側を、その怖い部分に引きずり込んで行けるか----恋愛小説というのは、基本的に、一種のサスペンス小説なのではないかと思うんですね。

        そういうわけで、何か、恋愛的な甘く切ない情緒が欲しいという気分に誘われて、再読したのですが、あらためて思ったのは、恋愛物語として、実にうまくできているのだけれど、それより何より子供たち(主役の二人ばかりでなく脇役たち)の生活の背景の描写、そして人物描写のほうが数段面白く、味わい深いものに感じられましたね。

        美登利と信如の初恋は、物語を束ねる要にはなっているけれども、本当は二人だけが主役なのではなく、どちらかというと全員が主役の"群像もの"の小説に思えるんですね。

        この「たけくらべ」が、最近の少年少女ものと違うのは、子供たちの世界を大人の世界と切り離された、無垢で純粋で抽象的な存在として描いているのではなくて、大人の世界を背負ったものとして陰影深く描いている点だと思う。

        例えば、信如に関する描写など案外と辛辣というか皮肉というか。
        初めてこの小説を読んだ時、私は信如を簡単にフラットに美化して、潔癖で知的な少年のように思い込んでいましたが、よく読んでみると、信如のその潔癖さの裏には、寺の者にしては生ぐさい、両親に対するひけめや反撥があり、潔癖と言えば聞こえはいいが、実はとんだ小心者と言えなくもないんですね。

        そういうところを、樋口一葉は、周到に描き出していると思いますね。
        だからこそ、信如という少年は、立体感を持ったリアルな一個人として浮かび上がって来るし、美登利に対する惹かれていく気持ちと離れようという気持ちにも、大いに納得がいくんですね。

        再読してみて、樋口一葉の人間を見る眼の確かさ、深さに感心してしまいます。

        考えてみれば、遊女を約束された少女と僧侶を約束された少年という取り合わせは、実に大胆だと思う。
        まるで別世界なんですね。美登利と信如は、それぞれ自分の住む世界に関して意地や誇りを持っている。
        まるで別種の人間だからこそ惹き合う力も強いのですが、離れようとする力も強い。

        好きなのか嫌いなのかわからない、とにかく、なぜか気になって仕方がない-------。
        遊女と僧侶という設定が、この初恋を複雑で面白くねじれたものにしているのだと思う。

        それから、年下の少年・正太郎の美登利への思慕も味わい深いし、江戸の面影を残す明治の風俗の描写も酔わせてくれます。

        やはり、この「たけくらべ」は、傑作ですね。

        >> 続きを読む

        2018/08/01 by dreamer

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      ドクター・ヘリオットの生きものたちよ

      ジェイムズ ヘリオット

      5.0
      いいね!
      • まだ獣医さんが、犬や猫では仕事として成り立たなかったころのお話。ドクター・ヘリオットが診るのは、イギリスの田舎の農場の大きい動物たちが主なのだが、ドクターと奥さんは、犬や猫が大好きで、折々、出会ったいろいろな犬猫の話が中心です。

        おもしろいので、つい著者の他の本も読んでみようとして、失敗したと思いました。美味しいご馳走は、ときどきしか食べないからこそご馳走、ということはある。読みすぎ注意です。
        >> 続きを読む

        2016/05/15 by まるち

    • 1人が本棚登録しています
      ちびまる子ちゃん

      さくらももこ

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      2.0
      いいね!
      • 匿名

        気を張らないで読めるので寝る前とかおすすめ

        2015/01/11 by 匿名

    • 1人が本棚登録しています
      鳥葬の山 (文春文庫)

      夢枕 獏

      4.0
      いいね!
      • 夢枕獏先生というと大長編作家のイメージが強かったが、短編集も数冊書かれておられます。
        奧付を見ると1993年とあり、今では古本でしか手に入らない短編集です。解説が中島らもさんというのが時代を感じます。
        とても面白いお話もありました。が、ホラーよりの話を期待していたので正直う~ん、というお話もありました。
        中でも「柔らかい家」という一篇が、特に好きです。これは怖い。
        >> 続きを読む

        2018/10/10 by beppinudon

    • 2人が本棚登録しています
      大地の子

      山崎豊子

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 本巻は、華麗なる一族を彷彿とさせる経済小説となります。
        鉄は国家、国家は血。
        実の父子と知らず相対する二人はどうなるのか。
        再開の丹青との関係も気になる次巻へ!!
        それにしても、中国とのビジネスは苛酷ですね。
        自分なら出来るのか問いかけています。
        >> 続きを読む

