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1995年2月発行の書籍

人気の作品

      放課後の音符

      山田詠美

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.7
      いいね!
      • 『放課後の音符――キイノート』は17歳の少女の恋愛を描いた短篇集
        私が恋愛小説を読まなくなったのは高校生の頃。
        だからもしこの小説が17歳の頃に描かれていたとしても、この小説を読むことはなかったろう。
        もしも偶然目にしても、なんてステキな小説だとも思わなかっただろう。
        リアルタイムで読むにはあまりに生々しくて恥ずかしくて不道徳だから。
        それ以上に、小説の中の女の子に嫉妬しただろうから。
        だって山田詠美の小説はあまりにリアル。
        普通にありそうすぎてフィクションとは感じないから。
        会話一つ、仕草一つ、顔つきから声色まで、今目の前に展開しているように、ストンと入ってくる。

        今読めば、大人の目線から少女の心と性を暖かく見つめ、
        〝クールな頭とピュアな感性を磨いていい女におなり”という
        先輩からの貴重なメッセージが込められていることが客観的にわかります。

        元は『Olive』という雑誌に掲載さた小説だったそうです。
        『Olive』はティーンエイジャー向けのファッション&カルチャー雑誌で、
        80年代に絶大な人気を誇りました。
        「オリーブ少女」なる、雑貨、音楽、映画などを愛し、個性的な生き方をオシャレと考える女の子たちを量産しました。
        「JJ」とは対極な感じだったかも。
        この小説は、そんな読者に向けた小説だった訳です。

        少女期のときめく恋をどうすれば表現できるでしょう?
        色、匂い、音、味、手触り
        五感全部を豊かに刺激してくる言葉のマジック。
        視覚しか使っていないのに、この感覚の新鮮さは何?

        これは最上質の恋愛小説なのだ。
        そう思って読めば素直に言葉の魔法を味わうことができるでしょう。
        それは、私がこの輝かしい年代をとっくのとうに過ぎ去っているからなのかもしれません。
        苦しさも熱さも切なさも、自分を傷つけることなく遠くから味わえるから。
        寂しくもあり、懐かしくもある読書体験でした。

        【目次】
        Body Cocktail  カナ 
        Sweet Basil   リエと純一 
        Brush Up    雅美 
        Crystal Silence  マリ
        Red Zone    カズミ
        Jay‐Walk   ヒミコ
        Salt and Pepa  カヨコ先輩と松山先生
        Keynote    私と純一  高校3年

        「いつ恋に落ちても大丈夫っていう自信のない女は、むやみに人を好きになんてなっちゃいけないんだ。」

        …永遠に来ないな、そんな自信を持てる日は。
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        2015/06/01 by 月うさぎ

      • コメント 12件
    • 他3人がレビュー登録、 20人が本棚登録しています
      Major dramatic baseball comic

      満田拓也

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      •  <ぼくが死ぬまでにしたい10のこと>

        7. 自分がいちばん好きな女性と野球観戦をする(一応、下に一回目を貼ってあります)。

         
         神宮名物のソーセージの盛り合せとビールでワイワイやっている。


        ぼく「きみがヤクルトレディーとは知らなかったよ」

        うすいブラウンまじりの長髪をヘアゴムで束ねた色白さん(やや胸が大きい)
        「いいえ、ヤクルトの商品をお店で使っているからチケットがもらえるのよ。そしたら情が入っちゃって」

        ぼく「ヤクルト飲料を容器に移しかえてお金をとるんだから凄いよなあ~」
        色白さん「あら、意外と売れるのよ。それより何かおもしろいこと言って」
        ぼく「う~ん、あまりソーセージを食べすぎると、このあとぼくのが食べられないぞぁ~」
        色白さん「相変わらずその手の冗談は苦手ね、もっと他の!」

        困ったなあ~という表情をしたまま突然立ち上がって

        ぼく「よし、小説をかくぞ」
        色白さん「まさか村上春樹? 村上さん、たまにみえるわよ」
        ぼく「えっ、村上春樹が?」
        色白さん「いいえ、そっちのじゃない」
        ぼく「ということはドラゴンのほう?」
        色白さん「いいえ、カンブリア宮殿でもない」
        ぼく「分かった、関ジャニ∞の子か?」
        色白さん「んなわけないでしょ」
        ぼく「じゃあ、いったい誰?」

