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2000年6月発行の書籍

人気の作品

      大誘拐 天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)

      天藤真

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! ybook chao Aslan tadahiko emi Minnie sunflower atsushi bakabonn kuuta
      • 確かにミステリーというよりは、ドタバタ喜劇という感じ。
        読み終わった後には、何か爽快感すらある。

        「こうすれば捕まってしまうのでは。。。」といった読者の心配も、人質であるおばあちゃんがしっかり計画済みで感心してしまう。

        100億という金額もさることながら、世界メディアを巻き込むスケールの大きさが気持ち良い!
        >> 続きを読む

        2013/03/29 by tak

      • コメント 4件
    • 他17人がレビュー登録、 40人が本棚登録しています
      プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

      上田惇生 , P.F. ドラッカー

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:人生訓、教訓
      4.2
      いいね! tomato chao tomo_chan kuuta tadahiko higamasa takuya
      • 改めて読んでみたが、やはり難解。しかし名著なだけあって、金言多し。

        2017/05/08 by hiro2

    • 他13人がレビュー登録、 28人が本棚登録しています
      破線のマリス

      野沢尚

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • やっぱり野沢尚はミステリーというよりサスペンス的な作品が多い。文中で幾度となく語られる「真実なんてどうでもいい」「目を釘付けにすればいいんでしょ」を体現している作品だった。
        物語は主人公である搖子によって報道被害を受けた麻生という男の復讐に焦点が置かれるが、搖子もまた「謎の人物」から送られてきたフィルムの報道被害者になっていく。
        二人の、まさに運命共同体な行動が面白い。
        >> 続きを読む

        2016/06/29 by yuria

      • コメント 1件
    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      キノの旅 The beautiful world (電撃文庫 (0461))

      時雨沢恵一

      アスキー・メディアワークス
      カテゴリー:小説、物語
      3.6
      いいね! kaina
      • 世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。


        短編連作の形で綴られる、キノとエルメス“2人”の旅の物語。

        キノの扱う武器が銃器だったり、世界を巡る足がバイクだったりと、その世界観はファンタジーよりも現実世界に近いものがある。
        が、そのバイクがエルメスという名前であり、彼が人語を解し意思をもって会話したりするという、ちょっと不思議要素も含まれている。
        そしてこの物語、旅を主軸に置いてはいるが、決してキノの冒険譚というわけではない。
        むしろメインでじっくり描かれるのはキノの訪れる国であり、その国の歴史や慣習であり、そこに住む人々なのである。
        それらに対してキノはあくまでも第3者的な立ち位置を崩さない。
        そしてキノが去った後もその国や人々の生活は続いていく。何かが変わったり変わらなかったりしながら。

        キノが訪れる国が本当にどれも個性的だったり独特で面白い。
        それは時に風刺的だったり、皮肉的だったりして、現実の私たちをドキリとさせることも。
        基本的に淡々と進んでいく物語の中で、キノとエルメスの掛け合いや、キノのバトルシーンは良いアクセントになっている。
        キノは主に自己防衛のために戦うが、これがまたとても強くて見た目とのギャップも魅力のひとつ。

        1巻には「人の痛みが分かる国」「多数決の国」「レールの上の三人の男」「コロシアム」「大人の国」「平和な国」の6話が収録されている。
        個人的にひとつ選ぶなら「大人の国」かな。
        時系列が不明で、主人公の経歴なども明かされない中、キノの過去が分かる数少ない話だと思います。
        他にも特殊な形式のプロローグとエピローグだとか、遊び心満載のあとがきだとかありますが、長くなってきたのでその辺はまた次巻以降のレビューで。

        最近、カバーイラストが一新された新装版が出てしまい、中身は同じなのに買い揃えたい衝動に駆られています。
        >> 続きを読む

        2015/02/24 by kaina

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 18人が本棚登録しています
      希望の国のエクソダス

