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1998年10月発行の書籍

人気の作品

      天空の蜂

      東野圭吾

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね!
      • 2回目。
        重厚感のある作品。20年前に描かれていたということに驚く。

        「今(自分の身に)不都合が起きていないので立ち止まって考えない」、それではいけないよ、ということは原発に限らずたくさんあるけれど、そのことに気付いてすらいない群衆が大多数であるという現実。無関心って怖い。

        1回目に読んだ前後に映画版も観たけれど、エンタメ的にまとめられていて「本当は日常と隣り合わせにある恐怖」感から離れてしまっていた気がする。派手な演出に気を取られてしまい、原作から感じるような現実の中にある静かな恐怖に気付けないな、との感想だったと記憶している。
        >> 続きを読む

        2018/05/11 by ちっちゅう

    • 他6人がレビュー登録、 51人が本棚登録しています
      たいせつなきみ

      Martinez Sergio , Lucado, Max , HolbirdToyoko

      いのちのことば社
      3.7
      いいね!
      • 高評価なので、読んでみた。

        みんなが大切な存在、人がどう評価するかは関係ない、というメッセージはよいと思う。だが、彫刻家が人形に対して「この手でつくったからたいせつなんだ」と人形に伝えている部分が、キリスト教的で、なじめなかった。 >> 続きを読む

        2016/06/01 by hi-ka

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      日蝕

      平野啓一郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!

      • 平野啓一郎の第120回芥川賞受賞作「日蝕」を読了。

        この小説は、その中身もさることながら、1975年生まれの京都大学生の投稿原稿が、雑誌「新潮」に一挙連載されるということもあって、当時、非常に話題になったものでした。

        新人賞でデビューするのではなく、伝統ある文芸誌が、このような全く無名の新人を発掘したのは久し振りのことでもあったんですね。

        当時「三島由紀夫の再来」などというキャッチコピーが発表誌の目次に記されていたことを鮮明に記憶していますが、ペダンチックな教養や古風な語彙を使っているこの作品は、それまでのポスト・モダンと言われた"軽さ"の文学に較べて、確かにある種の本格派の登場を思わせるところがあったと思う。

        この作品は、十五世紀末のフランスが舞台になっており、パリ大学で神学を学ぶ青年修道僧が、ヘルメス選集という異端文書を手に入れるための旅に出る。

        そして、リヨンで錬金術師と出会い、村の森の中の鍾乳洞で、奇怪な両性具有の「人間」を目撃する。
        それは「男であるとも、女であるとも、又、人であるとも、動物であるとも、悪魔であるとも、神の御遣いであるとも」わからない生きている石筍であった。

        作品は、この両性具有の存在と魔女狩りの中で、幻想的な火刑へと展開されていく。

        三島由紀夫というよりも、澁澤龍彦などの紹介する異端信仰や悪魔学を思い起こさせるところがあり、西洋の怪奇小説を連想させもするんですね。

        むろん、こうした物語を現実離れした虚構として退けてしまうことも出来るが、ここには錬金術師ならぬ"言葉の魔術"による、ひとつの明晰な人工的に構築された世界があり、それは相も変わらぬ私小説的な文学が尊重される日本の文学風土に、風穴を開け、ひとつの戦いを挑んでいるのだと思う。

        時に古臭いほどの著者の文体は、今日の情報だけを伝達するコミュニケーション言語に対する、若い世代の反動とでもいうべきものだったのではないかと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/11/16 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      葉っぱのフレディ いのちの旅 いのちの旅

      レオ・ブスカーリア , みらいなな

      童話屋
      カテゴリー:芸術、美術
      5.0
      いいね!
      • 教科書などで読んだ方も多いのではないでしょうか。

        葉っぱの一生を可愛く、丁寧に描いた作品で子供だけでなく大人も楽しめる素晴らしい本だと思います。
        色んな季節に樹を見てはフレディを思い出す心の余裕を持ちたいです。
        >> 続きを読む

        2015/03/16 by kenyuu

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      子どもたちはなぜ暴力に走るのか

      芹沢俊介

      岩波書店
      4.0
      いいね!
      • イノセンス、根源的受動態という著者の考え方に強く惹かれた。私達は親も性別も身体もDNAも選べずに産みだされる。それは暴力として捉えることができる。自分で自分のことを受けとめる為には、まずは他者から受けとめられなければならない。子どもの受けとめられ体験の貧しさが、子どもの暴力を誘発している。著者の分析に納得させられた。 >> 続きを読む

        2016/03/15 by つよぽよ

    • 2人が本棚登録しています
      リコちゃんのおうち

      酒井駒子

      偕成社
      3.5
      いいね!
      • 酒井駒子さんが、初めて描いた絵本です。
        「よるくま」シリーズで感動した私は、酒井さんの「初めての絵本」ということで、手にとりました。
        絵の感じ、全体の雰囲気が全然違うのに驚きます!

