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2002年1月発行の書籍

人気の作品

      探偵ガリレオ

      東野圭吾

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.9
      いいね! ooitee

      • このご存知、福山雅治が偏屈な物理学者・湯川学を演じて人気を博した"ガリレオシリーズ"の第一作品集「探偵ガリレオ」をワクワクしながら読了。

        著者の東野圭吾は、大手自動車部品メーカーDENSOでエンジニアとして勤務していた著者が、「自分の持っている理系の知識を駆使して小説を書いてみたい」との思いで執筆したと言われています。

        だから、このシリーズは、"理系・東野圭吾"を代表する科学トリック満載の作品群になっていると思う。

        裏話として、著者の執筆時の湯川学のイメージは、佐野史郎だったという事ですが、これはやはり福山雅治にして大正解だったと思いますね。
        佐野史郎は、どうも怪獣オタクのイメージやマザコンのイメージが強すぎるし、それにあまり知性が感じられませんからね。

        このガリレオ先生ですが、非常に謎が多い人物で、バトミントンが得意でお酒は嗜むくち、コーヒーはインスタントコーヒーが好きで煙草が嫌い。話すとじんましんが出るほどの子供嫌い。

        「論理的でないこと」が大嫌いで、非常に理屈っぽいが、知的好奇心には素直に従う真の科学者という設定なんですね。
        口癖として、「いいじゃないか。実に論理的だ」とか「僕は自分の探求心を満足させたかっただけだ」という台詞をよく口にする。

        ただ、こんな際立った個性で人物像は見えてくるものの、家族や住まいなどのプライベート情報は皆無。年齢不詳で、配偶者はいない。

        この「探偵ガリレオ」には5篇収録されています。
        「燃える」---街で騒音を撒き散らしていた若者たちの一人が焼死し、四人が重軽傷を負った。
        死亡した若者の頭から突如、炎が上がって焼死したと言うのだ。

        特に熱源のない場所で自然発火が起こるという超常現象の謎を、湯川はいかにして謎を解くのか?

        「転写る」---中学生が公園の池から、アルミニウム製のマスクを引き上げた。石膏を流し込むと、精巧な像ができるデスマスクだ。
        そして、池の底で、失踪していた歯科医の他殺死体が発見された。

        捜査に当たった湯川の盟友・草薙刑事は、容疑者のアリバイを崩せないばかりか、なぜ池にデスマスクができたのか、訳がわからず苦慮していた。

        思い余った草薙は、帝都大学理工学部の湯川の研究室を訪ねる。
        湯川の物理実験で、デスマスクの謎が明かされるとともに、犯人のアリバイ工作の真相も明かされる。
        この短篇では、湯川がインスタントコーヒーを愛飲する理由が語られるのも、湯川ファンとしては、面白かったですね。

        「壊死る」---高崎邦夫という男が、自宅の浴室で謎の死を遂げた。
        死因は心臓麻痺だが、死体の右胸の一部の細胞が壊死していたのだ。

        この短篇は、最初から犯人が明かされていて、ハウダニット、つまりどうやって殺したのか? という謎で物語を引っ張っていくんですね。

        「爆ぜる」---湘南海岸で謎の爆発が起こり、ビーチマットで回遊していた女性が死亡した。
        この事件が管轄外であった草薙刑事は、三鷹市内で起こった撲殺事件を追っていた。

        この事件の被害者が帝都大学工学部出身のエンジニアだったこともあり、湯川は捜査に協力するが、やがて学内の人間関係が事件に関係している事が判明する。

        そして同時に、湘南海岸の爆発との意外な関係が明らかになっていき、爆発事件の原因の解明とともに、撲殺事件の犯人探しが並行して行われる。

        草薙に先行して、独自に捜査を行なう湯川が、犯人の企みを未然に防げるかというサスペンスが堪能できる。

        「離脱る」---杉並区のマンションで、28歳の女性の他殺死体が発見された。
        捜査を進めた草薙刑事は、栗田という保険外交員の身柄を拘束する。
        解決は目前に思われたが、思わぬ事から暗礁に乗り上げる。

