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1994年5月発行の書籍

人気の作品

      変身

      東野圭吾

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 矢張りこの時代に脳移植というものを題材にしてこういう作品を書く、東野圭吾氏は凄い作家だと認めざるおえない。

        この作品を読むきっかけは実はアマゾンプライムでこの作品のドラマ版が無料で観れるんですよね(といってもアマゾンプライム会員にならなければの話ですが)で、試しに2話まで観たのですが結構面白くて、で、「あ、これ、原作だとどうなのかな~。原作読んでみたいな~。」と思いすかさず図書館で検索したら在荷であったので速攻で借りてきて今に至るという感じです。

        正直な感想を言うと「す、すごい・・・!」としか出てこないんですよね。ぶっちゃけ、後半からラストにかけての怒涛の展開は序盤だけ知っているないし読んでいた時点では想像がつかないくらいの展開に次ぐ展開で頁を捲る手が止まらなかったですね。色々と書きたいのですがどれもネタバレになってしまう恐れがあるので詳しくは書けないのですが冒頭でも触れたこの作品が書かれた時代に「脳移植」という繊細で不確定で不確実なものをテーマに一人の人間が変わっていく、いや変わるなんて生易しい言葉では言い表せないくらいに変貌し支配されていくという話を考え一つの作品に昇華してしまうのは矢張り凄いなと。賛否も分かれるであろうテーマに果敢に挑みここまでの物語を構築した東野圭吾さんに改めて敬意を評したいと思います。

        とまあ、いつにもまして殊勝な(というか真面目な)ことを書いてきましたが、矢張り東野圭吾さんの作品は面白いなーと改めて思いました。序盤の伏線も後半で見事に回収されていくし登場人物たちがみんな魅力的でもう物語にも人物たちにもぞっこんLOVE(笑)になっちゃいますよね。

        実際この作品だと主人公の成瀬の変貌ぶりがもう心をグッと鷲掴みにして離さない、変わるまでの過程も秀逸でかつ変わった後の葛藤や言動などが鬼気として迫ってきて助かってほしいのかそれともこのままでいてほしいのか読んでるこちらとしても息つく暇もない圧倒的な臨場感で押し迫って来る感じがして、読み終わったあとに「あ~~~良い作品読んだ~~~」と温かいため息が出ましたね。

        この後ドラマ版もまた観てみたいと思いますが正直壮絶なラストだったのでそれを映像として観て果たして耐えられるかとちょっと心配です(笑)


        また良い作品と巡り会えてとても充実した気持ちでいっぱいです。

        暑い日が続きますがこういう名著や自分の好きな作品、楽しいと思える作品を読んで暑さをぶっ飛ばしていきたいな!と思います!!


        今回も良い読書が出来ました!


        因みに余談ですがドラマ版だと主人公を神木隆之介さん、ヒロインを二階堂ふみさん、サブヒロインを臼田あさ美さんが演じられています。正直原作よりかは子供っぽいですが演技は良いと思います。これから主人公が変貌していくわけですがそこを神木隆之介さんがどう演じていくのかも楽しみですね。

        あ、あと、ドラマ版だと色々と改変されているので先に原作を読んである程度物語をわかった上で観たほうが良いかもなあとも思います。
        >> 続きを読む

        2018/07/20 by 澄美空

    • 他8人がレビュー登録、 69人が本棚登録しています
      3びきのかわいいオオカミ

      TrivizasEugene , 小玉知子 , OxenburyHelen

      (有)冨山房
      4.7
      いいね! oaemon yaya Tukiwami
      • 6歳になる我が子が、とっても大好きな絵本で、図書館で何度も借りては読み聞かせている絵本がこれ。意地悪で怖い悪キャラ定番のオオカミが、今回はブタに意地悪される話。そう・・・「三びきのこぶた」の逆バージョン!童話では、決まって悪役のオオカミが、この物語ではめちゃめちゃ可愛いキャラなので、子供がお気に入りなのかも・・・悪ブタの大胆極まる行動には、大人の私でも、ちょっとビックリだった(笑)リズミカルな文章なので、読んでいて飽きない。次は図書館で借りるのではなく、買ってあげようかな。 >> 続きを読む

        2017/02/11 by はなぴょん

      • コメント 3件
    • 他5人がレビュー登録、 14人が本棚登録しています
      色彩の息子

      山田詠美

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 再読です。昔読んだことがあって、BOOKOFFで買っておいたのを読みました。山田詠美って感じです。彼女は短編で光る。そして善人の傲慢さを暴いていくところが、とっても山田詠美。ただの恋愛小説家ではないのは、そういうところなんですよね。容赦がなくて、残酷で、でも美しいような気がしてしまうのです。山田詠美。唯一無二の作家。とても好きです。