        内容は、リコちゃんという女の子が、お家でママに段ボールをもらい、リコちゃんのおうちを作る、いろいろな友達がやってくる、というものです。

        四才の息子は、この絵本をみて、「これ作りたい」と言ったので、一緒に段ボールのお家を作りました。

        「よるくま」は、ファンタジックなお話でしたが、こちらはどちらかというと、「そのままの子ども」が描かれているようです。






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        2014/02/09 by ヒカル

      • コメント 4件
    • 2人が本棚登録しています
      絶対泣かない

      山本文緒

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      2.0
      いいね!
      • 「大きくなったら何になりたい?」幼稚園のころ先生の質問に私の答えは「看護婦さん」
        全くの嘘っぱちだった。
        女の子で一番多かった答えを口真似しておいたに過ぎない。
        なんて子供らしくないこどもだ…。
        私には「なりたいもの」なんてなかった。
        そしていつまでも「なりたいもの」が心に浮かんでこなかった。
        憧れる職業は、そりゃあある。でも心から真剣にそれになりたいのかと言われると、それほどでもない気がして、
        だから言えない。「○○になりたい」という一言が。
        私はわたしでありたい。それ以外の答えが今でも…。

        この本は、仕事を通して人生の一コマを描いたショートショート集。
        全15の短編と15の職業(文庫にはプラス1つのエッセイ)が描かれている。
        「生涯のうちで経験できる職業というものはやはり数が限られる」
        現代人にとっての仕事というのは不思議な営みである。
        自分がつかなかった職業への好奇心は誰にでもあるのではないか。
        その興味を満足させ、理解し、共感をもち、翻って自分の仕事や生き方を好きになる

        言いたいことの軸がはっきりしているので非常にわかりやすい小説だった。
        つまり、となりの芝生は青いのだ。と。

        この作家のファンがほめる物語性の巧さや文章の上手さは、主人公が語り手の本作におけるリアリティを出すためか、
        この小説では全く感じることができなかったので、他の作品まで評価は保留。
        同世代の女性作家という点では大いに共感できそうな部分を感じるので、もう少し他の小説も読んでみたい。

        しかし、発表されて20年も経つと仕事の仕方が大きく変わっていて、驚かされる。
        ここ20年で職場環境は大変動を起こしている。特に女性の仕事は。
        エステの脱毛話なんてもはや化石か伝説のようだ。
        それでもこの小説がまだ化石ではないのは、人の心はそうそう変わらないということなんだろう。
        そこそこ社会をわかってきたお年頃の著者からの「先輩目線」のメッセージは甘くはないけれど辛辣でもない適度のバランス。

        どこか共感できる物語を読んで「さて、私もがんばるかな」なんて気分になれたなら、お得なんじゃないだろうか。

        「花のような人」「話を聞かせて」「もういちど夢を見よう」あたりがいいと思いました。

        <内容>
        1.花のような人――フラワーデザイナー
         一時流行りましたね~。私の妹も脱サラで目指しましたよ。
         でも現実はハード。花屋は肉体労働です。
         そこでがんばれた彼女こそ職場の花ではなく本物の花です。

        2.ものすごく見栄っ張り――体育教師
         お見合いってこの頃まではまだフツウにありました。私の友人も見合い結婚です。
         ちょっと意表を付いた展開で、驚きました。
         私が高校時代にこういう女教師がいて、大嫌いでしたから。
         こんな心の広い女子高生。ないわね~。心が洗われるようです。

        3.今年はじめての半袖――デパート店員
         ありがちな話。失った恋は失われたからこそ大きくて、そして光るものなのかもしれない。
         一生懸命に今を生きるあなたは、自分が気づかないだけで充分魅力的だよ。っていうエール。

        4.愛でしょ、愛 ――漫画家
         娘がエロ漫画描きになったとしたら…?もはや親の方に気持ちが行っちゃってる私でした。
         子の心親知らず。
         