      村上龍

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 全国的に中学生が集団不登校となり、その中学生たちがネットワーク集団となり、様々な方法で日本社会、経済を大きく揺るがしていく…。
        設定が斬新。
        中に日本経済の話がたくさん出てきていて、難しすぎて頭に入っていかず、経済苦手の私は途中で読むのがくじけそうになりました。
        ネットワークで結ばれた中学生の行動がすごくて、大人もこの流れを止めることができない。こんな中学生がいたら…と空恐ろしさも感じました。

        「この国には何でもあるが、希望だけがない」といっていますが、それは何だかわかる気がします。
        >> 続きを読む

        2016/11/20 by taiaka45

    • 他2人がレビュー登録、 10人が本棚登録しています
      クマのプーさん

      石井桃子 , MilneAlanAlexander

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • ディズニーでもお馴染みのクマのプーさんの本。ディズニー版より本書のほうが落ち着いた雰囲気ですね。作者のミルンが息子であるクリストファー・ロビンのために、クマのぬいぐるみであるウィニー・ザ・プーの物語を作り、語るという体裁になっています。物語や親子の会話から、ミルンの息子への愛情と優しさを感じて、思わず微笑んでしまいます。
         
        プーはお馬鹿なクマさん。頭がよくないから、ハチの監視をくぐり抜けてハチミツを取ろうとした時も、未知の動物ゾゾを捕獲しようとした時も失敗してしまいます。

        知性の欠如というと悪いふうに囚われがちですが、知識に囚われない分プーは自由な発想をするんです。ハチの目をくぐり抜けるため、泥を体に塗って黒雲に、青い風船で浮かんで青空に見せてハチミツを手に入れようとします。

        結局失敗してハチミツを手に入れることはできなかったのですが、こんな楽しい冒険はプーだからこそできた事だと思います。そんなプーのお馬鹿な姿をみて、クリストファー・ロビンとともにこう言わずにはいられないでしょう。「ばっかなクマのやつ!」、と。


        また、この物語はイギリスの児童文学には珍しく?お話の中に教訓といえるものはあまり含まれていないと思います。「~しちゃダメ」「~しなきゃいけない」というメッセージのようなものが感じられないんですね。だから純粋にプーたちの物語を楽しむことができると思います。

        百エーカーの森に住んでる動物たちは皆個性的で、ある種欠点を含んでいます。プーはお馬鹿だし、コブタ(ピグレット)は臆病だし、オウルは知識をひけらかそうとして難しいことばかり言います。私は児童文学にそれほど詳しいわけではありませんが、特にイーヨーのように陰鬱でネガティブな発言ばかりするキャラクターは珍しいのではないでしょうか。

        ところが、そんなイーヨーでも仲間から愛され、誕生日を祝ってもらえます。プーだってみんなからばかだなぁ、と言われつつ愛されています。欠点によってひどい目にあうなんてこともありません(実際はプーが穴にハマってでられなくなったりするんですが、「ほらみたことか。バカを直さないとこうなるぞ」、とはなってないんですね)。だからこそ「みんなちがって、みんないい」、というメッセージを物語全体から感じることができました。

        物語から教訓を得て、人生に活かす。それも素晴らしいことだと思いますが、現実から離れた物語のなかでまでああしなさいこうしなさい、と言われ続けたら子供も疲れてしまうのではないでしょうか。そんな中で押し付けがましさのないプーの物語は、教訓を含んだ物語とは異なる価値を持った、子供にも大人にも愛される素晴らしい本だと思います。
        >> 続きを読む

        2016/01/28 by けやきー

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      不思議の国のアリス

      ルイス・キャロル , 脇明子

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      2.7
      いいね!
      • ツタエタイコトガサッパリワカラナイ;;;;;;;;
        やっぱり英語原書でないと伝わらないのかな...... >> 続きを読む

        2018/01/03 by モッフィー

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      クロ-ディアの秘密

      KonigsburgE.L , 松永ふみ子

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 家出した姉弟が、ニューヨークのメトロポリタン美術館に隠れ住むというちょっと変わったシチュエーションの物語。

