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灰谷健次郎
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魅力的な登場人物がいて、続きが気になってしまった(特にやくざ教師の足立先生とおっとりした感じの折橋先生)最初に飼っていたカエルを引きちぎって殺したり、クラスメイトの腕に噛みついて骨をのぞかせたした小学生の鉄三に恐怖を覚えたが、そんな鉄三も小谷先生の一生懸命さに徐々に心を開いて、笑顔も見えるようになる。鉄三はハエを飼っているのだが、私も読んでいる内にハエに少し詳しくなってしまった。しかし、良い先生になるには学校が終わってからも生徒の自宅を訪問したり、ストライキまで起こす覚悟が必要なのか。大変(;´・ω・)タイトルの『兎の眼』は、泣き虫な小谷先生の事かな。 >> 続きを読む
2016/03/24 by May
佐藤雅彦
やられた^^; 脱帽^^; こりゃいいや^^; この延長線上にピタゴラがあるんやなあ~。こういう感覚があって、面白いと思える間は、まだまだ感性は曇ってないなと思う。 >> 続きを読む
2014/08/11 by けんとまん
尾田栄一郎
ONE PIECE 第2/67巻(未完結)頼もしい味方ゾロを加え、意気上がるルフィ。悪役が中途半端と言うか、ふざけ過ぎなのが残念だった。ナミにはめられ、道化のバギー率いる海賊どもの前に囚われの身となるルフィ。そこに駆けつける剣豪ゾロ!と、さぁ千両役者登場!と、力んだものの、今回はゾロの見せ場は少なかった。とにかくバギー一味がショボいのが難点。バギーに加え、猛獣使いのモージ、曲芸のカバジと、サーカス団さながらの構成だからか、おふざけが過ぎます!と突っ込みたくなるような虚脱感に終始包まれているようだった。ただ、見せ場は用意されていて、かなり追い込まれながらも、本気モードになり、目が据わったゾロには迫力が有った。きっと、これから先も魅力的なキャラクターが登場することになるのだろうが、剣豪という一点だけでも、ゾロは自分の中で特別な存在で有り続けるような気がする。まだ明言されるには至らなかったが、おそらく航海士として行動を共にすることになるで有ろうナミ。更なる仲間を加え、続きが気になって仕方がない。自分たちが開拓した街を守るために捨て身で敵に立ち向かったおじいさんにはウルっと来た。(涙腺故障中) >> 続きを読む
2012/10/09 by ice
スティーヴン・キング , 山田順子
な、ながかったよ。上下2段組550ページありました。理不尽に警官に連行される最初のあたりがいい。コリー・エントラジアンのキャラが不気味でね〜人間の狂気でいくのかと思ったらやはりキングですね!文庫より文芸書のほうのカバーが好き。何冊か間をはさんでからレギュレイターズを読むよー >> 続きを読む
2016/02/18 by 降りる人
日高敏隆 , Lorenz, Konrad, 1903-1989
□ 2002/03/03:日本語版単行本の出たのが63年だから、動物行動学入門書の古典ですね。文庫になってるんだなあと、ちょっと感慨にふけりました。あっ、別役実の「虫づくし」もメンバー入りだ。と、よそ見をするから、未読本が増える一方なんだわ。 ■ 2002/04/29:読了 >> 続きを読む
2019/10/18 by pandora
鴻巣友季子 , CookThomasH
何かの本でクックの「記憶シリーズ」のことを読んでいた。読んでみようと本屋で4冊買ってきたのだが、読むなら順があるだろうと思い、最近やっと読み始めた。気持ちが予想以上に入り込んで、あっという間に終わってしまった。 面白くて止められなかったからで、ミステリは暇があるときに楽しむだけのもの、という偏見はさらに改めなくてはいけないと思った。 文庫の奥付を繰って初版日で並べみると、この「緋色の記憶」が1998年3月だから最初のものになる。 知らないと笑われるくらいファンの多い作者らしく、こういうところに紹介するのはいまさらの感もあるようだ。 あとがきを読み解説を見ると、これなら時間の浪費にはならないと決まった。そして、読後はいつもの感想ながら、いくら読んでも次々に面白い本を書いてくれる人があって幸せ、だった。 原題の通り、ニューイングランドのチャタム校を巡って起きた事件である。 