        5.話を聞かせて――営業部員
         小売店廻りの営業のちょっとした気づきが人を変える。
         相手を受け止め、状況を判断し、思いやる。お仕事の基本ですね
         大事な人への接し方も同じです。

        6.愛の奇跡――専業主婦
         タイトルがオーバー。愛の残像のほうがあってそうな。
         「他人に人生を預ける、というのは、何と無謀で何と気持ちがいいことだろうか。」
          う~~ん。こういう発想が私にはないからなあ。
          でも結局は結婚は恋愛の末路みたいなムードの話なんだけど。

        7.アフターファイブ――派遣・ファイリング
          派遣社員のジレンマを描く。派遣社員も人気な時代でしたね。
          派遣とバイトの区別がつかない正社員の口の利きようが腹立たしい。
          結論として「仕事好きなら派遣はおやめ」というお話。

        8.天使をなめるな――看護婦
         患者と付き合っては破局を繰り返す、馬鹿な自分を呪うそんな夜。
         「私だって人間だから」
         そうそう。早く立ち直ってね。と思ったら、意外な方法ですっきりしちゃったのね。

        9.女神の職業――女優
         唯一お仕事ガ―ル本人ではなく、中学3年生の男の子からみた物語。 
         女優といっても、劇団員。
         当然それで食える訳ではなく。
         でも、こういうのが一番「なりたい」っていう職業なんだよなあ。
         デパート店員や土木作業員に「なりたくてなる」と思う人はあまりイメージできないし。
         やりたいことは苦にならない。
         それがどんなにキツイ仕事でも、お金にならなくても、世間一般に認められなくても。
         わかる人がわかってくれて自分が納得できればそれが成功だ。
         この小説は最後の2行がいい。
         「僕は生まれてから一度も、銭湯に行ったことがなかった。
         僕は自分が恥ずかしかった。」

        10.気持ちを計る――タイムキーパー
         男社会で働く女のはりつめた心の葛藤にはまたひとつ違った厳しさがあるだろう。
         「働きたくて働いてるんでしょう?うまくいかないのは全部性別のせいなんですか?」
         正論です。正解です。その仕事、やめたっていいんです。
         辞めたくないなら一生懸命やってみよう。
         人間幸せになるために仕事をして生きるために生きているんだから。
          
          でも、看護婦と医者、少女漫画家と編集者が恋に落ちるって…、ステレオタイプの例としてそういうひきかたはあんまりだと思うぞ。
         (ご自分こそ雑誌編集者と再婚している人らしい。だったら「作家」と書けばいいのだ。
        少女漫画家は独身の方や漫画家同士の結婚のほうが多いと思う)

        11.真面目であればあるほど――銀行員
          金融ビッグバンの直前か初期の頃のお話なのでこれも今の銀行の姿とは社会的なズレがある。
          銀行員の定期預金獲得ノルマなんて、今あるの
          こういうの友達なくすよって教訓?

        12.もういちど夢を見よう――水泳インストラクター
          挫折した水泳選手のその後。
          毛深くて無様なおじさんが水着から普段着に着替えたら?
          一歩引いて自分を外から眺めてみようというお話。
          誰にても得意なこと不得手なことがあるけれど、不得手を克服することが夢だという考えってステキじゃないか。

        13.絶対、泣かない――秘書
         再就職先は暴君の秘書。その女社長は自分を苛めているとしか思えない。なぜだ?
         そしてとうとう思い出した。この女。ノブタだ。
         子供の頃、成長した今、そしてこの先の未来。自分がどうなっているかはわからない。
         それは自分がどうありたいかの問題なのだろう。

        14.卒業式まで――養護教諭
         少女小説家としてデビューしたという著者の片鱗を覗える一篇。
         私の友人にも養護教諭を続けている人がいます。
         公立の学校は本当に大変らしい。
         こどもと仲良くしているだけじゃ、お仕事にならないし、
         一緒にタバコなんか吸った日には即クビでしょう。

        15.女に生まれてきたからには――エステティシャン
         本当に、毛深いと醜いなんて誰が決めたんでしょうね。
         20年前の脱毛エステってものすご~く高額だったのでした。
         あまりのギャップに今の人が読んだら意味わかるかなあ…。
        >> 続きを読む

        2015/11/10 by 月うさぎ

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      東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿

      田中芳樹

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 薬師寺涼子の怪奇事件簿 シリーズ。

        都会の真ん中に、血税を使って作られた施設。その中で行われている忌まわしき実験を暴く。

        アニメから入ったと言う極めて珍しい作品。世界観ができているせいか、原作も楽しめた。

        銀河英雄伝説と同じ著者。 田中芳樹氏の作品であるが、全くそうは思えないほどの落差。
        共通点と言えば、魅力的なキャラクターと「面白い」という事実だけのように感じてしまう。

        警察キャリアの天下り先として機能している、日本一の警備会社の令嬢。それが涼子の出自。
        これを利用して、警察内でも不可侵領域を作り、自由気儘に振る舞う警察キャリアで有る。
        (そのニックネームはドラキュラさえ避けて通ると言う意味で、「ドラよけお涼」)

        でも、そんなことは全てどうでも良いと思わせるのが、その容姿の美しさ。

        実はアニメ作品を観て、その美しさ(容姿はもちろん、背景や構図も)に度肝を抜かれたのが、薬師寺涼子との出逢いなのだ。

        原作となる小説を読んで、完璧とも言える形で組み上がっている美しい世界が崩れたら...という怖さは大きかったが、そんなことは全くの杞憂に終わった。

        アニメ作品が作った圧倒的な美しい世界は、もはや全く揺るぐ要素がないほど確立していたようだ。

        このシリーズは、そんな完璧な美貌と圧倒的な行動力を兼ね備えた薬師寺涼子が、ホラーテイストの怪事件を次々と解決していくと言う、痛快さでは類を見ない作品なのである。

        この作品に関しては、是非ともアニメ版を観るべきだとオススメしたい。
        >> 続きを読む

        2013/02/04 by ice

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      有限と微小のパン 最高潮!森ミステリィ

      森博嗣

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 今年初読書にして
        S&Mシリーズついに完結編!!

        長かったー。
        600ページのボリュームも
        全10作のシリーズも。

        シリーズを読んでいる間何度も思ったのですが
        これが本当に15年以上前に書かれていることが凄すぎます!
        (作中に出てきた綾波レイが凄く意外でした)

        誰が犯人なのか、どうやって犯行が行われたのか
        一般的なミステリーのメインとなるところが
        もはやこのシリーズでは命題でないように感じてしまいます。

        第一作以降ずっと影響を与え続けていたと言っても過言ではない
        真賀田四季博士との関係も決着します。
        余談ですが真賀田博士だけでwikiがあってびっくり(^ ^;)

        この次は四季シリーズを読もうかな。
        >> 続きを読む

        2015/01/14 by MUSICA

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      美しい墓地からの眺め (講談社文芸文庫)

      尾崎 一雄

      4.0
      いいね!
      • 『美しい墓地からの眺め』(尾崎一雄) <講談社文芸文庫> 読了です。

        タイトルから、前衛的な作品を想像していたのですが、短編私小説/随筆集でした。

        私小説は苦手なのですが、この作品はなかなか味わい深く、面白く読むことができました。
        特に「虫のいろいろ」「草除り」は非常に興味深い作品だと思います。
        >> 続きを読む

        2015/11/02 by IKUNO

    • 1人が本棚登録しています
      七回死んだ男

      西沢保彦

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね! kurobasu
      • どうしても殺人が防げない!?
        不思議な時間の「反復落し穴」で、
        甦る度に、また殺されてしまう。渕上零治郎老人―。
        「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、
        祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。
        孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは。

        まだ、真っ当な頃(笑)の著者の作品です。
        今は色んな意味で読む前に覚悟がいる(気がする)
        著者の作品ですが。

        この頃はまだ、作品のトリッキーさとリーダビリティ
        が上手く噛みあっていて、次はこうくるか、次はこうくるかと楽しめた作品でした。
        >> 続きを読む

        2013/06/07 by きみやす

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    • 17人が本棚登録しています
      琥珀の城の殺人

      篠田真由美

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • この篠田真由美の「琥珀の城の殺人」は、第二回鮎川哲也賞の最終選考まで残った作品で、文庫本の帯にもあるように「血塗られた城館に渦巻く愛憎と惨劇」を描いた幻想的なミステリだ。

