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森博嗣
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今回はロック好きには思わず「オッ」と言わせる内容です。萌絵と一緒の大学生でロック歌手が登場する話しですが、その歌の歌詞が事件と絡んできます。内容やトリックはもはや安定した面白さだ。今回の目の付け所は犀川先生と萌絵の関係で、萌絵が好きと告白した所です。でも犀川先生は笑ってかわしますが、まんざらでもない感じ。これから二人の恋の行方が気になります。 >> 続きを読む
2019/04/13 by rock-man
貴志祐介
今回読了したのは、「黒い家」で気になる作家のひとりになった貴志祐介の「青い炎」。切なくも悲しい青春ミステリの傑作だと思いますね。主人公の櫛森秀一は高校二年生。母と妹との三人暮らしの生活に、最近、異物が紛れ込んだ。かつて母と結婚していた義父が転がり込んできたのだ。義父は母の金で競輪に出掛け、酒を喰らい酔いつぶれる。ある時、秀一に幼い頃、義父に暴力を受けた記憶がよみがえる。まだ、腕力ではかなわない。家族の身に危険を感じた秀一は、義父を"強制終了"する計画を立て始める。そして、ある事件がきっかけになり、秀一は計画を実行に移すのだった-------。卓越した殺害計画を立てる思考力と冷静さをもっていながら、大人の隠された思惑まで理解できなかった秀一は、思慮不足だと責められるべきなのか。秀一の目にはろくでなしの義父が、怪物のように映ったのではなかったか。読みながら、常に切ない思いを感じさせられるんですね。殺人という行為を通して味わう、あらゆる感情が見事に描かれていて、秀一が陥った悲劇を浮き彫りにする犯罪小説の傑作だと思う。 >> 続きを読む
2018/05/13 by dreamer
恩田陸
四年前のある死をめぐって推理を戦わせる五人。舞台となるうぐいす館は、"耽美派女流作家の巨匠"重松時子が暮らしていた家だったが、彼女は死に、自殺として片付けられたのだった。彼女と縁のあった五人の女たちは年に一度、亡き女流作家を偲ぶため、うぐいす館へと集まってくるのだった。あれは果たして本当に自殺だったのか? 各人の記憶を頼りに四年前の真相を推理するという趣向は、アガサ・クリスティの「五匹の子豚」を、みんなが探偵役になって、それぞれの推理を披露するという趣向は、アントニイ・バークリーの「毒入りチョコレート事件」を思わせますね。これぞ本格ミステリといった趣向なのですが、読んでいて印象に残るのは、女たちが賑々しくスーパーへ買い出しに行ったり、深夜まで酒を飲み明かしたりといった、恩田陸らしい生活描写だ。結末は、芥川龍之介の「藪の中」を思わせないでもありません。"真相"は人の数だけあり、一つの出来事は常に複数の"真相"の総体であるという考え方ですが、明快なミステリを読みたいというミステリ好きの期待を裏切らない作品だと思う。 >> 続きを読む
2018/03/29 by dreamer
折原一
後輩に最後は絶対に見ないで、ちゃんと読み終わった後に切って読んでくださいと釘を刺されてました。でも最後の方までトリックらしい、トリックは無く正直退屈な話だと思ってましたが、最後の50Pが本当に目が離せない。所々、予想が出来る展開では有りますが、ミステリーとしてちゃんと良い意味で裏切ってくれました。面白かったです!「倒錯」三部作さしいので、他の二作も読みたいです。 >> 続きを読む
2019/08/18 by ヒデト
鈴木了司
寄生虫博士の中国トイレ旅行記。鈴木了司先生の著書。寄生虫博士、トイレ博士である鈴木了司先生によるとてもユニークで楽しい中国旅行記。中国のトイレの話からお食事の話まで幅広い内容をユーモアたっぷりに紹介されています。 >> 続きを読む
