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2001年9月発行の書籍

人気の作品

      不幸な子供

      エドワード・ゴーリー , 柴田元幸

      河出書房新社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      3.3
      いいね!
      • 狂気の絵本


        う~ん。
        ブラック!
        閉口

        カリスマですな(;´д`)
        >> 続きを読む

        2018/07/09 by motti

    • 他5人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      鉄鼠の檻

      京極夏彦

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!

      • 超人気作家・京極夏彦の第4作目の作品「鉄鼠の檻」を、本棚の奥から取り出して再読。
        京極夏彦の小説は、自分でも不思議なんですが、突然、無性に読みたくなってくるんですね。

        この「鉄鼠の檻」は、過去の三作からも宗教に対する作者のこだわりは明らかだったが、テーマの妖怪が実在の僧侶をもとにした「鉄鼠」であり、他に言及される妖怪が「大禿」「払子守」「木魚達摩」である点からも分かるように、この作品はその総決算的な内容になっていると思う。

        その意味でも、この作品は京極作品の一つの頂点を極めたものだと言えると思いますね。

        箱根の山頂にある旅館「千石桜」の庭で、座禅を組んだ僧侶の死体が突然、出現するという事件が起こった。
        殺人犯は、僧侶に違いないという推理が立てられ、警察は現場付近の「明慧寺」に滞在することになるのだが、寺では次々と僧侶たちが殺されていく。

        犯行現場に残された奇妙な痕跡には、どんな意味が隠されていたのか?
        「明慧寺」の大きな秘密とは一体何だったのだろうか?-------。

        俗世間から隔絶した「寺」という異世界の価値観、論理、住人などの精緻で綿密な描写によって、この作品にはいわば一つの小宇宙が内包されていると思いますね。

        好奇心を喚起するような舞台設定、異世界ならではの独創性と知的興奮に満ちた推理、魅力的なキャラクターの数々-----と、どんな角度からもディープに楽しめる驚異的な文芸大作だと思う。

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        2018/04/27 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 25人が本棚登録しています
      遠い山なみの光

      小野寺健 , カズオ・イシグロ

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.6
      いいね! KEMURINO
      • イシグロ作品にふれる2冊目。英国に住む日本人妻が戦後間もない頃まで過ごした長崎生活を回顧する記憶の物語。

        まるで演劇の幕のように文面に登場人物が現れて語り合い、次の幕へとテンポよく進んでゆく。

        なんか噛み合っていないが、情緒のある登場人物たちの台詞回しは小津安二郎の映画を観ているよう。稲佐山、平和公園、浜屋デパートなど長崎市内の描写も親近感がわく。

        だが、幕が進んでも物語の謎は深まるばかり。主人公の記憶の連なりは幻覚、妄想、狂気を帯び、心理的恐怖劇のように幕を閉じる。不気味な余韻は何を暗示しているのか?

        おりしも73回目の8月15日。原爆投下、敗戦、復興の片隅に置き去りにされたままの無数の記憶の一つに思えた。
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        2018/08/15 by まきたろう

    • 他2人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      ピューと吹く!ジャガー

      うすた京介

      集英社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.5
      いいね!
      • 好きです。
        ギャグ漫画は個人の好みがあるので、合う合わないが大きいと思いますが、この漫画は私に見事にはまりました。
        シュールでナンセンスなのですが、それだけでは説明が出来ない独特の世界観が好きです。
        ハマー最高っ!!
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        2014/09/28 by che_k

      • コメント 2件
    • 他1人がレビュー登録、 2人が本棚登録しています
      ミスティック・リバー (ハヤカワ・ノヴェルズ)

      デニス・レヘイン

      4.5
      いいね!
      • クリント・イーストウッドの映画版を見ていたので真相に驚きはしない。
        とはいえ原作はさらに詳細に人物たちの心情模様が描かれており、見応えがある。

        ジミーとショーンとデイヴの3人に近づいてきた警察らしき人物。
        デイヴだけがさらわれ4日後に解放されるが、明らかにおかしな状況。

        そこから25年後にジミーの娘が殺される事件が発生。
        担当する刑事はショーンであり、重要な容疑者としてデイヴが浮上する。

        事件の真相はもちろんだが、3人ともに苦悩する。
        さらわれたのが他の2人だったらや、対人関係についての悩み。
        結局事件が解決しても誰も幸せでないという重みが圧し掛かる。
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        2019/03/23 by オーウェン