8月、海辺の小さな村に停まったバスから緋色の襟から襟足を輝かせた女性が最後にゆっくりと降りてきた。 当時チャタム校の生徒であったヘンリーは教会の階段で本を読みながらそれを見ていた。それがミス・チャニングであった。 海辺の片田舎の町にふさわしくない美貌の女性に出会ったこの時のヘンリーの印象は、後になって「時よ止まれ」と思わせるくらいに輝いて見えた。父は校長で、 彼女を黒池と呼ばれる沼のほとりのコテージに住まわせ、美術の教師にする。 父親と世界を旅し自由な気風を身に付た彼女の授業は、男子校であり厳格な校風のチャタム校ではまず好奇心で迎えられる。 学校には戦争で足が不自由になり木の杖をついている、レランド・リードという教師がいた。 彼女は次第に彼に惹かれていく。彼は、黒沼に沿って回っていった先に妻と子供が住む家を持っていて、彼女は時々そこにボートを出しているリードの姿をみる事ができた。リードは彼女と二人でいつか海岸から船出して自由な世界へ出て行きたいという夢をもってしまった。 15歳の夏から始まるこの死と別れの話は後年帰省して法律事務所を開いた老いたヘンリーの記憶が呼び起こす物語である。 過去の出来事は、現在の風景の中から現実のように思い出され立ち現れてくる。 そして記憶の底にうずもれていた真実に突き当たるのである。 ひとつの風景からちょっとした出来事から、過去の細かな出来事が蘇えってくる。クックの作風は時間を過去に引き戻しながら、最後には思いもよらない結論を導き出す。すでに人々の中では終わったはずのものたちの、奥に隠された真実が心を打つ。 長い回想の中で生き生きと登場した人々が、今はヘンリーとともに老ていたり、亡くなってしまったり、すでに影でしかないということも時間の深い闇の底を覗くようである。 >> 続きを読む
2014/10/31 by 空耳よ
原田宗典
『昔々ある国に百人の王様がおりました。 全部で百人しかいない国なのに百人全部が王様なので何だかみんな暮らしにくくてかないません…。 かつて子供だった大人のための寓話「百人の王様」「わがまま王」 著者の挿画入り』 純粋なハラダ君らしい・・・ 絵もいいです。 >> 続きを読む
2013/01/17 by バカボン
色川大吉
当たり前だが、どんな旅に魅力を感じるかは人それぞれだ。内容的には何十年も前の話もあるので世界情勢なども変わっていて参考にはならない部分が少なくないが、老人になってもフラフラ海外を旅歩くというのは、数十年後の自分の理想の一つなので、羨ましく思いながら読んだ。 >> 続きを読む
2013/07/06 by freaks004
アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ , 小野理子
松田聖子ではありません。(←それは「秘密の花園」 じぇんじぇん違う。)ロシアのお金持ちだった貴族がお金がなくなって土地を手放さなくてはならなくなったのに、その女主人は相変わらず金遣いは荒いし、事態をどれだけ把握しているのかしてないのか、ちっとも考えようとしてないし、娘は新しい生活?にわくわくしてるし、色んな人がそれぞれ勝手に言ってるし、いつまでも大学生をやってる元家庭教師?はいつまでも理想論ばかり言ってるし、この家にずっと仕えてる90才ちかいおじいさんは耳が遠いけど、主人が出て行ってもこの家と人生をともにするんだなあ・・・って感じのお話であってる?村上春樹さんが、旅のお供にチェーホフの本を持っていくというのを読んだので、私も読んでみよう!と思ったのだが、昔から世界史は苦手だったからロシアの当時のことはよくわからないし、(戯曲なので)セリフが何のことなのか分からない(たまに、これは面白いこと言ったのよ、という説明があったりするが)ところがいっぱいあって、喜劇・・・らしいのだが、どこが喜劇なのかほとんど笑えるところがなく、^^;まあ、教養のひとつ(チェーホフ? うん、読んだことあるよーー)として、一度読むのもいいかも。と思ったのだが、振り返ってみると、みんながそれぞれ勝手なところとか、主人がいつまでも貴族頭のままのところとか、若い人はけっこう頭の切り替えはやいところとか、そういうところは喜劇といえば喜劇かもしれない。置いていかれたおじいさんは、寂しいというか、哀しい・・・ チェーホフの名作であるらしい。(青空文庫で読みました) >> 続きを読む