        色白さん「村上ショージ」
        ぼく「ドゥーーン!」


         いや~、すみません。では本の紹介を……といきたいところですが、今日は雑談イイっすか? まあいつも雑談なんだけどね(苦笑い)。
         漫画『メジャー』の続編がはじまったと聞いて、ああ、そういえばメジャーはメジャーリーグに行くまではおもしろかったなあ~と回想したり、いいやアニメはほとんど全部みたぞ!! と胸を張ったりするけど、やっぱりリトルリーグ編が好きなんですよね。

         なんといっても主人公のお母さんになる桃子さんが好みです。主人公のチームの監督がぎっくり腰をやって、彼女がユニフォームを着て監督代行をやるんだけど、それがグッド (≧∇≦)b  鼻血注意報が必要で~す(笑)。

         ところで、ぼくにとっての野球漫画は、やはり『緑山高校』と『ドカベン』です。もう一つ『侍ジャイアンツ』という名作があるけど、これはリアルタイムを知りません(生まれてはいますが)。とにかくハチャメチャなキャラが好きなので、二階堂とか岩鬼とかが好きでした。余談だけど、ぼくはサッカーやってたわりには『キャプテン翼』を知らないのね。こっちのほうがハチャメチャなのになあ~。

         『メジャー』の連載を読んでいて、あれ? ぼくは試合回よりも日常回のほうが好きだなあ~と思っていたら、野球漫画の常識に風穴をあけた『おおきく振りかぶって』の連載がはじまって、今度はこっちに夢中になった。すると、今度はマガジンで『ダイアのA』がはじまって、そしたらモーニングで『グラゼニ』が…………もうイヤ! \(*`∧´)/ ムッキー!!
         
         野球漫画を追いかけるのは大変です。 


        追記
         上にあげた作品以外では、『名門第三野球部』、『ドラベース』、『ONE OUTS』などが好きです。

         <一回目>
         http://www.dokusho-log.com/r/Conservo/ahFzfm5ldy1kb2t1c2hvLWxvZ3I4CxICQk0iEzQwODg3MjcxNzcrQ29uc2Vydm8MCxIBUiIWNDA4ODcyNzE3NytDb25zZXJ2byswMQw/?sort=&narrow=
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        2015/07/02 by 素頓狂

      • コメント 22件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ

      長野まゆみ

      河出書房新社
      4.7
      いいね! panda1130
      •  星に始まり、月に終わる、双子の物語。
         彼らの過ぎゆく物語はどこもかしも素敵なモチーフとおいしそうなものがいっぱい。

         中でも月の祭で売られる柘榴石で栓をした壜入りソォダ「ムーンドロップ」は最高傑作。
         石をソォダに落とせば、化学反応でガネットはスパアクし、ソォダとガラスを通して不安定に瞬くランプとなる。
         留め金をつけてつりさげればフェスタの子供の定番アイテム。

         他にも
         星印のストロベリィ味ロケット壜入りソォダ
         冬の夜遊びにぴったり、スノーマン、ハーフムーン、アルファベット型のマシュマロ入りショコラ
         夏休みにやってきたバターカップ教授夫妻が振舞うマシュマロショコラ入りのベビィシュウクリイム
         三月の海辺でピクニックするとやってくる人魚の親子が売り歩く「ピーチ・スプラッシュ」
         バカンスには南の夜の海にゴムボォトをそっと流して手に入れる、紅やメロン、檸檬や、あふれるドロップ(流星)

         何から何まで「ああ、そうそう、そういう季節に、そういうものが欲しいよね」と思いながら、ぴったりのものが見つけられない。もどかしいところをポン、とついてくる見事なアイテムの数々。

         流石の宇宙百貨です。
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        2014/07/10 by B612

    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      アンパンマンの遺書

      やなせたかし

      岩波書店
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • この本は、1994年に書かれたものに、「94歳のごあいさつ」を加筆して復刻された本です。

        やなせ氏は、1993年に奥様を亡くされ、「急に死は身近になった」
        「ぼくが死ねば、アンパンマンがどういう風にしてぼくの中で育っていったのかがわからなくなる」
        という理由でこの書いたという。

        やなせ氏が関わる人たちが、手塚治虫、永六輔、いずみたく、宮城まり子、向田邦子と、多彩な人々。知らなかった!!

