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1999年7月発行の書籍

人気の作品

      笑わない数学者

      森博嗣

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! Tukiwami
      • 師走ということで、私自身も仕事がたて込んでいて全然本を読む時間が無くようやくこの本を最後まで読むのに時間が掛かりました。   このシリーズにしては読みやすく(でも所々数式が出て来ます)トリックの謎解きも比較的解かりやすいです。只、この作家は何故「スクータ」「ツーシータ」「コンピュータ」など最後の伸ばす「-」線を書かないのかが不思議です。誰か解かる人いませんか? >> 続きを読む

        2017/12/23 by rock-man

      • コメント 2件
    • 他4人がレビュー登録、 47人が本棚登録しています
      白夜行

      東野圭吾

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね!
      • 人は草木とひとしく春に咲き、夏みどり萌え、秋は末枯れて、モノクロームの冬を迎え入れる---と、大方の人は疑うことなく受け入れているようだが、果たしてそうだろうか?

        東野圭吾の「白夜行」は、モノクロームの冬をしか生きられぬ者の哀切な二十年の時間を、複雑な人間模様として織り上げた作品だと思う。

        物語は、1973年、大阪の近鉄布施駅近くにある七階建ての空きビルで、男の死体が発見されるところから始まる。

        それから20年、時間の流れとともに、新しい場所と新しい人間が次々と登場し、そこに過去の登場人物たちが、また現われ、物語の奥行きを広げていく。

        この事件の真相解明に、退職してもなお執念を燃やす刑事が、遂に真犯人を突き止めるというミステリだ。

        だが、この作品は、そこそこの謎を探偵役がそれなりに解決するといったものでもなければ、激情に駆り立てられて罪を犯す者と追う者のドラマでもないと思う。

        公害、オイルショック、地価高騰、バブル崩壊、コンピュータと、めまぐるしく移り変わる時代にそって、花咲く春、みどり萌える夏、末枯れた秋、それぞれの季節を生きようとする者と、それを拒否してモノクロームの夜を生きるしかない者がいる。

        彼らが、20年に渡って作り、壊していく人間関係の中に、現代人が心の中に押し込めている孤独感や愛憎のかたち、虚無を浮かび上がらせていく、見事な"社会派ミステリ"であると思う。

        現世は極楽と思えば極楽、地獄と思えば地獄。
        モノクロームの冬に花を咲かせようと白夜を行く者の哀切さは、時代の陰に張り付いた虚無を実感させる。

        東野圭吾は、ミステリの骨格はきっちりと押さえつつ、登場人物たちの心模様をくっきりと描いて、静かだが力強い物語を作り上げ、彼の前作「秘密」に続いて、ミステリの可能性を大きく押し広げたと思う。
        >> 続きを読む

        2018/08/06 by dreamer

    • 他4人がレビュー登録、 29人が本棚登録しています
      村上朝日堂はいかにして鍛えられたか

      村上春樹 , 安西水丸

      新潮社
      4.3
      いいね! momomeiai
      • 私が読んだ、村上春樹さんの5冊目の本。

        すべて、エッセイ本ばかり、前回の「村上朝日堂」では、がっかり気味であったが、
        今回はそれから10年後の1995年11月から1996年12月まで
        同じく「週刊朝日」に連載されたものであるが、今回はちょっと違う。

        題材が、今の自分に近いのか、10年前の時代性が、
        まだ日常的感覚で同時進行しているからなのか。

        春樹さんの、遊びというか余裕に、こちらのいいかげんな波長にあったのか、
        この本のたわいのない話っぷりに嵌ってしまいそう。

        でも、「ノルウェイの森」とか「海辺のカフカ」、「1Q84」など一切
        小説には手を出してないのは偉いでしょう。(別に、偉いことないか)

        まあ、いましばらくはエッセイのみで春樹さん攻略でおますな。
        >> 続きを読む

        2013/11/27 by ごまめ

      • コメント 5件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      神様のボ-ト

      江國香織

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • ネタバレあります。

        途中で、「箱の中」は、「棺の中」と、気づかされ、完全に「狂女」の哀しい物語、と悟った。もちろん、私より先に分かりきっていながら、寄り添わないわけにはいかなかった「草子」が、せつなすぎて辛い。草子は図らずも私自身の娘と同い年。大人びたかしこさも強がりも、なんだか我が子を見ているようで辛かった。その分、尋常ではない葉子の行動が、可哀相、ではなく、腹立たしくさえあった。それくらい、ちょっと作品の主題とは違うところで入れ込んで読んでしまったので、なかなかレビューを書く気になれなかったり(笑)。

        検索したら、NHKでドラマ化されていたようで、キャスティングは悪くないなあと思うけど、ダブル不倫だの放火だの、原作にはないスキャンダルが盛り込まれており、また、ラストが、ハッピーエンドともとれる演出らしく、全く別の物語に仕上がっているのかな?