2013/11/26 by バカボン
山口雅也
ミステリ作家が創造した探偵たちのオムニバス作品。メルカトル鮎やキッド・ピストルズ。法月綸太郎などの活躍を短編として納めている。個人的には麻耶雄嵩の「水難」が楽しめた。ミステリなのに幽霊を出してくるのは意表を突かれた。あと二階堂黎人の「ある蒐集家の死」。残されたダイイングメッセージから犯人が二転三転というのは、短編らしからぬ満足感があった。あと葉村晶シリーズはまだ未読なので今後見たいかも。 >> 続きを読む
2018/01/17 by オーウェン
銀色夏生
詩集。やはり切ない作品ばかりだが、どこか爽やかな印象のものが多い気がする。銀色夏生の作品集の中でもおすすめ。「素直という爆弾を投下」という表現がいい。 >> 続きを読む
2015/11/15 by しでのん
鳴海章
本書を読み終わった時、しばらく感動で体が震えました。そのくらい私の琴線に触れたんです。この本が初めての鳴海氏作品でした。鳴海氏といえば冒険・スパイ小説の方で、ジェット機がでてきたり・・・とそういう系だからと思い込み、手に取ることはなかったんです。何も知らず偶然でゲットした本書。いやぁ~~~びっくりした。もう少し評価が高くていいと思うのですが、読んだよ!という方に会ったことがありません。残念だなぁ舞台が2チョ(新宿2丁目)(笑)。私、ゲイのお友達がなぜか多いんです。オカマのお友達もススキノにはたくさんいて・・・そう、オコゲでした。あははなので、舞台設定も好きだし、登場する人たちのキャラも好きです。あ、でも決して明るいストーリーではありません。なんといってもやっぱり主人公・仙道のキャラがいいですね。かっこいい!でもでも・・・だんだんと明かされていく意外な真相や過去があるんです。あひゃーーってなりましたもん。それ以来、鳴海氏のこういう本に出会えないかと何冊か読んでいるのですが、今のところ私にとって本書より越える作品には出会えていません。もうたくさんの作品が出版されていますしねぇ。冒険ものはあまり読まないし本書は文句なく5つ★本でした。 >> 続きを読む
2015/02/17 by mana
津田 望
表紙カバー無し。
2016/04/08 by rapporti
重松清
仕事が人生の中心だった団塊の世代から一回り下くらいの世代は、考えさせられる一冊なのでは(^O^) >> 続きを読む
2016/11/17 by あっ!いち
河野万里子 , Bauby, Jean-Dominique, 1952-1997
元ELLEの編集長ジャン=ドミニック・ボービーは43歳の時に難病ロックトイン症候群で、全身麻痺となる。唯一自由に動かせる左目の瞬きだけで執筆した「潜水服は蝶の夢を見る」は同名の映画も良い。20万回以上の瞬きで綴った手記は、美しい文章が簡潔にまとめられて読みやすい。比較的薄い単行本だけれど、書き上げるまでの労力は想像に絶する。フランスで出版された2日後に亡くなった著書渾身の一冊。“からだ”に閉じ込められてしまった心が語る言葉は、豊かな想像力と記憶とユーモアに溢れていて、感動的です。 >> 続きを読む
2014/09/05 by achiko
かわぐちかいじ
原子力潜水艦の船長である、海江田。原発を積んだアメリカの最新鋭の潜水艦「シーバット」のテスト船長として部下達とともに搭乗する。しかし、そのテスト中に潜水艦を持って逃亡、潜水艦を一つの国とし、独立国家「やまと」を設立する。最新の技術や、核弾頭を持つ「やまと」に対して、数々の国がやまとに対してアプローチをかける。数々の政治的思惑や、社会情勢が絡み合う中、海江田はただただ、目的に向かって邁進する…。このマンガは、潜水艦同士の戦いを描いています。深海の中、窓すらない潜水艦で音だけを頼りに、知略を尽くして戦います。それが大変面白くて、わくわくしながら読んでいました。また政治方面では、日本のアメリカとの依存関係からの脱却という点に、スポットを当てています。日本人乗組員だけを乗せているが、独立国家として宣言した「やまと」がアメリカに刃向ったとき、それでもアメリカは日本を信頼し、友好関係にあれるのか。日本が国として独り立ちできるのかを描いています。読みながらも政治について深く考えさせられる作品でした。自分の中で、最も面白いマンガの一つなので、よければぜひ読んでみてください。長いですけどね…。 >> 続きを読む