        その中で、「ぼくは40歳を超えてもまだ自分の方向がまったくわからず、五里霧中で、挫折どころか出発していなかった」とある。

        「『なんのために生まれて 何をして生きるのか』これはアンパンマンのテーマソングであり、ぼくの人生のテーマソングでもある。」

        常に、自分は一体何者か、を追求し続けたやなせ氏。

        そしてとうとう、1973年にアンパンマン絵本が誕生する。やなせ氏54歳の時である。

        アンパンマンは、売れないと思われていた、やなせ氏もそう思っていた。しかし、幼児が認めたのである。それからアンパンマンは、国民的ヒーローになっていく。

        その中で、やなせ氏は真剣に考えた。幼児とは一体何だろう、と。
        そして、「自分のメッセージをしっかりと入れることにした。」とある、「正義とは何か。傷つくことなしに正義は行えない」

        私がやなせ氏を好きなのは、子どもをバカにしていないところだ。
        これから人生を歩んでいく、小さき人に対して、ごまかしていないところだ。

        「94歳のごあいさつ」は、本文「アンパンマンの遺書」から20年もたってかかれたものだ。
        しかし、この時、昔の本の復刊、文庫化があり、他にも企画があったりと、やなせ氏は忙しい。

        「94歳のごあいさつ」の最後は、

        「好きで入った浮草稼業だから世間並みの落ち着いたラストは無理のようである。メディアの世界の荒波と疾風の中、よろめきながら倒れていくのだ。
        しかたがない。みなさまアバヨ!
        2013年(平成25年)2月
        やなせたかし」


        なんとカッコイイではないか。

        やなせ氏、2013年10月13日
        死去。

        人の一生とは?なんのために生まれて、何をして生きるのか。

        この本は、やなせ氏が、自分のアイデンティティを確立するまでの、長く、苦しい道のりの物語に思えます。
        しかし明るく、決して自分をごまかさず、わからない自分、と長い間向き合い続けて、やっとたどりついた「本物」。

        人生を歩いている誰にでも、励ましをくれる本です。



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        2014/03/07 by ヒカル

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      武士道とエロス

      氏家幹人

      講談社
      4.0
      いいね!
      •  氏家さんは江戸時代を研究していて、確か別のものを読んだときも、凄く面白い本を書く人だなぁと思った記憶があります。自分の江戸時代への興味は、かなり趣味的ですが、彼の本は地道に読破したいと思っています。
         ちょっとした時代物のドラマでも、男色をほのめかすシーンが描かれたりもしますよね。果たしてそのあたり、実際どうだったんでしょう?本書では歴史的にわりと広く(戦国~明治)、男色の扱われ方がごく真面目に述べられています。そういえば文豪たちもその傾向あったよなぁ、とぼんやり思い出しました。そのへんも今後、少しずつ読んでみたいです。
         武士の世界や御家騒動などの世界で男性同士の関係がわりと重要な役割を果たしていたんじゃないか、というのはその通りな気がしますが、近代日本の文壇でもちょっとその傾向があった、というのも、今回読んで納得しました。
         そういう中で女流作家とか、女性解放運動とかをやった人は本当凄いな、って思いますが、でも、本当、男女差ってフシギなものですよね。自分は女性ですが、いったん男になりかわって、武家社会にせよ近代日本にせよ、そういうザ・男性社会にタイムスリップしてみたいです。そうしたら、「女性」なるものが少しは分かる、ような気がします。

         男色の歴史に興味がある人、だけでなく、ジェンダーに関心がある人、そして日本史そのものに関心がある人、誰でも手に取って損はない1冊だと思います。
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        2017/04/04 by 理子*

    • 1人が本棚登録しています
      創竜伝

      田中芳樹

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 竜童兄弟は、4人の祖父・司の友人のSOSを受けとある学園に訪れた。学園を居を置く街には怪しげな宗教団体があって――。

        5巻ですが、番外編になります。
        面白いんですが、あまり本編の印象が残っていないという(笑)

        建物は壊さない、銃弾やミサイルが飛んでくるわけでもなく。
        竜化したものの、火事を消して茉莉ちゃんを助けただけ。
        今までとてもスケールの大きな敵と戦っていただけに街ひとつ支配する程度の教主さまではやはり物足りないですね。

        巻末に、作者の田中芳樹さんと小野不由美さんの対談が収録されているんですが、まさに類を呼ぶといった感じ。
        どちらもシリーズを放置しちゃう作家さんですが、小野さんの十二国記は新たな動きを見せたことを思えば田中さんの方が性質は悪い気がします(笑)

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/179/】
        に感想をアップしています(2010年10月のものです)
        >> 続きを読む

        2014/02/06 by hrg_knm

      • コメント 5件
    • 3人が本棚登録しています
      46番目の密室

      有栖川有栖

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! watawata
      • 火村シリーズ1作目はタイトル通り密室による犯罪。

