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遠藤周作
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信じられるものがあるということは強いと思った。救われる人がいるというのが宗教の意味というか、良さであってほしいと私は思う。本文にあるように、神は存在ではなく働く愛の塊なのだから、神はいろんな宗教のなかにある。愛の行動こそ大切であると感じた。 >> 続きを読む
2018/12/22 by asa_chann
村山由佳
再読2~3回目ぐらい。(少なくても映画公開前に一度は読んでいると思う。)村山由佳さんの著作は久し振りに読む。自分にとって本当に大切な人を失うという感覚は、この本の歩太君に降りかかった事と同じような気がすると本を読んで感じた。歩太君の今後がどうなるか気になる。続編「天使の梯子」「天使の柩」も機会を見つけて必ず読んでみるつもり。感想はこんなところです。 >> 続きを読む
2017/01/20 by おにけん
中島らも
全体的には面白いと感じたし、ページの進みも早かった。 呪術とは何ぞや…という討論などは興味深い。 ただ、赤川次郎さん的な“軽さ”を感じてしまった…。 重いストーリーが好きな私としては、物足りなさは否めない。 何も考えたくない時には痛快な作品だと思う。 >> 続きを読む
2019/01/28 by NOSE
吉本ばなな
あとから読んでもあんまり物語の内容は思い出せないけど、心に残る文章はある。自分の心に残る言葉たちがたくさんあってとってもいい小説だなと思いました。あと、誰かと一緒に生きていくことってしんどいことや辛いこともあるけど、単純に素敵なことだなと思いました。 >> 続きを読む
2018/12/18 by ユート
2019/08/23 by NOSE
Christopher Priest , 安田均
何とも奇妙なSFです。 ここは、宇宙のとある領域にある星です。そこにある列車のようにレールに乗った都市が舞台です。 その都市は7層からなる大都市で、大勢の人達が住んでいます。 レールに乗っていることから分かるように、この都市は移動し続けなければなりません。 毎年、36.5マイルずつ、北へ北へと移動し続けます。 予めそんなレールなど敷かれているわけはないので、どんどんレールを作り続けていくのですが、その距離をかせげないと大変なことになってしまうのです。 過去、その都市が過ぎ去った後には、それまで移動してきた分だけのレールがあるので、それをはがして都市の先に移設します。 一般人が都市の外に出ることは厳禁なのです。ただ、レールを敷く作業員だけを除いては。 都市の住民は、一生を都市の中で過ごして死んでいきます。都市の外に出ることはとても恐ろしいことなのです。 そして、都市がひたすら北を目指すのは、南は危険だからです。 主人公は、成人してレール施設員となります。 日々、都市の後ろに残されたレールをはがしては都市の前に新しいレールを敷く仕事です。 ある事情から、彼は、都市を離れて南に向かうことになります。 ええ、危険な南へ。 そこで彼が体験したことと言えば、それは…… 彼は二人の女性と一緒に南へ旅することになるのですが、南に近づくほどに、段々女性が太っていく……というか、平べったく伸びていくのですよ。これが南の危険なのですね。 双曲線って覚えていますか? 数学で、グラフを描きましたよね。 太陽が、まるで双曲線のように歪んでいくのが南の世界なんです。重力異常が起きているのでしょうか? だから、都市はどんどん北へと逃げなければならなかったのですね。 でも彼自身も、南にあまりに近づきすぎてしまったため大変なことになります。 初読の時、一体どんな世界なんだっていう、ものすごいインパクトを受けた作品でした。 古い作品なのですが、いつまで経ってもその印象は残り続けています。 私が読んだのは「サンリオSF文庫」でした。今はこの文庫自体なくなっちゃっていますが、今は創元SF文庫から出ているようです(ぱちぱち)。 すごく不思議な感覚を味わえるとっても面白い作品です。 えっとね、敢えて書かなかったけれど、もうひとつ「でんぐりがえし」があるのですよ。オチっていう奴ですね。唖然としました。その点はご自身でお楽しみください。 >> 続きを読む