        全然覚えてなかったのですが、それぞれの話に色紙が挟まった構成になっているのがおしゃれですね。文庫なのに凝っているなぁ。
        >> 続きを読む

        2017/08/09 by ワルツ

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      月ようびはなにたべる? アメリカのわらべうた

      エリック・カール , 森比左志

      偕成社
      カテゴリー:芸術、美術
      5.0
      いいね!
      • エリック・カールの「はらぺこあおむし展」に行ってきました。
        …といっても、ご近所にあるDNPのショールームの企画展(入場料タダです)なのですけれど。

        エリック・カールの創作過程の動画やコラージュの手法紹介のパネルが見られ興味深かったです。
        あの独特な絵はすべてコラージュと呼ばれる「切り絵」で作成されています。
        薄紙にアクリル絵の具や水彩絵の具やポスターカラーを塗り重ねて、
        イメージ豊かに「色紙」を創る作業がとても魅力的。
        汚れてもいいように白衣を着て絵を描いているのがどこかかわいらしいです。
        ああ。私もあんな風に自由に色彩で遊べたら楽しいだろうなあ。

        彼は言います。
        人間の視覚の限界で限られた色しか見えないのが残念だ。もっとカラフルな世界がみたいのに。

        その気持ちわかります!なんで原色が3つしかないの?といつも思いますもの。

        絵本をずらっと並べてみてみると、エリック・カールの色彩の魔術がどんどん進化していることがわかります。
        「月ようびは なにたべる?」は、そんな彼の絵本の中でもとびきりカラフルな絵本です。
        もちろん、ダイナミックな構図やおおきな動き、動物の表情もとても素晴らしいです。
        この表紙の猫のオシャレなこと。
        ハンバーグ(英語ではローストビーフなのよ)を片手に振り向いた猫のハンターな顔と好対照で、
        どっちもいいです。

         ♪今日は、月曜日! 月曜日は何食べる?
         月曜日はさやいんげん、おなかのすいた子、みんなおいで――♪

        米国のわらべ唄を絵本にしたものです。

        ヤマアラシ、へび、ぞう、ねこ、ペリカンなどの動物たちが、いろいろな食べ物を紹介します。
        さてどんな食べ物がでてくるでしょうか?

        巻末に楽譜付き。歌って楽しめる絵本です。
        大型絵本にはCDもついていて、幼稚園、保育園の行事に活躍しそう。

        【Today is Monday】
        https://www.youtube.com/watch?v=meZpwOoTJ70
        英語の歌と絵本の動画です。お勧め。


        【蛇足】
        コラージュ体験コーナーで使えるらしいカールの色紙がとってもすてきでした。
        欲しい。とっても欲しい。買いたい。売ってないの?
        >> 続きを読む

        2015/10/03 by 月うさぎ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      バリバリ伝説 (1) (KCスペシャル (635))

      しげの 秀一

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね! yutaka
      • グンちゃん超好き♪

        バイクをテーマにしたマンガは数々読んで来ましたが、湘爆を除いては(アレはバイクマンガじゃないしw)バリ伝がダントツトップです!

        ふと気付いてみると、たぶん最終巻まで読んでいない気がする。読まねば!!
        >> 続きを読む

        2012/06/14 by 4cycle

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      恋愛作法 愛についての448の断章

      宇野千代

      集英社
      いいね!
      • この本の名言をご紹介します。

        ***
        女のおしゃれは恋心に比例する。
        おしゃれをしなくなった娘は危険です。
        >> 続きを読む

        2014/05/15 by 本の名言

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      族長の秋

      鼓直 , G・ガルシア=マルケス

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 現代アメリカ文学者が軒並み影響を受けた作家として挙げるガルシア=マルケス。『百年の孤独』も良かったけど、こっちもまたすごかったです。

        カリブ海のとある国の大統領である独裁者の死とその人生。語り手のいう「我々」が誰なのかも不明だけど、不明だからいいのだ。貧しかった母親の記憶、叶わなかった恋の記憶、妻にした女性の記憶、裏切った部下の記憶。すべてが独裁者の孤独につながっていく。

        もう年齢もわからない、いるのかいないのかわからない独裁者の寂しさや市井の人の無関心、愛されている証拠を求める独裁者と、裏で支持を演出する部下と。独裁者を愛さない女たちと、確実に愛していた唯一の存在の母と、利用するだけの部下と、あああたまらない。