        推理小説の巨匠の真壁聖一が殺された。
        これまで45の密室トリックを発表しており、46個目を最後に打ち止めの予定だった。
        山荘には彼の関係者が泊っており、その中には火村と有栖の二人も滞在していた。

        密室の考察を序盤に散りばめておいて、殺人が起こるとすぐに推理へと場面は転換。

        死体が置かれた密室だが、計画的なのか偶然なのか。
        その矛盾が分かると同時に、犯人の予測も絞られていき論理的に真犯人が。

        犯人は独白と秘密を持って、火村と有栖は次なる事件へ。
        >> 続きを読む

        2019/03/08 by オーウェン

    • 8人が本棚登録しています
      妖精王の月

      井辻朱美 , MellingO. R

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 文句なしに面白い!!

        妖精界か、人間界で生きるか、できなく、両者は平行して存在する、というのが、遊ぶのか、仕事するのか。好きな事をして、生きるか、生活の為に、生きるか、の問いのようだった。

         自然の中の力を私達に私達日本人は、感じとる。共生する。
         けれど、大陸の人たちは薬草や、まじないの言葉で力を利用し、行き過ぎた自然の干渉に対抗する。
         
         面白い。両者の反応は実に面白く感じた。

         そして、フィンヴィラが人として生きる為に、実質的な手助け(住民連、パスポート・身元引受人)が必要で、問題が山積しているのに随分と楽しげなラスト。
         きっと、すべてが「このラスト」の為だったんだね。とすら思える憎らしいまでに良くできた作品。



        王がゆかれる。王にさかえあれ。

         
        >> 続きを読む

        2015/08/31 by B612

    • 2人が本棚登録しています
      夏子の酒 - 3

      尾瀬あきら

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • 夏子の酒 第3/全17巻

        いよいよ本格的に龍錦の栽培に着手する夏子。

        良い。抜群に良い。☆5にはしないけれど、この巻だけで3回も泣いてしまった。

        前巻までは、よくできた「良い話」を読まされているような気分にさせられていたのだが、どうやらそう感じたのは導入部だったからのようだ。

        と言うのも、この3巻にして一気に本筋が展開を始め、ここまでに張られていた様々な伏線が涙腺を襲って来たから。

        日本酒を飲めない自分にとって「夏子の酒」と言う作品を楽しめるのか、かなり懐疑的だったのだが、もはや懸念は完全に吹き飛んだと言える。

        いわゆるドラマとしての面白さに加え、杜氏や農家が直面する問題を知ることから考えさせられることが多い点も収穫。

        中でも、一番強く感じたのは核家族化の弊害だった。

        普段暮らしていると全く気付かないのだが、「夏子の酒」に登場する家族の多くは、三世代同居だったりと大家族で暮らしている。

        「農薬使用による次代への影響」みたいな話は、おそらく近い世代だけで話すだけでは十分ではなく、様々な世代が同居しているからこその学びが大きいことに気付かされた。

        TPPなど大変な要素は有るが、人々の生活をベースで支える最も大切な産業である農業に目を向けてみようかと思った。
        >> 続きを読む

        2013/05/03 by ice

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    • 1人が本棚登録しています
      春のソナタ

      三田誠広

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • えない明日に揺れ惑う17歳の岐路―。
        バイオリンの天才で、大学進学をめぐって悩む高校生の直樹。

        『いちご同盟』で中学生
        『永遠の放課後』で大学生を、“楽器を奏でる”主人公に据えた作品の一つ。
        今回は高校生なんですが
        前述の二つの作品に比べると少々、落ちるかなというのが
        正直なところです。

        良くも悪くも、個々のエピソードがバラバラで
        どちらかというとまとまりに欠ける印象が
        終盤まで続いていたのですが

        ただ、後半の父親の独白シーンから物語が引き締まる感じがありました。
        >> 続きを読む

        2014/02/13 by きみやす

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      るろうに剣心 - 明治剣客浪漫譚 - 巻之三 動く理由

      和月伸宏

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.0
      いいね!
      • るろうに剣心 第3/28巻

        阿片とともに現れた美女。彼女を付け狙う追手を迎え撃つ剣心。

        やはり、人斬り抜刀斎の迫力が堪らない。

        巻末に収録されている「るろうに - 明治剣客浪漫譚 -」でも見られたが、今回もキレキレの抜刀斎の迫力に大興奮だった。

        黒髪ロングでストレートの色気たっぷりの高荷恵を助けたことから、怪しげな敵に狙われる剣心。
        ストーリー的には、剣心は薫との恋を育む方を望まれる?ような気がするが、実は年齢がかなり上ということでも有り、恵に惹かれる方にリアリティを感じてしまう。

