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2000年4月発行の書籍

人気の作品

      NANA - 1

      矢沢あい

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.0
      いいね! aimi sayaka
      • NANA 第1/第21巻(未完結)

        2人の少女、奈々とナナ。

        著名作品なので名前はもちろん知っていたが、1ページ目からサラリーマンと女子高生の恋...少女マンガと思って舐めていたかも知れない。

        記憶している限り、少女マンガを読んだのは、小学校時代のホラーマンガと、大学時代の「白鳥麗子でございます!」だけだと思う。

        前者はホラーだし、後者はラブコメもしくはギャグマンガと言う感じなので、いわゆるお目々キラキラの少女マンガは読んだことが無い。

        NANAのイメージは目の周りを黒く塗った中島美嘉なので、これまたザ・少女マンガみたいな作品では無かろうと思ってはいたものの、最初の最初から、ホテルの駐車場の車中で繰り広げられるサラリーマンと女子高生の別れ話シーンというのは想像を超えられた。

        初めて読んだ身としては奈々とナナ。
        2人のNANAの突然の登場は、はっきり言ってついていけないほど唐突で読者に対しての親切さを欠いているように感じた。

        どうやら最初は短編の予定だったとか、いろいろと大人の事情は有るようだが、せっかく単行本として世に出るわけだから、そこら辺は解説をつけるなどして、これから増える読者の敷居を下げるくらいの努力は有っても良かったと思う。

        人気作品だけに期待度はとても高いが、正直1巻だけでは全く何とも分からない。
        >> 続きを読む

        2012/12/31 by ice

      • コメント 4件
    • 他2人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      孫子

      金谷治

      岩波書店
      カテゴリー:古代兵法、軍学
      3.3
      いいね!
      • 【総括】
        中国2500年前の兵書ですが、現代にもなお通ずるものがあるので、あらゆる人に読まれています。特にビジネスの分野でどう戦略的に経営していくのかに読み換えて理解することができると思います。
        自己を知り、相手を知り、環境を知って初めて戦争を起こすべきだ、その3要素のうち1つでも理解できない分野があるのであれば戦に行くべきではない。これで戦に行く将軍は愚である。
        ビジネスや恋愛にも通じそうですよね。しっかりとした戦略を持ち、勝利を確信しなければ挑むべきではない、と。そうでなければ自身の資源を無駄にするばかりでなく破滅に導いてしまいますよ、と、そんな感じです。
        人生のいろんな場面で読み返してみれば、全く違う作品に感じることができるかもしれません。
        2000年来の良書ですので、是非読んでみてください。

        【心に残った一節】
        1.
        戦争とは詭道、正常なやり方に反したしわざ、である。強くとも敵には弱く見せかけ、夕刊でも敵には臆病に見せかけ、近づいていても敵には遠く見せかけ、遠方にあっても敵には近く見せかけ、敵が利を求めている時にはそれを誘い出し、混乱している時には奪い取り・・・

        2.
        将軍が有能で主君がそれに干渉しなければ勝つ

        3.
        味は酸・辛・かん(しおから)・甘・苦の五つに過ぎないが、その五味のまじりあった変化は無数でとても味わい尽くすことはできない。それと同じように戦闘の勢いは奇法と正法とが互いに生まれて出てくる。
        (戦争の攻め方は無尽蔵で相手によっていくらでも変えられるということ)
        >> 続きを読む

        2019/02/01 by べるさん

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

      佐藤勝彦

      PHP研究所
      カテゴリー:理論物理学
      4.0
      いいね!
      • 相対性理論は想像(思考実験)するしかないけど、
        この量子も、あまりの小ささに、気が遠くなってくらっくらしそうです。見えないけれど実際にある世界。
        走査型トンネル顕微鏡では見えるらしいが、フツーに全部見えてたら大変だ~~~。
        超超超~ミクロの世界です。

        体がむずむずしてくる。だって、私の体だって、莫大な数の原子核の周りを電子が飛び回ってるんだもん。(あらゆる物質は原子からできている)
        原子の大きさはおよそ1mmの1000万分の1ほど。その内部には原子核(陽子と中性子が集まって結合したモノ)と電子がある。電子の質量は水素原子の約2000分の1。