        章だてはされていないものの、いくつかのかたまりに分かれてはいます。しかしそれ以外の改行が一切ない。その力強さと迫力がすごくて、なんというかもう、これがガルシア=マルケスなんですね。すごいなあ。
        読んでよかった。
        >> 続きを読む

        2017/11/26 by ワルツ

    • 4人が本棚登録しています
      耶律楚材

      陳舜臣

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 敬愛する作家・陳舜臣の歴史小説「耶律楚材」(上・下巻)を読了。
        暇を見つけては読み進めている、中国古代史の1冊です。

        この小説の主人公の耶律楚材は、契丹人の血を受け、漢文化の教養を身につけ、女真族の金国の宰相の子として官途につき、長じてモンゴルのチンギス・ハンに仕えた、民族から超越した人物として描かれています。

        耶律楚材は、よく三国志の蜀の丞相である諸葛孔明になぞられていますね。
        しかし、日本人好みの悲劇の名軍師との対比においては、耶律楚材は分が悪い気がします。

        彼の目的は、仏教に基づいた文明と人命をモンゴルの大破壊から守ることに集中されていて、戦争が上手だったわけでもなく、経済的に税収の業績をあげたこともない。
        政治的に一身に蜀に捧げた諸葛孔明の人気には比ぶべきもないのだ。

        現在の中国史上における耶律楚材の歴史的評価としては、モンゴル軍の圧政下において、民衆の生命財産を保護し、中国文明の伝統を守った功労者と言われているんですね。

        この作品における耶律楚材は、彼の生きた時代、宗、金、元といった激動の時代の運命を共有した民衆にとって、どのような政治がより好ましいものなのかと苦悩する人間として描かれているんですね。

        現在、我々人間が直面する民族、宗教、文化の違いによる相互不信、不和、そして、これらによって生じる各種の紛争にどう対処していくべきか。

        この作品を通して感じられることは、現在でも見られる民族間の軋轢、宗教観の争いなどにどう身を処していくのかという思いだ。

        著者の陳舜臣自身、こうした異文化、異民族の狭間にあって多くの体験をもったことが、この作品の価値を一層、重いものにしていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/05/20 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      LOVE (TOURNAMENT1) (少年サンデーコミックス)

      石渡 治

      5.0
      いいね!
      • 石渡治『LOVE』全三十巻を読み終わった。

        面白かった。

        なんというか、これは『B.B』にも共通していることだけれど、忘れかけてた熱い思いを思い出させてくれる、そんな良い漫画だったと思う。

        あとがきに、男性読者からは不評だったみたいなことが書いてあったけれど、私はとても好きな漫画だ。
        >> 続きを読む

        2015/05/20 by atsushi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      ア・ル-ス・ボ-イ

      佐伯一麦

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • Wikipediaの純文学で例示されていた作品。身籠った少女を連れて、高校中退した少年が自活するお話。子供のほんとうの父親のところに少女が戻るという展開で結局は思春期で色々悩んだ少年が自活しながら生きていきますというストーリー軸がドライな感じがして悪くないんだけで、良くもない感じ。純情と言ってもいい。そんなことを思った。


        >> 続きを読む

        2020/02/28 by 和田久生

    • 2人が本棚登録しています
      歴史の中の日本

      司馬遼太郎

      中央公論新社
      カテゴリー:日本史
      4.0
      いいね!
      • 幕末土佐藩の武市半平太は、『土佐の吉田松陰』と言われる程の影響力や功績がありながら、土佐藩重役・吉田東洋暗殺の黒幕であった等の影の部分により、後世の人達からは「維新の傑物」としてあまり評価されなかった…とか、関ヶ原の敗戦により大幅な減俸処分を受けた徳川将軍家に対する毛利(長州)藩の「秘密儀式」や村田蔵六(司馬氏の著書「花神」の主人公)の人物評価についての話し等も面白い。 >> 続きを読む

        2011/05/27 by toshi

    • 1人が本棚登録しています
      美味礼讃

      海老沢泰久

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 当時新聞記者をしていた辻静雄さんが調理師学校の経営者になり、試行錯誤の中で成長していくストーリーです。彼はフランス料理を日本に広めた功績者ですが、その成功に奢らない謙虚さで日々新しく学び続ける姿が印象深く、感動します。。。