2019/03/12 by ef177
原千代海 , ヘンリク・イプセン
弁護士ヘルメルの愛妻ノラを主人公に、新たな時代の女性の姿を世に示した戯曲(演劇)。1879年の発表当時から評判となりイプセンの出世作となった。…ということで、昔の私はかなり期待してこの本を読んだ。当時の私は、中学生くらいのはずだが、ノラのことは現実知らずのバカ女、夫はくだらない、臆病者の俗物と唾棄して終わった。 ような記憶がある。再読したらいくらなんでも感想は変わるだろう。と。で、読んでみた。あの歳じゃ恋愛も結婚も全くわからなかったのは仕方ないにしても、我ながら、読みの浅さには愕然とする幼さだったと思う。(-_-;)劇中で語られる台詞もなんとなく、遠まわしで、大げさでありよそよそしくもあるから、どうもすんなり気持ちが入らない。リスだ、ヒバリだ、かわいいねんねだ、と妻を溺愛する夫。夫を喜ばせようと芸当をして見せる妻。脇役のリンデ夫人やランク医師などは陰影をもった存在だがこちらもことば足らずで描き切れていない印象。何よりも全部が時代遅れだ。それでも確かに、この作品には面白さはある。この作品がいまだにアレンジを変えつつ世界中で上演され続けているのは、その面白さによってなのだ。私にとってそれは、「女の自立」というポイントではない。この点については、欧州の男女は男社会vs女社会という構造からとっくに自由になっているし、男性の価値観自体が変化しているから。このまま演じたら、妙な時代劇になってしまうだろう。自分が愛し、愛されていると無垢に信じていたことが実際は間違いであったという事実。男のロマンと女のロマンがいかに違うか。男の愛し方と女の愛し方は違うのだ。その大きな絶望的な擦れ違いが、まさに劇的なのだ。そして、この点は、現代においても普遍のテーマなのだ。妻をペットのように扱う男は現代でも掃いて捨てるほどいるではないか。イプセンは道徳や法律という社会の仕組みが男のルールと女のルールで異なりながら、なお、男社会で生きなければならないがための女性の不幸や破滅という目線で描いている。「人形の家」がノラを縛り、真実の人間であることを阻害しているものでノラは束縛から自由になる道を選んだ。という解釈はちょっと違うと思う。彼女が家を出るのは、真の自分を発見するため。自分を教育するのは自分でなければならないという新しい目的のためである。「こんな愛され方は嫌だ」という目覚めから一気に「こんな生き方は嫌だ」に飛翔している。女性の意識はかように飛ぶものなのだ。それも真実だと思う。しかし、イプセンは世間の「家出妻」への批判や抵抗に明確な答えを持って応酬することができなかったようだ。イプセンは実際にあった知人の女性の事件を元に、この戯曲を構想したという。男のイプセンが、女性の一部の真実の姿を捉えることに成功したのはそれ故だ。つまり、彼に男女の違いの本質を描けたのは、多分、偶然だったのではないだろうか?イプセンが女を理解してこの作品が描けたわけではないのではないか。イプセンには回答はなかったが、無いままに終わっていることも、「人形の家」という演劇にとっての救いなのかもしれない。ある人が言っていたことを私は支持する。「終わり方」はどうでもいい。この劇はノラがこれまでの生活や愛が欺瞞であり偽愛であることを一瞬で悟るその瞬間の表現にすべてがかかっているのだと。脳足りんの軽薄女だと思ったノラが、慈愛深く、潔い女性として目に映るようになったこと、彼女のその後が、彼女の望むようなものであるように、との願いを持てるようになったこと、それが、私の成長なんだなあ、と灌漑を深くした。 >> 続きを読む
2012/11/27 by 月うさぎ
ウルフ スタルク
子供たちはなんと無力なのだろう。 生まれてくる家も、両親も、育つ環境も何一つ自分で選ぶことが出来ない。 周りの大人の自分勝手な行動一つで、運命でさえ変えられてしまう。 私たちの手ではどうしようもない、変えられないことはたくさんあるが、せめて変えられることに対して、何か行動を起こすようにしたい。 >> 続きを読む