        詳しいこと、細かいこと、難しいことはさておいて(←やっぱり置くのね)
        へ~っと思ったことを少々。

        ・「量子論」は物質が波であること、正確には「粒」と「波」の性質をあわせもつことをあきらかにした。(まるで「ジキルとハイド」)
        (物質が大きくなるほど波の広がりは小さくなる。野球のピッチャーが投げるボールがもつ物質波は原子の大きさの一兆分の1のさらに1000億分の1。あまりに小さすぎるので、ボールの波はほぼ1点に収縮しているといってよい、マクロの世界では波は無視してよい程度のもの。)

        ・一個の電子そのものが波であり、波の性質を示す。

        ・電子は私たちが見てない時は波になっているけれど、私たちが見たとたんに波が消えて(収縮して)しまう。
        ・観測していないときの電子は「こっちにもいるがあっちにもいる」とか、物質は常にあいまいな位置と速度を持つ。(「だるまさんが転んだ」みたいなもの。…ミクロの世界は「確率論」?←アインシュタインは反対していた。)
        (電子の位置を決めようとすると運動量(速度)が決まらなくなり、運動量を決めようとすると位置が決まらなくなる…「不確定性原理」 )
        →この世は対立しながら補い合う、不可分の構成要素によって成り立っている。(物と心、自然と人間などを分けて取り扱うのが二元論で、不可分なものと見なすのが一元論。東洋思想は一元論)

        ・紫外線や青い光などの、波長の短い電磁波を金属の表面に当てると、金属表面から電子が飛び出してくる。(光電効果)→光は粒(光量子、光子)

        ・温度計で測った物質の温度は本当は正確ではない。特に、ミクロの世界を観測する際には、観測という行為自体が対象物に影響を与えて、状態を変化させる。(ミクロの世界に存在する「原理的・本質的不確かさ」)

        ・真空は何も存在しない「無」の空間ではない。(粒子と反粒子が生成・消滅を繰り返している空間)
        「無・ゼロ」は有り得ない。
         
        ・複数の自分が同時並行に存在する!?
        (多世界解釈…世界は可能性の分だけ複数に分かれていく。パラレルワールド)

        相対性理論を説明するには、光について説明できなくてはならず、量子論が必要になるんだな、ということかな?で、光、光量子、量子、原子、電子・・・何となく分かるようなわからないような・・・。
        でも、読んでる時には何となく分かったような気になるので、読んでてかなり楽しくワクワクしました。

        この世は、要因をもしすべて知ることが出来たなら、未来をただ一つに決められるという「決定論」的にはいかないものである(らしい)。

        自然の本質は「あいまい」である

        物質を構成する基本粒子である素粒子は、けっして不変のものではなく、作られたり消えたり、別の粒子に形を変えたりしている  →変わらないものはこの世にはない

        従来の「常識」が行き詰まったとき、それを打ち破るのは常識にとらわれない若い頭脳である。


        何度も読みたくなる。(&繰り返さないと忘れる)
        >> 続きを読む

        2014/01/07 by バカボン

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      作家の値うち

      福田和也

      飛鳥新社
      カテゴリー:日本文学
      2.0
      いいね!
      • つけた点数はどのように判断してのものなのか、きちんと書かれていないのでよくわかりませんでした。文体なのか、話の筋なのか。おそらく総合的に見てのことだと思うのですが。
        村上春樹はどの作品もほぼ70点以上と高評価で、『ノルウェイの森』が面白くなかった私にとっては疑問でした。だってあの作品、登場人物が簡単に死んでいくし、主人公ヤリチンだし(´・ω・`)
        私が表面的にしか読んでいないのかなと思いつつ、他の作家の評価を見てみると……なんと!
        どの作品も20点以下という、最低評価をつけられた作家がいました。29点以下はこの本では「人前で読むと恥ずかしい作品。もしも読んでいたら秘密にした方がいい」とされています。
        その作家は船戸与一という方で私も読んだことはないのですが、作品の一か所として自分の足で立っていないと酷評され、その評価も短く適当なものでした。
        たとえば『山猫の夏』の評価は「ブラジルを舞台にした飼いならされない人々の物語」
        『かくも短き眠り』に至っては「こんどはルーマニア」としか書かれておらず、いい加減な印象でした。
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        2019/06/15 by May