        犯行当日、栗田が現場から遠く離れた所にいたという目撃証言が持ち込まれたのだ。
        しかもそれは、なんと幽体離脱をした少年の証言だった-------。

        幽体離脱というオカルト現象の解明というテーマは、次作の「予知夢」に収録された5作の短編に通じているんですね。
        この短篇は、犯人探しよりも、種明かしに重点が置かれていて、そこがとても興味深かったですね。

        >> 続きを読む

        2018/11/13 by dreamer

    • 他9人がレビュー登録、 95人が本棚登録しています
      鋼の錬金術師 - 1

      荒川弘

      スクウェア・エニックス
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.2
      いいね!
      • 2018/2コミック1冊目(通算6冊目)。一応再読。アニメ版は最初のシリーズは視聴済み。今更だけど、コミックながら世界観が際立っていて、非常に面白く読める。エドとアルのドタバタなやり取りは、女性作者らしくほのぼのと笑える雰囲気が漂うかな。男性女性問わず人気があるのがよくわかる。前読んだ時は途中で投げた覚えがあるので、今度は集中して全巻読み進めていきたいと思う。

        >> 続きを読む

        2018/02/02 by おにけん

    • 他4人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      のだめカンタービレ

      二ノ宮知子

      講談社
      カテゴリー:漫画、挿絵、童画
      4.3
      いいね!
      • 音楽大学が舞台になっていて'のだめ'こと野田恵と自分のことを俺様と言ってしまうほど自信過剰な天才千秋真一を中心に描いたクラシック漫画?です。

        クラシックと聞いて硬いイメージを持たれる方もいるかと思いますが、本当にクラシック関係あるのかと思うくらいギャグが盛り込まれていて全巻に笑える要素があります笑

        サクサク読めますし、気づいたら次の巻を早く読みたい!って状態になるほどです。

        ドラマも放送されていてそちらもかなり笑えます!
        是非見てみてほしい作品の一つです。

        ちなみにドラマの舞台になった音大に友人がいるのですが千秋君のような天才イケメンは一人もいないとのこと.......
        >> 続きを読む

        2014/07/07 by Ject

      • コメント 4件
    • 他3人がレビュー登録、 9人が本棚登録しています
      光と影の誘惑

      貫井徳郎

      集英社
      カテゴリー:小説、物語
      3.8
      いいね! ooitee

      • 貫井徳郎は、自分の本領は長篇にあるとし、短編は向いていないとまで語っていますが、この「光と影の誘惑」は、初期の中篇と書き下ろし中篇を二篇ずつ収録している。

        表題作の「光と影の誘惑」は、鬱屈した男たちの一億円強奪計画を描いていて、スマートな騙り技巧が冴え、中篇でも著者の必殺技は見事に開花していると思う。

        出生の秘密をめぐる語り手の推理によって、家族の前史が論理パズルのように形を変えていく「我が母の教えたまいし歌」の結末の不意打ちは、実に強烈だ。

        二重三重に仕掛けを施したプロットが走り出したら止まらない「長く孤独な誘拐」の結末の着地点には、驚くべきものがある。

        「二十四羽の目撃者」は、サンフランシスコの動物園での、日系のラーメン屋店主の死の真相を、女上司に振り回されっぱなしの保険調査員の"おれ"が、ぼやきながらも聞き込みで洗い出すという異色作だ。

        コミカルでトホホな私立探偵小説ふうのこの作品集が、最も本格コアな着想で書かれているのも興味深い。

        いずれの作品も、流麗な筋運びで"本格魂"の作用域をどこまで広げられるかという、楽しくて魅力的な挑戦をしていると思いますね。

        >> 続きを読む

        2018/10/15 by dreamer

    • 他3人がレビュー登録、 6人が本棚登録しています
      三谷幸喜のありふれた生活

      三谷幸喜

      朝日新聞出版
      4.0
      いいね!
      • 図書館にて。
        最近割りと頭使う本を読んでいたので、なにも考えずに笑える本をと思い、ちょいとイタズラ心も働いてカウンターにいる図書館のお姉さんにお勧めがないかと尋ねてみる。いやきっと本好きなんだからそゆこと聞かれたらむしろやる気がでて楽しいはず!私だったらそうだ(そして正直ちょっと面倒くさいと思うはず)