2019/03/06 by Moffy
秋元康
とくにテーマの無いフリーエッセイ集。良い意味でいつも通り。何とも言えない安定感が有る。秋元氏作品は、これまで幾つも読んで来たが、エッセイに関してはもはや磐石と言える安定感を感じる。面白いことが当たり前という気持ちで接しているにも関わらず、毎度毎度ニヤリとさせられてしまうのは、さすがは流行の仕掛け人という感じである。本作品で特徴的だと思うのが、麻巳子夫人について何度か言及している点。期待通りの天然キャラっぷりの紹介だが、愛おしさが行間から滲み出ており、とても好感が持てる。結婚当時は、何故あんなデブと結婚するんだと、多くのファンが嘆いていた記憶が有るが、今にして思えば、非常に素敵な男性を選んだのは間違いないと思われる。毎回あまり変化が無いのにキッチリ楽しませるのは、ある意味で円熟したネタで有ろう。 >> 続きを読む
2011/12/21 by ice
宮西達也
「パパはウルトラセブン・みんなのおうち」に続き、読んでみました。このウルトラマンシリーズは本当に良い本だと思います‼お父さんが如何に家族を大切に思って、家族の為に仕事を頑張っているのか。どれだけ我が子を愛しているか。この本は、出来ればお母さんが子供に読んであげるべきだと思います。お父さんの尊敬すべき素敵な姿や愛情が、子供に分かりやすく伝わります。母親の口から父親の素晴らしさを教える事は、とても意味のある事だと思いますので。そういう環境にある方は是非…。子供にちょっと甘い父親のくだりもあるのですが、ここは母親としてはクスッとというか苦笑いというか…リアリティがあっていい感じでした(笑)繰り返し読み聞かせたい本です♪ >> 続きを読む
2014/02/01 by kumahachi
久世光彦
日本語以外の国の言葉は喋れないし、読めないけれど。日本以外の国々も自分の国の言葉を粗末にしているのだろうか。時代が変われば暮らしも変わり、暮らしが変われば言葉も変わるのは仕方のない事だけれど。昨日、テレビのクイズ番組で『捕らぬ○○○の皮算用』という問いに若い解答者が答えられなかった。『え~?わからんしぃ~』それを見ていた我が家の娘も同様である。タヌキには生き易い世の中になったのか、生き難い世の中になったのかはわからぬけれども・・・・。 >> 続きを読む
2012/11/13 by <しおつ>
佐藤 次高
Kingdom of Heavenで有名なアイユーブ朝始祖、サラーフ・アッディーンについての伝記。騎士道といいますと西洋を思い浮かべるのですが、実は西洋の騎士道以前にアラブ騎士道という物が在ったようなのです。その一例がサラディンことサラーフ・アッディーンです。映画を観てわかるとおりですが、十字軍国家の首都であったイェルサレムを陥落させたのは彼ですが、そこに至るまでの足跡と彼の為人が簡単ながら描かれております。まずは、当時のイスラム世界、ヨーロッパ世界そして同時期の日本との対比から始まるのですが、今とは異なる視点からの徳とそれを取り巻く社会情勢が解説されているのですが、それがまた面白いのです。そしてサラーフ・アッディーンの生まれた頃からの描写が始まるのですが、この手の本の習いとして様々な寄り道があります。そのうちの一つが出生地タクリートの謂れです。この地に最初に城砦を築いたのはシャープール一世(272年没)。ある日、この城の長官(マルズバーン)が狩に出た時、仕事に精を出す女性たちの中に美しい女性を見つけて恋に落ちた・・・。後にこの城塞はその女性の名、タクリート、の名で呼ばれるようになった・・・。そうこうしているうちにサラーフ・アッディーンが生まれ、彼の父とザンギーとの間の親交もありつつもファーティマ朝の衰退の時代に入ってゆくのです。そもそも、イスラム教にはシーア派とスンニ派があるのですが、スンニ派の過激な一派の一つイスマイールが建国した国がファーティマ朝なのです(大体エジプトの辺り)。