こんにちはゲストさん(ログインはこちら) | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト →会員登録(無料)


1997年7月発行の書籍

人気の作品

      晏子

      宮城谷昌光

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.2
      いいね!
      • この宮城谷昌光の「晏子」は中国春秋時代の中期、秦・普・楚・斉の四大国が覇権を競っていた時代を舞台に、斉の国で軍事の才能を発揮した晏弱将軍と、その息子で、後に名宰相となる晏嬰の清冽な生き方を描いた超大作です。

        この新潮文庫の第一巻から第四巻までを全て読み終えて思う事は、まさしく今という現代を生きる我々にとって、この作品の主人公の行動そのものが、一つの人間としてのあるべき生き方の"規範というか理想"を示しているのではないかという事でした。

        今までの私の歴史・時代小説との関わりの歴史を振り返ってみると、今回のような読み方をした作品が、過去に二つあったように思います。

        吉川英治の「宮本武蔵」と司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の2作品です。「宮本武蔵」は戦時下の、そして「竜馬がゆく」は戦後の高度経済成長下の、それぞれ時代は違ってはいるものの、何か直線的な一筋の生き方が求められる時に、読者の要求に応えてベストセラーになった作品であったような気がします。

        この2作品に対して、この「晏子」という作品は、作者の宮城谷昌光が以前、語っていたように「歴史小説とは感動を書くものだ」という考えを、"情と義"の双方を貫き、いかなる権力もこれを滅ぼす事の出来ない男、晏弱・晏嬰父子の生き方を通して描いているのだと思います。

        この二人の父子の姿は、言ってみれば、全く先の読めない混迷の時代に鮮やかな光芒を放って、我々読者に深い感動を与えてくれるのだと思うのです。

        ここで、また思うのは、宮城谷昌光の作品における、ある種の"凄み"というのは、この希代のヒーロー晏子に高潔なるが故の孤独とでも言うべきものを持たせている点にあるような気もするのです。

        そして、その事を際立たせてくれるのが、適役の崔杼の存在だと思うのです。この人物は、自分の美貌の妻を盗った斉公を弑逆し、政権を握った際に、斉の太史が「崔杼、その君荘公を殺す」と記録したので、これを殺害し、そしてその弟も同様に記したので、再び血祭りに上げますが、更にその下の弟も同じように書くのをやめなかったので、遂に殺す事を諦めたというエピソードで知られています。

        その崔杼が政権争奪の中で最愛の妻が殺されるや、いとも簡単に驚くほど呆気なく首をくくってしまうのです。ここには単に適役・崔杼を人間らしく描いたというだけではなく、彼を通して晏子を逆照射する試み、つまり、何万人もの顔も知らない民衆に慕われる親子と、たった一人の女のために殉じていく崔杼と、人間として果たしてどちらが幸せか、という問題提起が成されているのではないかと思うのです。

        確かに晏子の生き方は、この作品の中で一国を動かし、多くの民衆に感動を与えました。だが、当の晏子自身はどうだったのだろうか? その高潔の心をかなぐり捨てて、全てをさらけ出す事の出来る相手はいたのだろうか?----と。

        一国の大事を託すにふさわしい晏子の生き方は、我々凡人には到底、出来ないものであり、しかし、だからこそ、そのような手の届かない生き方であるからこそ、永遠に憧れの対象であり、理想像になるのだと思います。

        >> 続きを読む

        2016/09/06 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      新宿鮫 長編刑事小説

      大沢在昌

      光文社
      カテゴリー:小説、物語
      4.4
      いいね! fireman
      • このシリーズは好きで前はよく読んでいました。          鮫島知る人ぞ知る通称「新宿鮫」この物語の主人公。署内では誰も相手にしない一匹狼。物語の設定ではよくあるパターンだと思います。でもそんな鮫島にもロックバンドのボーカル「晶(しょう)」と言う恋人があり、音楽好きにはたまらない描写がちりばめてあり面白い。鮫島のキャラクターも起っていて読み手を飽きさせない。内容は改造拳銃絡みのストーリーで警官が撃たれるのですが、なるほど人気シリーズの理由が分ります。テンポが良く展開が速い。映画にもなっている様なのでいつか見たいものです。 >> 続きを読む