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ナビル ある少年の物語

      VincentGabrielle , 今江祥智

      ビーエル出版
      4.5
      いいね!
      • アンジュールを描いたガブリエル・バンサンの絵本。
        アンジュールに衝撃を受け、他のも見てみたいと借りてみた一冊。

        ナビルという少年がピラミッドをどうしても見てみたい!
        という思いを抱え一人で旅に出てしまうお話。

        道中でいろんな人に助けられながら、ピラミッドを目指す少年。

        とてつもなく遠い。

        果てしないところまで行くのに無理だと言われたけど、諦めきれなかった。

        そして、とうとうピラミッドへ辿り着いた時の、あの嬉しそうな、幸せそうな顔。

        おじさんのほっとした顔。

        あぁ、良かったなぁ。
        諦めないで良かったねぇ…。

        今思い出してもその時の幸せな感情が蘇ってくる。

        彼はそうやって一つ一つ夢を実現させていくんだろうなぁ。

        自分の中で絶対に譲れないもの。
        何を投げ捨てても叶えたいものがあるなら、
        それは絶対に諦めちゃだめなんだ。
        ずっと大事にしていくものなんだと思った。
        >> 続きを読む

        2016/09/11 by starryeyed

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      メダカが消える日―自然の再生をめざして

      小澤 祥司

      4.0
      いいね!
      •  メダカの学校は川の中。

         童謡の一節である。

         しかしメダカは泳力がとても弱い魚の一種なのである。このため、穏やかな流れの中でしか生きられない。しかも、外敵から身を守るために、常に警戒をしてなければならない。

         みんなでお遊戯をしているようで、実は必死で生きていたのだ。メダカたちは。

         そんなメダカに関する豆知識をもう一つ。実はメダカは塩分に強く、海水でも生きることができるのだ。これを筆者は最近知った。そんなの知ってるよと言う人もいるかもしれないけれど、筆者にとっては新鮮な驚きである。

         そんなメダカくんは、流れの激しい上流には住めず、流れが穏やかな下流や小川に住んでいる。

         もしも、大雨や台風で洪水が起こってしまったらどうなるか。泳力の無いメダカは哀れにも海に流されてしまうのだった。しかしながら、先述したとおりメダカは塩分に強いので、海の中でも生き延びられる。運よく、洪水の後に生き残ったメダカは、元の川へ戻っていくのである。しかし、メダカは犬ほど帰巣本能が達者ではないので、今までとは違う小川に戻ってしまうかもしれない。そこで新しいお嫁さんないし、お婿さんを迎えて繁殖する。こうすることで、近親交配による群れの弱体化を防いでいるのである。災害すら利用する、自然とはよくできたシステムだ。

         このようなメダカが我々人間にとって、身近に感じられるのは田んぼや、その用水路にたくさん住んでいたからであろう。筆者も、小学生の時に用水路でよくメダカを見つけたものだ。

         用水路は流れが穏やかで、田んぼから適度に栄養分となるバクテリアも供給されるので、水草もあり、メダカにとっては良い環境であった。

         しかし近年、そんなメダカが姿を消しているらしい。数年前に、野生のメダカが絶滅危惧種に指定されたとマスコミでセンセーショナルに報道された。

         要因はいくつかある。たとえば外来生物(ブラックバスやブルーギル、アメリカザリガニなど)によって捕食されたり、農薬によって水が汚染されてしまったことも大きな要因であろう。化学肥料による過剰な栄養素の流出も、川を汚してしまう。また、圃場整備によって用水路がコンクリートで固められて、メダカが卵を産み付ける水草が無くなってしまったこともあるだろう。

         もちろん、メダカはトキ(北斗の拳のあの人ではなく、鳥のほう)などと違って、わりと生命力が強いので(海水の中でも生きていける)、単純に繁殖させるだけなら家の水槽で簡単にできる。