2018/12/11 by 香菜子
グレッグ イーガン
時代は21世紀半ば―――記憶も人格も、人体のすべての生化学現象を電気的信号として、コンピュータ上にマップできるようになった世界。人々は肉体を失っても、自分のすべてをスキャンしシミュレートされた「コピー」としてバーチャル世界を生き続けることができた。ただそのテクノロジーは、一部の数えるほどの富豪たちだけが自由を謳歌できる程度にしか普及しておらず、一般の市民は限られた範囲でのみ《不死》を享受していた。そんな中、世界の経済を動かす富豪たちの「コピー」のもとを、自らを精神病患者だと名乗る男が訪れる。その男―――ポール・ダラムは彼らにある出資話を持ち掛ける。コンピュータ世界の有限性を克服し、《真の不死》を得ないかと―――きっかけは新聞の書籍紹介コラムで、「電脳世界」という言葉に惹かれて手に取りました。が――――・・・難しかった・・・これほど読むのに苦労した作品は本当に久しぶりでした。一度読み始めると読了するまで次の作品に移れないという性分なもので、本当に苦しかった・・・いや、こう書くと大いに語弊がありますね。面白かったんです。これぞSF!読後もドキドキしているくらいです。ただ、如何せん自分の頭が足りなかった・・・生物学的な部分とか、精神的な部分は良かったんです。予備知識があったので、本当にワクワクしながら読みました。なら何が大変だったかと言えば、工学的なというか物理学的なというか。コンピュータ関連が・・・読み飛ばしては何度も同じところを読み直しました。それでも、面白かったです。コンピュータ上で生きるということのうそ寒さとか、本当に生きているといえるのかとか。生物進化の神秘さとか、コンピュータの無限の可能性とか。それから、完璧なロジック同士が絶対にかみ合わない怖さとか。そういった事をひっきりなしに顔面にぶつけられている気分で、正にSF。濃厚な時間でした。何においても己の頭の残念さが心残りです。本当に読書を楽しむには、読む側の素養が必要なのだと改めて痛感しました。十年後、二十年後にもう一度読み直したい一冊です。 >> 続きを読む
2016/02/18 by ぶっちょ
McManusMike , HueyYoko
みんながこういうふうな生き方をできれば、世の中平和だろうなーと思った。確かに、輝いてる人、人から憧れられるような人は結局は自分の「好き」をとことん追求しているんだと思った。それを考えると、日本の教育(とまで言い切ってしまっていいかは微妙だけど)や社会のあり方は、人それぞれの「好き」を潰してきたのではないかと感じる。自分自身、「あれが好き。でも仕事にならない。お金にならない。」と切り捨ててきたものも少なかったような気もする。進路や仕事に悩んでいる人には特にお勧め。書いてあることを完璧に実行できなかったとしても、前向きになれたり、明るい気持ちになれると思う。 >> 続きを読む
2019/06/21 by URIKO
江川卓 , フョードル・ドストエフスキー
2005年4月読破。
2015/12/17 by Y96
梅原克文
無性に伝奇小説を読みたくなってくることがあります。そこで今回は、ちょっと気になる作家・梅原克文の古代史の新解釈が冴えわたった、古代伝奇小説「カムナビ」(上・下巻)を読了しました。前代未聞の縄文土偶発見と、失踪中の父親の消息を聞き、考古学者の葦原は茨城の遺跡発掘現場に向かった。だが、彼がそこで遭遇したのは、常識外の高温で焼け焦げになった、情報提供者の死体だった。やがて葦原は、問題の土偶も発見するが、その土偶も製作された時代では不可能な高温で作成されていたのだ。そこで葦原は、遺跡周辺の気象計が異常な値を示していたことを知り、カムナビが起きたのではないかと直感する。カムナビとは、神の火を意味し、局地的に異常な高温を発する現象で、古代日本の各地に起きたとされていた。葦原は、一連の現象が、父の失踪の原因と関連することを確信し、カムナビの秘密を追い始める。