        2018/06/17 by rock-man

    • 他3人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学

      谷岡一郎

      PHP研究所
      カテゴリー:射倖ゲーム
      3.5
      いいね!
      • 144ページ: ツキとは統計上のゆらぎのことであるにすぎない

        2015/03/19 by Neo*

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      海辺のくま

      Carmichael, Clay , 江國香織

      ビーエル出版
      4.2
      いいね!
      • 東京にあるブックカフェにて読みました。

        くまのお父さんを探しに出かけます。少し悲しい出来事が起きます。

        もし機会があれば、手元においておきたいと思います。
        >> 続きを読む

        2014/08/11 by おれんじ

      • コメント 3件
    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      方法序説

      DescartesRené , 谷川多佳子

      岩波書店
      4.3
      いいね! Tukiwami
      •  デカルトの学問に対する姿勢や、彼の思想における重要概念のいくつかが短い文章に詰め込まれている。特に、哲学の第一原則である「Cogito ergo sum」「我思う、ゆえに我あり」や、演繹法を行う上での4つの準則、神の存在証明に至る議論は、この一冊が哲学史上、最も重要な本のうちの一冊だということを直感させる。
         特に重要な議論は、神の存在証明に関するものだろう。この議論は、後にパスカルらに批判されるが、ここにデカルトの自然観がよく表れている。17世紀の科学革命真っ只中だが、彼があくまでも科学の背景に神を見ていることがわかる。これは、今日的価値観に相反するものだが、当時の人びとの、未知への合理的解釈がうかがえる。
         ベーコンの『ノヴム・オルガヌム』とデカルトの『方法序説』を読み終わったが、ここで経験論、合理論のそれぞれの始まりを確認できた。これらは近代哲学の重要な考え方であり、後のカントやヘーゲルに繋がってくることから、今後も繰り返し勉強しなければいけない書物たちである。
        >> 続きを読む

        2018/02/12 by shinshi

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      あなたと読む恋の歌百首

      俵万智

      朝日新聞出版
      カテゴリー:詩歌
      4.5
      いいね!
      • 短歌の、奥の深さを思い知らされる本。

        恋の歌を百首、選んでいるのを、よんでいると、俵万智さんの解説に感心も得心。
        この歌には、こんな背景があり、この一言に、こんな意味が含むまれているなんて。
        ひとつの歌を、何回も読み返すごとに、新しい発見がある。

        短歌の愉しみ方を、ご教授いただいた様な気分である。

        でも、私にとって一番はわかりやすくであり、お気に入りは、久松洋一さんの作品で

        新妻の笑顔に送られ出でくれば 中より鍵を掛ける音する

        微笑ましい、ありふれた日常に、心の機微を感じる。
        玄関でのいってらっしゃいの声に送られ
        真っ直ぐバス停に向かっているようだが、
        気持ちは何度も妻の顔を振り返っているのが、毎日の私の朝である。


        他に紹介されているのも書くと

        林檎から始まる君の尻取りに 我は今宵もゴリラで返す

        製造日を確認のことと書いてある 妻のメモ持ちスーパーへ行く

        我が妻が作りし七草粥には 今年は三草しか入っておらず

        作者の歌集に「ビジネス・ダイアリー」があるらしい、探さなければ・・・。


        そのほか、私が気にいった他の人の作品をあげると、

        赦せよと請うことなかれ赦すとはひまわりの花の枯れるさびしさ・・・松美啓子
        いつかふたりになるためのひとりやがてひとりになるためのふたり・・・浅井和代
        一度にわれを咲かせるようにくちづけるベンチに厚き本を落として・・・梅内美華子
        たとふれば心は君に寄りながらわらはは西へでは左様なら・・・紀野恵
        観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生・・・栗木京子
        一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております・・・山崎方代
        体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ・・・穂村弘
        「たった今全部すててもいいけれどわたしぼっちの女でも好き?」・・・渡邉志保
        暖かき春の河原の石しきて背中あわせに君と語りぬ・・・馬場あき子
        君がふと冷たくないかと取りてより絡ませやすき指と指なり・・・角倉羊子