         だが、人工的に繁殖させたメダカを川に放流すると、それこそ生態系に悪影響を及ぼしてしまう。とにかく、メダカだけが生き残ればいいというわけではないのだ。メダカのエサとなるバクテリアや、卵を産み付ける水草、それに他のドジョウやナマズ、ゲンゴロウなどの多様な生物がいてこその自然である。メダカだけがいる川など、ただの水槽と変わらない。

         本書『メダカが消える日』は、衝撃的なタイトルではあるけれども、昔のようにメダカの学校が見られるよう、自然を形作ることを強調している。今の農業は工業のように、効率化が重視されるため、なかなか自然との調和というのは難しいのかもしれない。しかし、効率的に作った安い米も大事ではあるけれど、自然と調和した農業というものをもう一度見直してみてはどうだろうか。

         筆者の地元は田舎であるけれど、川は決してキレイとは言えない。それは、田んぼの農薬や肥料の影響があると思っている。豊かな自然を守ることは一筋縄ではいかないのだ。

         
        >> 続きを読む

        2015/01/05 by ぽんぽん

      • コメント 2件
    • 1人が本棚登録しています
      もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵 (角川文庫)

      椎名 誠

      4.0
      いいね!
      • 椎名誠先生の作品はあまり読んだことがなかったけれど、内容が面白くてあっという間に読み終えてしまいました。それにしても、もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵なんていうタイトル、凡人にはとても思いつきません。 >> 続きを読む

        2017/07/30 by 香菜子

    • 1人が本棚登録しています
      王道

      MalrauxAndré , 渡辺淳

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • ジョルジュ・アンドレ・マルロー。1901年、パリに生まれ、作家である前に冒険者であった。

        二十歳代のはじめにはフランスを飛び出し、仏領インドシナの密林を探査、古代クメール王国の寺院から浮彫女神石像を一トンも発掘したと言われている。
        また、中国にも渡り、国共合作の広東革命に立ち会うという、数奇な経歴の持ち主だ。

        そんな彼の代表的な冒険小説「王道」を読む。読み終えてみて思うのは、この小説がいかに豊饒でギラギラした力で、私の心を揺るがしてくれたかということです。

        この作品「王道」は、著者自身のインドシナ体験を基にしている。
        密林の古寺院から彫刻を運び出すというのは、いかに東洋美術への深い理解と愛好とがあるにせよ、要するに盗掘なのだ。
        だから現実のマルローは、積荷を押さえられ、逮捕され、裁判で懲役三年の判決も受けている。

        この小説にも、巨万の富を約束する盗掘へのニヒルな情熱と狂気とが、インドシナの森林の息の詰まる瘴気とともに、微に入り細を穿って描き込まれている。
        腐臭を放つコケ。黄色いカエル。ぬるりとしたシダ植物。スズメバチのように大きい黒アリの群れ。

        原住民の襲撃を受けながらも、憑かれたように美術品を探し、突き止め、奪取しようとする男たちの冒険譚は、そうしたアジア的自然のリアルとも幻想的ともいえる描写の溢れるものになっていると思う。

        >> 続きを読む

        2018/09/22 by dreamer

    • 1人が本棚登録しています
      男はプライドの生きものだから

      テレンス リアル

      4.0
      いいね!
      • 「男はプライドの生きものだから」というタイトルから、筆者はどこか自虐的でユーモラスな内容なのかと勝手に想像していた。

         しかし内容は、かなりシリアスなものである。

         原題は"I don't Want To Talk About It"、直訳すると私はそれについて語ることを望まない、とでもしようか(筆者の英語力の無さはご容赦いただきたい)。

         男性は女性に比べてうつ病になりやすい、という統計データがでいる。そしてうつや過労による自殺や犯罪も、男性のほうが圧倒的に多い。

         著者はフェミニストの運動家ではないけれど、それでも男性であること、男らしさを求める文化がそこにあることを指摘している。

         仮にうつ病に罹ったとしても、症状が表面化するまで男性は女性に比べてそれを隠そうとする。うつ病になるのは心が弱からだ、と自分を責めて、それを隠そうとする。そして多くの人がその異常に気付かない。家族でもそうだ。