        物語は、小学生の子供たちの目線で語られ、感受性豊かな子供たちの心の動きが巧みに表現されています。
        その為、大人が読んでも、子供の時の気持ちがよみがえってきて少し懐かしい気分になれる気がします。
        また、メトロポリタン美術館に隠れ住む日々の中で子供たちがとある謎に直面し、それを解決する過程で、少し成長するといった要素も盛り込まれており、まさに児童文学の王道を行っている作品じゃないかと思いました。

        ただ欲を言えば、せっかくメトロポリタン美術館を舞台にしているので、できれば美術館にまつわるエピソードとかその歴史みたいなものをストーリーのに絡めて紹介してもらえれば良かったかもしれません。
        >> 続きを読む

        2017/12/28 by kuniyan

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      はてしない物語

      上田真而子 , 佐藤真理子 , ミヒャエル・エンデ

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 12月の課題図書。

        最初読んだときは「なんてファンタジーなんだ!」「もっと人間の奥底深い話が読みたいんだ!」「子供だましか!」「ハリーポッターと変わらないじゃないか!」なんて思いながら読んでいた。

        このファンタジーな感じ、懐かしかった。
        子供の頃はハリーポッターやダレンシャンが大好きでファンタジーに胸を躍らせていたが、今はもっと人間の深層が知りたいなんて思ったりして「たかがファンタジー」と思っていた。

        でも読み進むにつれてどんどん引き込まれていく。

        年末、大掃除をしていてもファンタージエン国について考えてしまう。
        「それで一体どうなるんだろう、早く続きが読みたい!」なんて思いあっというまに上巻を読み終えた。

        今日から下巻を読む。
        これが一体私の何に作用しているのかわからないがとりあえず、斬新で面白い構成なのでどのように終わるのか楽しみだ。
        >> 続きを読む

        2015/12/31 by snoopo

      • コメント 1件
    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      はてしない物語

      上田真而子 , 佐藤真理子 , ミヒャエル・エンデ

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね!
      • 下巻読み終えた。

        下巻になると更に面白くなってくる。

        最後は心がジーンと暖かくなる終わり方で親子っていいなと思った。

        心に深く深く刻んでおきたい物語だった。
        古今東西の文学や思想がいたるところに散りばめられていて優しく、時には厳しい文章に出会い、本当に良かった。

        この年末年始の連休は「はてしない物語」を読んだだけで終わったようなもんだが、そのおかげでたぶん忘れられない年末年始になったような気がする。

        これは児童文学?みたいだけど、結構長く文章もびっしりなので優秀な子供しか読めないんじゃないかと思ったり…

        少なくとも私が子供のころなら読了できてないと思う。
        「わかったさんシリーズ」や「かいぞくゾロリ」を読んでいたレベルなので…汗

        でも子供の頃に読んでいたら、また読後感は違うものになっていただろうなと思い、もう少し早く出会いたかったなぁと思った本だった。
        >> 続きを読む

        2016/01/03 by snoopo

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      英国庭園の謎

      有栖川有栖

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね!
      • 資産家が悲劇を招く表題作をはじめ6編を収録した短編集。
        火村と有栖川のコンビが謎に迫る!

        国名シリーズ第4弾。
        今回収録されている作品はアリスが役に立っている話が多いです(笑)

        というか、アリスが作家だからわかることとでも言いましょうか。
        とりあえずテンサイの変換候補を自分の名前にしていたというアリスが愛おしいです(笑)

        別作品で殺されたアリスの友人が登場していてなんだかさみしい気分になりました。赤星先生もうちょっと見てみたかったなぁ。

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/200/】
        に感想をアップしています(2010年10月のものです)
        >> 続きを読む

        2014/02/21 by hrg_knm

      • コメント 3件
    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ

      谷岡一郎

      文藝春秋
      カテゴリー:社会学
      5.0
      いいね!
      • 実際に行われた、いい加減であるとしか考えられないような社会調査の結果に対しての批判がなかなかにスカッとするものでした。