これはこの時代には衰退しており、後にサラーフ・アッディーンの父によって掌握され、わらしべ長者的展開の後にサラーフ・アッディーンにより滅亡するのはまた別の本の通りです。これは封建制化におけるこのように細かな国々が発生し、それぞれに領主とその領主の上の領主が居るという状況下でのとある国の顛末に過ぎないのです。これはなぜ故起こるのかといえば、広範囲の統治と行政のシステマチックな面での能力の限界に原因があると言えましょう。安全と生活はいつの時代もプライマリサービスでしてそれが崩壊してしまいますと人が流出し始めますものね。むろんシーア派とスンニ派の対立にも理由があり、そこにタイミングよく表れた十字軍と彼らによる国家建設とその防衛戦もあるのですが、そんなこんなでシリアとエジプトに分かれて、またそれぞれの領域内で細やかな町々に分かれて争っていた時代が収束方向に向かった辺りに生まれ合わせたのがサラーフ・アッディーンだったとも言えるでしょう。ところで、このオリエントの地は商業の地でもあり、また様々なバックグラウンドの人々の集まる地でもあります。このような地においては文化が発展し、文明が進歩するのですが(特に科学、数学、医学、天文学等)、このような土地の統治に必要なのは何かというのが、サラーフ・アッディーンの背景であり、幼少の頃の教えなのでしょう。すなわち法学と公正さという物ようです。その後、プライマリサービスとしてのもう片方、即ち武将としての経験を積むこととなり偉大な英雄となっていったのでしょうね。そこから、領主としての話が始まるのですが、それらの良くある紆余曲折を経て、スルタンとなるのですが、そこから正当性を示すための徳が始まり、ついにはイスラム教徒の悲願、イェルサレム奪還へとコマを勧めます。ところが、これが初戦で十字軍側のらい王に手ひどい敗退をしてしまうのは映画の通り。その後、ジハードとしてイェルサレム奪還へと進んでゆき、最後にはその目標を達成してしまうのです。ですが、サラーフ・アッディーンは自身の悲劇にもめげずに責任を果たそうとするらい王の徳を高く評価し、尊敬していたのでしょうね。それはたびたび結ばれた休戦協定に見られることのようです。その後、アッカ攻略戦があり、第3次十字軍に向かって行くのは歴史の通り。リチャード獅子心王との戦いもありなかなかに波乱万丈なのですが、和平へと至るようです。さて、このような好漢、サラーフ・アッディーンの最後とはどのような物だったのか、なのですが、私財の殆どは彼が責任を持つ範囲に住む人たちの生活やインフラに費やされていたようです。この頃になるとかなりの老齢、体力も衰え切っていたようなのですが、彼が没する3日前に彼はそれまで来ていた上着をどうやら手放してしまっているようです。まだ、寒さ残る2月後半であるにもかかわらず。その後黄熱病に掛り、この類まれなるスルタン、サラーフ・アッディーンは倒れてしまいます。この時、彼の資産と呼べるものは金貨1枚と銀貨47枚のみであったというのです。なかなかに清貧な王であったと言えるかもしれません。その後の世界も少々描かれておりますが、偉大なる好漢、サラーフ・アッディーンの人生は角の如しであったようです。サラーフ・アッディーンの人生に興味のある人にお勧めです。 >> 続きを読む
2014/09/27 by Shimada
ちばあきお
この本の名言をご紹介します。***もっと自分の力を信じてもいいんじゃないですか。 >> 続きを読む
2013/10/10 by 本の名言
うすた京介
高校生の頃、まわし読みして大いに笑わせてもらった。徹底してくだらない感じが本当に笑えた。トレパンとか、ボスケテとか、メソとか、懐かしい~でも今読んでもそんなに面白くないんだろうな。やっぱり高校生とかだったからあんなに笑えたんだろうな。 >> 続きを読む
2012/03/26 by sunflower
江國香織
江國香織さんの本ばかり読んでいる時期があった。淡々としていて、さらさらと流れるようだけど、温かい。優しい。透明感がある。そんな21編の短編集。絵本みたいな雰囲気を持っている。「デューク」は特に大好きなお話。一時期ハマってお風呂でも読んでいたため、クタクタになった。それくらい大好き。 >> 続きを読む