        1775年、ハンガリーの西カルパチア山中に佇む城館ベルンシュタインブルク(琥珀の城)で、城主のブリーセンエック伯爵が背中を刺された状態で発見された。

        現場の書庫は密室状態。城に滞在中のフランチェスコ・プレラッツィなる謎めいた男が、真相を探ろうとするが、今度は伯爵の死体が礼拝堂から消失してしまった。

        この事件の背後にあるのは、伯爵家の相続権争いか、愛憎のもつれか、それとも200年前の女殺人鬼バートリ・エルジェベトの呪いなのか?-------。

        18世紀後半という、さまざまな科学的発見によって、人々の思考が塗り替えられつつあるのと同時に、迷信深い前の時代の名残りも色濃く留めていた、この特異な時代に目をつけた作者・篠田真由美の慧眼ぶりには驚嘆してしまいますね。

        オカルティズムに関する豊かなペダントリーを駆使して、絢爛たる犯罪綺譚を織り上げる、その才能は実に素晴らしいと思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/07/02 by dreamer

    • 3人が本棚登録しています
      ミステリー・ママ

      森本梢子

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      1.0
      いいね!
      • 友達から貰った本なんだけど…

        はっきり言って・・・(ノ-_-)ノ~┻━┻

        『ミステリー・ママ』はミステリー作品かと思ったら!!
        推理小説作家であるコブ付の美人ママさんが
        出会う男、出会う男に乙女心(笑)が揺れる話(-ω-;)

        同時収録の『こちらレディー・ママ』は離婚の慰謝料に探偵事務所を開いた…が、やはりコブ付のママさんの話

        あまりにも主人公が幼稚でビックリ!!正直読んでて痛い(笑)
        ちょっと"はんかくさい"んでないかい?
        >> 続きを読む

        2012/06/20 by あんコ

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    • 1人が本棚登録しています
      ONE PIECE 巻五 誰がために鐘は鳴る

      尾田栄一郎

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.5
      いいね!
      • ONE PIECE 第5/67巻(未完結)

        ついに始まったキャプテン・クロの恐ろしい計画。

        盛りだくさんの巻では有ったが、サンジの登場が文句なしのメインイベントだった。

        ルフィ達の協力により、ついにキャプテン・クロを退けることに成功したウソップ。
        直接的にはもちろんルフィ達の活躍の方が決定的だったわけだが、やはり手柄はウソップのものだと思う。

        これだけ身体を張って島をそしてカヤを守ったウソップだが、島民を不安に陥れるのを避けるため、一切を秘密にしようと言い出す。
        むしろ若干盛って(笑)武勇伝を広めたいと思うような気がする自分を恥じた...
        こんな熱くてクールな男なら、きっとカヤもハートを鷲掴みされたのでは無いだろうか。

        ウソップがウソをつきはじめることになる母親とのエピソードは、私自身母を亡くしていることも有り、しばらく涙が止まらなかった。

        海に戻るルフィ達にウソップも参戦。
        何となく聞いたことが有る名前だったので、仲間になるのかもしれないとは思っていたが、正直彼の使いドコロに悩んでいた。
        しかし、なるほど狙撃手か。これだけ多くの伏線が張って有ったにも関わらず気付けなかったのが悔しい。

        場面は変わって海上レストラン。

        海軍大尉 鉄拳のフルボディなる、キメキメに振る舞うも、どうにも後一歩で決まらない愛すべきオサーンと、そんな彼に一蹴される強いんだか弱いんだかわからない賞金稼ぎコンビのヨサクとジョニー。

        まぁいろいろ有るものの、結局は何と言っても副料理長のサンジ!

        剣豪という設定とクールに道を極める姿勢からゾロに強烈に惹かれたのは良いのだが、彼に匹敵する魅力を盛ったキャラクターは創れるのかと心配になっていた。

        でも、サンジの魅力は約束されたも同様だし、シャンクスも男惚れするイイ男なので、もはや心配は無用だと思い知らされた。

        きっとサンジも合流して、クソウメェ料理を作るんだろうな。彼はカッコイイ。言葉がワル過ぎるけど、そこも含めて。
        >> 続きを読む

        2012/10/17 by ice

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    • 5人が本棚登録しています
      Hotel

      石ノ森章太郎

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね!
      • HOTEL 第1/全25巻

        ホテル「プラトン」を舞台に展開する人間模様。

        マンガもドラマも初めてに近いながら、「姉さん事件です」と言うセリフが登場しないことに驚き。

        ほとんど観たことはないがドラマのイメージが強く「姉さん事件です」というセリフが印象に残っていた。
        一応、全体に影響して来そうな、東堂マネージャの別れた妻とのロマンスなども有るには有るものの、ホテルマン達のキャラが立ったドラマだと思っていたが、ホテル舞台とした様々な人間模様を描いている点で想定外で有った。