        るろうに剣心もやっと3巻まで来たが、現時点では四乃森蒼紫に惹かれる。

        と言うのも、ガンダムで言えばシャア(本当はZガンダムのクワトロの方が好きだけど...)、グイン・サーガで言えばあの人(少しでも読む人を減らしたくないので伏せます...)と好きになるキャラクターのパターンは似ている。

        女性みたいで若干恥ずかしい気もするが、影を含んだクールな王子キャラというヤツに弱い。
        剣心には、それに該当する点も有るが、ちと平常時の3枚目路線が外れているので、王子っぽい浮きまくりのファッションに身を包んだ四乃森蒼紫にかかる期待は大きい。

        話は逸れるが、最近自宅ではGoogle日本語変換(IME)を使用している。
        予測変換がウリなのだが、「しのも」と入力したところで「四乃森蒼紫」と候補が出る、その性能と、主役でも無いのに変換候補に現れる本作品の普及度の双方に驚いた。

        三白眼とは言ったもので、抜刀斎と化した剣心の瞳が小さくなっていることに気付いた。
        >> 続きを読む

        2012/09/04 by ice

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    • 2人が本棚登録しています
      ひとびとの跫音

      司馬遼太郎

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • この上巻では、司馬氏の名作「坂の上の雲」の主人公の一人である正岡子規にゆかりのある様々な「ひとびと」の逸話等が書かれています。
         例えば、尊敬する兄の子規を最後まで「甲斐甲斐しく看病をした」妹の律さんの気丈夫で健気な生き方や、律さんの養子である忠三郎さんのぼうようとした魅力的な人柄、あるいはその忠三郎さんの親友である「タカジさん(漢字では隆二さんですが、なぜタカジさんと表記されているかは本書を読まれると解ります)」の共産主義に一生をささげた「逞しく強い生き方」等、読んでいてほのぼのとした中にも元気が出てくる1冊でした。
        >> 続きを読む

        2014/02/10 by toshi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      第六の罪

      ジョゼフィン ハート

      3.0
      いいね!
      • ・邦題がしっくりとこない
        ・ルースは自身のことを「計算高く上手に立ち回れる人間」の様に描写しているが、エリザベスの持ち物(の中でも私的な要素が強い下着など)を長期にわたり継続的に窃取して、何故バレてないと思えていたのだろう?私がエリザベスなら、必ずルースを疑う >> 続きを読む

        2018/02/11 by michi2011

    • 1人が本棚登録しています
      現代アドラー心理学

      前田憲一 , 高尾利数 , CorsiniRaymond J , ManasterGuy J

      春秋社
      4.0
      いいね!
      • 人は社会性のある仕事をするからこそ責任をもち、行動力が生まれる。病などで出来ないことはたくさんある。しかし出来ることも沢山あり、目を向けるべきはそちらだと本書は説く。納得がいく仕方で自分の目標を追求することこそ人生における成功の大前提であり、セラピーにおいてはセラピストがクライエントに達成させようとすることであるという。

        http://naniwa1001.blog108.fc2.com/blog-entry-190.html
        >> 続きを読む

        2015/08/22 by hayato

    • 1人が本棚登録しています
      暗闇から 土方歳三異聞

      北原亜以子

      実業之日本社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 大金を餌に芹沢鴨の暗殺の手引きをさせられた平間重助。金が欲しかったのではなく、土方に逆らえなかった。新選組を抜けてからずっと闇の中を生きてきた彼は土方への復讐を遂げるために執拗に追い続ける。相方は17年前に土方に捨てられ、それでも惚れている年増女。
        平間が「闇」なら土方は「光」の中を生きている。
        そんな土方を追い続けるうちに、平間の中に元新選組隊士としての心意気が復活してきたのか、敵と狙いながらもその命を何度も救う羽目になってしまう。
        ラストはかなりショッキング。
        >> 続きを読む

        2013/04/04 by ran

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      ぼくたちのマルクス

      木原武一

      筑摩書房
      カテゴリー:社会思想
      5.0
      いいね!
      • 私はマルクスという人物をよく聞くが実際にどういうことをしたのかをよく知らなかったが気になっていた。ある日図書館の児童書コーナーにこの本があったのをきっかけに読んでみた。