        原作は、狂気の物語。

        草子が葉子から巣立って行こうとする展開も、個人的に絵空事には思えず(笑)。目の前の現実と、娘を、大事にしようー、と、思わされた。
        >> 続きを読む

        2015/02/05 by umizaras

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      カナリヤは眠れない 長編推理小説

      近藤史恵

      祥伝社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • とても読みやすく、すいすい読み進められました♪
        人間ドラマ・・と思っていたら、最後はミステリー。
        コテコテのミステリーはちょっと苦手なので、このぐらいの軽いタッチが私には合うなと思いました。
        整体師の合田先生が、奥田英朗さん作の『空中ブランコ』の伊良部先生とちょっと重ねてイメージしてしまいました(笑)
        「人間は身体がいけるところまでしかいけない」
        私も身体のメンテナンスを大事にしないと・・。
        >> 続きを読む

        2014/09/03 by もんちゃん

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    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      刺繍する少女

      小川洋子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 表題作を含む10編からなる短編集。

        著者の作品には、少女と紳士の恋であったり、妄想と現実の区別がなくなった老女であったり、一風変わった行商であったり、何度も使われるモチーフがいくつかあります。それなのに、似たようなモチーフを使いながら、こうも別の作品が出来上がるのかと、改めて感心しました。
        少し前に著者の短編集『まぶた』を読んだところだったので、なおさらそう思ったのかもしれませんが、それはまるで、著者の使うモチーフのひとつ<刺繍>のようで、突き詰めれば単純な図柄を複雑に組み合わせることで、さまざまな模様が生み出される、そんな印象を受けました。

        そして、著者は長編もさることながら、短編も素晴らしい。
        私は、難しい言葉を並べ立て、うん蓄をふんだんに織り交ぜ、屁理屈をこねくり回したような作品が大好物です。一方、著者の場合、言葉は簡単、出てくる事柄は常識の範囲内、語り手の感性はおおむね凡人。それなのに、どこか惹かれてしまうのです。

        本作を読んで、ようやく理由がわかった気がしました。
        リアルなのだけれど、どこかに齟齬がある。どこかに齟齬があるのはわかっているのに、そこに疑問を抱かない。はっきり見えているようでふわふわと定まらず、読後は夢から覚めたような気分なのです。
        <リアルな夢>と言ったら座りの悪い言葉ですが、「そうそう、こんな夢見たことある気がする」と感じるような・・・
        そんなところに惹かれてしまう気がします。

        ちなみに、本作中では「森の奥で燃えるもの」が好きです。
        <ぜんまい腺>を取り出して収容所に入ることは、はたして本当に幸せなことなのか―――、<ぜんまい腺>は取り出してしまってもいいものなのか―――?
        青い炎と赤い炎、その色が意味するものを考えさせられました。
        >> 続きを読む

        2014/11/21 by ぶっちょ

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      花のうた

      おーなり由子

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:詩歌
      5.0
      いいね!
      • たくさんの花が咲いては降り積もり咲いては降り積もり。

        淡く溶けていくような水彩画の花が本の中に溢れていて
        ふわっと包まれたり、ハラリと切なくなったり。

        人生は花のようだとワタシは思っているので
        とても共感できる部分も多い大好きな1冊。
        >> 続きを読む

        2013/10/16 by 山本あや

      • コメント 8件
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      第一級殺人弁護

      中嶋博行

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 20年以上前に書かれた乱歩賞作家のリーガルサスペンス短編集です。
        犯罪は世相を映すと言いますが、当時、世間を騒がせていた事件や犯罪の代表格といえるようなものをテーマに据えて、バブルがはじけ飛んで不景気街道一直線になりはじめた日本社会の病巣を描いています。

        短編5本、いずれも講談社さんの『小説現代』誌に掲載されたものを纏めたものです。
        「不法在留」1994年10月号所収
        「措置入院」1995年3月号所収
        「鑑定証拠」1996年8月号所収
        「民事暴力」1999年1月号所収
        「犯罪被害」1999年本作単行本化にあたり書下ろし