        宿泊客毎の話が軸になる点で、ほとんどが独立したエピソードになるわけだが、それが積み重なることでホテルという不特定多数の人が集まり、去っていく舞台を正確に表現できるのかも知れないと思った。

        妻に先立たれ、身寄りの無い資産家が遺産をホテルマンへと遺言して亡くなる。
        そのホテルマンは遺産をそっくりホテルに入金し、お金の続く限り、思い出のその部屋を借り上げて開かずの間ができる。

        一例でしかないが、こんな風なハートフルなエピソードが連なる形になっている。

        興味深かったのはホテル業界ならではの話。

        ・オーバーブッキングが必要な理由
        ・スイートルームでもパーティーは禁止

        普段知ることができない業界の裏側を知ることができるのは、マンガとは言え、読書の醍醐味だと思っている。

        巻末に高嶋政伸のインタビューを収録。思えば、彼に関係する記憶はこの作品以外は皆無で有る。
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        2013/01/21 by ice

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      伝染るんです。

      吉田戦車

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.7
      いいね!
      • とてもシュールな4コマ漫画。
        表紙のイラストのようなキャラクターたちの日常の風景(?)。

        けっして万人ウケはしないが、一部でコアなファンがいる様子。薄くて何も考えずに読める。爆笑ではないけど、ちょっと笑える。そんな感じ。

        確か4巻か5巻くらいまであったと思うけど、面白さに波がある。
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        2012/03/07 by sunflower

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      誰も書けなかった北朝鮮ツアー報告

      宮塚利雄

      小学館
      カテゴリー:アジア
      4.0
      いいね!
      • 民間人として北朝鮮ツアーに参加した際のエピソード。

        民間レベルから見た北朝鮮庶民の実態と捏造された歴史の糾弾。

        外国からの旅行者向けに用意されたショーウインドウ的な町の様子では無く、生活している人々の実情を探るため著者が行った試みなど。

        常に案内人の監視に晒される中で、不意に/故意に訪れる、わずかな自由取材可能な時間を利用した行動がスリリング。

        駅、郵便局、焼肉、ビール、バッジ、百貨店・・・。
        国内流通通貨と資本主義国外国人用、共産主義国外国人用通過の違いなど、それぞれのエピソードに北朝鮮らしさが顕著に現れている。

        捏造された史跡とともに紹介される嘘で固められた北朝鮮の歴史に改めて閉口。
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        2011/04/20 by ice

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      母なる地球のために

      SchimmelSchim , 小梨直

      小学館
      5.0
      いいね!
      • とても良い絵本だった。

        絵がとても美しかった。

        人間も動物も、母なる地球の子どもであり、兄弟姉妹。
        そのことを、動物たちは常に人間たちに語りかけている。

        著者のそのメッセージは、本当にそのとおりだと思う。
        >> 続きを読む

        2013/03/24 by atsushi

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      白蓮れんれん

      林真理子

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 朝ドラで流行ったというのに今更読了。
        しかし内容は少し前に話題になったゲスな話。
        代が変わっても男女のことは不変なのでしょうか。
        芸能人だから、華族だから、歌人だから、有名人だから。

        『一緒になれるならば、世の人すべてを敵にまわしても構わぬと、恋文の中でもよく綴り、龍介に誓いもしたが、あれは何という甘いたわ言であったのか。たかが一人の女が一人の男と愛し合い、その女に夫がいただけの話なのだ。それなのにこの出来事で世の中はむくむくと動き始めたのである。それは黒い不気味な雲だ。憎悪でふくれ上がった雲は、自分と龍介に向かって襲いかかってくるかのようだ。』

        作品の中の文章です。
        不気味な黒い雲と表現された世論は今でもふくれ上がり、甘いたわ言であったと現実を知る。
        まあそれでも、この作品の主人公は貫いたのだけど。

        この白蓮事件に比べたら大丈夫。
        と、今は是非ベッキーに読んでもらいたいと思った作品でした。

        >> 続きを読む

        2016/04/19 by 寺嶋文

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      グランドファーザー

      飛田妙子 , Brown, Tom, 1950-

      徳間書店
      5.0
      いいね!
      • ほんとうは皆も見ているが、気のせいとして、そういうことはないとされているたくさんのこと。おもしろい本です。 >> 続きを読む

        2016/05/13 by まるち

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出版年月 - 1998年10月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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