        海老沢泰久さんの文章も巧みで、読んでいて清々しく気持ちの良い1冊です♪
        >> 続きを読む

        2013/01/29 by satoko

      • コメント 6件
    • 2人が本棚登録しています
      夏至祭

      長野まゆみ

      河出書房新社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 「僕はどうしても失くした羅針盤を探し出したいのさ。」
        月彦が祖父から譲り受けた銀時計は夏になるとどうゆうわけか、時刻が狂いだす。
        その理由を今年こそは突き止めようと月彦は考えていた。
        ある日、野ばらの垣根に囲まれている空家の前を通りかかった月彦は、中を覗いて見たいと思う欲求にかられ、そこで2人の少年に出会うことになる。
        薄水青のリボンを結んだ黒い瞳の美しい少年「黒蜜糖」と、白いシャツブラウスを着た端正な顔だちをしている「銀色」。
        この2人は銀時計の謎を解く重要人物だった。
        月彦は2人に出会い、忘れられないひと夏の思い出を作ることになる。
        黒蜜糖と銀色と云う少年はいったい何者なのか?
        長野まゆみさんが描く少年達のファンタジー。
        >> 続きを読む

        2013/12/12 by books

    • 1人が本棚登録しています
      中二階

      ニコルソン ベイカー

      4.0
      いいね!
      • 岸本佐知子が訳した、と聞いてたので読みました。作者ではなく、翻訳者から入ったのは、初めてかもしれない。
        結論からいって、とても面白かったです。

        ストーリーというほどのストーリーもないのですが、サラリーマンの男性が、昼休みに靴ひもを買いに行く話、でした。
        その間の男性の思考をひたすら追いかけるのと、脱線する脚注が面白かった。というか、岸本佐知子のエッセイを読んでいる気分になったのですが、果たして岸本さんはベイカーを訳した影響でああいう文章を書くようになったのか、もともと彼女の文章にベイカーの作風がマッチしていたのか、どうなんだろうなぁ。日常の思考にズームアップしてレポートするような文体が岸本調のように感じたのは、岸本さんのエッセイを先に読んでいるからなのですが。ベイカーが岸本調なのか、岸本さんがベイカー調なのか。

        原書は1988年に発表、ミクロな視点による作風が非常に新鮮だったのだとか。日常系が好きな私はニヤニヤしながら読みました。素通りしてしまうようなどうでもいいことに対して深く考察する遊びの楽しさ。ミシン目について賛美してみたり、それを脚注という形にして本文の外に出して、一席ぶったり。
        なんていうか、とても説明が難しい小説でした。両足の靴ひもが2日続けて切れたことから、靴ひもにかかる力の作用を考察したりするんですが、小さなことを真面目に考察することの可笑しさがよく表れていてよい。イグノーベル賞みたいだ。寺田寅彦の電車の混雑についての考察を思い出しました。

        この小説を読んでいて思い出したのですが、ベルトコンベア的な機械に対する興味は私も持っていて、小さいころから空港の手荷物預かりのベルトコンベアには一度乗ってみたいと思っていたので、主人公が同じことを考えていたのを読んだときにはにやりとしました。いいですよねぇ、あれ。あのゴムのベラベラの向こうに広がるのは、一種のロマンだ。体育座りで一周したい。
        >> 続きを読む

        2016/07/31 by ワルツ

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      むかし僕が死んだ家

      東野圭吾

      双葉社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • こんなもんかー

        2015/06/02 by kurobasu

    • 5人が本棚登録しています
      綿の国星

      大島弓子

      白泉社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 【なんてファンタスティックなんでしょう!】
         大昔に読んだ『綿の国星』を突然読みたくなり、図書館で探すも置いていません。
         もう、買っちゃう!
         ということで、ネット注文して全巻買い揃えてしまいました。

         ご存知の方には今さらのストーリー紹介になりますが、本作の主人公は雌の子猫です。
         雨の中捨てられていたところを大学浪人の時夫に拾われます。
         時夫って、司法試験目指していたのね(知らんかった……というか、この作品を読んだ時にはそんなことは意識して読んでいなかった)。
         チビ猫はエプロン姿の女の子として描かれます。
         
         時夫のお母さんは猫アレルギーなのですが、このところ様子がおかしかった時夫が子猫の世話をしている時だけは以前のように生き生きしている姿を見て、ここは何としてでも飼ってあげなければと一大決意をして家で飼うことを承知します。
         以後、この子猫は須和野チビ猫として須和野家で生活することになるというお話。
         まぁ、お母さんは何とかチビ猫に慣れようと努力するのですが、前半は硬直しまくり、遂には寝込んでしまうわけでありますが。

         チビ猫も、まだ子猫なので、猫としての生活もよく分からず、ご近所猫などからうるさがられつつも色々教えられていきます。
         また、美猫のラフィエルが庇護猫となってくれたりもします。

         いや、もう、何という叙情性溢れる作品でしょう。
         これは詩ですね、もう。
         細かいギャグも大変結構でございます。
         また、絵がとても美しいです。

         久し振りに読んで堪能しました。
         いや、でもまだ1巻目。
         大事にあと残り3冊を読むんだ。
        >> 続きを読む

        2019/09/21 by ef177

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      ブラック・アイス

      古沢嘉通 , ConnellyMichael

      扶桑社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!