しかし、それは古代からのタブーを犯す行為だったのだ-------。第49回日本推理作家協会賞を受賞した「ソリトンの悪魔」で、こんな面白い発想をする作家がいるんだという衝撃を受け、気になる作家のひとりになった梅原克文。この作品も、これまた一気読み必至の面白小説なんですね。ただこの「カムナビ」は、彼のそれまでの作品と違い、神話や伝説をモチーフにした古代伝奇小説なんですね。この手の小説につきものである、古代史の新解釈も、カムナビの謎の解体に付随してスマートに示されていて、実にうまい。そして、なんといっても"梅原節"が炸裂する後半は凄いの一言だ。 >> 続きを読む
2018/05/05 by dreamer
辻仁成
辻仁成さんの「Blu」と江國香織さんの「Rosso」からなる作品。久々に読み返しました。こんな数年後の約束事もなんだか羨ましいなぁと感じました。やはり以前読んだときとは違う印象ですね。昔は順正とあおいの恋模様に涙を流しながら読んでいた気がするのですが、今は油彩画の修復士という仕事に興味津々。美術品の方に引き込まれました。この本を持ってイタリアに行きたくなる。Rossoはどうも見当たらなくて仕方なく古本を買ってきました。 >> 続きを読む
2015/02/26 by すもも
永井荷風
永井荷風の随筆集「日和下駄」は、その書き出しが印象的だ。「人並はずれて丈が高い上にわたしはいつも日和下駄をはき蝙蝠傘を持って歩く」。片手に蝙蝠傘を持ち、もう片方の手には江戸の地図を携えて、東京の裏町を歩きに歩いた。その健脚ぶりを、この本の解説で「東京の町をこれほどよく歩いた文学者も珍しい」と書かれているが、確かに荷風の東京の町に対する愛情がうかがえて、実に興味深い。この随筆集の「日和下駄」は、まだ荷風が「腕くらべ」も「おかめ笹」も書いていない36歳の時の作品で、作家として名を成しているわけではなかった。その代わりに、とても若々しく、激しいばかりの創作の意志を、この一冊に読むことができる。荷風の「日和下駄」といえば、裏町を訪ね歩きながら、近代化によって東京から失われつつある「江戸」という過去をしのぶ随筆と、あっさり要約されがちだ。しかしこれは、見事なほどに絵画的で、構成的で、りゅうとした西洋文学の骨格を感じさせる、新しい文学になっていたと思う。例えば「寺」の項では、寺の門を額縁に見立て、境内をうかがう。そして進み入ってから振り返り、境内からその門の外を眺めてみる。同じく「路地」の項では、狭くて暗くて湿っぽい路地に立って、燦燦と光を浴びて、賑やかな表通りを見はるかす。そして、夜ともなれば、真っ暗な路地裏から表通りの灯火を見る。これらのコンポジションの斬新さ、面白さ。思えば、フランスから帰朝して、何年も経っていない頃だ。文学への若い意欲が漲っていると思う。 >> 続きを読む
2019/11/20 by dreamer
綾辻行人
ミステリ5編の問題といった感じの短編集。綾辻さん自身が登場する、ある意味自虐的な部分もある。挑戦状が挿入されているが、フェアかアンフェアかギリギリな線での駆け引きが目立つ。こんなもん反則だよと怒りそうな推理もあるけど(笑)表題作からして奇抜で、幾つものトリックが仕込まれている。解決編を聞くと納得はするが、脱力するようなオチも用意されている。4つ目にある「伊園家の崩壊」が個人的には好み。推理に加えて先読みまでさせる誘導によって、犯人が読みにくい。こういう遊びのような推理も非常に楽しめるので、他作品も興味が沸くきっかけになる。 >> 続きを読む
2018/04/08 by オーウェン
あさぎり夕
大掃除したら出てきてあまりに懐かしくて少し読んで、そしてあまりの昔っぽさに恥ずかしくなった(笑)なかなか素直になれなずに意地をはってしまう主人公の女の子と、アイドルで可愛く誰からも好かれるお姉さん。主人公の女の子が好きになった男の子はお姉さんのファン…そこに主人公のことを強引に口説く男性が現れる…というような設定。こんな人達って存在するだろうか…という程、登場人物全員が真っ直ぐで人間臭く熱い。熱すぎる!!! >> 続きを読む