        マルクスといえば政治、政治ということで遠ざける人も多いだろうが、ちゃんと根拠のある書物を読んで知識と理解を深めるのは重要な事だと思う。
        インターネット上の情報、特に政治系の記事は独断と偏見100%でそれを見た人の頭が必ずおかしくなるように書かれているので絶対におすすめしない。

        この本はまず最初に筆者の目的と意図をはっきり書いて、途中でもそれを確認しながらすすめていく。
        インターネット上では常に議論される“誰がいいか”“誰が悪いか”という決め付けはなく、その現象や著作から少しでもこれからの役に立つことがらを探していこう、という姿勢で非常に中立的で優しい本なのでマルクスを何も知らない素人でも安心して読み進められる。


        マルクスは何事も繊密に考察しながらこれからの社会を書き綴っていたが、彼とは正反対の性格で、でも行き着く先はマルクスと同じ幸福な生き方なソローが興味深いので今度読んでみたい。

        マルクスみたいに社会の仕組みを徹底的に批判したり考察しながらこれからの展望を現在の社会に即しながら書き綴る考え方もあるが、
        自由にのんびり現実の社会の仕組みにとらわれない生き方を唱えるソローやトルストイを一度読んでしまうと、結局社会ってなんだったんだろう、自分のやってることは何だったんだろう、という虚無感にとらわれるだろう。
        欲のつきない資本主義社会に生きながら、それとは正反対のソローやトルストイの世界観を心のなかに取り入れることで、一歩立ち止まって考えることができる余裕ができるはずだ。
        そういう虚無感にとらわれることはむしろ必要というか大歓迎だと私は思う。


        とても面白くて良い本だった。
        >> 続きを読む

        2015/09/24 by Nanna

      • コメント 1件
    • 3人が本棚登録しています
      もうひとつのアンパンマン物語―人生は、よろこばせごっこ

      やなせ たかし

      4.0
      いいね! Moffy
      •  図書館で見かけて、いつも見慣れているアンパンマンだけど本当はあまり知らないことを思い、好奇心を持って読んでみることにした。
         しかし、読み始めるとまた実に深い内容で、「もうひとつのアンパンマン物語」というよりも「やなせたかし物語」だと思った。アンパンマンの誕生秘話のような内容を想像していたが、やなせたかしさんの随筆集であって、子供の頃の記憶もあれば、個人の観点を述べたものもあり、中には文学、芸術、社会、人生......等身大のやなせたかしさんが見えてくるようであった。
         アンパンマンには私も子供のころは随分とお世話になったが、この本を読み、かつて見たアニメの内容を振り返るとなるほど面白い。うわべの面白さより、興味深さを感じた。やなせさんの観点では、子供向きの絵本はワクワクさせる内容でなければならないが、「毒」が入ってはいけないということ。また、教育的な内容を入れたくても子供に気が付かないようにしなければいけない、とのこと。
         アンパンマンにはそれらが巧に織り込まれている。さすがだ。

         知っているようで知らないアンパンマン。
         また、ほぼ深く関心を持たなかった、アンパンマン生み親のやなせたかしさん。

         「アンパンマンなんて幼稚な」と思わずに、本屋あるいは図書館で見かけた際には、是非みなさんにも手に取っていただきたい一冊だと思った。
        >> 続きを読む

        2017/06/28 by deco

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      秋葉原哀歌

      島川言成

      ビレッジセンター
      カテゴリー:情報工学
      2.0
      いいね!
      • 秋葉原電気街ショップ店員の目線から見た秋葉原。

        秋葉原の創成期。総合電化製品→PCへの主力製品の移り変わりなどを描く。

        序章的な性格である「秋葉原人への道」のみは、秋葉原好きならば楽しめる秋葉原の成り立ちについてまとめられている。

        以前、現在の秋葉原付近は火事の名所で有り、一度発生すると、かなり広範囲に渡って燃え広がるある意味では名所的な地域だったそうである。

        そのため、緩衝地帯として広大な空き地を設けた上、(この一部が現在、公設駐車場として残る)
        秋葉大権現という火除けの神様を招き、秋葉神社を設置したのが由来。

        当時は「あきばがはら」と呼ばれていたが、駅が出来た際に、呼びやすい名称とすべく「あきはばら」になったそうである。

        残りはロケーションを秋葉原にしただけの、ありがちな店員自虐モノで特筆するような要素は無い。

        本作品の執筆当時では現在の萌え系の台頭などは知る由もなく隔世の感が有る。
        >> 続きを読む

        2011/02/23 by ice

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