        社会調査全てが信憑性がないものとは思いませんが、これだけの杜撰な調査例を見ると、マスメディア各社は何か満足な結果を追い求めているように思えてしまいます。

        読了後は、「頼むから何も考えずに中立的な調査結果を示してくださいお願いします。」と言いたくなりました…


        本書で紹介されている、軸がどう考えてもおかしいグラフとイラストが組み合わされた図は必見です。
        >> 続きを読む

        2014/05/07 by moon_light

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      茨姫はたたかう 長編推理小説

      近藤史恵

      祥伝社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 合田力シリーズ第2段。前作同様、すぐに世界に入り込めて、すらすら読めた。

        「恋愛って、心を無理に軋ませて寄り添うことなんやろうな。そうやって、心を軋ませても、そばにいたい、と思うことなんやろうな」

        「自分の身を守るために、臆病でおるのは悪いことやない。悪いのは、臆病でおれば、誰かが守ってくれる、と思い込むことや」

        「人間、一本筋はとおしつつ、柔軟なんがいちばんええで」

        「飛び抜けて幸福な人間も、不幸な人間も、ほんまはそんなにおれへんで。みんなどんぐりの背比べや。自分を不幸やと思う奴は、自分を不幸にしているんや」

        力先生の名言が沢山でした。
        私も心と身体、まっすぐにしてもらいたいなぁ…。
        >> 続きを読む

        2014/09/10 by もんちゃん

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    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      せどり男爵数奇譚

      梶山季之

      筑摩書房
      カテゴリー:小説、物語
      2.5
      いいね!
      • 「ビブリア古書堂の事件手帳」で、初めて、作者と作品名を知りました。
        そこで、興味を惹かれて、読むことにしました!

        一冊の本を手に入れる為なら、殺人だっておかしてしまう…。

        私はそこまでして欲しい本に出会った事はないのですが、同じ本好きの私も、そうなってしまう事もあるのかな…なんて思ってしまいました。
        >> 続きを読む

        2014/04/15 by ゆずの

      • コメント 4件
    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      ぴょ-ん

      松岡達英

      ポプラ社
      5.0
      いいね!
      • 住んでいる市からプレゼントしてもらいました。

        ・ぴょーん
        ・ととけっこう よがあけた

        2冊のうち好きな方を1冊、ということでこどもが自分で選びました。

        そして、この絵本のおかげで最近私は筋肉痛です。
        なぜか?

        ぴょーん

        で毎回11キロを「たかいたかーい」するハメになったからです。

        ちなみに

        いぬが・・・ぴょーん!

        のページの時には
        「ペットの犬にも高い高いをしなさい!」
        と命令され、
        嫌がる犬がむりやり「高い高い」されるのを見て、
        キャッキャッと喜んでいます。

        この絵本が本棚から出てくると犬もビクビクしています(たぶん)
        >> 続きを読む

        2012/10/29 by アスラン

      • コメント 10件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      エスキモーに氷を売る 魅力のない商品を、いかにセールスするか

      SpoelstraJon , 中道暁子

      きこ書房
      カテゴリー:マーケティング
      3.0
      いいね!
      • 「観客動員数最下位の全米バスケットチームを、最弱のまま高収益チームへと変貌させた、奇跡のマーケティング」という帯の文句にあるとおり、著者が自らジャンプ・スタート・マーケティングと名付けた手法を駆使して、ニュージャージーネッツの売り上げを飛躍的に伸ばした実績をいささか自慢げに語った本。

        題名が面白そうだったのと、マーケティング関係の本をちょっと読んでみようと思ったので、隣の同僚をそそのかして買わせてから(笑)、借りて読みました。

        第1章 商品はあってはまずいところに欠点があるもの
        第2章 「我が社ではいつもそうやってきた」は、何かが間違っている最初の警告

        とか、魅力的な章が並んでいて、読んでる間は結構面白かったです。もう忘れたけど。
        このジャンルに詳しい同僚の反応もイマイチ。特に目新しいことを言っている訳じゃない、という意見。

        自分で買わなくて良かった(笑)
        >> 続きを読む

        2017/11/22 by Raven

    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      成吉思汗の秘密

      高木彬光

      角川春樹事務所
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      •  ほうほう、義経=ジンギスカン?ほんとに?