2012/05/04 by sunflower
手塚治虫
1996/11/30第1刷発行
2022/05/01 by 匿名
斎藤茂太
球界の至宝イチロー。彼が育った家庭。教育書としても読み応えが有る。「一朗」なのに次男。これだけでユニークな父親像が垣間見える。男・男の2人兄弟の父親という点で、現時点ではチチロー氏と同じ立場に有るため、随分興味深く読み進めることが出来た。兄は一級建築士で弟は球界の至宝。結果を見れば、まずは子育てに大成功した家庭と考えて良いだろう。しかし、まだまだ父親として子育てを語るほど偉くは無いことは自覚しているが、チチロー氏の実施した子育てには否定的で有る。というのも「プロ野球入りを自身で望んだ息子を全力でバックアップ」とは聞こえが良いものの、児童時代に己の将来を決める(他の可能性を切りに行くという強い意味)ことが出来るとは思えない。脚色は有るのだろうが、基本野球だけをやっていれば勉強などしなくても。という風に見えるのだが、大切な子供の将来に対してそんなリスクは犯せない。だから日本には平均点は取れても突出した個性を発揮するキャラクターが少ないのだと言われれば認めざるを得ないが、逆にそれが日本の良さでも有るはずだ。戦後の復興から先進国への発展過程の中で、朝鮮特需などのラッキーも有ったには有ったが、一番大きかったのは、国民の教育水準と品位の高さだったと思う。男の子はいずれ家庭の大黒柱となるのだから、高さよりも太さ。つまり、リスクを抱えてヒーローを目指すよりも、安定を志向するのが本筋だろう。守るものが増えると確実に守りの思考に入ることを痛感する。その点でチチロー氏は偉大だ。 >> 続きを読む
2010/01/11 by ice
原田宗典
ゴールデンウィークはどこにも出かける予定がない。(毎日がG.W.だし・・) なので、私も「大日本温泉三昧友の会御一行様」の一人になったつもりで、ハラダ君と一緒に温泉巡りなのだ。 何度か行ったことのある九州。 別府でADVENTURE、BIGな霧島、南阿蘇の湯治場でCOOKING、福岡をDISCOVER(発見)・・・とABC…のテーマを決めて エレガントな温泉を妄想したり、阿蘇でゴルフに初挑戦したり、乙女チックになってみたり、バイク・ツーリングしてかっちょいい自分に浸ったり、ノ~天気でタラリラリンとなってみたり、むむむ・・・とうなってみたり、 いつものハラダ節で楽しませてくれました。 (その土地の方言で会話するのっていいね。これやってみよう。) 前置きや余談が多いのも、これもまたお楽しみのひとつ。 15年も前なので、くまモンも九州新幹線も出でこないけど、ハラダ君のスナップ写真もついてて、いい感じ。 読んでるだけで気分が明るくなるね。 また、九州に行ってみたくなりました。 >> 続きを読む
2013/04/29 by バカボン
なかはら桃太
これも友達から貰った本。金持ちの運命の人を探して幸せになろうとするキャバ嬢の話。ある意味世間知らずのおバカさん!!(笑)でもこのキャバ嬢、子供の頃から母親に『大きくなったら金持ちの男と結婚して幸せになるんだよ!!』と、言われ続けたので、お金=幸せって思うのは仕方がないかも…これも一つの洗脳だよね(;^◇^;)ゝ >> 続きを読む
2012/06/21 by あんコ
尾田栄一郎