        若いお姉さんは困惑顔をみせるわけでもなく、アルバイトの新人店員さんが「これはマニュアルにない。教わっていない。対応がわからない、まずい。」というような申し訳なさ顔で奥の先輩?図書館員の方を呼んでくる。すんません。

        例えば、と聞かれ、最近だと清水みちこさんのエッセイなんかが笑えました、と答え(「主婦と演芸」というタイトルだった記憶している。この本もお勧め!)そこからこちらが導かれたようです。清水みちこさんと三谷さんはラジオもやってますもんね!その発想が、たまたま私が知っている世界だっただけだがサブカルっぽくてなんだかうれしい。

        ありふれた生活、新聞でもチラチラと読んだことあったんですがこんなに前から連載が続いてたんですね~
        >> 続きを読む

        2015/08/10 by nananann55

      • コメント 1件
    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      徒然草

      角川書店 , 吉田兼好

      角川グループパブリッシング
      4.2
      いいね!
      • 生きていく上で大切にしたいなーってことが書いてある、いつの時代も大切なことは変わらないのだなーっと! >> 続きを読む

        2016/09/24 by asa_chann

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      奇貨居くべし 春風篇 (中公文庫)

      宮城谷昌光

      中央公論新社
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 王欣太さんの『達人伝』で関心を抱いた呂不韋の小説と知って飛びついた。

        『古代中国といえば三国志』な私にとって三国志の前にあたる時代の中国を舞台にした話はとても新鮮だったが、『達人伝』の腹黒でスケコマシでスカした呂不韋像が既に頭にこびりついてしまっているので本書の少年呂不韋にはかなりの違和感が(^◇^;)

        呂不韋が三国志の郭嘉と同郷だということを知った時は吃驚したなあ・・・。
        >> 続きを読む

        2018/03/15 by kikima

    • 他2人がレビュー登録、 5人が本棚登録しています
      リカ

      五十嵐貴久

      幻冬舎
      カテゴリー:小説、物語
      4.0
      いいね!
      • 匿名

        2002/2/10

        2018/05/30

        読了

        第2回
        ホラーサスペンス大賞
        大賞受賞作
        >> 続きを読む

        2018/04/03 by 匿名

    • 他2人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      うたかたの日々

      伊東守男 , ボリス・ヴィアン

      早川書房
      カテゴリー:小説、物語
      4.5
      いいね!
      • 文化祭準備やら進路のことやらに集中しなきゃいけないこの時期、ひと段落するまで図書室には近づかない!新しい本は読み始めない!と決心していたのに、授業数が余ったとか言う現代文の先生が授業を読書時間にしたせいで久しぶりに図書室に行くことに。
        いや先生、授業で本読めるのすごくいいんだけど、大賛成なんだけど、なんでこのタイミング?1時間読んだらもっと読みたくなるじゃん?最後まで読みたくなるじゃん?今私たち忙しいじゃん?
        そしてこれを読み終わったら勉強なんて手がつけられない。なんて表現していいかわからないけど、すてきすぎる。いろいろ終わったらもう一度読んでみたいと思う。
        >> 続きを読む