         と思いつつ読んでみると、けっこう「義経死亡説」ってひっくり返りやすいんですね!いろいろ「状況証拠」が出てきます。

         たとえば・・・

         ・鎌倉に義経の首を持っていく期間が長すぎる=首を腐らせるた 
         め?

         ・藤原泰衡が義経を討つ時期が6月=草がボーボーの季節なので、義経が「逃げやすい」時期を狙った?

         ・蝦夷、シベリアに残る、義経を思わせる遺跡の数々=義経がじっさい立ち寄った?

         などなど・・・へぇ、義経追討の命を下した頼朝の追及の手は意外と穴だらけ?いや、義経を生かそうとした「運命のいたずら」?もしくは奇跡?

         いや、本当だったらすごいですよね!作中に出てくる史跡はでも妙にリアリティがあって、本当にそういうロマンチックなことを考えちゃいます。まさに歴史ロマン。そして歴史ミステリー。

         義経ほどの戦の才があればモンゴル帝国ぐらい作れちゃうかもなぁ・・・
        >> 続きを読む

        2013/08/11 by kissy1986

      • コメント 5件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      星の王子さま

      サン・テグジュペリ , 内藤濯

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね!
      • 匿名

         何度読み返しても、その時々で(自分の成長過程や、置かれた状況で)新しい発見がある作品です。
         子どもも充分に楽しめ、心に残る作品だと思いますが、歳を経るごとに、子どもの頃には気づかなかった部分が胸に響くようになるというか…。

         この作品は、小学生の頃、子ども向けのミュージカルで観てから、原作を読みました。
         月並みな表現ですが、自分にとって「聖書」と呼べる作品の1つです。
         所有しているのはハードカバーの方なのですが、今ちょっと奥付などを調べられないので、こちらの新書版を本棚に入れました。

         近年、色んな方が翻訳したバージョンが発行されましたが、やっぱり一番最初に触れた内藤濯さんの訳が一番しっくりきます。

         ギフトにも適した作品だと思います。
        >> 続きを読む

        2012/09/29 by 匿名

      • コメント 4件
    • 9人が本棚登録しています
      長い長いお医者さんの話

      中野好夫 , CapekKarel

      岩波書店
      カテゴリー:その他のスラヴ文学
      3.0
      いいね!
      • いぬいとみこさんの「ながいながいペンギンの話」のタイトルが
        「長い長いお医者さんの話」からとられたというエピソードを知り、
        子供のころに読んで両方とも好きだったことを思い出しました。
        当時から、そっくりなタイトルだなあとは思っていたのですが、
        本が書かれる背景なんて、子どもの興味を惹くものではなかったんですね。

        それで、この度再読してみました。

        ほぼ全編ホラ話。そういえばそうだったっけ。こどもって、ホラ話が好きなんですよね。
        起承転結なんかなくてもお話しそのものが面白ければいい。

        だからお話しの方はもう全然覚えていなかったけれども。
        現実世界へのアイロニーは、官吏が不親切で不調法だなどの当てこすりなどが
        時々チラリと出てきますが、おおむね楽しいお話しに徹していると言ってよいでしょう。

        魔法使い、妖精、王様と王女様、木こり、御者、おまわりさん、
        なかでもカッパの登場にはびっくり。
        チェコスロバキアにもカッパがいて、彼らはきちんとお仕事もしています。
        チェコの温泉はカッパが汲み上げているらしいですよ。(^^)


        「長い長いお医者さんの話」  ヘイショヴィナ山に住む魔法使いのマジャーシュは、
         ある日ノドに梅の種を詰まらせてしまって、お医者さんを呼びますが…

        「郵便屋さんの話」  夜中の郵便局では郵便局員の妖精が現れてお仕事をしているんです。
          彼らは封書を開けなくても中身を知ることができるのです。

        「カッパの話」  チェコのカッパはすごいんですよ。
          洪水を起したり止めたり、温泉を汲み上げたり!

        「小鳥と天使のたまごの話」 にわとり以外の鳥がなぜ空を飛べるようになったのか?