        こうして見ると、いかに女流作家の作品に偏っているのか・・・・
        私の恋に関する、奥底が見えるようで恥ずかしい感じがするが、

        百の恋愛の歌をじっくり、味わうのもよろしおますで・・・。
        >> 続きを読む

        2013/06/11 by ごまめ

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      かあさんになったあーちゃん

      ねじめ 正一

      3.0
      いいね!
      • 途中の俯瞰図を喜んでいる。話の内容はきちんと理解していないか?

        2016/03/27 by ぶぶか

    • 3人が本棚登録しています
      今昔まんだら (角川文庫)

      田辺 聖子

      5.0
      いいね! Kira
      • 豪華絢爛という言葉がぴったりの現代版絵草紙。
        田辺氏が好みのままに選び解説と現代語訳を加えた説話十八篇に、岡田氏によるため息が出るほど華麗な挿絵がついている。千代紙を散らしたようなオールカラーの絵だけをめくれば、絵巻物を見ているような気分を味わうことができる。今昔物語集を中心に編まれた十八篇はいずれも面白く、田辺氏と古典の深い関わりがうかがえる。

        本書は絶版なので古本で買ったが、紙質がいいので二十年前のものでもヤケがなく色あせてもいない。さながら、いつまでも色あせることのない古典そのもので、気が向いたときに気ままに楽しめる一冊となった。

        >> 続きを読む

        2017/12/01 by Kira

    • 1人が本棚登録しています
      ドールハウス (角川文庫)

      姫野 カオルコ

      3.0
      いいね!
      • この作品が書かれた時には「毒親」なんて言葉はなかったけれど…
        「毒親」という言葉がぴったりの話だった。

        主人公が前に進もうとする姿が、とても好感をもてた。
        >> 続きを読む

        2016/11/17 by pink-tink

    • 1人が本棚登録しています
      鳥人大系

      手塚治虫

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      いいね!
      • 久々に読みたくなって購入。
        最初に読んだのは小学生の時、市の図書館にて。手塚治虫の作品は何故かどこの図書館にも一定量あるんだ。一部を除き、結構ねじくれた内容なのに……。
        鳥人大系は言ってしまえば「猿の惑星」の鳥版。猿の惑星が68年に公開され、今作は71年の作品になる。
        全般皮肉が効きまくった内容で、手塚治虫の良くも悪くもな本性全開。
        とてもオススメ。
        >> 続きを読む

        2017/04/29 by れのお

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      冬の保安官

      大沢 在昌

      2.0
      いいね!
      • ジョーカーシリーズを読みたくて手に取ったのだが、1作目では当然キャラの広がりを見せられるわけでもない。

        短編なので尚更キャラが掴みにくい。

        100万払えば人殺し以外何でもやるというジョーカー。
        基本ハードボイルドなので、行く先々でジョーカーは滅多打ちにされる。

        バーのマスターだとか世界観が確立されているようなので、後の作品を読んで広がりを見たい。
        >> 続きを読む

        2018/03/01 by オーウェン

    • 1人が本棚登録しています
      ステーシー

      大槻 ケンヂ

      5.0
      いいね!
      • かなり前に読んだ。
        今も昔もホラーやSFにはまったく興味無いのだけど、これは読後感が「意外とおもしろかった」だったのだけを覚えている。

        ストーリーもまったく覚えていない。
        でも筋肉少女帯の『再殺部隊』に近かったような。
        >> 続きを読む

        2016/02/29 by W_W

    • 1人が本棚登録しています
      複製症候群 (講談社ノベルス)

      西澤 保彦

      3.0
      いいね!
      • 突然現れた虹の壁による空間。
        その壁に触れると、姿や形から記憶までそっくりのコピーが生まれてしまう。
        その空間で殺人事件が起き、果たして犯人は本来の体か、それともコピーなのか。