        2016/09/15 by Magy

      • コメント 6件
    • 他1人がレビュー登録、 4人が本棚登録しています
      翔ぶが如く

      司馬遼太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 長かった。長い戦いだった。そう思った。が、、
         
        10巻もの長大作だというのに、
        明治維新後の征韓論争から西南戦争にかけて、
        たった5年ほどの物語だったことに驚いた。
          
        登場人物の数だけエピソードがあり、
        そのぶん物語が濃密になったからだ。
          
        この物語に「主役」はいない。
         
        維新の立役者「西郷隆盛」という、
        あくまでも「主軸」の存在があるだけだった。
         
        「西郷隆盛」をカリスマとして慕う元・士族達。
        「西郷隆盛」の力を恐れる新政府。
        「西郷隆盛」と薩摩藩に怨みをもつ他藩の士族達。
         
        そして、、
        「西郷隆盛」と共に戦ってきた戦友から
        政敵へと変わった大久保利通。
          
        「西郷隆盛」を取り囲む人々のさまざまな想い全てが
        西南戦争への起因になってしまったように思う。
         
        ラストの城山の決戦から紀尾井坂の変までは、
        それぞれの葛藤が浮き彫りになって
        切なすぎて辛すぎて胸がしめつけられそうだった。
          
        「西郷隆盛」の存在があまりにも大きく、
        動かした歴史が大きすぎた。
         
        薩摩軍も新政府軍もその大きさに翻弄され、
        「これで良かったのか」
        各局面で誰もが一度は頭によぎったはず。
          
        だけど、批判されてでも貫き通し、
        たくさんの命と引き換えにつくりあげた改革が
        今の時代をつくってるのなら、、
          
        「正しかった」
         
        今を生きる私たちがそう思う事で
        彼らの歴史は証明されるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2019/02/07 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      翔ぶが如く

      司馬遼太郎

      文藝春秋
      カテゴリー:小説、物語
      3.5
      いいね!
      • 長かった。長い戦いだった。そう思った。が、、
         
        10巻もの長大作だというのに、
        明治維新後の征韓論争から西南戦争にかけて、
        たった5年ほどの物語だったことに驚いた。
          
        登場人物の数だけエピソードがあり、
        そのぶん物語が濃密になったからだ。
          
        この物語に「主役」はいない。
         
        維新の立役者「西郷隆盛」という、
        あくまでも「主軸」の存在があるだけだった。
         
        「西郷隆盛」をカリスマとして慕う元・士族達。
        「西郷隆盛」の力を恐れる新政府。
        「西郷隆盛」と薩摩藩に怨みをもつ他藩の士族達。
         
        そして、、
        「西郷隆盛」と共に戦ってきた戦友から
        政敵へと変わった大久保利通。
          
        「西郷隆盛」を取り囲む人々のさまざまな想い全てが
        西南戦争への起因になってしまったように思う。
         
        ラストの城山の決戦から紀尾井坂の変までは、
        それぞれの葛藤が浮き彫りになって
        切なすぎて辛すぎて胸がしめつけられそうだった。
          
        「西郷隆盛」の存在があまりにも大きく、
        動かした歴史が大きすぎた。
         
        薩摩軍も新政府軍もその大きさに翻弄され、
        「これで良かったのか」
        各局面で誰もが一度は頭によぎったはず。
          
        だけど、批判されてでも貫き通し、
        たくさんの命と引き換えにつくりあげた改革が
        今の時代をつくってるのなら、、
          
        「正しかった」
         
        今を生きる私たちがそう思う事で
        彼らの歴史は証明されるのかもしれない。
        >> 続きを読む

        2019/02/07 by NOSE

    • 他1人がレビュー登録、 7人が本棚登録しています
      ザ・ゴ-ル 思考プロセス

      三本木亮 , GoldrattEliyahu M

      ダイヤモンド社
      カテゴリー:小説、物語
      5.0
      いいね! tomato
      •  制約理論を紹介した小説 第2弾です。
        前作から登場人物などが引き継がれており、
        先が気になってどんどん読み進みます。

         こんなに見事に問題解決できるものかと思うほどに、
        制約理論の思考プロセスの有効性がストーリーにのって
        紹介されていきます。
        でもかなり納得できる内容。
        きちんと理解&運用できればビジネスの場だけではなく
        実生活でもとても役に立ちそうな理論です。

         前作よりも登場するツールが多いし、
        なんの前フリもなく出てくる専門用語に面食らうかもしれませんが
        読んでいる内にそこそこ分かった気持ちにはなれます。
        しかし、ちゃんと理解するためには
        自分で整理し練習することが不可欠なことは間違いありません。

         そういった意味では若干 読者を選ぶ本ですが、
        非常に有用な理論を紹介してくれたものなので
        是非たくさんの方に読んでいただきたい一冊です。
        その際はもちろん前作「サ・ゴール」から読んでくださいね。
        >> 続きを読む

        2015/02/03 by kengo

    • 他1人がレビュー登録、 13人が本棚登録しています
      日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

      森下典子

      飛鳥新社
      カテゴリー:茶道
      4.0
      いいね! Moffy
      •  よかった。とてもよかった。
         一篇一篇に心を打たれた。

         読書時、良い句に出会った時は手帳に書き残しているが、この一冊本当に多く残せる句があった。

         特にこの一句が大好き:
         「世の中には『すぐわかるもの』と、『すぐにはわからないもの』の二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、すぐにわからないものは......何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、『別もの』に変わっていく。」