        「長い長いおまわりさんの話」  町を巡回するお巡りさんはいろいろな事件に出会います。
          ある時、お巡りさんが拾った卵から生まれたのはなんと9つの頭をもったヒドラの赤ちゃんでした。 
          トゥルティナさんは、ヒドラを引き取り、アミナと名付けて可愛がりますが、
          口うるさい世間がそれを許そうとしません。
          窮地に立たされたトゥルティナさんは?!

        「犬と妖精の話」  粉屋で働く犬のヴォジーシェク君。 ある時置いてけぼりにあい、一人でおうちにかえるハメになりました。
         森を通りぬけようとしたとき、犬の妖精たちに出会い、
         犬の妖精の長老の面白い話に心を奪われます。
         
         なんと犬のお願いを聞いて、神様が、犬以外の動物の骨を集めさせて作ったのが人間なんですって。
         だから人間にはあらゆる動物の特徴が混ざっています。
         ただ一つ犬の「忠実さ」だけを除いて。

        「宿なしルンペンくんの話」  無欲で正直者のルンペンくん。見知らぬ人からカバンを預かったら…
          大金を盗んだ罪で死刑を求刑されてしまいます!

        「山賊の話」  残虐非道の山賊の親玉が自分の愛息に教育をあたえたところ…
          オチが気の毒です。適材適所って大事ですね。

        「王女さまと小ネコの話」  王女さまのところに届けられた謎の生き物とは?
          おばあさんが謎かけをしたその動物は、皇太后の夢のお告げでも重大なカギを握っていることがわかりました。 
          ところがある日このネコが連れ去られ、その男(どうらやら魔法使い)を探し出すために探偵が動員されます。
          この事件と探偵たちの失敗を知りアメリカの名高い探偵シドニー・ホール君が、ついに立ち上がります。
          世界一周をする、という彼の計略とはいったい?

        「訳者のことば」 
          イギリス文学の翻訳で有名な中野好夫氏のは言葉のチョイスも渋いです。
          お子様ことばを使わずに漢字も多様せず、それでいて語彙が増えるようなそんな言葉使いを選んでおり、巧い翻訳だと思います。

        「チャペック童話に学ぶ」  
         「おうさまシリーズ」の寺村輝夫さんは童話の描き方をチャペックから学んだと語っています。
          確かに「ぼくは王さま」のほら吹き加減とか、影響があったといえばその通りかも。

        挿絵はヨセフ・チャペック、カレルのお兄さんです。
        ヘタウマの元祖のような子供っぽく、愉快な絵です。
        悲しいことにヨゼフはナチスドイツの強制収容所で命を落としました。

        カレルチャペックは、チェコスロバキアの国民的作家です。
        第一次大戦と第二次大戦の間の時代に、鋭い時代認識に巧みなユーモアを織り交ぜた幅広いジャンルでに活躍した作家です。
        ヒトラーとナチズムを痛烈に批判し危険人物と目されていたといいます。

        実は私がカレル・チャペックという名前を意識したのはこの本の作家としてではなくて、
        「カレルチャペック紅茶店」の店名からでした。
        この時のチャペックは「園芸家」の顔をしていました。

        童話や園芸のような暖かな顔のほかに辛い時代に生きた純粋な魂の作家の横顔を知って、
        彼の物語を読む目線も変わるでしょう。

        しかし、この童話は純粋に楽しくお読みください。
        子どもの本ですから。
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        2013/10/08 by 月うさぎ

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      ながいながいペンギンの話

      いぬいとみこ

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
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      • 兄のルルは、ワンパクで向こう見ず。弟のキキは心やさしい怖がり屋さん。
        ふたりのペンギンのヒナが卵から孵ってから若鳥になるまでのひと夏のできごとを描きます。
        それはそれはワクワクする世界です(#^.^#)

        第一のおはなし  くしゃみのルルと さむがりやのキキ
        第二のおはなし  ルルとキキのうみのぼうけん
        第三のおはなし  さようなら さようなら にんげんさん!