         うつ病を隠すために、アルコールやドラッグ、セックスなどに逃避することで別の新たな問題を引き出すこともよく知られていることだ。

         うつ病のことを多少知っている人ならば、うつ病になるのが人間だけでなく、人間に近い類人猿もうつに近い状態にかかることは聞いたことがないだろうか。群れのボスの座や、メスをめぐって仲間と争い、そして負けた類人猿は、一時的にやる気をなくしてふさぎ込んでしまうという。しかしその後は、次第に回復して、元に戻っていく。

         うつは、自身の精神を守るための一種の防御反応でもある。

         だが、現在の「男らしさ」を求める文化は、そんな状態を認めない。組織も、たとえば会社や官公庁もうつ病の人間に対して重要な仕事を任せようとはしないだろうし、何より本人たちが認めたがらない。その結果、仕事中毒(ワーカーホリック)を引き起こしたり、アルコールや犯罪に手を染めてしまうことすらある。

         筆者は男らしさの文化を必ずしも否定するものではない。長い人類の歴史の中で、男は狩りや肉体労働、またときに戦争などを担っていたため、必然的に強さが求められてきた。これは肉体的だけでなく精神的な強さもだ。

         このため、うつ病になる人間は「心が弱い」と切り捨てる傾向にあることは否定できない。このため男はうつ病を隠し、その結果取り返しのつかないことになってしまう。

         うつを経験した人ならば、この本を読むと心が痛むのではないだろうか。現役のセラピストが、幼いころの記憶を掘り起こして精神的な病気の原因を追究していく。それは人間の最も触れられたくない部分、タイトルで言うならば、最も語りたくない部分だ。ただ、それをさらけ出す勇気も時には必要であろう。

         男性は女性に比べて感情を表に出しにくいと言われている。さらに言えば、複雑な感情を素直に表現せず、怒りという形で爆発させる者もいるだろう。まったく哀れな生きものである。人は一人では生きてはいけないのだから、時には誰かを頼り、そして何より本当の自分と向き合う時間も必要だろう。それはプライドの高い男にとっては一番難しい行為ではあるのだが。
         
        >> 続きを読む

        2015/01/31 by ぽんぽん

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    • 1人が本棚登録しています
      天声美語

      美輪 明宏

      5.0
      いいね!
      • 美輪様4冊目です。1日で読み切れました。
        文化の素晴らしさを再確認しなくてはならないなと思いました。
        商品一つとっても、利便性や低コストで済むような物ばかり買うのではなく、美しいものにもお金をかけていいのだと。経済が動くにしても、銃弾が売れるのか、美しいものが売れるのか、どちらがいいか。現代にもう少し危機感を持っていいのではないかと思いました。
        >> 続きを読む

        2015/06/01 by おつまみ

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      虹の谷の五月

      船戸与一

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! Tsukiusagi
      • 直木賞受賞作品です。

        以前、ハードボイルドに凝った時期が少しだけ有りました。

        そのため、船戸与一はハードボイルド作家のイメージが強く、直木賞受賞作家だったとは不思議な感じがしました。

        でも、読んでみて納得しました。

        フィリピンの寂れた村を舞台に繰り広げられる人間模様。
        そこには、愛や金、そして欲や業など、人間関係の縮図が赤裸々に描かれています。

        それでも、きっと扱っているテーマは優しさ。

        船戸与一の眼を背けたくなるリアルな描写や、重いテーマに真っ向勝負する高潔さ。
        そして根底に横たわる優しさが高いレベルで結実した名作だと思います。

        少年の成長過程がとても読み応えが有りました。感動♪
        >> 続きを読む

        2012/10/29 by emi

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    • 2人が本棚登録しています
      ブラッド

      倉阪 鬼一郎

      いいね!
      • 何かで知って図書館から借りてきてた1冊。
        ホラー小説なんでしょうね〜
        物語冒頭からドンドン死んでいきます。
        家族連れがファミレスで食事しようとしたら
        いきなりウエイトレスが子供を殺すというのから始まり…
        いろんな事件が蜘蛛の糸のように絡まり合いながら。
        この人物が探偵役なのか?と思ってるうちに
        そういう人物もドンドン死んでいきます。
        ドンドン殺されていくんですがそんな怖くもなくグロくもなく。(個人差があります)
        ラスト前あたりからはちょっとな~
        あんま好きじゃないなーこの展開は。
        >> 続きを読む

        2016/10/27 by 降りる人

    • 1人が本棚登録しています
      ONE PIECE 巻十三 大丈夫!!!