    • 他1人がレビュー登録、 8人が本棚登録しています
      建築屍材

      門前典之

      東京創元社
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 第11回鮎川哲也賞受賞作、門前典之の「建築屍材」を読了。

        ビルの建築現場に侵入したホームレスが、三体のバラバラ死体を目撃するが、警察の徹底した捜査にもかかわらず、死体は現場から見つかることはなかった。

        行方不明となった家族の元には、切断された指が郵送されてくる。
        さらに、現場に侵入した不審人物の姿も目撃されるが、三人の証人の目の前で消失してしまったという。

        施工図製作の仕事をしている蜘蛛手が、三人の話に興味を持ち、相次ぐ消失事件の謎解きに取り組む姿勢を見せるが、しかし、奇怪な事件はさらに続くのだった。

        建築中のビルを舞台に跋扈する殺人者の狙いとは-------。

        建築中のビルの工事現場という魅力的な舞台を用意した点が、まず素晴らしい。
        このビルの工事現場に、屍体の各部位がナンバリングされて並んでいたのに密室状態で、それが消失したという、このとんでもない小説では、殺人者と屍体処分者の分離を通じて、動機の問題と屍体の"もの"性が、別個の意味を担っているんですね。

        建築現場だからこそ成立するトリックでなければ、ここで用いる意味がない。
        というわけで、自分に縛りを課した上で、ネタを披露しているのは、素晴らしいと思う。
        生乾きのセメントの上に残された足跡の謎などは、その典型ですね。

        そして、この小説の冒頭に、現場の図面が重ねて透かし見られるように添付されており、そこにも手掛かりが含まれているという趣向の徹底には恐れ入りますね。

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        2018/07/20 by dreamer

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      たったひとつの浦川氏の事件簿 (ミステリー・リーグ)

      斎藤 肇

      2.5
      いいね!

      • 世にも奇妙な斎藤肇が書いたミステリ「たったひとつの浦川氏の事件簿」を読了しました

        少年犯罪について思考を巡らしている中学生の加波賢也の前に、浦川氏が突然登場して「君さ、人を殺しただろ?」と聞いてくる。

        実際のところ少年は、その町で一昨日発生した殺人事件に、ある意味で関わっていたのだった。

        しかし、なぜそれがわかったのか? 浦川氏は、少年がネット上の掲示板に書き込んだ、アニメ番組に関するわずかな文章を手掛かりに、彼をその殺人事件と結びつけたというのだが-----。

        というような、8つの短篇からなる連作集の第一話の短篇だけを読むと、なるほど、これは浦川氏という探偵役の活躍する短篇集なんだなと思うのですが、続けて第二話「恥ずかしい事件」、第三話「はじめての事件」と読み進めていくうちに、あれっ?と首を捻ることになるんですね。

        なぜならば、殺人事件が起きているというのに、誰が殺したのか、なぜ殺したのか、といった重要な案件が、そこではなぜか等閑にされていて---いや、そもそもその殺人事件とやらは、いつ起きたのか、それぞれが同じものであり得るのか?

        それ以前に、この浦川氏とは果たして何者なのか、神出鬼没、変幻自在の探偵はいるにはいますが、ここまで変幻自在な探偵役が果たしていていいものかどうか?---という風に、読みながら私の前には、過去に体験したことのないような謎が山積するんですね。

        本格ミステリの謎というものは、通常ならば、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットといった形をとるものだ。
        しかし、そういった普通の謎では満足できないという、ひねくれた書き手ももこの世の中には存在するだろう。

        著者の斎藤肇は、この作品で、普通ではない謎に首を捻らされるという新種の快楽を、我々読み手に与えてくれているのだ。
        その試みが、成功しているか失敗しているかは別にして-----。

        最終話の「浦川氏のための事件」を読んでニヤリとするという特権は、この作品を最後まで読んだ者だけに与えられるものだと思う。

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        2018/08/30 by dreamer