        クローンを取り扱う超常現象なので設定はSFだが、やってることは次第にミステリに。

        個人の抱えるコンプレックスが、閉じられた空間では押し殺すことが出来ない。
        よって理性のみで行動する部分が多々見受けられる。

        その戸惑いをラストに見せるのだが、所詮はコピー。
        同じ人間ではいられないという事だ。
        >> 続きを読む

        2018/07/21 by オーウェン

    • 2人が本棚登録しています
      アウト

      桐野夏生

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 止まらない。
        次の展開が気になって手が止まりません。
        こんなに本を読むことだけに集中したのは久しぶりでした。

        ―雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。彼女は、なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか
        平凡な主婦たち4人が自由を求めて日常を離脱・脱社会化し、「OUT(アウト)」していく物語である。

        同じ弁当工場のパートをしている山本弥生が、夫を衝動的に殺したことから物語は始まります。
        その死体を香取雅子、吾妻ヨシエ、城之内邦子が雅子の家の風呂場で解体し、生ごみとして処理します。
        ―と、書いてるとゾワッとしてきますね。
        それぞれ家庭崩壊や介護、夫のギャンブル狂やカード破産と抱えるものがあります。
        4人の愚かな女たちの人物像がよく描かれていたと思います。
        このようなドロドロとした作品は他にもあると思いますが、この作品を読んでいると、今まで読んだ本とは違う凄まじさを感じるんですよね。
        人間の闇がリアルに描かれていて、飲み込まれそうになりました。

        気がついたときには、4人は抱えていたしがらみから「OUT」しています。
        ただしそれに伴う代償は大きなものでした。

        この作品のおもしろさは、死体をバラバラにしただけでは終わらなかったところです。
        警察が事件を突き止めていき、逮捕されるまでを描いていくのだと思っていました。
        展開が2転、3転し、予想外の結末へ。
        手に汗握る展開が続きます。

        後半は佐竹、十文字、宮森ら男性陣のキャラクターも良かったなと。
        特に宮森とのやりとりは良かったです。彼の存在は、唯一の清涼剤でした。
        佐竹は気持ち悪すぎて理解出来なかったけどw(多分理解するようになってはいけない)
        あと、十文字が銀行勤め時代の雅子の姿から、ビジネスに誘ったシーンが好き。
        職場の中で孤立していたけど、ちゃんと見てる人は見てるんだなぁって。

        この本おすすめしてくださった空耳よさん、課長代理さん、どうもありがとうございました(*´∀`*)
        また素敵な読書ができました!!!
        >> 続きを読む

        2015/03/23 by あすか

      • コメント 27件
    • 6人が本棚登録しています
      三月は深き紅の淵を

      恩田陸

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! Tukiwami

      • 恩田陸の小説を読んでいて、最後のページを閉じた時にいつも心に浮かぶのは、「ああ、いい旅をしたな」という感慨です。

        考えてみれば、読書というのはすべからく日常から別世界への旅とも言えると思うのですが、恩田陸の場合、私が越境する先は異次元でもなければ、異世界でもない。

        今の現実と恐らくは地続きの"ここではない何処か"なのだ。
        青春小説やミステリはもとより、たとえそれがSFやファンタジーであっても、同じこと。

        旅人の目の前に広がる景色は、目にしたことなどないにもかかわらず、決まってどこか懐かしい。

        そして、旅と言えば地図がつきものだが、恩田陸の作品で地図を作るとすれば、そのど真ん中にくるのが、間違いなくこの「三月は深き紅の淵を」だと思う。

        この作品は、当時まだ駆け出しだった著者が人気作家へと変身を遂げるステップボードの役割を果たした重要な連作集だが、個人的にも懐かしい記憶があります。

        ページをめくりながら、この恩田陸という作家にはとことんつき合うことになりそうだな、という不思議な予感に囚われたものでした。

        いわく付きの「三月は深き紅の淵を」という本をめぐる、このオムニバス長篇は、四つの章がひとつひとつの独立した物語になっているが、そこには通奏低音のようなものが流れている。