        「不法在留」では、今では考えられませんが、中国人や東南アジア諸国の人々が、命をかけて密入国してまで日本に来さえすれば貧しい故郷に錦を飾れる、という時代背景を描きます。
        中国マフィアと日本の暴力団が結びつき、様々なルートをつかって貧しい山村の中国人を日本に密入国させる。
        もちろん連れてこられた中国人たちは法外な手数料を組織に支払うのですが、それだけでは解放してくれるわけもなく、死ぬまで組織に搾取され続け、奴隷のように死んでゆく末路が待っています。
        彼ら組織を、マスコミは“蛇頭(スネークヘッド)”なんて言って恐れていました。

        「措置入院」では、現在では心療内科と呼ばれ市民の間に親しまれて(?)いますが、当時は“精神病院”と忌み嫌われ、そこに通院・入院しようものなら白眼視されていた病院が舞台。
        それまではバブル景気もあって飽満経営を続けていた各地の大病院も、いかにして患者を集め国からの保険料収入を獲得するかに躍起になり、犯罪に手を染めてゆく姿が描かれます。
        不景気は現在でも続いていて、同じようなことをやっている病院は、今現在もまだまだあることでしょう。

        「鑑定証拠」では、当時、最先端だったDNA鑑定が殺人事件の証拠となる事件を取り扱っています。
        科学技術が進歩すると犯罪を立証する手段も多様になり、より確度の高い逮捕、起訴が可能になりました。
        一方で、進歩を続ける科学技術を駆使する人間のほうは、その進歩に追い付かず。
        心の弱さ、状況分析の甘さが冤罪を生み出す構造を浮彫りにします。

        「民事暴力」では、ある都市銀行を舞台に、行き詰った中小零細企業への貸し渋り、貸しはがしから、銀行員のモラル低下によるアンダーグラウンドとの癒着、不適切組織への不正融資の現実などが描かれます。
        表立って代紋を掲げる暴力団が、加速度的に減少を続ける昨今、このあたりのブラック、グレーの境界線を行き交う人間は、今なお多いのではないでしょうか。
        当然、金融機関内の情報漏洩や、使い込みなどは論外の黒ですが。

        「犯罪被害」では、いまや誰もが知っているDV(ドメスティックヴァイオレンス)を取り扱っています。
        また、バブル期はたくさん存在した“占有屋”。
        所有者に無断で土地家屋を不法占拠し、高額な立ち退き料を受け取るまではそこを立ち退かない。
        民法を盾に、土地建物所有者に強制執行までの法的手続きにかかる時間と労力と、立ち退き料を天秤に掛けさせ、脅しすかしながら金銭を得る暴力団ビジネスのひとつでした。

        どの作品も京森英二という気弱で俗っぽい若い弁護士が主人公です。
        「弁護士」といえば先生と呼ばれ、顧問先からの毎月の顧問料でひだりうちわという時期は終わっており、京森も細かい案件、当番弁護で東奔西走。
        月末には、毎月の支払いに頭を悩ますといった、今に通じる弁護士事情の設定です。
        心ならずも、似つかわしくない正義感や、気弱な罪悪感で、報酬の見込めそうにない、しかも難しい殺人弁護を引き受けてしまうところなどは非常に好感が持てる人物造形です。

        著者の中嶋博行さんは1994年『検察捜査』で乱歩賞を受賞されている、現役弁護士さんです。
        御年62歳。
        この作品が上梓された当時は40代半ばで、乱歩賞受賞後の心身共にいちばんの充実期だったと思われます。
        それまで日本にあまりなかった上質のリーガルサスペンスを広めた、第一人者といえると思います。
        >> 続きを読む

        2016/02/11 by 課長代理

    • 1人が本棚登録しています
      吸血の家

      二階堂黎人

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 二階堂は大長編「人狼城の恐怖」が有名だが、最高傑作は疑いなく「吸血の家」だと思う
        足跡のない殺人物の白眉であり、同ジャンルでこれを超える作品は出てこないものと思われる。
        >> 続きを読む

        2018/12/31 by tygkun

    • 1人が本棚登録しています
      なるたる(3) (アフタヌーンKC)

      鬼頭 莫宏

      4.0
      いいね!
      • 穢れを知らないシイナとアキラの小さな体に、容赦なくのしかかる暗澹たる絶望を必死になって抗う中、業を煮やした政府の策略によって仕掛けられた罠をかい潜るようにして、何とか展望を見つけようとする今巻。
        ささやかな幸せをかい摘むような悪意に汚されまいと立ち向かう。
        自重のない大人達の汚れきった悪意が、シイナ達を澱んだ薄暗い物へと染めようとする。
        大人の言い分はいつだって子供の眼から見たら、理不尽なように映るからこそ、大人は一方通行に説き伏せて押し付けてはならない。
        そういった冷たい感情は子供の心にいつまでも残るのだから。
        >> 続きを読む