         じわじわわかりだしたものが、より深みを持つ。
         何事も焦らず、何度も何度も諦めずに感じ続けることの大切さがわかった。

         小さいこと一つ一つに「儀式感」を持つことで、より丁寧に、より大切にできる。
         小さい瞬間を大事にすることで、人生も大事にできる。
        >> 続きを読む

        2018/02/06 by deco

    • 他1人がレビュー登録、 3人が本棚登録しています
      愛のひだりがわ

      筒井 康隆

      1.0
      いいね!
      •  amazonの評価が高かったので読んでみたのですが、
        個人的には読んだ時間を返してほしいほど
        面白さがわかりませんでした。
         
         作者は筒井康隆氏。
        「時をかける少女」などの作品で知られ、
        小松左京氏、星新一氏と並んで
        「SF御三家」とも称されているそうなので
        期待して手に取ったのですが、
        完全に期待はずれでした。
         
         ジュブナイルというか
        子供向けの小説なのかもしれませんが、
        何歳程度をターゲットにしているのか判然としません。
         
         文章はやさしく分かりやすいです。
        でもストーリー展開は突飛です。
        主人公が小学生ということもあるのでしょうが、
        考えや行動が短絡的過ぎます。
         
         時代設定が近未来で、
        警察機構がほぼ崩壊しており
        北斗の拳の世界といまの社会の中間くらいのイメージなのですが、
        そんな中をそもそも女の子が一人旅なんか出来るわけがありません。

         お話だから良いんだ、と片付けようとしても、
        リアリティを放棄してまで膨らませようとした
        設定の面白さも あまり感じませんでした。
         
         主人公が子供過ぎて魅力的じゃないせいかもしれませんが、
        彼女を助けようと いろんな人が出てきて
        それなりにいろんな事件も起きるのですが、
        すべて陳腐に見えます。
         
         子供を対称にしているはずなのに
        北斗の拳のヒャッハー感がベースになっている事柄や
        記載が多いのも腑に落ちません。
         
         面白く感じている方も非常に多い作品なのですが、
        残念ながら私には良さが全く理解できませんでした。
        >> 続きを読む

        2017/07/29 by kengo

    • 1人が本棚登録しています
      ジーキル博士とハイド氏

      ロバート・ルイス・スティーヴンソン , 海保真夫

      岩波書店
      カテゴリー:小説、物語
      3.0
      いいね!
      • 醜悪であらゆる人を不快にする男ハイドと、高名で紳士な博士ジキル、正反対の性格を持つ二人の人物の関係を探るミステリーです。

        ネタばれしてしまうと、この二人、二人ではありません。
        二重人格を扱った小説の代表格です。

        最初は、二重人格を取り扱った代表的小説を読んでおかねば、と思って手に取ったのですが、
        どんな善人の心にも潜む悪へのあこがれが不気味に描かれていて、二重人格ではない(と思っている)人が読んでも他人事には思えない恐ろさがあります。
        >> 続きを読む

        2015/05/07 by メガネ萌え

      • コメント 5件
    • 1人が本棚登録しています
      ハムレット

      野島秀勝 , ウィリアム・シェイクスピア

      岩波書店
      カテゴリー:戯曲
      3.7
      いいね!
      • フムフム。
        しかし最後は殺戮現場を想像すれば、ロミオとジュリエットのように死体、死体、血、血・・・

        ってグロテスクなんだろうな~

        しかし、作品世界として今後の世の中で真実として受け継ぐには、あの時代、ホイレショーにかかっている。歪曲に真実が曲がらないように活字でも残さないと。

        今、アメフト問題なんかもそうだけど、真実!を伝える事の難しさと言うか証明というか、、、をも感じる。

        狂気じみた演技をするハムレットなど、恨みつらみ。

        いろいろ復讐劇だったり、

        ん~~~~~ん

        古今東西、

        人間の感情の不易!