        2013/05/16 by Hiropika

      • コメント 2件
    • 5人が本棚登録しています
      愛の笛 アメリカ合衆国

      Goble, Paul , 北山耕平

      河出書房新社
      5.0
      いいね!
      • ネイティブ・アメリカンの民話の絵本。
        とても良い絵本だった。

        ネイティブ・アメリカンには、若い男性が若い女性を思って奏でるラブ・フルートと呼ばれる笛があるそうである。
        女性は、それが誰を思って奏でている音色か直感的にわかるそうで、お互いに思いが通じれば、めでたしめでたしという話になるそうである。

        そのラブ・フルートがどうして生まれたのかの物語がこの物語。
        勇敢な狩り人にして戦士だけれども、自分が好きな人の前ではからっきし内気で声をかける勇気もない若者が、ある日、この世に絶望して旅をしている時に、不思議なへら鹿が人間になった二人の人物に出会い、愛の笛を渡される。
        その笛を奏でると、世界中がよろこび、彼女もすぐに気付いてくれる…。


        おおらかな、あたたかい気持ちになる、良い一冊だった。
        >> 続きを読む

        2013/05/02 by atsushi

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      ラングストン・ヒューズ詩集

      HughesLangston , 木島始

      思潮社
      カテゴリー:
      4.0
      いいね!
      • とても良かった。

        こんな詩集が読みたかった!とはじめのいくつかの詩を読んですぐに思った。

        率直な言葉で、生き生きと、生きることやいろんな思いが綴られている。

        ラングストン・ヒューズは二十世紀の半ばに活躍した、アメリカの黒人の詩人。

        たまたま、以前、「川のうた」という詩を読んで、興味を持って、この詩集を読んでみた。

        この詩集にめぐりあえて良かった。

        自伝もぜひ読んでみたいと思う。
        また、詩や文章にブルースについてよく言及してあって、ブルースが聞きたくなった。

        いくつも響く詩があったけれど、以下の詩は、特に印象深かった。


        「わが同胞たち」

        夜は美しい、
        わが同胞たちの顔もおなじ。

        星は美しい、
        わが同胞たちの眼もおなじ。

        美しい、太陽も、また。
        美しい、わが同胞たちの魂も、また。


        「助言」


        みんな、言っとくがな、
        生れるってな、みすぼらしいよ―
        んだから、つかまえろよ
        ちっとばかし 愛するってのを
        その間にな。


        「さいごの曲り」

        その角を まがって きみ
        きみじしんのなかに
        かけこむ ときは
        そのときは わかるんだ
        のこされた 角という角を
        曲がってきたんだって。
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        2013/04/08 by atsushi

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      うめ子先生―100歳の高校教師

      佐々木 征夫

      5.0
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      • 佐々木征夫『うめ子先生 100歳の高校教師』読了。
        1992年で百歳で昇天されるまで、山形の独立学園で書道の教師をされてた桝本うめ子先生についての本である。
        三カ月ほど前、たまたま独立学園のある先生の方から御葉書をいただき、それがこのうめ子先生の「祈」という一字の書の写真が印刷してある絵葉書だった。
        それまで恥ずかしながらうめ子先生については全然知らなかったのだけれど、その字にとても感銘を受け、この本を図書館で借りてきてちょっとずつ読んで、今日読み終わった。
        とても良い本だった。
        独立学園は、戦前から続いている無教会主義キリスト教の高校で、少人数のユニークな教育を実践しているそうである。
        この本を読みながら、独立学園に行っていたら、俺ももうちょっと良い人生だったのかもなぁとしみじみ思った。
        この本は、もともとは、うめ子先生についてのドキュメント番組に関連して書かれたそうで、番組も当時大きな反響があったそうである。
        いつかその番組も、見てみたいものである。
        なんといえばいいのだろうか、とてもなつかしい気のする一冊だった。
        こういう姿勢や生き方というものが、なんと貴重な稀有なものになってしまっているかに一抹の寂しさも覚えるし、独立学園がうらやましくも感じられるが、それぞれの場で、一生懸命生きていれば、きっとうめ子先生が言うように、その場において、泉が湧きだすのだろうと思う。
        >> 続きを読む

        2016/08/03 by atsushi

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      哀愁の町に霧が降るのだ

      椎名誠

      三五館
      4.0
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      • なかなか面白い本・・・。時たま読みながらにやけてしまう感じの本。レビューBy陰気ではなくきっと陽気なボクより・・・。 >> 続きを読む

        2011/03/24 by fraiseyui

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