        2018/10/31 by ebishi

    • 1人が本棚登録しています
      よろしくメカドック コミック版)

      次原隆二

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 並走する敵の車が、ホイールからドリルみたいなものを出しつつ幅寄せして来る。
        でも、オレはそんな汚ねぇマネはしないぜ!みたいなシーンが妙に印象に残っている。
        スーパーカーもいいけど、国産市販車のチューンアップも楽しい。
        >> 続きを読む

        2011/08/27 by 4cycle

      • コメント 1件
    • 1人が本棚登録しています
      小説直江兼続 北の王国

      童門冬二

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • NHK大河ドラマの影響を受け読んだ一冊。著者の本は歴史小説の中でもかなり読みやすいと感じた。(司馬遼太郎と比べると)
        その分内容は薄いので、概略を理解するには良いのではないかと思う。
        >> 続きを読む

        2011/06/14 by higamasa

      • コメント 3件
    • 4人が本棚登録しています
      ONE PIECE 巻九

      尾田栄一郎

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.5
      いいね!
      • ONE PIECE 第9/67巻(未完結)

        アーロン一味の幹部としての顔を持つナミ。彼女がこの道を選んだ理由が明かされる。

        本当にストーリー展開の上手い著者だと思う。気付けば、さぁルフィ頼むぜ!と力んでいる自分に気付く。

        ナミを追って、アーロンの君臨する島に辿り着いたルフィ一行。
        そこで、ナミがアーロン一味の幹部だったことが判明。

        しかしあからさまに、そこには秘められた理由が有ったわけだが、それは突如訪れたアーロン一味から島を守るためで有った。

        懐古シーンで登場するナミの育ての親であるベルメールさんが、女性ながら気風が良くてステキ。
        幾らアーロンが強いからとは言え、あんなステキな女性を守れないなら男性としての存在価値は無いなと思った。
        騎士道精神では無いけれど、守るべき女性のためにいつでも生命を賭けられるように生きて行きたいものだ。

        その後、アーロンの事実上の裏切りを目の当たりにし、自我崩壊の一歩手前まで追い込まれるナミ。
        そんなギリギリの状況の中、ナミが涙ながらに放った「助けて・・・」の言葉。

        ルフィ、ナミのそしてこの町の悲劇を終わらせてやってくれ!
        とスゴイ勢いで力んでいる自分に気付き、この作品にハマる大人が多い理由に改めて気付かされた。

        本筋からは外れるが、ホルスタイン牛にしか見えない海獣が登場。
        リアル牛飼いの子孫だからか、ホルスタインには思い入れが有るようで、自分でも信じられないくらい和んだ(笑)

        また、こんな時に揉めている大人気無いゾロとサンジ。ただ、いつか彼らの決着も見てみたいものだ。

        物凄くどうでも良い話だが、アーロンと言えばアーロンチェア。いつかオーナーになりたい夢の椅子で有る。
        >> 続きを読む

        2012/11/26 by ice

      • コメント 6件
    • 3人が本棚登録しています
      Marginal

      萩尾望都

      小学館
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      5.0
      いいね!
      • 萩尾望都『マージナル』全三巻を読み終わった。

        なんだか、壮大な神話を読んだような、どこか異世界にタイムトリップしてきたような気がする。

        そういった感覚は萩尾作品ならではのものかもしれないけれど、この作品は特に何かしら不思議な神話っぽい気がする。

        脳というより、子宮で考えているようなところが人類にはあるのかもしれないし、どこか奥底で、人類や生命というのは何かしら意識が共鳴していてつながっている部分もあるのかもしれない。
        ということを、読み終えた後に、なんとなく感じさせられるし、考えさせられる。

        あと、なんだかわけのわからない不思議な世界や感覚というのが、我々の目に見えないだけで、この世界のどこかにはいくらでもあるのかもなぁとあらためて思った。
        >> 続きを読む