        おまけに著者自身と思われる人物が登場するというメタの構造まであって、デビュー間もないにもかかわらず、すでにジャンル小説の枠をはみ出す型破りな小説の構成には、とても驚かされましたね。

        >> 続きを読む

        2019/04/10 by dreamer

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      ぎゅわんぶらあ自己中心派

      片山まさゆき

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 大学時代、バイトが終わったら先輩の家で朝まで麻雀。
        夕方まで寝てそのままバイトと、いつ大学に行ってんだ!という生活をしていたことが有ります。

        振り返れば、あの頃は楽しい青春時代ってヤツなんだろうな。

        そんな時に読んでいたのが、ぎゅわんぶらあ自己中心派。

        真空ツモ!とか竜巻ツモ(だったかな?)とかツモるときに叫んでいた人は多いんじゃないかと思いますw
        >> 続きを読む

        2012/04/16 by yutaka

    • 1人が本棚登録しています
      アルバイト探偵(アイ)拷問遊園地

      大沢在昌

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 探偵稼業の父と意外に勝ち気な息子が遭遇する国際的トラブル。

        軽快なテンポで展開するアクションにグイグイ引き込まれる。

        相当期待した状態で手に取るため、相対的に評価が厳しくなるはずの大沢氏作品だが、本作も期待に応え、大いに楽しむことが出来、あっという間に読み終えてしまった。

        大沢氏の作品は、もっと硬派な印象が有ったが、文体も適度に砕け、登場人物も魅了的な人物が多く、感情移入も非常にしやすい。

        海外のスパイと入り乱れて、内閣調査室まで登場と有っては、多少、ハデ過ぎないかという疑問も無くは無いが、ここまで楽しませてくれたからには文句は言うまい。

        読後、連作だということに気づいた。このシリーズも必ず読むことにした。
        >> 続きを読む

        2012/03/12 by ice

      • コメント 2件
    • 2人が本棚登録しています
      蓬莱

      今野敏

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ファミコン?時代のゲームプログラムが軸になっています。古い作品というべきか時代の変化が早いというべきか(笑)
        今読んでも十分面白かったです。
        >> 続きを読む

        2016/07/28 by 星の鳥

    • 4人が本棚登録しています
      日輪の遺産

      浅田次郎

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 敗戦直前の日本。祖国再興のために莫大な財宝を隠す。そのことをしるした手帳が見つかり50年の時を経て当時の真相が露わになる。

        現代と過去の物語から浮かび上がる日輪の遺産。隠し財産モノのユーモア感たっぷりの作品と思いきや、後半の展開はシリアスな人間ドラマとなり悲しい結末に思わず胸をうたれる。

        浅田氏が初めて出版社に好きなモノを好きなように書いて良いと言われて欣喜雀躍して書き上げた作品。昨年映画化もされた。

        あとがきで自ら荒があると認めているが勢いもある。ご都合主義的な展開ながら、それでも強引に感動にもっていかれてしまった。
        終戦記念日に読むと泣いたかもしれない。
        >> 続きを読む

        2012/12/03 by ybook

      • コメント 5件
    • 7人が本棚登録しています
      似ッ非イ教室 (講談社文庫)

      清水 義範

      4.0
      いいね!
      • 清水義範らしい知識とトボケにあふれた雑文集。「バールのようなもの」に近いかな。
        ッセイのようで(度合いはともあれ)事実を元にしていない架空エッセイ。
        「単数と複数」「インスタントの野沢菜」「コメント」「近況」など、途中まで疑いもせずに共感できる内容だから始末が悪い。
        架空の物事を当然のように書くのは氏の十八番だが、この本に限っては明らかなホラ話よりも虚実曖昧な話の方が好きだ。
        嵐山光三郎のあとがきも悪乗りしていて良かった。
        >> 続きを読む

        2014/11/28 by joco

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています

出版年月 - 1997年7月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

会員登録(無料)

今月の課題図書
読書ログってこんなサービス
映画ログはこちら
読書ログさんの本棚

レビューのある本