        そしてあの時代にしろ、今のネット時代にしろ、真実の証明・・・の交錯、迷路。

        などなど、

        う~・・・

        考える。

        生の劇があれば見に行ってみたい作品です。演技、演劇として。
        >> 続きを読む

        2018/05/30 by ジュディス

    • 7人が本棚登録しています
      戦争責任

      家永三郎

      岩波書店
      カテゴリー:日本史
      4.0
      いいね!
      • 戦争責任について知りたいと思い、一番最初に読み始めた本。

        2014/09/23 by Wataru

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      駆け抜ける蒼き宿命―ダルリアッド (角川ビーンズ文庫)

      駒崎 優

      4.0
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      • 気まぐれな闘神ルーグに愛された美貌の若者ダルリアッドは不老不死の身にされるが、ずっと死を願っている。本当の名前すら明かさず、ルーグに「嘆き」を意味するトゥーレと呼ばれる。

        不毛の愛に翻弄されるルーグも哀しいが、ルーグの画策に巻き込まれる人間の運命もやるせない。すべてがうまく収まっても、トゥーレの嘆きは果てしなく続く。

        無駄に人称代名詞の多い文章が読みにくくて閉口したが、面白いファンタジーだった。「裏僕」の絵師さんの挿絵に大満足。
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        2017/08/24 by Kira

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      傭兵の二千年史

      菊池良生

      講談社
      4.0
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      • 傭兵。お金で雇われた兵隊。

        「売春」が世界最古の職業ならば、「傭兵」は世界で2番目に古い職業かもしれない、という記述で始まる本書。
        ナショナリズムとは無縁の傭兵の歴史を見る事で、逆説的にナショナリズムの成立の仕組みを探っていこうとしている、と謳っている。

        が、最終的に「ナショナリズムの成立の仕組み」として、持ち出されるのは「外国の脅威」
        間違いではないと思うが、それだけ?という気もする。
        なんとなく、でしかないが、今一歩、迫りきれていない、という印象を受ける。

        ただ、「傭兵の歴史」の方は面白い。
        「傭兵」と聞くと、「戦闘のプロ」という印象を受けるが、(特に初期は)食い詰めた人が武器を持って寄り集まった集団。
        「雇い主」がいれば「傭兵」だが、いなければ「盗賊」
        元を正せば、どこの馬の骨とも分からないのに、「ナントカ騎士団」とか、宗教的な「箔」をつけたりする。

        また、リーダーに経営者的な能力がなければ、たちまち飢えてしまうので、その組織は、わりと民主主義的だったりするのが意外と言えば意外。

        それにしても、中世のヨーロッパの傭兵団は、やることがムチャクチャ。
        無理矢理、徴兵したり、「雇い主」からもらった特例を拡大解釈しまくって、勝手に税金を取ったり・・・。
        まさに「盗賊」

        もっとも「雇い主」の方も、傭兵団を雇って、戦わせるだけ戦わせておきながら、給料の支払いを渋るとかいう事を平然とやったりするので、どっちもどっち、という感じはする。

        やがて、近代に近づくにつれて、「規律」が重要視されるようになる。
        組織的に動くために日頃から訓練を行わねばならず、それには「一時雇い」より、「常備軍」が必要とされ、次第に傭兵の役割は小さくなっていく。
        ただし、無くなってはいない。

        中世の傭兵のムチャクチャぶりをみると、次の言葉が思い浮かぶ。
        「軍隊とは、その国家において、最大の組織された暴力集団」 by ヤン・ウェンリー(田中芳樹「銀河英雄伝説」)

        傭兵と軍隊は別ではあるが、一皮剥けば、そんなに違いはない感じはする。
        本質的に「危険」なものである以上、統制されなければならないと思う。

        が、「危険性」に目をつむり、安易に「使用」する事を語る人が多くなっているように思えるのは気のせいか・・・。
        >> 続きを読む

        2014/01/26 by Tucker

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      現代アラブの社会思想 (講談社現代新書)

      池内 恵

      4.5
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      • ・10年以上前の古い内容だが、著者が好きなので読了
        ・急進左翼とイスラーム主義
        ・人民闘争論とイスラーム的解決論が敗退した後、陰謀史観と終末論(+オカルト要素)が混合した社会思想が生まれた >> 続きを読む

        2017/07/06 by michi2011

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出版年月 - 2002年1月発行,出版の書籍 | 読書ログ - 読書ファンが集まる読書レビューサイト

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