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      くまの子ウーフ

      神沢利子 , 井上洋介

      ポプラ社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • これは、私のファースト小説ですね。
        確か小学1年生の頃、絵本から本を読む練習のためにと、母が買ってくれました。
        小説の割に絵が多く、すべてに送り仮名が書かれており、1ページに対しての文字量も少ないため、少し苦しみながらも初めての小説ですが読み終えることができました。

        確か続編もあり、そちらも続けて読んだ記憶があります。
        内容ははっきり覚えていませんが、特別賢いわけでもない私が読み切れたので、小学1年生くらいのお子さんにお勧めです。
        >> 続きを読む

        2015/05/13 by coco

      • コメント 4件
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      竹取物語

      角川書店

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね! Fragment
      •  『星の王子さま』を読んだので、じゃあ「月のお姫様」の話でも読もうかなと思い、『竹取物語』を読みました。子ども向けの童話、あるいは学校の教科書などで一部を読んだことのある方は多いかもしれません。でも、名前は有名な作品ほど、全部を読み通していることが少ないものではないでしょうか。

         『竹取物語』は、いつ、誰によって書かれたのかははっきりとしていません。おそらく9世紀の終わり頃(平安初期)に、貴族の男性知識人によって書かれたのではないかという説が有力のようです。また、原本がないですから、残っているのは写本や文書に残る物語の断片のみ。完全な写本は、最も古いものでも16世紀終わり頃のものだそうです。各時代の写本と文書に記された物語の断片をつなぎあわせて、「原文」を再構築する作業があってこそ、僕たちは『竹取物語』をまとまった形で読むことができるわけです。

         『竹取物語』の物語の展開は有名ですが、一応要約しておきます。ある日、竹取の翁(讃岐の造)が竹の中に10センチくらいの女の子を発見。家に持ち帰って大事に育てると、あっという間に一人前の女性へと成長する。彼女はかぐや姫と名付けられ、その美しさは多くの男性を魅了する。
         5人の貴公子は、かぐや姫を妻にしようと求婚する。だが、かぐや姫の要求する難題にこたえられず、かぐや姫を妻にすることはできなかった。かぐや姫の美しさは、帝の耳にまで入る。帝はかぐや姫に積極的に愛を伝え、自分の妻にしようとする。かぐや姫は帝の願いを断るが、帝とは文通を通じての交流を続け、親密な関係を保っていく。
         帝との文通が始まってから3年、かぐや姫は物憂げに月を眺め始める。なんと彼女は月の世界の人間だったのだ。もうすぐ月から迎えの使者が来て、彼女は月に帰らなければいけないらしい。翁や嫗、帝はかぐや姫との別れを惜しみ、月の使者に抵抗しようとする。しかし、抵抗も空しく、かぐや姫は帝、翁、嫗との別れに後ろ髪を引かれながら、月へと帰っていった。

         本書の要約は以上のようになるでしょう。ちなみに本書は、正式には『ビギナーズ・クラシックス 竹取物語』であり、初学者向けに現代語訳、原文、解説、歴史的背景を説明するコラムから構成されています。懐かしい古文の勉強にも、歴史の勉強にも、もちろん物語に関する教養を身につけるのにも役立ちます。
         例えば、日本文化における竹の神秘性、藤原氏批判としての『竹取物語』、当時の結婚観や女性観からみる『竹取物語』、月がもつ文化的意味、説話との類似性、当時の政治制度や社会的慣習との関係などが説明されています。この他にも多くのことが触れられています。日本史に詳しい方は、より良く理解できるかもしれません。

         さて、『竹取物語』を通読して、改めて感じたことは、かぐや姫の心の成長です。求婚してくる5人の貴公子とのやりとりでは、愛に邁進する人間が直面する危険、あるいは愛に踊らされる人間の滑稽さを、かぐや姫は学んだのかもしれません。そして、翁や嫗との触れ合いでは家族愛を、帝との交流では男女の愛の喜び、悲哀、葛藤を学んだのではないでしょうか。
         かぐや姫は何かの罪を犯して、月から地上世界へと送られました。また、その罪を何らかの方法で償ったからこそ、かぐや姫は月へと帰って行きました。罪とは何で、償いがなんであったかは明確にはされません。でも、もしかしたら、かぐや姫が地上世界で人間の心というものを知ったことが、「償い」だったのかもしれません。