ONE PIECE 第10/67巻(未完結)ついに、アーロン一味との全面対決。サンジを加えたルフィ達の総力戦がやっと見られるのが痛快。ナミとアーロン一味の関係性の背景描写も終わり、いよいよ全面対決。ルフィは、悪魔の実の能力者という点で、純粋な人間とは言えず、どうしてもゾロとサンジに期待してしまう。かと言って、彼らもほぼ無敵の強さを誇るわけで、カッコよさは感じるものの感情移入はし辛い。その点、カッコ悪いウソップの方に感情移入し易いのは凡人だから仕方がないことだろう。そんなウソップも今回、見せ場を作ってくれたのが、なかなか良かった。少年マンガだし、カッコ悪くても頑張れば勝てるんだ!という場面も有って良いと思う。もはや、わかる人は少ないとは思う例えだが、キン肉マンにおけるジェロニモと同じくシンパシーを感じている。矛盾するようだが、それでもやはり盛り上がるのは、ゾロとサンジが活躍するシーン。強過ぎるアーロン一味との戦闘では、余裕勝ちという感じではないけれど、やはり彼らが本気モードで戦いに臨んでいる時の目の迫力は手に汗握る。これにて、やっと10巻に到達したわけだが、全国的に、いや世界的に人気を博す作品だというのを身を持って思い知った。敵は強くないと歯応えがないけれど、魚人が強過ぎ。魚人がイッパイいたら絶対勝てないだろ!と突っ込まずにはいられない。 >> 続きを読む
2012/12/13 by ice
荒俣宏
【何故にエジプト?】 アラマタ図像館の第5巻は、ピンポイントで来ましたね。 『エジプト』です。 エジプトと言えばピラミッド? ええもちろんそれもありますが、その内部や他の建造物、収蔵されていた様々な宝物。 時として廃墟画像になったりもしつつ、ピンポイントで絞り込んだだけあってなかなか濃ゆい『エジプト』となっております。 『エジプト誌』として結実したナポレオンの遠征と、ロゼッタ・ストーンの発見。 そこから影響を受けた建築や美術の世界。 これはこれで興味深いものがあるのですが、シリーズ全体の構成から見た時、私個人としては「ここに来る?」と、ちょっと違和感を持ってしまったのも事実です。 まあ、何でもアリというのが博物誌なのだよと、アラマタさんならそう言いそうではありますが。 >> 続きを読む
2021/08/08 by ef177
ダニエル・キイス , 堀内静子
連続して女性を陵辱し、強盗を働いたビリー・ミリガンしかし、彼は弁護士に「自分はミリガンではない」と主張する彼は内に24人が同居する解離性同一性障害だった-ーー当時世界の注目を浴びた事件を、物語り形式に仕立てたドキュメンタリー彼が事件を起こし、不起訴となるまでを語った上巻。解離性同一性障害がどういったものであるのか、周りから見たらどう見えるのか知りたかったらこの本を読みなさいと恩師が話していたのがずっと心に引っかかっていてようやく手にとって読むことができました。話の焦点はビリーが不起訴になることよりもビリーの内部で何が起こっていたのか。逃避の為の思考、行動って私にもあってでもそれが意思を離れることは無くて離れた時、こうなるのか…と恐々としながら読んでいます。それにしても何人ものビリーは、趣味も趣向も得意分野も異なります。(常人じゃない怪力を発揮する人格、絵画が得意な人格、医学に精通している人格、機械に精通している人格など)…それぞれが表に出ている時には、それぞれの得意分野を我武者羅に昇華していくわけです。それをひとつの肉体で行っていると思うと…元々は努力家で勤勉な人なんだろうなと思いながら読みました。中には、過去の危機的状況を乗り越える為に身につけた技術もあったりして。生きていくのに必死だったのだろうな。彼は彼のしたことを償うべきだと思います。しかし、彼が早く不安が無く生活できる日が来ますようにとも思います。下巻は彼の人格が分裂するに至るまでそして事件を起こす経緯と、その後の話が描かれるようです。 >> 続きを読む
2015/11/28 by ∵どた∵
出版年月 - 1999年10月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト
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