        2014/10/28 by atsushi

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      日々、これ口実

      所ジョージ

      小学館
      カテゴリー:雑著
      2.0
      いいね!
      • 所ジョージが考えた格言的な文句を五十音順で紹介。

        コメントすべき点は何も無い。ある意味でタレント本の正統派。

        所ジョージという存在が全て。
        ファンにしか価値は無いというタレント本の本質を突いた内容になっている。

        かなりの量の格言的文句が紹介されているものの、それに対してコメントして行くこと自体ナンセンスで有ると思う。

        そもそもファンに取っては、書いてある内容は何でも良く、所ジョージという存在と、その世界観を共有したいだけなのだから。

        ファンとまでは言えないが、所ジョージのことは相当好きな方なので、腹も立たずに読み進めることが出来た。

        強いて言えば、発想の豊かさについては読むべき価値が有るかもしれない。
        >> 続きを読む

        2011/12/29 by ice

    • 1人が本棚登録しています
      人斬り半次郎

      池波正太郎

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 静の西郷に動の桐野。対照的な師弟を軸に描かれます。
        「西郷をあやまらせたのはおはんたち」、この通りの桐野です。
        女に酒、西郷への盲目的な服従。
        桐野独自の意見が無く思慮も浅いので主人公としては物足りない。
        けれど、岩倉や大久保など権謀術数に長けた魑魅魍魎の中で格好良くもあります。
        豪傑桐野の一代記でした。
        >> 続きを読む

        2014/12/14 by Hiropika

    • 3人が本棚登録しています
      沈まぬ太陽

      山崎豊子

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 【読了日不明】
        おそらく今まで読んだ全ての小説で
        一番泣いた小説だと思う。

        全てにおいて、パンチのある本で
        人生にも影響を与えたかもしれない。

        相撲でいうと横綱の相撲を取られた感じ
        (この表現わかりづらい?)
        >> 続きを読む

        2013/12/14 by ころさん

      • コメント 1件
    • 4人が本棚登録しています
      「歴史の終わり」を超えて (中公文庫)

      浅田 彰

      3.0
      いいね!
      • 浅田彰と現代思想の重鎮たちと対談。解説を福田和也が書いているのも面白い。東浩紀のことなどをみていると、今後このようなホスピタリティを持った人は現れてこないのではないか。少なくとも、こんな企画を通せる編集者の人材は尽きているかに思われる。 >> 続きを読む

        2015/10/14 by aaa

    • 1人が本棚登録しています
      スカーレット・ウィザード

      茅田砂胡

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 「スカーレット・ウィザード (1)」宇宙を自由に飛び回るSFファンタジー世界
        http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-01-14-1 >> 続きを読む

        2015/04/11 by youmisa

    • 2人が本棚登録しています
      暗殺阻止〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

      デイヴィッド メイスン

      4.0
      いいね!

      • エンターテインメントの小説のジャンルの中に、現代史の闇の部分に大胆な推論を当てはめて楽しめるタイプの作品群があります。

        いわゆる、国際謀略小説というものですが、「あの大事件」の裏には実はこんな謀略があったのだと、根も葉もありそうな話で、我々読書好きの読者を興奮させてくれます。

        「ジャッカルの日」「オデッサ・ファイル」とか、フレデリック・フォーサイスの作品がすぐに思い浮かびますが、このデイヴィッド・メイスンの「暗殺阻止」(上・下巻)もこのタイプの小説なんですね。

        この小説は、ラストまで読めば、たいていの人が覚えている国際的な事件二つが、うまく取り込まれていることがわかります。

        一つはクライマックスに、もう一つはそのあとの予告編のようなものとして。敵役は冷戦時代そのままに、旧東ドイツの秘密情報組織とそこに本拠を貸している北朝鮮。

        壊滅したはずの組織が「壊滅寸前の国家」に保護されているという構図だ。正義の側は、イギリスの特殊部隊。だが国家に正式に雇われているわけではない。

        この特殊部隊は、北朝鮮の核開発地域に潜入していくが、その任務はあまり明快ではない。人質として捕らえられている要人を抹殺せよという密命まで押し付けられるのだ。

        要人誘拐の謎は、最後の一ページまで明かされない。ミッションを遂行しながらも、戦士たちは何のための作戦なのか確信を持てないのだ。

        そのうち退路を断たれ、チーム内の裏切り者によって窮地に立たされることになる。作者はこうした冒険活劇としての要素を手堅く並べてみせ、さらには、幾層にもプロットを塗り重ねながらサスペンスを保持していく手際も、実に見事だ。

        そして、もう一つの"目玉"も見逃せない。それは、ハイテク暗殺マシーンだ。標的の顔をインプットしたコンピュータの指令で作動する自動狙撃マシーンだ。無害な道具に偽装してあるので、設置されると、あとは無敵に近い。ゴルゴ13もリストラされそうな、新時代のテロマシーンだ。

        これがあるために、誰が、いつ、どんな方法で暗殺されようとしているのか見当がつかない仕掛けになっているのだ。正義のチームの阻止作戦の最終ゴールが見えないというわけだ。

        久し振りに、国際謀略小説を読んでみましたが、最近、下火になっているとはいえ、まだまだこのジャンルは、捨てたものじゃありませんね。


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        2018/02/19 by dreamer

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