2013/06/06 by ティッシュ
坂井久仁江
再読。超シリアス漫画『花盛りの庭』まさかの続編其の1。なんだかんだで雅樹はいい父親だよ(〃艸〃)ムフッ >> 続きを読む
2012/05/13 by あんコ
黒川博行
登場人物が多すぎる。『疫病神』では、あまりの多さに作中で相関図を作っていたほどだ。魅力あるキャラクターづくりで、それぞれ個として立っているのに、要の物語に絡んでこれていないというか・・・う~ん、どうなんだろう・・・説明しづらいな。僕は、肌が合わないのかもしれない。 >> 続きを読む
2014/07/20 by 課長代理
木村浩 , レフ・トルストイ
数年前に3冊をそれなりに面白く読み終えたのですが、このレビューで出版社の新潮社への苦情を書いておきます。文庫の裏表紙にある程度のあらすじを書くのは仕方ないにしても、あまりにも詳しくあらすじ書きすぎ。下巻に至っては、主人公のアンナがどんな最後を迎えたかまで書いてるけど、それってどうなの?これってネタバレですよね。 >> 続きを読む
2017/08/29 by アーチャー
BachmanRichard , 山田順子
オハイオ州の静かな住宅街。平凡で退屈な一日が、突然の銃声に破られる。襲撃者は、なんとSFアニメや西部劇の登場人物。実在しないはずのモノが殺戮を始め、町には、子供の落書きのような生き物が跋扈する、砂漠の町が侵食してくる。一体、何が起きているのか。カギを握っているのは、自閉症の少年だった・・・。「デスペレーション」の分身とも言える作品。一方が他方の続編、という訳ではなく、登場人物の一部と設定を共有している。が、登場人物の役回りは、全く異なる。中には、夫婦だったものが、幼い姉弟という関係になっていたりもする。手塚治虫のマンガでは、ひとつのキャラクターが、いろいろな役に扮してマンガを演じている(スターシステム)が、小説は文字だけなので、夫婦を幼い姉弟と変えることもできるのが、面白い。どちらもB級ホラーで「正体不明のモンスターとそれに立ち向かう人々」という点では共通している。ただ「デスペレーション」を「静」とするなら、本作品は「動」アクション(特に銃撃)シーン満載である。どうしても、残酷なシーンの描写はあるが、「デスペレーション」は残酷な場面が終わった「結果」の描写がほとんどなのに対して、本作品の方は生々しい。かなりマンガ的になっているのは、そのためだろうか。だが、ラストは救いがあり、爽やかな印象を受けるものとなっている。あとがきにあるが、「正体不明のモンスター」の最後の捨てゼリフ「おまえたちをみんな知っている。いずれ、おまえたちをみんなみつけてやる。いずれ、おまえたちを狩りたててやる。」と叫ぶが、これは「デスペレーション」に返される球らしい。「デスペレーション」を読んでいれば、ここで「あのことか!」と思い当たる事がある。(あとがきで、こう書かれていて、初めて気が付いた)当然、「デスペレーション」も「レギュレイターズ」も、それぞれ独立した作品として楽しめるが、両方を読み比べる楽しみもある。こういう「仕掛け」を仕込むのもキングらしい、という感じがする。ところで、本作品の著者はリチャード・バックマン。本書が発行される前の1985年に病気で死亡している。(本書が刊行されたのは、1996年)病名は「偽名癌」・・・キングファンなら、すぐに分かるが、「リチャード・バックマン」はスティーヴン・キングのペンネームである。キングが小説家デビューした当時、アメリカの出版業界では一人の作家は、年に一冊だけ出版する、という風潮があり、多作の作家は複数のペンネームを持っていたらしい。キングも多作の作家なので、この「慣例」に従ったそうだ。なお、「リチャード・バックマン」を殺してしまった後悔からだろうか、その後、1989年に、とある純文学作家が捨てたペンネームが実体を持ち、お互いの存在を賭けて戦う「ダーク・ハーフ」という作品を発表している。 >> 続きを読む
2013/06/30 by Tucker
出版年月 - 1998年3月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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