2012/11/01 by mahalo
森岡浩之
ラフィールとジントの逃亡劇がこの巻の話のメイン。話の場面が前触れもなくコロコロと変わるので、読んでいてちょっと戸惑ったが、年頃の2人が対立しながらも互いの理解を深めていくという過程をじっくりと読むことが出来た。ただ、あとがきのように自分もジントの視点から物語を読んでいたので、ラフィールが何故終始不機嫌なのか心情があまり理解できなかったというのが正直な所。3巻も引き続き読んでいきたいと思います。 >> 続きを読む
2017/10/05 by おにけん
ライオネル デヴィッドスン
ライオネル・デヴィッドスンの「極北が呼ぶ」(上・下巻)は、久し振りに冒険スパイ小説の愉しさを満喫した作品だ。この物語で描かれている背後の謎が、いささか弱い点も気にならなくなるほど、主人公の冒険行が圧倒的な迫力に満ちあふれている。これは凄いことだ。カナダ・インディアン出身の若き生物学者が、シベリアの奥地に潜入していく物語だが、下巻の半分以上を占めるスリリングな脱出劇が、有無を言わせず読ませるんですね。息つぐ暇もない冒険行とは、まさにこのことなんですね。この興奮は、クレイグ・トーマスの「ファイアフォックス」の後半のガントが空を駆けて脱出する、あの伝説的な場面に匹敵するとまで言っていいと思う。あるいは、潜入行の部分では、アリステア・マクリーンの「荒鷲の要塞」を想起しましたね。つまり、そういう昔の冒険小説が持っていた、懐かしい香りの漂う小説なんですね。さすがは、英国の作家だと感服しましたね。キャラクターの造形がいいことは言うまでもないのですが、ただ惜しむらくは背景の陰謀がもう少し活写されれば、現代冒険小説としての傑作になり得ただろうにと思う。しかし、物語の弱さはキャラクターの造形の秀逸さとディテールの迫力で補えるという教訓に基づけば、正統派冒険小説の香り漂う作品として、なかなかの出来栄えだと思いますね。 >> 続きを読む
2018/12/17 by dreamer
山崎章郎
昨年 長男が産まれたのでこのたび生命保険の見直しをしました。その手続きが全部終わったときに担当の方が「こんな話もあるよ」とくれたのが、本書11章「息子へ」の手紙部分でした。泣かずに読み終えることはできず、すぐに全編が読みたくなり購入しました。 本書は末期ガン医療にたずさわっている医師が書いたものです。ゆえに文章面では小説的に読ませる魅力あるものではありません。しかし、記述がすべて事実に基づいた非常に深い内容なので心の奥のほうに響いてくるものがあります。少なくとも非常に考えさせられる一冊です。 筆者自身が述べているように、前半の5つのエピソードは末期ガン治療の悲惨な部分を、後半の5つは立ち向かい方によってはその悲惨さを回避できるという希望を伝えています。ゆえに全編を読まないとこの本の価値を論じることはできないでしょう。 でも、前半の話が辛すぎて読み進められない人もいるかもしれません。そんな方は、前半の5つのうち1つだけでも読んで、是非 11章「息子へ」を読んで欲しいと思います。そのうえで12章を読めば著者の訴えたかった想いの大半は伝わってくるでしょう。 本書を読み終えた今、続編(既刊)や筆者の人生を変えたというエリザベス・キュブラー・ロス女史の本も読んでみたくなりました。 >> 続きを読む
2015/02/01 by kengo
大下英治
高校時代、父から小論文対策に読めと不思議な事を言われて読んでみた。 個人的には明光商会社長の高木禮二が一番この本のタイトルに相応しいのではないかと思う。 「私は一滴の水。やがては悠久の大河になります」という言葉に感動した。 もちろん小論文対策にはならなかった。しかし、ビジネスで成功する為のヒントがたくさん詰まった読みやすい本だと思う。 >> 続きを読む
2011/08/25 by Iris
出版年月 - 1996年5月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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