      • マイク・コナリーの「ブラック・アイス」は、「ナイトホークス」に続く刑事ボッシュ・シリーズの第2作目の作品。

        なにしろ、このボッシュという刑事、売春婦を母に持ち、十一歳の時に孤児院に入れられ、ベトナム戦争からの復員後はロス市警に入って組織の一匹狼となるのだ。

        ボッシュのこの特異なキャラクターがまずいい。
        この「ブラック・アイス」でも、幼い頃の回想場面が挿入されて、こういう描写に私が魅かれるだけに、実にうまいと思うんですね。
        そして、まだ見ぬ父親とも対面する場面もあり、なかなか泣かせるんですね。

        一種のパターンとは言えるものの、こういうエピソードを幾つも積み重ねて、主人公の孤独を巧みに浮き彫りにする著者の筆致がたまらなくいいと思う。

        そして、ハリウッドの殺人課に転属となったボッシュが、今回遭遇するのは、麻薬課の刑事が死体で発見される事件。
        ここから、メキシコの麻薬王との対決まで、物語は最後まで緊張の糸を緩めずに突き進んでいく。

        この本の巻末の解説で、大沢在昌の「新宿鮫」と同様の興奮を覚えると書かれてありましたが、問題はそこだろうと思う。

        「新宿鮫」を彷彿させるのは、主人公の特異なキャラクターの類似だけではないのだ。
        プロットがケレンたっぷりなのだ。もちろん、大沢在昌と同様に、その派手な道具立てを巧みに物語世界で処理する著者の腕はたいしたものだと思う。

        しかし、いささかプロットの展開が強引すぎる点は否めず、「新宿鮫」が第2作、第3作で、ケレンの袋小路に危うく陥りつつあった道筋をこれまたたどるのではないかという懸念を覚えてしまいます。

        大沢在昌は「新宿鮫」の第4作で蘇るが、マイクル・コナリーは果たしてどうなのか?
        愉しみなシリーズだけに、注視していきたいと思っています。

        >> 続きを読む

        2019/03/29 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      湯殿山麓呪い村 (ケイブンシャ文庫)

      山村 正夫

      3.0
      いいね!

      • 山村正夫の第七回角川小説賞受賞作「湯殿山麓呪い村」は、映画化もされ、著者の作品の中では最も面白いと思う。

        即身仏信仰で知られる湯殿山麓の大師村では、庄屋の末裔の淡路家、寺の住職を勤める相良家、旅館を経営する伏原家が、御三家と呼ばれて江戸時代から権力を振るい続けていた。

        ある日、遍路姿の男が淡路家の郵便受けにミイラの指を投げ込み、忽然と消えた。

        百八十年前に地中深く埋められた幽海上人の祟りなのか?
        その二日後、内側から鍵がかかった浴室で、淡路家の当主が撲殺され、御三家を標的とする連続殺人の幕が上がったのだった-------。

        犯人の意外性や密室トリックは、有名な先例のヴァリエーションであり、オリジナリティに欠ける憾みがあるが、むしろこの作品の読みどころは、江戸時代のミイラの祟り、太平洋戦争中の陰湿な犯罪、そして現代の惨劇----と、三つの時代に起きた事件を、人間の怨念という糸で縫い合わせてみせた、極めてスケールの大きな構想にあると思う。

        といっても、ただ古めかしいだけの因縁話ではなく、最後に暴かれる犯罪計画の全容には、紛れもない現代性が刻印されていると思う。

        この著者の伝奇性と現代性との融合の試みは、滝連太郎シリーズのその後の作品で、より鮮明に押し出されることになるんですね。

        >> 続きを読む

        2018/12/12 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      なぞなぞ100このほん (世界傑作絵本シリーズ)

      M.ブラートフ

      3.0
      いいね! momomeiai
      • 本が好きな6歳の息子にと選んだ本ですが、なぞなぞが難しいです。答えの絵が近くに描いてあるんですが、それがないと大人でもわからないものもあります。 >> 続きを読む

        2016/02/14 by hi-ka

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています

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