      尾田栄一郎

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.5
      いいね!
      • ONE PIECE 第13/67巻(未完結)

        最初に訪れた島での窮地を脱し、次の島を目指す一行。

        背中に乗れる大きさのオチャメな超カルガモ(笑)カルーがカワイイ♪

        悪の秘密結社、バロックワークスの先兵、ミス・ウェンズデーとMr.8が率いる成らず者達。
        飲んだくれ、食い倒れる仲間達を尻目に、ほぼ1人での殲滅に成功するゾロ。

        新たに立ち塞がったのは、ハナクソを弾丸のように飛ばすというアレな必殺技を持つMr.5とミス・バレンタインであった。
        彼らにより、ミス・ウェンズデーには、バロックワークスに潜入したアラバスタ王国の王女で有るという真の姿が明かされる。


        歓待してくれた人々に対して、牙を剥いたと勘違いしたルフィがゾロと始める真剣勝負。

        2人とも悪魔の実の能力者で有り、明らかに相当強いはずの、Mr.5とミスバレンタインだが、真剣勝負中の彼らにとっては、ただの雑魚扱いで、まさに一蹴する辺り、あまりのカッコよさにゾクゾクした

        良かったのが、次の島を目指す船上のシーンでルフィから出たセリフ。

        「この船の進路を、お前が決めるなよ!!」

        仲間を大切にいつもバカやっている彼だが、船長としての自覚というか誇りと言うか、「決断」という部分に関し、リーダーとして譲ってはならない部分をしっかり認識しているからこそ、仲間の信頼を勝ち得ているのだと納得した。

        幾つになっても男の子。自分の中に冒険をワクワクする対象として感じる部分が有ることに喜びを感じる。

        ゾロとサンジの低レベルな意地の張り合いも含め、ある意味、男の子としての面子みたいなものを彼らのように、あっけらかんと大切にしていきたいと思った。
        >> 続きを読む

        2013/04/16 by ice

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    • 3人が本棚登録しています
      JFKを撃った男 テロリストの眼から暗殺のナゾを解く

      柘植久慶

      小学館
      カテゴリー:アメリカ合衆国
      4.0
      いいね!
      • 学生時代から特別の思い入れを持って臨んで来たJFK。
        フランス外人部隊で活躍した著者がその暗殺の背景を分析する。

        暗殺者の土壇場での極度の緊張と冷静な作業に改めて乾いた怖さを感じた。

        本物の軍隊に所属したという稀有な過去を持つ著者。
        いわば現場を語ることができるという点で、他の日本人作者に比較すると大きなアドバンテージを持っている。

        あの時代、時代やパワーの象徴だったことは疑いも無いジョン・フィッツジェラルド・ケネディ。
        あまりにも悲しいその最後の一幕を、柘植氏が分析していく。

        その中で「私ならここから狙う」とか「遠ざかるより近づく標的を狙う」とか「陽光が深く差し込む場所からは狙わない」とか、暗殺者の立場での分析が有り、狙撃のプロが冷静に仕事を進めている姿を連想してしまった。

        同じ題材の有名作品として、落合信彦氏の「2039年の真実」が有るが、フランス外人部隊出身という著者の前歴から、銃や実行場所など狙撃部分だけに限定して言えば、本作品の方にリアリティを感じた。

        やはり軍産複合体とマフィアなのか?2039年まで約30年。
        >> 続きを読む

        2012/05/20 by ice

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    • 1人が本棚登録しています
      鞍馬天狗  新東京絵図