        怖いもの知らずのルルはトウゾクカモメに追われたり迷子になったり。
        ふたりして夜の海に出て行き、氷の浮島に乗って流されてしまったり。
        命の危機に何度も遭遇します。
        人間の「セイさん」、シロナガスクジラのガイ、皇帝ペンギンのおじいさんのトト。
        その度に出会いがあり人の情けを知ります。

        読みながらドキドキはらはらしますが。
        前向きなルルの健気に頑張る姿は愛らしくてかわいくて。

        何度読んでも楽しいお話し。

        …なのですが、今回「ペンギン図鑑」(ぶんけい社)でペンギンの勉強をしたために
        読み始めてすぐに「おやっ(・・?」っと思ったのでした。

        子どもの頃大好きで何度も読んでいた「ながいながいペンギンの話」のルルとキキは
        私の思い出の中ではコウテイペンギンだったのです。
        でも、この抱卵の姿は…巣の形状は、卵の孵化する季節は…
        アデリーペンギンではないか!

        私の思い違いだったのかと調べてみると乾さんは岩波文庫の改訂版の出版の際に
        この冒頭部分を中心に大きく書き直していることがわかりました。


        戦後の荒廃が残る日本の文化に「たのしくて長い幼年童話」を。
        そんな挑戦もこめてえがかれたのがこの「ペンギンの話」だったそうです。

        「ながいながい話」というタイトルなのに、ちっとも長くないなあ。と子供のころに思っていました。
        海外の翻訳ものの児童文学にはもっと長いお話がたくさんありましたから。
        日本には年少の児童の読む本は短編だけしかなかったのですね。
        1957年の刊行以来、日本の幼年文学の代表といわれるのは、そんな理由もあったのです。

        ペンギンを主人公にしたのは、白瀬南極探検隊の冒険話やペンギンの写真などに感動したため。
        ペンギンのこどもの冒険と成長をかわいく、いきいきと大胆に描くことに成功しています。

        かつて南極もペンギンも氷の海もみんな遠い遠い世界。夢物語の世界でした。

        ところが現代ではテレビや映画、果ては南極旅行までできちゃう。
        南極が決して夢の世界とはいいきれなくなり、ペンギンの生態も研究されてきています。
        乾さんは大切な「ペンギンの話」が本当に「ながいながいお話」として時代を越え
        これからも子どもに読み継がれて欲しいと願ったのでしょう。
        ペンギンの生態の実態にあわせて物語の方を書き変えてしまったのでした。

        謎が解けました。なるほど。だから違和感があったんですね。
        (それまでのお話ではお父さんが真冬の吹雪の中で卵を足の上で温めていました。)

        以前の作品を知っていると、前のほうが「親の苦労」の度合いとか
        成長過程が1年を通して描かれるというスパンの長さとか
        そっちのほうがよかったという声もあるかと思います。

        しかし、これは作者の判断でもあり、かつ正解だと思うのです。
        彼女はもともとコウテイペンギンではなくて、アデリーペンギンのかわいい姿を描きたかったというのですから。
        私のような、卵の抱き方が違う。季節が違う。などとチェックする人もいるわけで(・∀・)

        そして何よりも、正しい姿を伝えることは、子どもに対して誠実だと思うからです。
        どうせ読者は子どもだから、物語はもともと空想の産物だから。
        決してそういう甘えや子供をなめた姿勢を持たない。
        潔癖な理想を感じてあらためて、いぬいさんと「ぺんぎんの話」に感動し、
        このお話しがもっと大切に思えるようになりました。

        ただ、カワイイだけじゃない。

        人間とペンギンたちの付き合い方についても、考えさせてくれます。
        成長も親から与えられるものではなく、子ども自身が経験し獲得するもの。
        気付くことで自分は大きくなれるのだということ。
        新しい世界への旅立ちは大人になることを希望に変えてくれます。

        とても素敵な童話だと思います。


        【おまけ】
        アデリーペンギンは南極に住む中型のペンギン。
        コウテイペンギンは1m20cmくらいまで大きくなりますが、アデリーは70cmくらい。
        ロッテのクールミントガムのデザインに使われているのも、JR東日本のSuicaのキャラクターも
        アデリーペンギンだそうです。
        >> 続きを読む

        2013/10/02 by 月うさぎ

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