         蛇足ですが、『竹取物語』を読んでみて、古文の単語、文法、古典常識などの基礎知識が不足していることを痛感しました。また、日本史(日本文化)の教養も不足していることを実感。日本史の概説書と、辞書を片手に地道にお勉強しないといけないですね。

         
        >> 続きを読む

        2015/01/20 by ゆうぁ

      • コメント 3件
    • 3人が本棚登録しています
      平家物語

      角川書店

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 昔授業でやったけど、出だしを暗記するくいらだったから、改めて内容を理解したくて手に取った。

        この本は、現代訳(解釈)をベースに、重要な箇所は原文(に近いもの)が載せてある。
        時代背景や、描かれていない当時の人間関係についてなども途中の解説によって理解することができるので、「大学時代は古典を研究しておりまして」みたいな人でなくても大丈夫。中学生の教科書みたいな感じ。

        小説の形式ではないので、物語として読みたい人は別の本を探した方がいいと思うけど、昔の言葉遣いなどに高揚するタイプの人はおすすめ。





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        2018/05/29 by REM

    • 2人が本棚登録しています
      時には懺悔を

      打海文三

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      •  あらすじから。
         探偵・佐竹は元上司に頼まれ、探偵スクールの研修生・中野聡子の代理教官をすることになる。その日の実習は、とある探偵事務所に盗聴器を仕掛けることだったが、事務所に忍び込むと、そこには死体が転がっていた。やがて佐竹と中野の調査線上に、一人の障がい児の存在が浮上する。

        「自分で悲哀の種を無尽蔵に作り出すくせに、とことん無力な人間というこの手に負えぬ生き物に、乾杯!」(p.224)

         この自虐的ながらいっそ清々しい物言い! このシンプルな力強さが著者の作品にある魅力だと思います。

         本作は探偵モノですが、名探偵○○! という感じではありません。主人公はしがないイメージのおっさんですし、業務はストーカーと紙一重です。見た目はおっさん、頭脳もおっさん。そして、その探偵っぷりは地味です。刑事は足だ、なんて言われますが、その倍ほど足を使うのが本作で描かれるリアルな探偵なんですね。

        「過去も現在も未来も、この稼業は人生の吹き溜まりだよ」(p.5)

        「探偵という職業に、重い荷物を背負わせようとしても無理がある」(p.242)

        「ロックは生き方だ、という言い方はありえるかもしれないが、探偵は生き方じゃない」
        「職業に徹しろと?」
        「そして、すべての職業は卑しい」(同上)

         いやー、夢がないです。でも、著者の作品にはなぜかいつも生命力を感じます。

         現実は恐らく理想とはかけ離れたものだと思います。決して公平ではなく、慈悲深くもないのでしょう。しかし、残酷ではないと思うのです。現実をあるがまま理解することができず、ねじ曲げてしまうのは人間の側なのではないでしょうか。

         人間の持つフィルターは、現実を違ったものに変えることができる素晴らしいものですが、過度な期待や悲観が時に他人を傷つけることがある。しかも、それは大抵無意識なものです。原罪とまでは言わなくとも、それはもう一つの性です。
         人間はきっと誰かを救うことができる、しかしそれができるということは、誰かを傷つけることもできてしまう。毎日のふとした瞬間に、そのことに思いを馳せることをするべきかもしれません。そして、時には懺悔を。
        >> 続きを読む

        2015/05/01 by あさ・くら

      • コメント 8件
    • 1人が本棚登録しています
      今日から(マ)のつく自由業!

      喬林知

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • カツアゲされていた同級生を助けようとしたら返り討ちにあってしまったユーリ。便器に顔をつけられそうになっているとなぜか水流にのまれてヨーロッパ風の異世界にたどりついてしまい!?