      大仏次郎

      小学館
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
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      • 明治元年の東京が舞台。
        幕府が崩壊し、新政権が樹立された直後の東京は、古い時代と新しい時代が混然となっている。
        武士は帯刀し、髷をつけたままだし、一方では横浜で異人館が続々と建てられ、発展を始めている。

        維新の志士のひとりとして戦った鞍馬天狗は、新政府につくわけでもなく、気ままな傍観者として、この世情を眺めている。

        物語は自然、革命後の幻滅を描いていくことになる。そのまま暗く不満に満ちた話になるのかなと思ったら、さにあらず、旧武士の中の若い芽、将来への希望を描いて明るく終わる。
        娯楽作品であるから、口あたりのよいエンディングは当然だろうけれども、こういう難しい背景を扱って、こういう快い結論を見いだすのは、やはり作者の大衆作家としての力量なのだろう。

        この作品では、作者はストーリーよりも、古い時代と新しい時代の混じり合った東京を描くことに関心が引かれているようだ。
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        2017/11/15 by Raven

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      史記の風景

      宮城谷昌光

      新潮社
      カテゴリー:中国
      3.0
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      • 何冊も宮城谷作品を読んでくるとこういう本が更に面白く読める。ついこの前読んだ内容を思い出しながら復習していくような感じ。史記を一気に読んでみようとは思わないが、これから少しずつ付き合っていけるといいと思う。 >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

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      退屈姫君伝

      米村圭伍

      新潮社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 最初は 下ネタが出てくるのが気になりましたが、読み進んでいくうちに そんなことは気にならないほど楽しさがいっぱいの冒険活劇でした。主人公のめだか姫が、超キュートです。無敵の女忍びお仙さんもカッコよいです。 >> 続きを読む

        2012/08/08 by youziL

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      毒草を食べてみた

      植松黎

      文藝春秋
      カテゴリー:一般植物学
      3.3
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      • ドクササコの恐怖は一生忘れない

        2013/01/12 by aruko

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      鬼平犯科帳

      池波正太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
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      • シリーズ第四巻、八篇収録。

        「血闘」では、誘拐された密偵おまさを救うために一人で敵地に乗り込んだ平蔵が、命懸けの闘いをくり広げる。応援に来るはずの部下たちがいつまでたっても現われず、おまさの命だけは助けたいと一人で闘うことに決めた平蔵だが、危うく命を落とすところだった。元は盗賊の一味だった密偵たちも、平蔵にとっては守るべき大切な部下なのである。

        「夜鷹殺し」では、夜鷹ばかりを狙った猟奇連続殺人事件に対して何もしない町奉行所に怒りを抱いた平蔵が、おまさを囮にして下手人をつきとめようとする。下手人の心の闇を解き明かしてみせる平蔵がまるでプロファイラーのようで、江戸時代を舞台にしたきわめて現代的なストーリーだった。

        池波正太郎氏が鬼平を通して描こうとしたものが巻末の解説で触れられていて、なるほどと腑に落ちた。それにしても、季節の情緒や江戸の風情を織り込んだ文章が巧みで、心地よすぎて困る。24巻まで貪るように読んでしまいそうな気がする。

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        2018/11/11 by Kira

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      鬼平犯科帳

      池波正太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
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      • シリーズ第五巻、七篇収録。

        「兇賊」では、平蔵を仇として暗殺しようとする盗賊の頭に呼び出された平蔵が、一人で敵地で闘う羽目になる。これまでかと観念した平蔵を救ったのが、一人働きの盗人の機転だというのが皮肉だが、平蔵の人徳のなせる業でもあった。

        「鈍牛」は、冤罪の話で少し深刻なものだった。平蔵が他の事件に出張っている間に起きた放火強盗事件で、手柄を焦る部下の同心があげた下手人が捕り違えである疑いが出てくる。真犯人を捕縛して冤罪を晴らした平蔵だが、火盗改長官として厳しい非難にさらされる。冤罪を生む構造にも触れていて、この話もまた現代的なものだった。

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        2018/11/11 by Kira

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出版年月 - 2000年4月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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