        異世界トリップファンタジー、ただし初トリップは公衆便所(女子トイレ)の便器から、しかも主人公のジョブは勇者じゃなくて魔王という話。

        結構昔の話になりますが、NHKでアニメ化されててそこから原作買いに走りました。

        初期はギャグ色が強いんですが、物語の根底にあるのはかなり重い話だったりします。
        種族の話だったり、戦争の話だったりと日本の一般的な家庭に生まれ育った主人公からするととうてい理解できないというかまるで実感がない話ですよね。

        色々あって、王様としてやってやる!と決意したところまでこの巻では語られています。

        何に一番驚いたかって、BLでもないのに男子高校生の婚約者が男性(80歳オーバー)なことでしょうか(笑)

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/144/】
        に感想をアップしています(2010年9月のものです)
        >> 続きを読む

        2014/01/11 by hrg_knm

      • コメント 4件
    • 3人が本棚登録しています
      今度は(マ)のつく最終兵器!

      喬林知

      角川グループパブリッシング
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 今度は銭湯から再び異世界にやってきたオレ・渋谷有利。
        魔王に就任したオレは魔剣・モルギフを探す旅に出かけることになるが――!?

        シリーズ第2弾です。
        銭湯から異世界へ移動して、オネエたちにもみくちゃにされたり、婚約者(♂)が密航してきたりと、別にBLじゃないのにいろいろすごくて驚きました。

        今回登場するお庭番・ヨザックの新米魔王に対する評価が辛口でちょっと驚きました。
        どうもあとの巻のイメージ(ユーリを認めて手助けしてくれる人ってイメージ)が強かったんですが、自分の命を預ける相手なわけですし、きちんと見極めようとするのは当然のことなんでしょうね。

        今回もラストは日本に戻ってくるわけですが、夜這いに言って世界を超えて逃げられたヴォルフラムはちょっとかわいそうでした(笑)

        【http://futekikansou.blog.shinobi.jp/Entry/160/】
        に感想をアップしています(2010年9月のものです)
        >> 続きを読む

        2014/01/25 by hrg_knm

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      アンジェリークEXTRA (角川ビーンズ文庫)

      高瀬 美恵

      5.0
      いいね!
      • 「アンジェリーク」を知っている事が前提。
        守護聖達、登場人物の普段の姿(ゲーム中では見れない姿?)が垣間見れる様な気がしました。(笑)
        このエクストラと題打ったシリーズ、全部で3冊あるけどレビューは面倒臭いんで纏めます。(一応番号ふっておきます)

        1.ストーリーはどれも面白く、人物像もイメージ通りに描かれていてかなり満足。
        ゲーム開始、女王試験より以前の設定でのオリジナルストーリーって事で、特に女性キャラに固執してない人でも素直に楽しめるのではないかと。

        2.しっかりしたストーリー構成の中にたま~に散りばめられたギャグに笑いつつ、それでいて各キャラともちゃんとカッコイイとこは魅せる!(爆笑)
        どの守護聖ファンにも納得出来る内容間違い無し、と太鼓判。(笑)

        3.内容の充実度は勿論、挿絵が由羅カイリさんなトコも嬉しかった。
        一般の世俗と隔絶された環境に生きる守護聖達、彼等のちょっと切ない面も良かったんすが、この巻の副題になってる「幻獣の楽園」よりも一緒に収録されてた「聖地パーフェクト・レシピ」の方が個人的には笑えて楽しかったかも。
        >> 続きを読む

        2019/01/17 by ちさと

    • 2人が本棚登録しています
      ほんじょの天日干。

      本上まなみ

      3.0
      いいね!
      • 大好きな本上まなみさんの本。


        散歩好きだった本上さんが、友達の薦めで買ったカメラで散歩のついでに
        あちらこちらで、パチリ。

        町中の猫チャンをパチリ。お花をパチリ。旅先でパチリ。料理をパチリ。
        写真だけでは、心もとないのでと、文章も補足でチョイト。


        私の一番のお気に入りの写真は、172ページの“まなみさんのポートレイト”です・・・・・とってもかわいい。

        本から切り離そうか、切り離したら何処に飾ろうか、もっか悩みのタネでおます。



        >> 続きを読む

        2015/01/01 by ごまめ

      • コメント 4件
    • 1人が本棚登録しています
      村上水軍興亡史 戦史ドキュメント

      森本繁

      学研マーケティング
      カテゴリー:日本史
      4.0
      いいね!
      • その勢力範囲の狭さから、歴史の表舞台で取り上げられる機会の少ない村上水軍。

        しかし、海上においての圧倒的な強さから戦国大名にも一定の影響力を及ぼしていたり、海賊的な側面や東南アジアまで勢力範囲を持っていたなど、魅力たっぷり。

        いずれ九鬼水軍との対比で分析してみたいと考えている。
        >> 続きを読む

        2013/09/24 by はにぃ

      • コメント 7件
    • 1人が本棚登録しています
      なっとくする集合・位相

      瀬山士郎

      講談社
      カテゴリー:数学
      5.0
      いいね!
      • 集合と位相という、数学の基礎を構成する数のつかまえ方を、分かりやすい言葉で論理式も使いながら説明してくれている。集合=数の連続した集まり。位相=数の部分的な環境、空間。という、「概念」で数学を捉えられている感覚を得られるので、数学用語の具体的なイメージや感覚をつかまえられるのではという気持ちが持てて嬉しい。 >> 続きを読む

        2018/04/08 by Katta

    • 2人が本棚登録しています
      ビゴ-が見た日本人 風刺画に描かれた明治

      清水勲

      講談社
      カテゴリー:洋画
      3.0
      いいね!
      • 教科書で見たことある画、ビゴーという人が書いたことは知っていたが、どういう経緯でその画を描くことになったのかはこの本で知った。古き良き日本が失われていく様を毒を持って描き続けたビゴーの目には今の日本はどの様に映るのだろうか? >> 続きを読む

        2013/06/15 by freaks004

      • コメント 3件
    • 1人が本棚登録しています
      暗闇の中で子供

      舞城王太郎

      講談社
      カテゴリー:小説、物語
      1.0
      いいね!
      • もうわけわかんない。静脈と動脈を繋いだときに、もうあかんわ、ってなった。これが分かる?人は、私とは違う世界に住んでる人だと思う。 >> 続きを読む

        2018/04/27 by たい♣

    • 4人が本棚登録しています
      背く子

      大道 珠貴

      5.0
      いいね!

      • 大道珠貴という作家が妙に気になっています。

        大道珠貴という人は、何か「いやあな感じ」を書くのが、とても上手な作家であるような気がします。
        すっとぼけた語り口で、いやあな事柄や気分を、てきぱきと書く。

        この「背く子」という作品は、春日という名の女の子の、三歳から六歳までの日々の、これは何と言ったらいいのだろう、「モノローグ」とも違う、「記録」とも違う、「写実」という言葉が一番近いような感じがするんですね。

        周囲の大人や自分の境遇に対する春日の違和感を、やはり、ここでもてきぱきと、大作なのにするっと読ませてしまう不思議な文章で、描いているんですね。

        登場する春日の父親が、妙な人物で、気が小さくて、そのくせ勝手気儘。
        家族に自分を「ダーリン」と呼ばせる。

        むろん、母親も妙な人物で、鬱屈しているんだか、夫をしんそこ愛しているんだか、夫を軽蔑しているんだか、さっぱりわからない。

        子供の視点で書かれた小説と言えば、中勘助の「銀の匙」や谷崎潤一郎の「或る少年の怯れ」や福永武彦の「夢みる少年の昼と夜」などを、私は思い浮かべますが、これら少年の視点で描かれた、夢と現実の境がゆらめくような世界に較べると、この作品は、ひどく現実的で容赦がないんですね。

        春日の目を通した、性のことも生活の細部も死も、何もかもが明晰で、夢や曖昧な希望というものが、全然ないんですね。

        良くできた小説は、たくまずして「今」を映すものだと私は思います。
        この作品は、「今」という時代のいやあな感じを、実に見事に描いていると思います。

        良くできた小説はまた、人に悦びを与えると思うんですね。
        この作品の悦びは、言葉の運びの気持ちよさと、春日のハードボイルドな視線の小気味良さにあるような気がします。

        私は、小躍りの気分のまま、最後まで一気に読んでしまいましたね。

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        2018/12/25 by dreamer

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